『歯科衛生学シリーズ』の誕生―監修にあたって
全国歯科衛生士教育協議会が監修を行ってきた歯科衛生士養成のための教科書のタイトルを,2022年度より,従来の『最新歯科衛生士教本』から『歯科衛生学シリーズ』に変更させていただくことになりました.2022年度は新たに改訂された教科書のみですが,2023年度からはすべての教科書のタイトルを『歯科衛生学シリーズ』とさせていただきます.
その背景には,全国歯科衛生士教育協議会の2021年5月の総会で承認された「歯科衛生学の体系化」という歯科衛生士の教育および業務に関する大きな改革案の公開があります.この報告では,「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進をはかり,生活の質の向上に資するためのもの」を「歯科衛生」と定義し,この「歯科衛生」を理論と実践の両面から探求する学問が【歯科衛生学】であるとしました.【歯科衛生学】は基礎歯科衛生学・臨床歯科衛生学・社会歯科衛生学の3つの分野から構成されるとしています.
また,これまでの教科書は『歯科衛生士教本』というような職種名がついたものであり,これではその職業の「業務マニュアル」を彷彿させると,看護分野など医療他職種からたびたび指摘されてきた経緯があります.さらに,現行の臨床系の教科書には「○○学」といった「学」の表記がないことから,歯科衛生士の教育には学問は必要ないのではと教育機関の講師の方から提言いただいたこともありました.
「日本歯科衛生教育学会」など歯科衛生関連学会も設立され,教育年限も3年以上に引き上げられて,【歯科衛生学】の体系化も提案された今,自分自身の知識や経験が整理され,視野の広がりは臨床上の疑問を解くための指針ともなり,自分が実践してきた歯科保健・医療・福祉の正当性を検証することも可能となります.日常の身近な問題を見つけ,科学的思考によって自ら問題を解決する能力を養い,歯科衛生業務を展開していくことが,少子高齢化が続く令和の時代に求められています.
科学的な根拠に裏付けられた歯科衛生業務のあり方を新しい『歯科衛生学シリーズ』で養い,生活者の健康に寄与できる歯科衛生士として社会に羽ばたいていただきたいと願っております.
2022年2月
一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会理事長
眞木吉信
発刊の辞
歯科衛生士の教育が始まり70年余の経過を経た歯科衛生士の役割は,急激な高齢化や歯科医療の需要の変化とともに医科歯科連携が求められ,医科疾患の重症化予防,例えば糖尿病や誤嚥性肺炎の予防など,う蝕や歯周病といった歯科疾患予防の範囲にとどまらず,全身の健康を見据えた口腔健康管理へとその範囲が拡大しています.
日本政府は,経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」で,口腔の健康は全身の健康にもつながることから,生涯を通じた歯科健診の充実,入院患者や要介護者をはじめとする国民に対する口腔機能管理の推進,歯科口腔保健の充実や地域における医科歯科連携の構築,歯科保健医療の充実に取り組むなど,歯科関連事項を打ち出しており,2022年の現在においても継承されています.特に口腔衛生管理や口腔機能管理については,歯科口腔保健の充実,歯科医療専門職種間,医科歯科,介護・福祉関係機関との連携を推進し,歯科保健医療提供の構築と強化に取り組むことなどが明記され,徹底した予防投資や積極的な未病への介入が全身の健康につながることとして歯科衛生士の活躍が期待されています.
歯科衛生士は,多くの医療系職種のなかでも予防を専門とする唯一の職種で,口腔疾患発症後はもちろんのこと,未病である健口のうちから介入することができ,予防から治療に至るまで,継続して人の生涯に寄り添うことができます.
このような社会のニーズに対応するため歯科衛生学教育は,歯・口腔の歯科学に留まらず,保健・医療・福祉の広範囲にわたる知識を学ぶことが必要となってきました.
歯科衛生学は「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進をはかり,生活の質の向上に資するためのものを『歯科衛生』と定義し,この『歯科衛生』を理論と実践の両面から探求する学問が歯科衛生学である」と定義されます.そこで歯科衛生士の学問は「歯科衛生学」であると明確にするために,これまでの『歯科衛生士教本』,『新歯科衛生士教本』,『最新歯科衛生士教本』としてきた教本のタイトルを一新し,『歯科衛生学シリーズ』とすることになりました.
歯科衛生士として求められる基本的な資質・能力を備えるため『歯科衛生学シリーズ』は,プロフェッショナルとしての歯科衛生学の知識と技能を身につけ,保健・医療・福祉の協働,歯科衛生の質と安全管理,社会において貢献できる歯科衛生士,科学的研究や生涯にわたり学ぶ姿勢を修得する教科書として発刊されました.これからの新たな歯科衛生学教育のために,本書が広く活用され,歯科衛生学の発展・推進に寄与することを願っています.
本書の発刊にご執筆の労を賜った先生方はじめ,ご尽力いただいた医歯薬出版株式会社の皆様に厚く御礼申し上げ,発刊の辞といたします.
