第2版 序
『人体の構造と機能及び疾病』の第1版は2019年に出版されたが,幸い,公認心理師を目指す多くの読者に好評であった.国試における問題などをふまえて,改訂を加えたのが本書である.この改訂においては,最初から本書の企画を担当していただいている医歯薬出版の編集担当者にたいへんお世話になった.ここに感謝申し上げる.
今回の改訂の要点を記すと,初版では序章となっていた「人体の理解と医学知識」を1章とした.また脳血管疾患,機能性疾患の章を新たに設けて,それぞれに含まれる病気の病態,治療などについて解説した.感染症(免疫),緩和ケア・終末期のケアについてはそれぞれ内容を一新した.それ以外の章は初版を受け継いではいるが,この間の進歩やそれぞれの記載を改めた内容になっている.
ここで,本書ではあまり語られていない医師という職業について述べてみる.医師については,新人の頃からまだ何の力もないのに先生と呼ばれる.数年もすると選ばれた人間であるかのようになり,プライドだけはある.こう思っている方も多いだろう.だが,医師はときに生死に直接関わるような判断を要請される.裁判官は法の定めに従って死刑を宣告する資格を与えられているが,医師もそのような役割をもつ.正確に診断し,適正な治療を行い得るよう精一杯の精進を続けなければいけない.ただ,医師は科学的・理性的でありさえすれば良いわけではない.心情的・人間的であることも強く求められている.
このような立場に置かれた医師は,この荒波をとても単独で乗り切ることはできない.そこにチーム医療の大事さがある.心理職をはじめそれぞれの研鑽を積んだ医療の従事者がチームを作り,チーム全体が共通の理解のもとに協力し,その活動が病人に捧げられる体制が今は不可欠で,厚い体制に支援されてはじめて医療は遂行しうる.心理職の方が心理検査を行うと,医師の仕事の軽減にもなる.皆さんにかかる期待は大きいのである.
さて,医学の未来というと,手術室ではコンピュータによって完全にコントロールされた最新の機械が置かれている.医師は画面に向かい,患者の体の内部や提示された数値を見ている.この際,必要な勉強は分子生物学,AI,英語と思っている方もおられるだろう.だが,そうではないと私は思う.個々の患者は,分子,細胞,遺伝,環境,社会などの無数の影響の産物であり,これらは健康や病気を決定づけるために複雑に相互作用している.医学は,多くの科学の交わるところであり,分析的思考や定量的評価,ヒトの生物学の複雑なシステムの分析のみでなく,文学,言語,ヒトや社会の科学などを含む自由なアートの教育が必要な分野である.患者(家族を含めて)との,また医師や看護師などの医療スタッフ同士の,コミュニケーションがますます大事となる.観察したことを明晰な文章で記載することは今後も求められる.あらゆることに興味をもつこと,このことが医療に携わる方すべてに大切である.
2023年7月20日
編者を代表して
武田克彦
第1版 序
この本は,公認心理師を目指している方に向けて「人体の構造と機能及び疾病」について解説したテキストである.公認心理師とは,「保健医療,福祉,教育その他の分野において,心理学に関する専門的知識と技術をもって心理に関する様々な支援を行う者」とされている.疾病を有する患者の心理について相談を受けたり助言したりするのであるから,多岐にわたる疾病についてよく知っておく必要がある.
本書では,生活習慣病をはじめとする内科疾患,骨折をはじめとする整形外科疾患,うつ病などの精神疾患,脳血管障害などの神経疾患,がん,感染症,さらに難病疾患についての解説がある.人の一生を縦断的にみて,周産期医療,小児の成長発達とそれに伴う疾患,加齢とそれに伴う疾患も述べられている.医学では,病気の原因を治療する方法が最も重視される.しかし,臓器に障害があっても能力低下の軽減を図り,生活機能を高め,社会的な役割を再獲得させるという試みもなされる.それがリハビリテーションである.また,本書では健康やICFの理解についてもふれられている.
