鍼灸安全対策ガイドライン発行に際して
1993年発刊の「鍼灸治療における感染防止の指針」(監修 小林ェ伊)を緒として,我が国の鍼灸治療の安全性に関する議論は,安全性ガイドライン委員会を中心に進められていました.その後,この委員会の活動は,やや停滞しておりましたが,故尾崎昭弘先生が主導し,再び全日本鍼灸マッサージ師会,日本鍼灸師会,日本理療科教員連盟,東洋療法学校協会並びに全日本鍼灸学会で構成される鍼灸安全性委員会が設置され,様々な議論を経て,2007年に「鍼灸医療安全ガイドライン」(医歯薬出版株式会社)が刊行されるに至ったわけです.故尾崎昭弘先生は,事故発生の人的要因やシステム要因などを詳細に記載することによって,鍼灸医療従事者に正しい知識を持ってもらい,延いては鍼灸医療の社会的評価を高めることに繋げていくといった理念をお持ちでしたので,感染防止対策や安全対策に造詣の深い先生方を編集委員として選出し,執筆に際しても編集委員を中心に,当時の最新の知見を元に編纂されました.
「鍼灸医療安全ガイドライン」発刊から既に,10年以上の月日が経ち,改訂の必要性を各方面から要請されておりました.従って,この度,新たな形で「鍼灸安全対策ガイドライン」が編纂されますことは,まさに時機を得たものと思量します.本ガイドライン作成においては,公益社団法人全日本鍼灸学会学術研究部安全性委員会が,主体的に作業をしていただき,膨大な時間を割いて頂きました.連綿と続く鍼灸医療の安全対策のため,ご尽力頂いたことに敬意を表すると共に深甚なる感謝を申し上げる次第です.
さて,本ガイドラインは,出来る限り多くの関係者に見て頂くために,多岐にわたる事象を網羅し,且つ,箇条書き形式で記載されております.これは,医療に関する様々なガイドラインに準じた形式でもあります.また,鍼灸医療の安全性に関する知見を十分に精査して作成されておりますので,現時点で最も信頼性の高いガイドラインであると考えられます.一方で,鍼灸医療の安全性に関する科学的根拠を示すためには,膨大な知見からレビューすることが求められますが,それは今後の課題となると考えます.今後とも安全性委員会のご努力に期待をしております.
最後になりましたが,本ガイドラインが,鍼灸医療に関わる多くの人に活用され,安全,安心,且つ快適な鍼灸医療の実践に役立てて頂くことを祈念し,監修者の挨拶とさせて頂きます.
2020年1月
監修 坂本 歩
※2020年9月に(公社)全日本鍼灸学会 学術研究部 安全性委員会は臨床情報部に移管されました.
序文
鍼灸施術の安全性に関するガイドラインが最初に刊行されたのは,1993年のことで「鍼灸治療における感染防止の指針」というタイトルで感染対策に特化した内容であった.当時,故・小林ェ伊先生(元 東京大学医学部感染制御学教室 教授)監修のもと編集に携わったのは鍼灸治療における安全性ガイドライン委員会であった.当時はB型・C型肝炎及びAIDSなどの血液媒介感染症の拡大が世間で取り沙汰され,感染予防についての関心が高まっていたことや,1987年に厚生省より鍼灸師団体等に対し「鍼灸におけるAIDS感染等の防止について」という通達文が発出されたことがきっかけとなり,このガイドラインが作成された.
その後,1999年に世界保健機関(WHO)より『Guidelines on Basic Training and Safety in Acupuncture(鍼の基礎教育と安全性に関するガイドライン)』が公開されると,これを受けて国内では2007年に『鍼灸医療安全ガイドライン』が刊行された.この編集に携わったのは故・尾崎昭弘先生(明治鍼灸大学〈現・明治国際医療大学〉名誉教授),坂本歩先生(学校法人呉竹学園 理事長)をはじめとする鍼灸安全性委員会であった.鍼灸安全性委員会は前述の鍼灸治療における安全性ガイドライン委員会を前身とする組織で,(公社)全日本鍼灸マッサージ師会,(公社)日本鍼灸師会,(公社)東洋療法学校協会,日本理療科教員連盟,(公社)全日本鍼灸学会の5団体から委員を募り構成されていた.
鍼灸安全性委員会は,さらに2010年『鍼灸医療安全ガイドライン』を補完するための書として『鍼灸医療安全対策マニュアル』を刊行している.これは鍼灸医療事故の事例による対処法や法的解釈も含めて分かりやすく解説されたものであった.
