序文
今回,リハビリテーション(以下リハ)栄養ポケットマニュアルを,医歯薬出版株式会社から出版させていただくことになりました.実は2010 年に出版した「リハ栄養ハンドブック」は当初,リハ栄養ポケットマニュアルとして書籍企画案を出していました.しかし「ポケットマニュアルは,成書として何点か出版されている内容をコンパクトにまとめるというスタイル」であり,当時はリハ栄養の成書がほとんどありませんでした.そのため,リハ栄養ハンドブックとして出版することになりました.今回,8 年越しにリハ栄養ハンドブックの後継書籍として,リハ栄養ポケットマニュアルを出版することができ,とてもうれしいです.医歯薬出版のポケットマニュアルシリーズにリハ栄養が含まれて,ようやくリハ栄養という領域の足場がしっかりしたと感じています.
8 年越しの書籍ということで,リハ栄養領域における過去8年間の研究や臨床の進歩が詰まっています.たとえばリハ栄養ケアプロセスやリハ栄養診断といった,質の高いリハ栄養を実践するための手法や,リハ栄養チームのエビデンスとつくり方を紹介しています.主な疾患・障害のリハ栄養では,新たに構築されたエビデンスを紹介しています.8 年間のリハ栄養の進歩を実感できる書籍にもなっていると思います.執筆してくださった皆様にお礼申し上げます.
日本リハ栄養学会(https://sites.google.com/site/jsrhnt/home)は,2017 年に一般社団法人化,学会化を行いました.従来から行ってきた学術集会,リハ栄養研究デザイン学習会以外に,学会誌刊行,リハ栄養診療ガイドライン作成,リハ栄養入門講座,リハ栄養フォーラムなどを行っています.国内はもちろん,海外にもリハ栄養の考え方やエビデンスを広めていこうと努めています.リハ栄養に関心のある方は,ぜひ日本リハ栄養学会にご入会ください.
最後に医歯薬出版株式会社の小口真司さんには,今回も企画,執筆,編集などで大変お世話になりました.心よりお礼申し上げます.
2018 年8 月
若林秀隆
今回,リハビリテーション(以下リハ)栄養ポケットマニュアルを,医歯薬出版株式会社から出版させていただくことになりました.実は2010 年に出版した「リハ栄養ハンドブック」は当初,リハ栄養ポケットマニュアルとして書籍企画案を出していました.しかし「ポケットマニュアルは,成書として何点か出版されている内容をコンパクトにまとめるというスタイル」であり,当時はリハ栄養の成書がほとんどありませんでした.そのため,リハ栄養ハンドブックとして出版することになりました.今回,8 年越しにリハ栄養ハンドブックの後継書籍として,リハ栄養ポケットマニュアルを出版することができ,とてもうれしいです.医歯薬出版のポケットマニュアルシリーズにリハ栄養が含まれて,ようやくリハ栄養という領域の足場がしっかりしたと感じています.
8 年越しの書籍ということで,リハ栄養領域における過去8年間の研究や臨床の進歩が詰まっています.たとえばリハ栄養ケアプロセスやリハ栄養診断といった,質の高いリハ栄養を実践するための手法や,リハ栄養チームのエビデンスとつくり方を紹介しています.主な疾患・障害のリハ栄養では,新たに構築されたエビデンスを紹介しています.8 年間のリハ栄養の進歩を実感できる書籍にもなっていると思います.執筆してくださった皆様にお礼申し上げます.
日本リハ栄養学会(https://sites.google.com/site/jsrhnt/home)は,2017 年に一般社団法人化,学会化を行いました.従来から行ってきた学術集会,リハ栄養研究デザイン学習会以外に,学会誌刊行,リハ栄養診療ガイドライン作成,リハ栄養入門講座,リハ栄養フォーラムなどを行っています.国内はもちろん,海外にもリハ栄養の考え方やエビデンスを広めていこうと努めています.リハ栄養に関心のある方は,ぜひ日本リハ栄養学会にご入会ください.
最後に医歯薬出版株式会社の小口真司さんには,今回も企画,執筆,編集などで大変お世話になりました.心よりお礼申し上げます.
