序
平成19(2007)年に,旧『○×トライアル 東洋医学概論』が刊行されてすでに18年となりました.多くの読者に愛用されたことを感謝します.しかしその18年間で,平成27(2015)年には,東洋療法学校協会編の『新版 東洋医学概論』の教科書が,出版されました.平成5(1993)年に出版された旧版『東洋医学概論』の教科書から編集の体裁や内容の充実,用語など,多くが刷新されました.その上,より高い水準のはり師・きゅう師を養成するために,はり師・きゅう師国家試験出題基準も改正され,その問題数は,令和3(2021)年から,140問/160問が160問/180問に増え,東洋医学概論の問題も13問から16問に増え,『新版 東洋医学概論』に沿って出題される傾向となっています.
『新版 東洋医学概論』に対して著者は,教育の現場でその内容や用語に,「読めない・理解しかねる・覚えられない」などの苦悩の声を,よく耳にしました.
そこで本書では,『新版 東洋医学概論』の構成に従い,その用語を80%以上カバーして,○×方式の問題を解いていくことで『新版 東洋医学概論』の内容や用語を一歩一歩進んで,徐々に理解しながら覚えるように編集しました.設問に対して解説を付けるとともに,巻末資料:直前チェックリストとして「ポイントマスター」,図表も添付し,1年生の最初の学習や卒業前の国試対策にも活用できるように工夫しました.
本書が,読者の『新版 東洋医学概論』の理解を深める一助になれば,著者として幸いです.
最後に,本書の企画・編集にあたってご尽力された医歯薬出版の皆様に深謝いたします.
令和7年3月 王 暁明
平成19(2007)年に,旧『○×トライアル 東洋医学概論』が刊行されてすでに18年となりました.多くの読者に愛用されたことを感謝します.しかしその18年間で,平成27(2015)年には,東洋療法学校協会編の『新版 東洋医学概論』の教科書が,出版されました.平成5(1993)年に出版された旧版『東洋医学概論』の教科書から編集の体裁や内容の充実,用語など,多くが刷新されました.その上,より高い水準のはり師・きゅう師を養成するために,はり師・きゅう師国家試験出題基準も改正され,その問題数は,令和3(2021)年から,140問/160問が160問/180問に増え,東洋医学概論の問題も13問から16問に増え,『新版 東洋医学概論』に沿って出題される傾向となっています.
『新版 東洋医学概論』に対して著者は,教育の現場でその内容や用語に,「読めない・理解しかねる・覚えられない」などの苦悩の声を,よく耳にしました.
そこで本書では,『新版 東洋医学概論』の構成に従い,その用語を80%以上カバーして,○×方式の問題を解いていくことで『新版 東洋医学概論』の内容や用語を一歩一歩進んで,徐々に理解しながら覚えるように編集しました.設問に対して解説を付けるとともに,巻末資料:直前チェックリストとして「ポイントマスター」,図表も添付し,1年生の最初の学習や卒業前の国試対策にも活用できるように工夫しました.
本書が,読者の『新版 東洋医学概論』の理解を深める一助になれば,著者として幸いです.
最後に,本書の企画・編集にあたってご尽力された医歯薬出版の皆様に深謝いたします.
令和7年3月 王 暁明
第1章 東洋医学の特徴
1.東洋医学の沿革
1.1 東洋医学の歴史
1.2 東洋医学の成立と発展
2.人体の見方
3.東洋医学の治療
3.1 治療論
3.2 治療法
第2章 生理と病理
1.生理物質(精・気・血・津液)と神
1.1 精の生理と病理
1.2 気の生理と病理
1.3 血の生理と病理
1.4 津液の生理と病理
1.5 神(五神と五志と七情)
1.6 人体における陰陽
2.蔵象
2.1 蔵象学説
2.2 五臓とその機能に関連した領域
2.2.1 肝(肝系統)の生理と病理
2.2.2 心(心系統)の生理と病理
2.2.3 脾(脾系統)の生理と病理
2.2.4 肺(肺系統)の生理と病理
2.2.5 腎(腎系統)の生理と病理
2.2.6 三焦
2.3 五臓の相互関係
3.経絡
3.1 経絡の概念・機能・構成
3.2 経絡の病理
4.病因・病機
第3章 東洋医学の思想
1.陰陽学説
1.1 陰陽学説の基本内容
1.2 陰陽の相互関係
1.3 陰陽学説の運用
2.五行学説
2.1 五行学説の基本内容
2.2 東洋医学における五行学説の運用
2.2.1 自然界の五行
2.2.2 人体の五行
第4章 四診
1.望神
1.1 神・色・形・態
1.2 舌診
1.2.1 舌診の部位・舌質
1.2.2 舌苔
2.聞診
3.問診
3.1 主訴・基本的問診事項
3.2 その他の問診事項
4.切診
4.1 反応
4.2 腹診
4.3 切経・経穴診
4.4 脈診
4.4.1 寸口診法・脈状診
4.4.2 比較脈診
第5章 弁証論治
1.弁証
2.論治
2.1 治則・治法
2.2 治療法の概要
2.2.1 補瀉法
2.2.2 選穴原則・特定穴の応用
2.2.3 古代刺法
巻末資料:直前チェックリスト
新版 東洋医学概論 ポイントマスター
索引
1.東洋医学の沿革
1.1 東洋医学の歴史
1.2 東洋医学の成立と発展
2.人体の見方
3.東洋医学の治療
3.1 治療論
3.2 治療法
第2章 生理と病理
1.生理物質(精・気・血・津液)と神
1.1 精の生理と病理
1.2 気の生理と病理
1.3 血の生理と病理
1.4 津液の生理と病理
1.5 神(五神と五志と七情)
1.6 人体における陰陽
2.蔵象
2.1 蔵象学説
2.2 五臓とその機能に関連した領域
2.2.1 肝(肝系統)の生理と病理
2.2.2 心(心系統)の生理と病理
2.2.3 脾(脾系統)の生理と病理
2.2.4 肺(肺系統)の生理と病理
2.2.5 腎(腎系統)の生理と病理
2.2.6 三焦
2.3 五臓の相互関係
3.経絡
3.1 経絡の概念・機能・構成
3.2 経絡の病理
4.病因・病機
第3章 東洋医学の思想
1.陰陽学説
1.1 陰陽学説の基本内容
1.2 陰陽の相互関係
1.3 陰陽学説の運用
2.五行学説
2.1 五行学説の基本内容
2.2 東洋医学における五行学説の運用
2.2.1 自然界の五行
2.2.2 人体の五行
第4章 四診
1.望神
1.1 神・色・形・態
1.2 舌診
1.2.1 舌診の部位・舌質
1.2.2 舌苔
2.聞診
3.問診
3.1 主訴・基本的問診事項
3.2 その他の問診事項
4.切診
4.1 反応
4.2 腹診
4.3 切経・経穴診
4.4 脈診
4.4.1 寸口診法・脈状診
4.4.2 比較脈診
第5章 弁証論治
1.弁証
2.論治
2.1 治則・治法
2.2 治療法の概要
2.2.1 補瀉法
2.2.2 選穴原則・特定穴の応用
2.2.3 古代刺法
巻末資料:直前チェックリスト
新版 東洋医学概論 ポイントマスター
索引