『鍼灸医療安全ガイドライン』は発刊からすでに10年が経ち内容を更新すべき時期にきているが,初版以降,改訂作業は行われていない.この度,鍼灸安全性委員会を世代交代するかたちで,前述の5団体から成る組織として鍼灸医療安全性連絡協議会(鍼灸安全性委員会から改称)を立ち上げた.そして,各団体長の了承のもと(公社)全日本鍼灸学会の学術研究部安全性委員会が主体となりガイドラインの作成作業を進め,『鍼灸安全対策ガイドライン2020年版』(以下,本ガイドライン)を公開するに至った.なお,前述の『鍼灸医療安全ガイドライン』はマニュアルとしての内容が多分に含まれていたためページ数も多く,名称が内容を必ずしも反映していなかったと考え,本ガイドラインでは内容を箇条書で簡略化し,改訂版ではなく新版として作成した.また,本ガイドラインは書籍として出版すると同時に,誰でも読むことができるよう(公社)全日本鍼灸学会のホームページから無償でダウンロードすることができる形で一般公開することとした.
本ガイドラインは,原案を作成した時点で,(公社)全日本鍼灸学会のホームページ上に公開し,パブリックコメントを募集した.その結果,延べ39件のコメントが寄せられ,それを参考として修正を加えたものを最終版として完成させた.パブリックコメントをお寄せ頂いた方々には厚く御礼申し上げる.
最後に,本ガイドラインの前身となった『鍼灸医療安全ガイドライン』の編集に携わった鍼灸安全性委員会の皆様の功績に対し敬意を表すとともに,本ガイドラインの作成に際し,ご指導賜りました各業団関係者の皆様に感謝の意を表する次第である.多くの鍼灸師が本ガイドラインに基づいた臨床を実践することによって,我が国の鍼灸医療が安全性の高いものであると国内外から評されるようになることを切に願うものである.
2020年1月
公益社団法人 全日本鍼灸学会 学術研究部 安全性委員会
委員長 菅原正秋
※2020年9月に(公社)全日本鍼灸学会 学術研究部 安全性委員会は臨床情報部に移管されました.
鍼灸安全対策ガイドライン2025年版(改訂第2版)の序
初版『鍼灸安全対策ガイドライン2020年版』が刊行されてから5年が経過した.当時,安全性委員会の委員10名は,いずれもガイドライン作成の経験がなく,作業は,国内外の関連ガイドラインを参考に,手探りで進められた.作業にあたっては,エビデンス(科学的根拠)を重視し,これまでの安全対策を検証するとともに,いたずらに施術を制限することがないよう,文言には細心の注意を払った.このような試行錯誤の上に完成したガイドラインであるが,国内外から一定の評価を得ることができ,委員一同,成果に対して自負の念を抱いている.
今回の改訂では,新たに6名の委員を迎え,委員会内に「ガイドライン改訂ワーキンググループ」を編成し,作業を進めた.改訂作業では,この5年間に報告された国内外の有害事象に関する文献や委員会に寄せられた情報を精査し,追加すべき事項を慎重に吟味した.ワーキンググループが作成した改訂原案は,委員会内で加筆修正された後,改訂案として委員会が運営する「鍼灸の安全対策サイト」で公開され,当学会会員のみならず関連団体から広くパブリックコメントを募集した.その結果,延べ38件の示唆に富む貴重なコメントが寄せられた.委員会は,これらのコメントを精査した後,改訂案の加筆修正を行い『鍼灸安全対策ガイドライン2025年版(改訂第2版)』を完成させた.
以下に,本ガイドラインの主要な改訂点を示す.
II.安全対策の一般的要求事項と注意事項
施灸の禁忌および注意を要する部位について見直しを実施し,直接灸および間接灸の表現を避けるとともに,顔面部への施灸に関する記載を改訂した.
IV.有害事象防止対策
気胸を臓器および神経損傷とは独立した項目として新たに設け,注意を要する具体的な行為および手技について明記した.また,副作用(有害反応)の「抜鍼困難」に関する項目では,折鍼防止の観点から刺鍼中に避けるべき行為を注意事項として追加した.
V.関連療法の安全対策
低周波鍼通電療法の項目を全面的に見直し,前ガイドラインにおいて曖昧であった定義を明確化した.さらに,施術にあたっては,事前に医療機器の添付文書などを確認し,それに基づいて実施するよう提言した.