2022年2月
歯科衛生学シリーズ編集委員会
高阪利美** 眞木吉信* 合場千佳子 石川裕子 犬飼順子
片岡あい子 遠藤圭子 佐藤 聡 白鳥たかみ 末瀬一彦
戸原 玄 畠中能子 前田健康 升井一朗 水上美樹
森崎市治郎 山田小枝子 山根 瞳 吉田直美
(**編集委員長,*副編集委員長,五十音順,2024年1月現在)
執筆の序
『歯科衛生学シリーズ』誕生に合わせ,「微生物学」の教科書も全面的に改訂いたしました.本シリーズの理念である「歯科衛生を理論と実践の両面から探求する」ため,歯科衛生士養成課程での教育と歯科診療室での臨床の両経験を有する5名が執筆を担当しました.令和4年改定版の歯科衛生士国家試験出題基準に準拠するのは勿論のこと,毎年アップデートされるさまざまな感染症の最新情報についても,「歯科衛生学」の関連知見を必要十分に網羅しました.
本書の執筆・編集に際しては,「歯科衛生学」における「微生物学」を再定義することから始めています.従来の『最新歯科衛生士教本』の「微生物学」では,医師・看護師養成課程の教科書の抜粋版の後半に,歯科医師・歯科衛生士に必須な情報が付加されたように思われたからです.そこで本書では,まず前半に口腔微生物各論(う蝕と歯周病の細菌学など)や感染予防に関わる総論(歯科における消毒や滅菌など)を配置しました.そして引き続き,「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進」をはかる学問を修めるため,歯科に関連する全身感染症,免疫やアレルギーの項へと展開させています.
一方で,これまでの『最新歯科衛生士教本』にて涵養された「考える歯科衛生士を育てる」という理念は,新たな『歯科衛生学シリーズ』の本書でも継承しています.到達目標の明示,用語解説,ならびにClinical Pointなどの体裁については,先達が確立された素晴らしいスタイルを踏襲するよう心掛けています.
本シリーズの教科書が,次世代の「歯科衛生学」を担う学生皆さんの一助となることを願っています.最後になりましたが,執筆・編集にご尽力をいただいた全ての方に深謝申し上げます.
2023年12月
編集委員 寺尾 豊
全国歯科衛生士教育協議会が監修を行ってきた歯科衛生士養成のための教科書のタイトルを,2022年度より,従来の『最新歯科衛生士教本』から『歯科衛生学シリーズ』に変更させていただくことになりました.2022年度は新たに改訂された教科書のみですが,2023年度からはすべての教科書のタイトルを『歯科衛生学シリーズ』とさせていただきます.
その背景には,全国歯科衛生士教育協議会の2021年5月の総会で承認された「歯科衛生学の体系化」という歯科衛生士の教育および業務に関する大きな改革案の公開があります.この報告では,「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進をはかり,生活の質の向上に資するためのもの」を「歯科衛生」と定義し,この「歯科衛生」を理論と実践の両面から探求する学問が【歯科衛生学】であるとしました.【歯科衛生学】は基礎歯科衛生学・臨床歯科衛生学・社会歯科衛生学の3つの分野から構成されるとしています.
また,これまでの教科書は『歯科衛生士教本』というような職種名がついたものであり,これではその職業の「業務マニュアル」を彷彿させると,看護分野など医療他職種からたびたび指摘されてきた経緯があります.さらに,現行の臨床系の教科書には「○○学」といった「学」の表記がないことから,歯科衛生士の教育には学問は必要ないのではと教育機関の講師の方から提言いただいたこともありました.
「日本歯科衛生教育学会」など歯科衛生関連学会も設立され,教育年限も3年以上に引き上げられて,【歯科衛生学】の体系化も提案された今,自分自身の知識や経験が整理され,視野の広がりは臨床上の疑問を解くための指針ともなり,自分が実践してきた歯科保健・医療・福祉の正当性を検証することも可能となります.日常の身近な問題を見つけ,科学的思考によって自ら問題を解決する能力を養い,歯科衛生業務を展開していくことが,少子高齢化が続く令和の時代に求められています.
科学的な根拠に裏付けられた歯科衛生業務のあり方を新しい『歯科衛生学シリーズ』で養い,生活者の健康に寄与できる歯科衛生士として社会に羽ばたいていただきたいと願っております.
2022年2月
一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会理事長
眞木吉信
発刊の辞
歯科衛生士の教育が始まり70年余の経過を経た歯科衛生士の役割は,急激な高齢化や歯科医療の需要の変化とともに医科歯科連携が求められ,医科疾患の重症化予防,例えば糖尿病や誤嚥性肺炎の予防など,う蝕や歯周病といった歯科疾患予防の範囲にとどまらず,全身の健康を見据えた口腔健康管理へとその範囲が拡大しています.