疾病を理解するにも,人体の構造や機能について理解することが必要である.この点でも本書には,様々な身体部位の構造と機能について詳しい説明がある.そもそも心理学は生物学と離れて存在するものではない.脳の病気が,たとえば言語,行為,感情などに障害を与える.心理学の対象は,心の器官の構造や働きと結びついている.本書が生物学的・医学的に,人について深い理解をもたらす一助になることを願っている.
さて,いろいろな心理学的症状を示している患者の状態を観察し,その状態を分析することが公認心理師の仕事となる.その観察をふまえて,患者本人に助言指導をするのであるが,公認心理師の役割はそれだけではない.その観察が医療関係者に重要な情報をもたらすことにもなる役割をもつ.
眼前の患者が今日はこれまでとは少し違うなということに心理職の方が気づいたとする.そのとき,医師などの医療関係者がそうした変化に気づいていなかったとしたら,大変有用な情報を医療チームにもたらすことになる.このとき,その観察結果を他の医療者が読んでわかるように,できるだけ正確に記載することも忘れないでいただきたい.筆者は,自身は診察したことがない患者のカルテを見て,その人の診断などを考える作業をすることがある.その患者の病態を理解するうえで,看護師やリハビリテーションスタッフなど医師以外の医療従事者が書いた観察記録が,重要な情報を提供することをしばしば経験する.
では,そうした観察眼はどうしたら得られるだろうか.ある女優は,電車に乗っているときなどはずっと前に座っている人を観察しているという.またある喜劇俳優は,喫茶店に座って外を通る人を見ていて,通りかかったその人はこういう人だろうと心に思い浮かべることをよくしているという.そしてあるとき,たまたま通ったその人がどういう人かどうしても思い描けず,思わずその人の後をつけて行ったというエピソードをテレビで話していた.こういうことを読者にしなさいということではないが,人と接する仕事をする人には,このくらい人に興味を持ち続けることが必要ではないか.そういう人が臨床の経験を積み重ねていけば,医学の診断や治療にもきっと貢献できる.自身のスキルを磨いて,ぜひ良きプロフェッショナルになっていただきたい.
2019年4月
編者を代表して
武田克彦
『人体の構造と機能及び疾病』の第1版は2019年に出版されたが,幸い,公認心理師を目指す多くの読者に好評であった.国試における問題などをふまえて,改訂を加えたのが本書である.この改訂においては,最初から本書の企画を担当していただいている医歯薬出版の編集担当者にたいへんお世話になった.ここに感謝申し上げる.
今回の改訂の要点を記すと,初版では序章となっていた「人体の理解と医学知識」を1章とした.また脳血管疾患,機能性疾患の章を新たに設けて,それぞれに含まれる病気の病態,治療などについて解説した.感染症(免疫),緩和ケア・終末期のケアについてはそれぞれ内容を一新した.それ以外の章は初版を受け継いではいるが,この間の進歩やそれぞれの記載を改めた内容になっている.
ここで,本書ではあまり語られていない医師という職業について述べてみる.医師については,新人の頃からまだ何の力もないのに先生と呼ばれる.数年もすると選ばれた人間であるかのようになり,プライドだけはある.こう思っている方も多いだろう.だが,医師はときに生死に直接関わるような判断を要請される.裁判官は法の定めに従って死刑を宣告する資格を与えられているが,医師もそのような役割をもつ.正確に診断し,適正な治療を行い得るよう精一杯の精進を続けなければいけない.ただ,医師は科学的・理性的でありさえすれば良いわけではない.心情的・人間的であることも強く求められている.
このような立場に置かれた医師は,この荒波をとても単独で乗り切ることはできない.そこにチーム医療の大事さがある.心理職をはじめそれぞれの研鑽を積んだ医療の従事者がチームを作り,チーム全体が共通の理解のもとに協力し,その活動が病人に捧げられる体制が今は不可欠で,厚い体制に支援されてはじめて医療は遂行しうる.心理職の方が心理検査を行うと,医師の仕事の軽減にもなる.皆さんにかかる期待は大きいのである.
