序文
平成4年度に行われた第1回柔道整復師国家試験の受験者数は1,066名,合格率は90.3%でありました.一方,平成23年度(第20回試験)の受験者数は6,754人と約7倍に増加していますが,合格率は77.4%と大幅な低下傾向となっています(下図参照).また,近年の教科書改訂に伴い,問題内容や出題傾向に変化が出てくることは必至であり,難易度についても同様の傾向が続くと予測されます.傾向の一端として,柔道整復理論は必修問題の約45%,一般問題の約20%を占めており,国家試験の攻略には「柔道整復理論」の完全マスターが必須となります.
本書は.この7年間に出題された柔道整復理論の問題をすべて洗い出し,独自に領域ごとに分類し,整理したものです.さらに,教科書の改訂に伴う新規項目は,過去問題が少ないことから,オリジナル問題を作成し追加しました.解説にあたっては,基本的なものをはじめ,臨床的な知識も加えました.国家試験を直前に控えた時期に,最も活用できるものと確信しております.学生の皆様の知識の整理に,また,臨床でご活躍の諸先生においても,本書が後進の教育や知識の整理に役立てば幸甚です.
なお,本書の作成にあたって,問題の整理に快く協力くださった明治国際医療大学竹内ゼミの学生さん,また,限られた期間内で多大なるご尽力,アドバ イスをいただいた医歯薬出版の竹内大氏に心より感謝申し上げます.
平成24年8月
明治国際医療大学保健医療学部 臨床柔道整復学I教室
田口大輔
平成4年度に行われた第1回柔道整復師国家試験の受験者数は1,066名,合格率は90.3%でありました.一方,平成23年度(第20回試験)の受験者数は6,754人と約7倍に増加していますが,合格率は77.4%と大幅な低下傾向となっています(下図参照).また,近年の教科書改訂に伴い,問題内容や出題傾向に変化が出てくることは必至であり,難易度についても同様の傾向が続くと予測されます.傾向の一端として,柔道整復理論は必修問題の約45%,一般問題の約20%を占めており,国家試験の攻略には「柔道整復理論」の完全マスターが必須となります.
本書は.この7年間に出題された柔道整復理論の問題をすべて洗い出し,独自に領域ごとに分類し,整理したものです.さらに,教科書の改訂に伴う新規項目は,過去問題が少ないことから,オリジナル問題を作成し追加しました.解説にあたっては,基本的なものをはじめ,臨床的な知識も加えました.国家試験を直前に控えた時期に,最も活用できるものと確信しております.学生の皆様の知識の整理に,また,臨床でご活躍の諸先生においても,本書が後進の教育や知識の整理に役立てば幸甚です.
なお,本書の作成にあたって,問題の整理に快く協力くださった明治国際医療大学竹内ゼミの学生さん,また,限られた期間内で多大なるご尽力,アドバ イスをいただいた医歯薬出版の竹内大氏に心より感謝申し上げます.
平成24年8月
明治国際医療大学保健医療学部 臨床柔道整復学I教室
田口大輔
序文
本書の使い方
PART 1 骨折
上肢
I 鎖骨・肩甲骨骨折
II 上腕骨骨折
III 前腕骨骨折
IV 手部の骨折
V 手指部の骨折
下肢
I 骨盤の骨折
II 大腿骨骨折
III 膝の骨折
IV 下腿骨骨折
V 足部・足指の骨折
体幹
I 頭部・顔面の骨折
II 脊椎の骨折
III 胸部の骨折
PART 2 脱臼
上肢
I 上肢帯の脱臼
II 肘の脱臼
III 手部・手関節の脱臼
下肢・体幹
I 股部・膝部の脱臼
II 足部の脱臼
III 顔面・脊椎の脱臼
PART 3 軟部組織損傷
上肢
I 肩部
II 肘部
III 手部・手指部
下肢
I 股関節
II 大腿部
III 膝関節部
IV 下腿部
V 足関節・足部
体幹
I 頭部・顔面部・胸部損傷
II 脊椎部損傷
PART 4 総論
I 骨・関節の損傷
II 脱臼
III 筋・腱・神経損傷,血管・皮膚の損傷
IV 評価・治療法
本書の使い方
PART 1 骨折
上肢
I 鎖骨・肩甲骨骨折
II 上腕骨骨折
III 前腕骨骨折
IV 手部の骨折
V 手指部の骨折
下肢
I 骨盤の骨折
II 大腿骨骨折
III 膝の骨折
IV 下腿骨骨折
V 足部・足指の骨折
体幹
I 頭部・顔面の骨折
II 脊椎の骨折
III 胸部の骨折
PART 2 脱臼
上肢
I 上肢帯の脱臼
II 肘の脱臼
III 手部・手関節の脱臼
下肢・体幹
I 股部・膝部の脱臼
II 足部の脱臼
III 顔面・脊椎の脱臼
PART 3 軟部組織損傷
上肢
I 肩部
II 肘部
III 手部・手指部
下肢
I 股関節
II 大腿部
III 膝関節部
IV 下腿部
V 足関節・足部
体幹
I 頭部・顔面部・胸部損傷
II 脊椎部損傷
PART 4 総論
I 骨・関節の損傷
II 脱臼
III 筋・腱・神経損傷,血管・皮膚の損傷
IV 評価・治療法