日本政府は,経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」で,口腔の健康は全身の健康にもつながることから,生涯を通じた歯科健診の充実,入院患者や要介護者をはじめとする国民に対する口腔機能管理の推進,歯科口腔保健の充実や地域における医科歯科連携の構築,歯科保健医療の充実に取り組むなど,歯科関連事項を打ち出しており,2022年の現在においても継承されています.特に口腔衛生管理や口腔機能管理については,歯科口腔保健の充実,歯科医療専門職種間,医科歯科,介護・福祉関係機関との連携を推進し,歯科保健医療提供の構築と強化に取り組むことなどが明記され,徹底した予防投資や積極的な未病への介入が全身の健康につながることとして歯科衛生士の活躍が期待されています.
歯科衛生士は,多くの医療系職種のなかでも予防を専門とする唯一の職種で,口腔疾患発症後はもちろんのこと,未病である健口のうちから介入することができ,予防から治療に至るまで,継続して人の生涯に寄り添うことができます.
このような社会のニーズに対応するため歯科衛生学教育は,歯・口腔の歯科学に留まらず,保健・医療・福祉の広範囲にわたる知識を学ぶことが必要となってきました.
歯科衛生学は「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進をはかり,生活の質の向上に資するためのものを『歯科衛生』と定義し,この『歯科衛生』を理論と実践の両面から探求する学問が歯科衛生学である」と定義されます.そこで歯科衛生士の学問は「歯科衛生学」であると明確にするために,これまでの『歯科衛生士教本』,『新歯科衛生士教本』,『最新歯科衛生士教本』としてきた教本のタイトルを一新し,『歯科衛生学シリーズ』とすることになりました.
歯科衛生士として求められる基本的な資質・能力を備えるため『歯科衛生学シリーズ』は,プロフェッショナルとしての歯科衛生学の知識と技能を身につけ,保健・医療・福祉の協働,歯科衛生の質と安全管理,社会において貢献できる歯科衛生士,科学的研究や生涯にわたり学ぶ姿勢を修得する教科書として発刊されました.これからの新たな歯科衛生学教育のために,本書が広く活用され,歯科衛生学の発展・推進に寄与することを願っています.
本書の発刊にご執筆の労を賜った先生方はじめ,ご尽力いただいた医歯薬出版株式会社の皆様に厚く御礼申し上げ,発刊の辞といたします.
2022年2月
歯科衛生学シリーズ編集委員会
高阪利美** 眞木吉信* 合場千佳子 石川裕子 犬飼順子
片岡あい子 遠藤圭子 佐藤 聡 白鳥たかみ 末瀬一彦
戸原 玄 畠中能子 前田健康 升井一朗 水上美樹
森崎市治郎 山田小枝子 山根 瞳 吉田直美
(**編集委員長,*副編集委員長,五十音順,2024年1月現在)
執筆の序
『歯科衛生学シリーズ』誕生に合わせ,「微生物学」の教科書も全面的に改訂いたしました.本シリーズの理念である「歯科衛生を理論と実践の両面から探求する」ため,歯科衛生士養成課程での教育と歯科診療室での臨床の両経験を有する5名が執筆を担当しました.令和4年改定版の歯科衛生士国家試験出題基準に準拠するのは勿論のこと,毎年アップデートされるさまざまな感染症の最新情報についても,「歯科衛生学」の関連知見を必要十分に網羅しました.
本書の執筆・編集に際しては,「歯科衛生学」における「微生物学」を再定義することから始めています.従来の『最新歯科衛生士教本』の「微生物学」では,医師・看護師養成課程の教科書の抜粋版の後半に,歯科医師・歯科衛生士に必須な情報が付加されたように思われたからです.そこで本書では,まず前半に口腔微生物各論(う蝕と歯周病の細菌学など)や感染予防に関わる総論(歯科における消毒や滅菌など)を配置しました.そして引き続き,「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進」をはかる学問を修めるため,歯科に関連する全身感染症,免疫やアレルギーの項へと展開させています.
一方で,これまでの『最新歯科衛生士教本』にて涵養された「考える歯科衛生士を育てる」という理念は,新たな『歯科衛生学シリーズ』の本書でも継承しています.到達目標の明示,用語解説,ならびにClinical Pointなどの体裁については,先達が確立された素晴らしいスタイルを踏襲するよう心掛けています.
本シリーズの教科書が,次世代の「歯科衛生学」を担う学生皆さんの一助となることを願っています.最後になりましたが,執筆・編集にご尽力をいただいた全ての方に深謝申し上げます.