さて,医学の未来というと,手術室ではコンピュータによって完全にコントロールされた最新の機械が置かれている.医師は画面に向かい,患者の体の内部や提示された数値を見ている.この際,必要な勉強は分子生物学,AI,英語と思っている方もおられるだろう.だが,そうではないと私は思う.個々の患者は,分子,細胞,遺伝,環境,社会などの無数の影響の産物であり,これらは健康や病気を決定づけるために複雑に相互作用している.医学は,多くの科学の交わるところであり,分析的思考や定量的評価,ヒトの生物学の複雑なシステムの分析のみでなく,文学,言語,ヒトや社会の科学などを含む自由なアートの教育が必要な分野である.患者(家族を含めて)との,また医師や看護師などの医療スタッフ同士の,コミュニケーションがますます大事となる.観察したことを明晰な文章で記載することは今後も求められる.あらゆることに興味をもつこと,このことが医療に携わる方すべてに大切である.
2023年7月20日
編者を代表して
武田克彦
第1版 序
この本は,公認心理師を目指している方に向けて「人体の構造と機能及び疾病」について解説したテキストである.公認心理師とは,「保健医療,福祉,教育その他の分野において,心理学に関する専門的知識と技術をもって心理に関する様々な支援を行う者」とされている.疾病を有する患者の心理について相談を受けたり助言したりするのであるから,多岐にわたる疾病についてよく知っておく必要がある.
本書では,生活習慣病をはじめとする内科疾患,骨折をはじめとする整形外科疾患,うつ病などの精神疾患,脳血管障害などの神経疾患,がん,感染症,さらに難病疾患についての解説がある.人の一生を縦断的にみて,周産期医療,小児の成長発達とそれに伴う疾患,加齢とそれに伴う疾患も述べられている.医学では,病気の原因を治療する方法が最も重視される.しかし,臓器に障害があっても能力低下の軽減を図り,生活機能を高め,社会的な役割を再獲得させるという試みもなされる.それがリハビリテーションである.また,本書では健康やICFの理解についてもふれられている.
疾病を理解するにも,人体の構造や機能について理解することが必要である.この点でも本書には,様々な身体部位の構造と機能について詳しい説明がある.そもそも心理学は生物学と離れて存在するものではない.脳の病気が,たとえば言語,行為,感情などに障害を与える.心理学の対象は,心の器官の構造や働きと結びついている.本書が生物学的・医学的に,人について深い理解をもたらす一助になることを願っている.
さて,いろいろな心理学的症状を示している患者の状態を観察し,その状態を分析することが公認心理師の仕事となる.その観察をふまえて,患者本人に助言指導をするのであるが,公認心理師の役割はそれだけではない.その観察が医療関係者に重要な情報をもたらすことにもなる役割をもつ.
眼前の患者が今日はこれまでとは少し違うなということに心理職の方が気づいたとする.そのとき,医師などの医療関係者がそうした変化に気づいていなかったとしたら,大変有用な情報を医療チームにもたらすことになる.このとき,その観察結果を他の医療者が読んでわかるように,できるだけ正確に記載することも忘れないでいただきたい.筆者は,自身は診察したことがない患者のカルテを見て,その人の診断などを考える作業をすることがある.その患者の病態を理解するうえで,看護師やリハビリテーションスタッフなど医師以外の医療従事者が書いた観察記録が,重要な情報を提供することをしばしば経験する.
では,そうした観察眼はどうしたら得られるだろうか.ある女優は,電車に乗っているときなどはずっと前に座っている人を観察しているという.またある喜劇俳優は,喫茶店に座って外を通る人を見ていて,通りかかったその人はこういう人だろうと心に思い浮かべることをよくしているという.そしてあるとき,たまたま通ったその人がどういう人かどうしても思い描けず,思わずその人の後をつけて行ったというエピソードをテレビで話していた.こういうことを読者にしなさいということではないが,人と接する仕事をする人には,このくらい人に興味を持ち続けることが必要ではないか.そういう人が臨床の経験を積み重ねていけば,医学の診断や治療にもきっと貢献できる.自身のスキルを磨いて,ぜひ良きプロフェッショナルになっていただきたい.