なお,パブリックコメントでは,安全対策の具体的な行動や手順等を示すよう求める意見が散見されたが,原則,ガイドラインは指針を示すものであり,具体的な内容を記載するものではないことをご理解いただきたい.安全対策の具体的な行動や手順などについては,本ガイドラインの補助教材である『鍼灸安全対策マニュアル』(2024年7月刊行)が発行されているので,こちらを参照し,ご活用いただければ幸いである.
最後に,本ガイドラインの作成にあたり貴重なご意見をお寄せくださった皆様および編集作業に携わっていただいた皆様に心より御礼申し上げるとともに,本ガイドラインが鍼灸の安全性向上に貢献することを切に願う次第である.
2025年5月
公益社団法人 全日本鍼灸学会 臨床情報部 安全性委員会
委員長 菅原正秋
1993年発刊の「鍼灸治療における感染防止の指針」(監修 小林ェ伊)を緒として,我が国の鍼灸治療の安全性に関する議論は,安全性ガイドライン委員会を中心に進められていました.その後,この委員会の活動は,やや停滞しておりましたが,故尾崎昭弘先生が主導し,再び全日本鍼灸マッサージ師会,日本鍼灸師会,日本理療科教員連盟,東洋療法学校協会並びに全日本鍼灸学会で構成される鍼灸安全性委員会が設置され,様々な議論を経て,2007年に「鍼灸医療安全ガイドライン」(医歯薬出版株式会社)が刊行されるに至ったわけです.故尾崎昭弘先生は,事故発生の人的要因やシステム要因などを詳細に記載することによって,鍼灸医療従事者に正しい知識を持ってもらい,延いては鍼灸医療の社会的評価を高めることに繋げていくといった理念をお持ちでしたので,感染防止対策や安全対策に造詣の深い先生方を編集委員として選出し,執筆に際しても編集委員を中心に,当時の最新の知見を元に編纂されました.
「鍼灸医療安全ガイドライン」発刊から既に,10年以上の月日が経ち,改訂の必要性を各方面から要請されておりました.従って,この度,新たな形で「鍼灸安全対策ガイドライン」が編纂されますことは,まさに時機を得たものと思量します.本ガイドライン作成においては,公益社団法人全日本鍼灸学会学術研究部安全性委員会が,主体的に作業をしていただき,膨大な時間を割いて頂きました.連綿と続く鍼灸医療の安全対策のため,ご尽力頂いたことに敬意を表すると共に深甚なる感謝を申し上げる次第です.
さて,本ガイドラインは,出来る限り多くの関係者に見て頂くために,多岐にわたる事象を網羅し,且つ,箇条書き形式で記載されております.これは,医療に関する様々なガイドラインに準じた形式でもあります.また,鍼灸医療の安全性に関する知見を十分に精査して作成されておりますので,現時点で最も信頼性の高いガイドラインであると考えられます.一方で,鍼灸医療の安全性に関する科学的根拠を示すためには,膨大な知見からレビューすることが求められますが,それは今後の課題となると考えます.今後とも安全性委員会のご努力に期待をしております.
最後になりましたが,本ガイドラインが,鍼灸医療に関わる多くの人に活用され,安全,安心,且つ快適な鍼灸医療の実践に役立てて頂くことを祈念し,監修者の挨拶とさせて頂きます.
2020年1月
監修 坂本 歩
※2020年9月に(公社)全日本鍼灸学会 学術研究部 安全性委員会は臨床情報部に移管されました.
序文
鍼灸施術の安全性に関するガイドラインが最初に刊行されたのは,1993年のことで「鍼灸治療における感染防止の指針」というタイトルで感染対策に特化した内容であった.当時,故・小林ェ伊先生(元 東京大学医学部感染制御学教室 教授)監修のもと編集に携わったのは鍼灸治療における安全性ガイドライン委員会であった.当時はB型・C型肝炎及びAIDSなどの血液媒介感染症の拡大が世間で取り沙汰され,感染予防についての関心が高まっていたことや,1987年に厚生省より鍼灸師団体等に対し「鍼灸におけるAIDS感染等の防止について」という通達文が発出されたことがきっかけとなり,このガイドラインが作成された.