2023年12月
編集委員 寺尾 豊
I編 微生物学
1章 微生物学の概要
(1)-微生物学を学ぶ理由と必要性
(2)-微生物の種類と性質
(3)-微生物とヒトの生活との関連
2章 感染
(1)-感染の成立
1.感染の3要因
1)感染源
2)感染経路
3)感受性宿主
2.感染の成立
1)微生物側の因子
2)宿主側の因子
(2)-感染の種類
1.外因感染と内因感染
2.垂直感染と水平感染
3.易感染性宿主と日和見感染
4.院内感染と市中感染
3章 微生物学総論
(1)-細菌
1.形態
2.構造
1)細菌の基本構造
2)付属器官
3.代謝
4.増殖
1)菌の発育に関わる条件
2)細菌の増殖
COFFEE BREAK 細菌の増殖
5.病原因子
1)毒素
2)菌体表層物質
3)組織破壊酵素
(2)-ウイルス
1.構造
1)ウイルスの基本構造
2)ウイルス核酸
Clinical Point アルコール消毒のポイントは
3)カプシド
4)エンベロープ
2.増殖
1)宿主細胞への吸着
2)宿主細胞への侵入と脱殻
3)素材の合成と組み立て
4)ウイルス粒子の放出
(3)-真菌
1.構造
1)形態
2)真菌細胞の構造
2.増殖
1)無性世代と有性世代
2)胞子の形成
4章 微生物の培養,観察と検査
(1)-培養法
1.細菌の培養法と培地
1)好気培養と嫌気培養
2)液体培地と固形培地
2.ウイルスの培養法と培地
3.真菌の培養法と培地
(2)-細菌の顕微鏡観察法
1.光学顕微鏡
2.位相差顕微鏡
3.暗視野顕微鏡
(3)-微生物の検査方法
1.グラム染色法
2.イムノクロマト法
3.PCR検査〈遺伝子増幅法〉
COFFEE BREAK PCR検査〈遺伝子増幅法〉とPCR〈プラーク コントロール レコード〉
5章 化学療法
(1)-化学療法薬
1.化学療法薬とは
1)選択毒性
2)殺菌作用と静菌作用
2.抗菌薬の種類
1)細胞壁合成阻害薬
2)タンパク質合成阻害薬
3)核酸合成阻害薬
4)細胞膜傷害薬
3.抗菌スペクトルと抗菌力の測定
1)抗菌スペクトル
2)抗菌力の測定
4.薬剤耐性
5.副作用(有害作用)
COFFEE BREAK AMR対策アクションプラン
6.ウイルスに対する化学療法
1)抗ウイルス薬
7.真菌および原虫に対する化学療法
1)抗真菌薬
2)抗原虫薬
6章 消毒と滅菌
(1)-定義
(2)-消毒法
1.煮沸消毒法
2.薬剤消毒法
1)消毒薬の種類と作用機序
2)消毒薬の使い方
3.温湯・熱湯消毒法
(3)-滅菌法
1.滅菌法の種類と機序
1)加熱滅菌
2)その他の滅菌
Clinical Point オートクレーブの滅菌温度
(4)-標準予防策〈スタンダードプレコーション〉
1.感染症と院内感染対策
1)歯科診療上留意すべき感染症
2)歯科臨床における院内感染対策
3)標準予防策〈standard precations〉
II編 口腔微生物学
1章 口腔環境と常在微生物
(1)-微生物と口腔環境
1.唾液とペリクル
1)唾液
2)ペリクル
Clinical Point う蝕の進行
2.歯肉溝滲出液
1)歯肉溝滲出液の由来
2)性状
3)組成
3.常在菌叢
1)口腔微生物の生態系
2)口腔環境の特殊性
COFFEE BREAK プロバイオティクス
3)口腔環境の生理的因子
4)口腔フローラの成立
5)口腔フローラの修飾と成熟
6)口腔細菌に影響を与える因子
7)口腔フローラの部位と細菌の分布
(2)-口腔常在微生物
1.プラーク〈歯垢〉と唾液の微生物叢
1)プラーク
2)唾液の微生物叢
2.口腔レンサ球菌
1)ミュータンスグループ
2)ミティスグループ
3)サリバリウスグループ
4)アンギノーサスグループ
2章 バイオフィルムとしてのプラーク〈歯垢〉
(1)-形成機序と成熟
1.プラークの形成過程
2.バイオフィルムとしてのプラーク形成と細菌の共凝集
3.プラーク細菌種の経時的変化
4.プラークの石灰化と歯石形成
(2)-バイオフィルムとバイオフィルム感染症
1.バイオフィルムの組成
2.バイオフィルムの性状と機能
3.クオラムセンシング
4.バイオフィルム感染症
COFFEE BREAK 身近なバイオフィルム
3章 う蝕の細菌学
(1)-う蝕の発生機序
1.歯冠部う蝕
2.根面う蝕
(2)-う蝕原性細菌と病原因子
1.う蝕原性細菌
1)Streptococcus mutans
2)Streptococcus sobrinus
2.ミュータンスレンサ球菌群のう蝕原性因子
1)菌体表層成分とペリクルの相互作用
2)不溶性グルカンの産生と固着
3)酸産生と耐酸性
4)貯蔵多糖の合成
Clinical Point 嗽ではダメなんでしょうか?