2019年4月
編者を代表して
武田克彦
第2版 序
第1版 序
1章 心理職に求められる人体の理解と医学知識
(武田克彦)
I.科学としての医学
II.医学における人間感
III.公衆衛生と保健
IV.医療保障制度
〈1章Q&A〉
2章 人体の構造と機能
(小林 靖)
1.体の基本
2.細胞
3.組織
4.器官と器官系
〈2章Q&A〉
3章 心に関わる統合器官系
(小林 靖)
1.感覚器系
2.神経系
3.内分泌系
〈3章Q&A〉
4章 小児の成長発達と疾患
(五石圭司)
1.小児診療の特殊性
2.小児の成長と発達
3.小児に特徴的な疾患と障害
4.先天性疾患,遺伝性疾患
〈4章Q&A〉
5章 加齢と疾患
(堀田晴美,渡辺信博)
1.老化に伴う生理機能変化の特徴
2.神経系の老化
3.加齢による睡眠への影響
4.内分泌系の老化
5.骨・関節・筋と運動機能の老化
6.皮膚と体温調節の老化
7.見えづらさ,聞こえづらさ
8.加齢による味覚・嗅覚への影響
9.心臓と血管の老化
10.呼吸筋と肺の老化
11.消化器系の老化
12.腎臓と尿路系の老化
13.骨髄・免疫系の老化
14.知能の加齢変化
15.パーソナリティ(性格),精神の加齢変化
〈5章Q&A〉
6章 内科疾患
(荒木 厚)
1.生活習慣病の実態と疾患への影響
2.肥満症とメタボリックシンドローム
3.糖尿病
4.脂質異常症
5.循環器疾患
6.腎疾患
7.呼吸器疾患
8.肝疾患
9.その他の内分泌疾患
〈6章Q&A〉
7章 がん
(石木寛人,柳井優子)
1.がんの理解
2.小児がんの理解
〈7章Q&A〉
8章 感染症
(古賀道子,田中貴大,四柳 宏)
1.感染症
2.HIV感染症
3.新型コロナウイルス感染症
4.医療従事者としての感染管理
〈8章Q&A〉
9章 脳血管疾患
(山田 深)
1.脳血管疾患とは
2.脳血管疾患と脳卒中の疫学
3.脳卒中の各病型
4.脳血管疾患の診断と治療
5.脳血管疾患の症状
6.脳血管疾患のリハビリテーション
7.心理職の役割
〈9章Q&A〉
10章 神経疾患(難病を中心に)
(岩田 淳)
1.神経疾患の理解
2.難病
3.難病患者の心理支援と介護支援
〈10章Q&A〉
11章 機能性疾患
(黒川勝己)
1.機能性疾患とは
2.頭痛
3.てんかん
4.めまい
5.むずむず脚症候群
6.心身症
7.倦怠感
8.更年期障害
9.機能性神経障害
〈11章Q&A〉
12章 整形外科疾患
(篠田裕介)
1.運動器の基本的構造
2.外傷(骨折や捻挫)
3.変形性関節症
4.脊椎疾患
5.膠原病・関節リウマチ
6.骨粗鬆症
7.ロコモティブシンドローム,サルコペニア,フレイル
〈12章Q&A〉
13章 周産期医療
(水本深喜,立花良之)
1.周産期に関連する医学知識
2.メンタルヘルスへの周産期特有のリスク
3.周産期に起こりやすい心理的問題
4.周産期における心理的問題の早期発見のためのツール
5.周産期の心理的問題への対応
〈13章Q&A〉
14章 緩和ケア・終末期ケア
(石木寛人,柳井優子,松岡弘道)
1.緩和ケア
2.終末期ケア
3.サイコオンコロジー(精神腫瘍学)
〈14章Q&A〉
15章 健康と健康増進
(鈴木はる江,朴峠周子)
1.健康の定義と概念
2.集団の健康状態を表す指標
3.疾病の予防と健康の増進
〈15章Q&A〉
コラム
臓器移植と再生医療(荒木 厚)
リハビリテーション医療(中原康雄)
国際生活機能分類(ICF)(山田 深)
終末期ケアの難しさと豊かさ(清水 研)
人口静態統計と人口動態統計(鈴木はる江,朴峠周子)