2018 年8 月
若林秀隆
第1章 リハビリテーション栄養の基礎
第2章 リハビリテーションの基礎
第3章 栄養素の基礎
第4章 サルコペニア
第5章 フレイル
第6章 リハビリテーション栄養ケアプロセス
1 リハビリテーション栄養アセスメント・診断推論
2 リハビリテーション栄養診断(診断推論概論)
3 リハビリテーション栄養ゴール設定
4 リハビリテーション栄養介入:リハビリテーションからみた栄養管理
5 リハビリテーション栄養介入:栄養からみたリハビリテーション
6 リハビリテーション栄養モニタリング
第7章 リハビリテーション栄養診断
1 栄養障害:低栄養・低栄養のリスク状態
2 栄養障害:過栄養・過栄養のリスク状態
3 栄養障害:栄養素の不足状態
4 栄養障害:栄養素の過剰状態
5 栄養素摂取の過不足:栄養素の摂取不足・栄養素摂取不足の予測
6 栄養素摂取の過不足:栄養素の摂取過剰・栄養素摂取過剰の予測
第8章 サルコペニアの摂食嚥下障害と老嚥
第9章 口腔とリハビリテーション栄養
第10章 リハビリテーション薬剤
第11章 周術期のリハビリテーション栄養
第12章 リハビリテーション栄養チーム
1 エビデンス
2 リハビリテーション栄養チームのつくり方
3 職種別の役割
(1)管理栄養士/(2)理学療法士/(3)作業療法士/(4)言語聴覚士/(5)看護師/(6)薬剤師/(7)医師/(8)歯科医師/(9)歯科衛生士
第13章 セッティング別リハビリテーション栄養の実践
1 急性期病棟
2 地域包括ケア病棟
3 回復期リハビリテーション病棟
4 施設・療養型病棟
5 在宅
第14章 主な疾患・障害のリハビリテーション栄養
1 廃用症候群
2 脳卒中
3 頭部外傷
4 脊髄損傷
5 脳性麻痺
6 パーキンソン病
7 末梢神経障害
8 筋萎縮性側索硬化症
9 誤嚥性肺炎
10 褥瘡
11 肥満
12 糖尿病
13 大腿骨近位部骨折
14 関節リウマチ
15 がん
16 慢性閉塞性肺疾患
17 慢性心不全
18 肝不全
19 慢性腎臓病
20 重症下肢虚血
21 下肢切断
22 認知症
第15章 リハビリテーション栄養実践に役立つ資料
索引
第2章 リハビリテーションの基礎
第3章 栄養素の基礎
第4章 サルコペニア
第5章 フレイル
第6章 リハビリテーション栄養ケアプロセス
1 リハビリテーション栄養アセスメント・診断推論
2 リハビリテーション栄養診断(診断推論概論)
3 リハビリテーション栄養ゴール設定
4 リハビリテーション栄養介入:リハビリテーションからみた栄養管理
5 リハビリテーション栄養介入:栄養からみたリハビリテーション
6 リハビリテーション栄養モニタリング
第7章 リハビリテーション栄養診断
1 栄養障害:低栄養・低栄養のリスク状態
2 栄養障害:過栄養・過栄養のリスク状態
3 栄養障害:栄養素の不足状態
4 栄養障害:栄養素の過剰状態
5 栄養素摂取の過不足:栄養素の摂取不足・栄養素摂取不足の予測
6 栄養素摂取の過不足:栄養素の摂取過剰・栄養素摂取過剰の予測
第8章 サルコペニアの摂食嚥下障害と老嚥
第9章 口腔とリハビリテーション栄養
第10章 リハビリテーション薬剤
第11章 周術期のリハビリテーション栄養
第12章 リハビリテーション栄養チーム
1 エビデンス
2 リハビリテーション栄養チームのつくり方
3 職種別の役割
(1)管理栄養士/(2)理学療法士/(3)作業療法士/(4)言語聴覚士/(5)看護師/(6)薬剤師/(7)医師/(8)歯科医師/(9)歯科衛生士
第13章 セッティング別リハビリテーション栄養の実践
1 急性期病棟
2 地域包括ケア病棟
3 回復期リハビリテーション病棟
4 施設・療養型病棟
5 在宅
第14章 主な疾患・障害のリハビリテーション栄養
1 廃用症候群
2 脳卒中
3 頭部外傷
4 脊髄損傷
5 脳性麻痺
6 パーキンソン病
7 末梢神経障害
8 筋萎縮性側索硬化症
9 誤嚥性肺炎
10 褥瘡
11 肥満
12 糖尿病
13 大腿骨近位部骨折
14 関節リウマチ
15 がん
16 慢性閉塞性肺疾患
17 慢性心不全
18 肝不全
19 慢性腎臓病
20 重症下肢虚血
21 下肢切断
22 認知症
第15章 リハビリテーション栄養実践に役立つ資料
索引