その後,1999年に世界保健機関(WHO)より『Guidelines on Basic Training and Safety in Acupuncture(鍼の基礎教育と安全性に関するガイドライン)』が公開されると,これを受けて国内では2007年に『鍼灸医療安全ガイドライン』が刊行された.この編集に携わったのは故・尾崎昭弘先生(明治鍼灸大学〈現・明治国際医療大学〉名誉教授),坂本歩先生(学校法人呉竹学園 理事長)をはじめとする鍼灸安全性委員会であった.鍼灸安全性委員会は前述の鍼灸治療における安全性ガイドライン委員会を前身とする組織で,(公社)全日本鍼灸マッサージ師会,(公社)日本鍼灸師会,(公社)東洋療法学校協会,日本理療科教員連盟,(公社)全日本鍼灸学会の5団体から委員を募り構成されていた.
鍼灸安全性委員会は,さらに2010年『鍼灸医療安全ガイドライン』を補完するための書として『鍼灸医療安全対策マニュアル』を刊行している.これは鍼灸医療事故の事例による対処法や法的解釈も含めて分かりやすく解説されたものであった.
『鍼灸医療安全ガイドライン』は発刊からすでに10年が経ち内容を更新すべき時期にきているが,初版以降,改訂作業は行われていない.この度,鍼灸安全性委員会を世代交代するかたちで,前述の5団体から成る組織として鍼灸医療安全性連絡協議会(鍼灸安全性委員会から改称)を立ち上げた.そして,各団体長の了承のもと(公社)全日本鍼灸学会の学術研究部安全性委員会が主体となりガイドラインの作成作業を進め,『鍼灸安全対策ガイドライン2020年版』(以下,本ガイドライン)を公開するに至った.なお,前述の『鍼灸医療安全ガイドライン』はマニュアルとしての内容が多分に含まれていたためページ数も多く,名称が内容を必ずしも反映していなかったと考え,本ガイドラインでは内容を箇条書で簡略化し,改訂版ではなく新版として作成した.また,本ガイドラインは書籍として出版すると同時に,誰でも読むことができるよう(公社)全日本鍼灸学会のホームページから無償でダウンロードすることができる形で一般公開することとした.
本ガイドラインは,原案を作成した時点で,(公社)全日本鍼灸学会のホームページ上に公開し,パブリックコメントを募集した.その結果,延べ39件のコメントが寄せられ,それを参考として修正を加えたものを最終版として完成させた.パブリックコメントをお寄せ頂いた方々には厚く御礼申し上げる.
最後に,本ガイドラインの前身となった『鍼灸医療安全ガイドライン』の編集に携わった鍼灸安全性委員会の皆様の功績に対し敬意を表すとともに,本ガイドラインの作成に際し,ご指導賜りました各業団関係者の皆様に感謝の意を表する次第である.多くの鍼灸師が本ガイドラインに基づいた臨床を実践することによって,我が国の鍼灸医療が安全性の高いものであると国内外から評されるようになることを切に願うものである.
2020年1月
公益社団法人 全日本鍼灸学会 学術研究部 安全性委員会
委員長 菅原正秋
※2020年9月に(公社)全日本鍼灸学会 学術研究部 安全性委員会は臨床情報部に移管されました.
鍼灸安全対策ガイドライン2025年版(改訂第2版)の序
初版『鍼灸安全対策ガイドライン2020年版』が刊行されてから5年が経過した.当時,安全性委員会の委員10名は,いずれもガイドライン作成の経験がなく,作業は,国内外の関連ガイドラインを参考に,手探りで進められた.作業にあたっては,エビデンス(科学的根拠)を重視し,これまでの安全対策を検証するとともに,いたずらに施術を制限することがないよう,文言には細心の注意を払った.このような試行錯誤の上に完成したガイドラインであるが,国内外から一定の評価を得ることができ,委員一同,成果に対して自負の念を抱いている.
今回の改訂では,新たに6名の委員を迎え,委員会内に「ガイドライン改訂ワーキンググループ」を編成し,作業を進めた.改訂作業では,この5年間に報告された国内外の有害事象に関する文献や委員会に寄せられた情報を精査し,追加すべき事項を慎重に吟味した.ワーキンググループが作成した改訂原案は,委員会内で加筆修正された後,改訂案として委員会が運営する「鍼灸の安全対策サイト」で公開され,当学会会員のみならず関連団体から広くパブリックコメントを募集した.その結果,延べ38件の示唆に富む貴重なコメントが寄せられた.委員会は,これらのコメントを精査した後,改訂案の加筆修正を行い『鍼灸安全対策ガイドライン2025年版(改訂第2版)』を完成させた.