索引
第1版 序
1章 心理職に求められる人体の理解と医学知識
(武田克彦)
I.科学としての医学
II.医学における人間感
III.公衆衛生と保健
IV.医療保障制度
〈1章Q&A〉
2章 人体の構造と機能
(小林 靖)
1.体の基本
2.細胞
3.組織
4.器官と器官系
〈2章Q&A〉
3章 心に関わる統合器官系
(小林 靖)
1.感覚器系
2.神経系
3.内分泌系
〈3章Q&A〉
4章 小児の成長発達と疾患
(五石圭司)
1.小児診療の特殊性
2.小児の成長と発達
3.小児に特徴的な疾患と障害
4.先天性疾患,遺伝性疾患
〈4章Q&A〉
5章 加齢と疾患
(堀田晴美,渡辺信博)
1.老化に伴う生理機能変化の特徴
2.神経系の老化
3.加齢による睡眠への影響
4.内分泌系の老化
5.骨・関節・筋と運動機能の老化
6.皮膚と体温調節の老化
7.見えづらさ,聞こえづらさ
8.加齢による味覚・嗅覚への影響
9.心臓と血管の老化
10.呼吸筋と肺の老化
11.消化器系の老化
12.腎臓と尿路系の老化
13.骨髄・免疫系の老化
14.知能の加齢変化
15.パーソナリティ(性格),精神の加齢変化
〈5章Q&A〉
6章 内科疾患
(荒木 厚)
1.生活習慣病の実態と疾患への影響
2.肥満症とメタボリックシンドローム
3.糖尿病
4.脂質異常症
5.循環器疾患
6.腎疾患
7.呼吸器疾患
8.肝疾患
9.その他の内分泌疾患
〈6章Q&A〉
7章 がん
(石木寛人,柳井優子)
1.がんの理解
2.小児がんの理解
〈7章Q&A〉
8章 感染症
(古賀道子,田中貴大,四柳 宏)
1.感染症
2.HIV感染症
3.新型コロナウイルス感染症
4.医療従事者としての感染管理
〈8章Q&A〉
9章 脳血管疾患
(山田 深)
1.脳血管疾患とは
2.脳血管疾患と脳卒中の疫学
3.脳卒中の各病型
4.脳血管疾患の診断と治療
5.脳血管疾患の症状
6.脳血管疾患のリハビリテーション
7.心理職の役割
〈9章Q&A〉
10章 神経疾患(難病を中心に)
(岩田 淳)
1.神経疾患の理解
2.難病
3.難病患者の心理支援と介護支援
〈10章Q&A〉
11章 機能性疾患
(黒川勝己)
1.機能性疾患とは
2.頭痛
3.てんかん
4.めまい
5.むずむず脚症候群
6.心身症
7.倦怠感
8.更年期障害
9.機能性神経障害
〈11章Q&A〉
12章 整形外科疾患
(篠田裕介)
1.運動器の基本的構造
2.外傷(骨折や捻挫)
3.変形性関節症
4.脊椎疾患
5.膠原病・関節リウマチ
6.骨粗鬆症
7.ロコモティブシンドローム,サルコペニア,フレイル
〈12章Q&A〉
13章 周産期医療
(水本深喜,立花良之)
1.周産期に関連する医学知識
2.メンタルヘルスへの周産期特有のリスク
3.周産期に起こりやすい心理的問題
4.周産期における心理的問題の早期発見のためのツール
5.周産期の心理的問題への対応
〈13章Q&A〉
14章 緩和ケア・終末期ケア
(石木寛人,柳井優子,松岡弘道)
1.緩和ケア
2.終末期ケア
3.サイコオンコロジー(精神腫瘍学)
〈14章Q&A〉
15章 健康と健康増進
(鈴木はる江,朴峠周子)
1.健康の定義と概念
2.集団の健康状態を表す指標
3.疾病の予防と健康の増進
〈15章Q&A〉
コラム
臓器移植と再生医療(荒木 厚)
リハビリテーション医療(中原康雄)
国際生活機能分類(ICF)(山田 深)
終末期ケアの難しさと豊かさ(清水 研)
人口静態統計と人口動態統計(鈴木はる江,朴峠周子)
索引