(3)-病因論に基づくう蝕予防法
4章 歯周病の細菌学
(1)-歯周病の分類と疫学
1.歯肉炎
2.歯周炎
3.壊死性歯周疾患
4.歯周病の疫学
(2)-歯周病原細菌と病原因子
1.Porphyromonas gingivalis
2.Tannerella forsythia
3.Treponema denticola
4.Prevotella intermedia
5.Aggregatibacter actinomycetemcomitans
COFFEE BREAK 細菌名の変遷
6.Fusobacterium nucleatum
(3)-歯周組織の破壊機序
Clinical Point 歯周病原細菌と腸内環境
(4)-病因論に基づく歯周病予防法
5章 その他の口腔感染症
(1)-義歯性カンジダ症
1.原因と病態
2.義歯性口内炎の分類
3.予防と治療法
(2)-誤嚥性肺炎
1.原因と病態
2.誤嚥性肺炎の主な症状
Clinical Point 口腔衛生管理と肺炎予防
3.誤嚥性肺炎の増悪因子
4.予防と治療法
(3)-感染性心内膜炎
1.原因と病態
Clinical Point その抗菌薬,本当に要りますか?
2.予防と治療法
(4)-インプラント周囲炎
1.原因と病態
2.予防と治療法
III編 病原微生物学
1章 主な病原細菌
(1)-グラム陽性球菌
1.黄色ブドウ球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
Clinical Point 院内感染の悪玉四天王
2.化膿レンサ球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
3.B群レンサ球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
4.肺炎球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
5.腸球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(2)-グラム陽性桿菌
1.結核菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
COFFEE BREAK 左肩のスタンプ
2.破傷風菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
3.ボツリヌス菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
4.放線菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(3)-グラム陰性球菌
1.髄膜炎菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(4)-グラム陰性桿菌
1.緑膿菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
2.レジオネラ ニューモフィラ
1)性状と特徴,検査
COFFEE BREAK 加湿器の説明書
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
3.ヘリコバクター ピロリ
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
4.大腸菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(5)-スピロヘータ
1.梅毒トレポネーマ
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(6)-マイコプラズマ属
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(7)-クラミジア属
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(8)-リケッチア属
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
COFFEE BREAK 虫に刺されたら
2章 歯科に関連するウイルスとウイルス感染症
(1)-DNAウイルス
1.ヘルペスウイルス
1)単純ヘルペスウイルス
COFFEE BREAK 50歳になったら
2)水痘・帯状疱疹ウイルス
3)ヒトサイトメガロウイルス
4)エプスタインバー(ル)ウイルス
5)ヒトヘルペスウイルス6Bおよび7
6)ヒトヘルペスウイルス8
2.ヒトアデノウイルス
3.ヒトパピローマウイルス
COFFEE BREAK 子宮頸がんの予防ワクチン
(2)-RNAウイルス
1.エンテロウイルス/コクサッキーウイルス
1)エンテロウイルス
2.風疹ウイルス
3.麻疹ウイルス
COFFEE BREAK 麻疹風疹混合ワクチン〈MRワクチン〉接種のススメ
1)発症の過程
2)症状
COFFEE BREAK 飛沫核感染〈空気感染〉
3)予防と治療法
4.ムンプスウイルス
1)予防と治療法
5.インフルエンザウイルス
1)季節性インフルエンザ
2)予防と治療法
6.コロナウイルス
1)SARS-CoV-2
COFFEE BREAK “旧型”コロナ?
7.ノロウイルス
1)予防と治療法
(3)-レトロウイルス
1.ヒト免疫不全ウイルス
1)感染源および感染経路
2)AIDSの発症
3)口腔症状
4)予防と治療法
2.ヒトT細胞白血病ウイルス1
(4)-肝炎ウイルス
1.B型肝炎ウイルス
1)ウイルスマーカーの臨床的意義
Clinical Point なぜB型肝炎の感染者が多いのか
2)予防と治療法
2.C型肝炎ウイルス
1)予防と治療法
3章 歯科に関連する真菌
(1)-真菌の構造と特徴
1.真菌の増殖様式と分類
2.真菌の構造
(2)-口腔カンジダ症
1.口腔カンジダ症の分類
1)皮膚性カンジダ症
2)粘膜性カンジダ症
3)食道カンジダ症
Clinical Point 義歯もキレイに
(3)-深在性真菌症 アスペルギルス属