以下に,本ガイドラインの主要な改訂点を示す.
II.安全対策の一般的要求事項と注意事項
施灸の禁忌および注意を要する部位について見直しを実施し,直接灸および間接灸の表現を避けるとともに,顔面部への施灸に関する記載を改訂した.
IV.有害事象防止対策
気胸を臓器および神経損傷とは独立した項目として新たに設け,注意を要する具体的な行為および手技について明記した.また,副作用(有害反応)の「抜鍼困難」に関する項目では,折鍼防止の観点から刺鍼中に避けるべき行為を注意事項として追加した.
V.関連療法の安全対策
低周波鍼通電療法の項目を全面的に見直し,前ガイドラインにおいて曖昧であった定義を明確化した.さらに,施術にあたっては,事前に医療機器の添付文書などを確認し,それに基づいて実施するよう提言した.
なお,パブリックコメントでは,安全対策の具体的な行動や手順等を示すよう求める意見が散見されたが,原則,ガイドラインは指針を示すものであり,具体的な内容を記載するものではないことをご理解いただきたい.安全対策の具体的な行動や手順などについては,本ガイドラインの補助教材である『鍼灸安全対策マニュアル』(2024年7月刊行)が発行されているので,こちらを参照し,ご活用いただければ幸いである.
最後に,本ガイドラインの作成にあたり貴重なご意見をお寄せくださった皆様および編集作業に携わっていただいた皆様に心より御礼申し上げるとともに,本ガイドラインが鍼灸の安全性向上に貢献することを切に願う次第である.
2025年5月
公益社団法人 全日本鍼灸学会 臨床情報部 安全性委員会
委員長 菅原正秋
I.安全対策に関する用語の定義と分類
関連用語の定義
有害事象の分類
II.安全対策の一般的要求事項と注意事項
法令の遵守
リスクマネジメント
施術録の記載・個人情報の保護
禁忌の施術
禁忌の場合
注意すべき場合
禁忌の部位
注意すべき部位
出張施術─施術所以外での施術・屋外施術・スポーツ大会・災害現場での施術─
III.感染防止対策
感染対策の基本
施術所の衛生管理
標準予防策─手指衛生─
標準予防策─個人防護具─
標準予防策─呼吸器衛生・咳エチケット─
標準予防策─施術ベッドとその周辺環境の衛生管理─
標準予防策─廃棄物処理─
標準予防策─汚物処理─
施術野の消毒
衛生的刺鍼法
施術器具の洗浄・消毒・滅菌
職業感染防止対策─鍼刺しによる感染など─
IV.有害事象防止対策
感染症
臓器および神経損傷
気胸(血胸を含む)
皮膚疾患
折鍼・伏鍼・異物
副作用(有害反応)
鍼の抜き忘れ
施灸による有害事象
V.関連療法の安全対策
低周波鍼通電療法
灸頭鍼療法
刺絡療法
てい鍼療法・小児鍼療法
皮内鍼療法・円皮鍼療法
粒鍼療法
附録 関連用語の解説
索引
関連用語の定義
有害事象の分類
II.安全対策の一般的要求事項と注意事項
法令の遵守
リスクマネジメント
施術録の記載・個人情報の保護
禁忌の施術
禁忌の場合
注意すべき場合
禁忌の部位
注意すべき部位
出張施術─施術所以外での施術・屋外施術・スポーツ大会・災害現場での施術─
III.感染防止対策
感染対策の基本
施術所の衛生管理
標準予防策─手指衛生─
標準予防策─個人防護具─
標準予防策─呼吸器衛生・咳エチケット─
標準予防策─施術ベッドとその周辺環境の衛生管理─
標準予防策─廃棄物処理─
標準予防策─汚物処理─
施術野の消毒
衛生的刺鍼法
施術器具の洗浄・消毒・滅菌
職業感染防止対策─鍼刺しによる感染など─
IV.有害事象防止対策
感染症
臓器および神経損傷
気胸(血胸を含む)
皮膚疾患
折鍼・伏鍼・異物
副作用(有害反応)
鍼の抜き忘れ
施灸による有害事象
V.関連療法の安全対策
低周波鍼通電療法
灸頭鍼療法
刺絡療法
てい鍼療法・小児鍼療法
皮内鍼療法・円皮鍼療法
粒鍼療法
附録 関連用語の解説
索引