(4)-表在性真菌症 トリコフィトン属
4章 口腔領域の原虫
(1)-原虫の構造と特徴
1.原虫の形態と分類
(2)-口腔の原虫と感染症
1.歯肉アメーバ
COFFEE BREAK アニサキス
2.口腔トリコモナス
5章 プリオン
(1)-プリオンの特徴と増殖
(2)-プリオンの感染予防
(3)-プリオン病
IV編 免疫学
1章 免疫
(1)-免疫の種類
1.自己と非自己
2.免疫関連臓器・細胞
1)免疫を担う組織
2)免疫担当細胞
(2)-生体のバリア機構
1.物理的バリア
2.化学的バリア
3.生物学的バリア
(3)-自然免疫
1.自然免疫を構成する液性因子
1)抗菌ペプチド
2)リゾチーム
3)補体
4)サイトカイン
2.自然免疫を構成する細胞
1)病原体の貪食
2)感染細胞などの殺傷
3.異物認識における自然免疫と獲得免疫の比較
(4)-抗原提示
1.抗原提示の仕組み
1)抗原提示細胞による抗原提示
2)主要組織適合遺伝子複合体と抗原提示細胞
3)T細胞による抗原の認識
2.抗原提示後のプロセス
(5)-獲得免疫
1.体液性免疫
1)B細胞と抗体
2.細胞性免疫
1)T細胞の分類
2)キラーT細胞の細胞傷害機構
(6)-能動免疫と受動免疫
1.ワクチン(能動免疫)
1)ワクチンの種類
COFFEE BREAK ワクチン開発の歴史
2)アジュバント
3)ワクチン副反応の予防と治療
2.受動免疫
1)細菌感染症に対する血清療法
2)ウイルス感染症に対する血清療法
(7)-粘膜免疫
1.粘膜免疫システム
1)粘膜の特徴
2)粘膜面における抗原特異的免疫応答
2.腸管における粘膜免疫
2章 アレルギー
(1)-I型アレルギー
1.発症機序
1)アレルゲン
2.疾患
1)アナフィラキシーショック
COFFEE BREAK アナフィラキシーショックとその予防
2)アトピー
3.予防と治療法
(2)-II型アレルギー
1.発生機序
2.疾患
(3)-III型アレルギー
1.発生機序
2.疾患
1)血清病
2)糸球体腎炎
(4)-IV型アレルギー
1.発症機序
2.疾患
1)接触性皮膚炎(金属アレルギーなど)
2)ツベルクリン反応
3)移植拒絶反応
3.予防と治療法
3章 免疫に関連する疾患
(1)-自己免疫疾患と免疫寛容
(2)-免疫不全
(3)-移植免疫
付章 微生物学と免疫学の歴史概要
1.疫病の認識
2.病気と微生物
3.ウイルスの発見
4.化学療法薬の発見
5.免疫学の発達
1章 微生物学の概要
(1)-微生物学を学ぶ理由と必要性
(2)-微生物の種類と性質
(3)-微生物とヒトの生活との関連
2章 感染
(1)-感染の成立
1.感染の3要因
1)感染源
2)感染経路
3)感受性宿主
2.感染の成立
1)微生物側の因子
2)宿主側の因子
(2)-感染の種類
1.外因感染と内因感染
2.垂直感染と水平感染
3.易感染性宿主と日和見感染
4.院内感染と市中感染
3章 微生物学総論
(1)-細菌
1.形態
2.構造
1)細菌の基本構造
2)付属器官
3.代謝
4.増殖
1)菌の発育に関わる条件
2)細菌の増殖
COFFEE BREAK 細菌の増殖
5.病原因子
1)毒素
2)菌体表層物質
3)組織破壊酵素
(2)-ウイルス
1.構造
1)ウイルスの基本構造
2)ウイルス核酸
Clinical Point アルコール消毒のポイントは
3)カプシド
4)エンベロープ
2.増殖
1)宿主細胞への吸着
2)宿主細胞への侵入と脱殻
3)素材の合成と組み立て
4)ウイルス粒子の放出
(3)-真菌
1.構造
1)形態
2)真菌細胞の構造
2.増殖
1)無性世代と有性世代
2)胞子の形成
4章 微生物の培養,観察と検査
(1)-培養法
1.細菌の培養法と培地
1)好気培養と嫌気培養
2)液体培地と固形培地
2.ウイルスの培養法と培地
3.真菌の培養法と培地
(2)-細菌の顕微鏡観察法
1.光学顕微鏡
2.位相差顕微鏡
3.暗視野顕微鏡
(3)-微生物の検査方法
1.グラム染色法
2.イムノクロマト法
3.PCR検査〈遺伝子増幅法〉
COFFEE BREAK PCR検査〈遺伝子増幅法〉とPCR〈プラーク コントロール レコード〉
5章 化学療法
(1)-化学療法薬
1.化学療法薬とは
1)選択毒性
2)殺菌作用と静菌作用
2.抗菌薬の種類
1)細胞壁合成阻害薬
2)タンパク質合成阻害薬
3)核酸合成阻害薬
4)細胞膜傷害薬
3.抗菌スペクトルと抗菌力の測定
1)抗菌スペクトル
2)抗菌力の測定
4.薬剤耐性
5.副作用(有害作用)
COFFEE BREAK AMR対策アクションプラン
6.ウイルスに対する化学療法
1)抗ウイルス薬
7.真菌および原虫に対する化学療法
1)抗真菌薬
2)抗原虫薬
6章 消毒と滅菌
(1)-定義
(2)-消毒法
1.煮沸消毒法
2.薬剤消毒法
1)消毒薬の種類と作用機序
2)消毒薬の使い方
3.温湯・熱湯消毒法
(3)-滅菌法
1.滅菌法の種類と機序
1)加熱滅菌
2)その他の滅菌
Clinical Point オートクレーブの滅菌温度
(4)-標準予防策〈スタンダードプレコーション〉
1.感染症と院内感染対策
1)歯科診療上留意すべき感染症
2)歯科臨床における院内感染対策
3)標準予防策〈standard precations〉
II編 口腔微生物学
1章 口腔環境と常在微生物
(1)-微生物と口腔環境
1.唾液とペリクル
1)唾液
2)ペリクル
Clinical Point う蝕の進行
2.歯肉溝滲出液
1)歯肉溝滲出液の由来
2)性状
3)組成
3.常在菌叢
1)口腔微生物の生態系
2)口腔環境の特殊性
COFFEE BREAK プロバイオティクス
3)口腔環境の生理的因子
4)口腔フローラの成立
5)口腔フローラの修飾と成熟
6)口腔細菌に影響を与える因子
7)口腔フローラの部位と細菌の分布
(2)-口腔常在微生物
1.プラーク〈歯垢〉と唾液の微生物叢
1)プラーク
2)唾液の微生物叢
2.口腔レンサ球菌
1)ミュータンスグループ
2)ミティスグループ
3)サリバリウスグループ
4)アンギノーサスグループ
2章 バイオフィルムとしてのプラーク〈歯垢〉
(1)-形成機序と成熟
1.プラークの形成過程
2.バイオフィルムとしてのプラーク形成と細菌の共凝集
3.プラーク細菌種の経時的変化
4.プラークの石灰化と歯石形成
(2)-バイオフィルムとバイオフィルム感染症
1.バイオフィルムの組成
2.バイオフィルムの性状と機能
3.クオラムセンシング
4.バイオフィルム感染症
COFFEE BREAK 身近なバイオフィルム
3章 う蝕の細菌学
(1)-う蝕の発生機序
1.歯冠部う蝕
2.根面う蝕
(2)-う蝕原性細菌と病原因子
1.う蝕原性細菌
1)Streptococcus mutans
2)Streptococcus sobrinus
2.ミュータンスレンサ球菌群のう蝕原性因子
1)菌体表層成分とペリクルの相互作用
2)不溶性グルカンの産生と固着
3)酸産生と耐酸性
4)貯蔵多糖の合成
Clinical Point 嗽ではダメなんでしょうか?
(3)-病因論に基づくう蝕予防法
4章 歯周病の細菌学
(1)-歯周病の分類と疫学
1.歯肉炎
2.歯周炎
3.壊死性歯周疾患
4.歯周病の疫学
(2)-歯周病原細菌と病原因子
1.Porphyromonas gingivalis
2.Tannerella forsythia
3.Treponema denticola
4.Prevotella intermedia
5.Aggregatibacter actinomycetemcomitans
COFFEE BREAK 細菌名の変遷
6.Fusobacterium nucleatum
(3)-歯周組織の破壊機序
Clinical Point 歯周病原細菌と腸内環境
(4)-病因論に基づく歯周病予防法
5章 その他の口腔感染症
(1)-義歯性カンジダ症
1.原因と病態
2.義歯性口内炎の分類
3.予防と治療法
(2)-誤嚥性肺炎
1.原因と病態
2.誤嚥性肺炎の主な症状
Clinical Point 口腔衛生管理と肺炎予防
3.誤嚥性肺炎の増悪因子
4.予防と治療法
(3)-感染性心内膜炎
1.原因と病態
Clinical Point その抗菌薬,本当に要りますか?
2.予防と治療法
(4)-インプラント周囲炎
1.原因と病態
2.予防と治療法
III編 病原微生物学
1章 主な病原細菌
(1)-グラム陽性球菌
1.黄色ブドウ球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
Clinical Point 院内感染の悪玉四天王
2.化膿レンサ球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
3.B群レンサ球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
4.肺炎球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
5.腸球菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(2)-グラム陽性桿菌
1.結核菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
COFFEE BREAK 左肩のスタンプ
2.破傷風菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
3.ボツリヌス菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
4.放線菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(3)-グラム陰性球菌
1.髄膜炎菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(4)-グラム陰性桿菌
1.緑膿菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
2.レジオネラ ニューモフィラ
1)性状と特徴,検査
COFFEE BREAK 加湿器の説明書
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
3.ヘリコバクター ピロリ
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
4.大腸菌
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(5)-スピロヘータ
1.梅毒トレポネーマ
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(6)-マイコプラズマ属
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(7)-クラミジア属
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
(8)-リケッチア属
1)性状と特徴,検査
2)予防と治療法
3)病態と病原因子
COFFEE BREAK 虫に刺されたら
2章 歯科に関連するウイルスとウイルス感染症
(1)-DNAウイルス
1.ヘルペスウイルス
1)単純ヘルペスウイルス
COFFEE BREAK 50歳になったら
2)水痘・帯状疱疹ウイルス
3)ヒトサイトメガロウイルス
4)エプスタインバー(ル)ウイルス
5)ヒトヘルペスウイルス6Bおよび7
6)ヒトヘルペスウイルス8
2.ヒトアデノウイルス
3.ヒトパピローマウイルス
COFFEE BREAK 子宮頸がんの予防ワクチン
(2)-RNAウイルス
1.エンテロウイルス/コクサッキーウイルス
1)エンテロウイルス
2.風疹ウイルス
3.麻疹ウイルス
COFFEE BREAK 麻疹風疹混合ワクチン〈MRワクチン〉接種のススメ
1)発症の過程
2)症状
COFFEE BREAK 飛沫核感染〈空気感染〉
3)予防と治療法
4.ムンプスウイルス
1)予防と治療法
5.インフルエンザウイルス
1)季節性インフルエンザ
2)予防と治療法
6.コロナウイルス
1)SARS-CoV-2
COFFEE BREAK “旧型”コロナ?
7.ノロウイルス
1)予防と治療法
(3)-レトロウイルス
1.ヒト免疫不全ウイルス
1)感染源および感染経路
2)AIDSの発症
3)口腔症状
4)予防と治療法
2.ヒトT細胞白血病ウイルス1
(4)-肝炎ウイルス
1.B型肝炎ウイルス
1)ウイルスマーカーの臨床的意義
Clinical Point なぜB型肝炎の感染者が多いのか
2)予防と治療法
2.C型肝炎ウイルス
1)予防と治療法
3章 歯科に関連する真菌
(1)-真菌の構造と特徴
1.真菌の増殖様式と分類
2.真菌の構造
(2)-口腔カンジダ症
1.口腔カンジダ症の分類
1)皮膚性カンジダ症
2)粘膜性カンジダ症
3)食道カンジダ症
Clinical Point 義歯もキレイに
(3)-深在性真菌症 アスペルギルス属
(4)-表在性真菌症 トリコフィトン属
4章 口腔領域の原虫
(1)-原虫の構造と特徴
1.原虫の形態と分類
(2)-口腔の原虫と感染症
1.歯肉アメーバ
COFFEE BREAK アニサキス
2.口腔トリコモナス
5章 プリオン
(1)-プリオンの特徴と増殖
(2)-プリオンの感染予防
(3)-プリオン病
IV編 免疫学
1章 免疫
(1)-免疫の種類
1.自己と非自己
2.免疫関連臓器・細胞
1)免疫を担う組織
2)免疫担当細胞
(2)-生体のバリア機構
1.物理的バリア
2.化学的バリア
3.生物学的バリア
(3)-自然免疫
1.自然免疫を構成する液性因子
1)抗菌ペプチド
2)リゾチーム
3)補体
4)サイトカイン
2.自然免疫を構成する細胞
1)病原体の貪食
2)感染細胞などの殺傷
3.異物認識における自然免疫と獲得免疫の比較
(4)-抗原提示
1.抗原提示の仕組み
1)抗原提示細胞による抗原提示
2)主要組織適合遺伝子複合体と抗原提示細胞
3)T細胞による抗原の認識
2.抗原提示後のプロセス
(5)-獲得免疫
1.体液性免疫
1)B細胞と抗体
2.細胞性免疫
1)T細胞の分類
2)キラーT細胞の細胞傷害機構
(6)-能動免疫と受動免疫
1.ワクチン(能動免疫)
1)ワクチンの種類
COFFEE BREAK ワクチン開発の歴史
2)アジュバント
3)ワクチン副反応の予防と治療
2.受動免疫
1)細菌感染症に対する血清療法
2)ウイルス感染症に対する血清療法
(7)-粘膜免疫
1.粘膜免疫システム
1)粘膜の特徴
2)粘膜面における抗原特異的免疫応答
2.腸管における粘膜免疫
2章 アレルギー
(1)-I型アレルギー
1.発症機序
1)アレルゲン
2.疾患
1)アナフィラキシーショック
COFFEE BREAK アナフィラキシーショックとその予防
2)アトピー
3.予防と治療法
(2)-II型アレルギー
1.発生機序
2.疾患
(3)-III型アレルギー
1.発生機序
2.疾患
1)血清病
2)糸球体腎炎
(4)-IV型アレルギー
1.発症機序
2.疾患
1)接触性皮膚炎(金属アレルギーなど)
2)ツベルクリン反応
3)移植拒絶反応
3.予防と治療法
3章 免疫に関連する疾患
(1)-自己免疫疾患と免疫寛容
(2)-免疫不全
(3)-移植免疫
付章 微生物学と免疫学の歴史概要
1.疫病の認識
2.病気と微生物
3.ウイルスの発見
4.化学療法薬の発見
5.免疫学の発達