●はじめに
共感,共生のパワーを活用する技術に関心が高まっている.血縁や地縁が希薄化する現代社会において,他者と共に,支え支えられて,そのなかに自分らしさや充実感を見いだす動きが拡大しつつある.生活の豊かさや,ひとりよがりの自己実現を超えて,いわば「共感に基づく自己実現」を分かち合う仲間と場所が見直されている.
コミュニティ・エンパワメントは,当事者一人ひとりの思いを活かしながら,まさに「共感に基づく自己実現」を育む仲間と場所,すなわちコミュニティを作り上げる技法である.
ものごとを感じたり生み出したりする「勢い」をメンバー同士で「共有」し,「増幅」するのがコミュニティ・エンパワメントである.その結果,すばらしいアイディアや方法を創出する可能性をも秘めている.意味のある時間を過ごしたり,新しい価値を生み出すかかわりなど「価値を生む協働」にメンバーが心地よさを感じる条件を整えることで,より大きなパワーを発揮する.これは,従来の会社やNPO,ボランティア組織,地域組織などのあり方を再検討する視点としても,大いに注目されている.
一方,「共感に基づく自己実現」を生むコミュニティには,最も有益で,実用性のある「知恵」が蓄積していく.なぜなら,知恵は関心を持つ多様な人のかかわりのなかで磨かれるものだからである.そして,このかかわり自体が,さらにコミュニティを活性化していく.コミュニティ・エンパワメントは,一人ひとりの持つ知識と技術,暗黙知と形式知,アイディアなどを結び付け,「知恵」を体系化することにつながる.いわば「知恵を束ねる技術」がコミュニティ・エンパワメントなのだ.
コミュニティ・エンパワメント技術の習得は,プロフェッショナルにとってきわめて意義深い.当事者とコミュニティを積極的に巻き込み,本来的に持っている力を引き出し,自ら解決を導く技術は,「当事者主体」を謳うヒューマン・サービスにとって本質的なものである.
本書は,コミュニティ・エンパワメントをプロ技術として展開するための方法を,わかりやすく提供することを目的としている.前書「エンパワメントのケア科学―当事者主体チームワーク・ケアの技法」の続編として,著者らの20余年の研究蓄積に基づき,組織や団体,地域などのコミュニティにおいて,エンパワメント手法を用いることの実践的な方法と有効性を解説した.
すなわち,コミュニティの力を引き出すために,散在している貴重な知恵を束ね,個別的な視点に加え,全体を見通しながら参加メンバーとともに協働する技法である.当事者の力を引き出すコミュニケーション,当事者参加型チームワーク,ネットワーキングなどの技術を体系的に整理し,実践への活用を意図した.
本書は,コミュニティ・エンパワメントの理論とその実践活用について,2部構成となっている.
第1部では理論編として,コミュニティ・エンパワメントとは何か,理論に基づき論述した.システム構造や原則を整理しながら,実践の流れに沿ってエンパワメントの技術を解説した.
特に,コミュニティの発展段階に沿った「エンパワメント技術モデル」を用いて,目標・戦略設計,評価設計など全体像を機能別に整理する具体的な枠組みを示した.
第2部では実践編として,さまざまな事例を通じてコミュニティ・エンパワメント技術の適用方法と効果を例示した.具体的には,当事者,専門職,ボランティア,組織,地域,システム,街づくり,国際支援など,下記のごとく多様な領域にわたる.
1.住民参加型ファミリー健康プランとアクションプラン
2.科学的な根拠に基づく専門職研修システムづくり
3.ボランティア活用に向けた環境づくり
4.専門職コミュニティのエンパワメント
5.障害児への地域ぐるみのサポートシステムの構築
6.子育て支援の質向上のためのシステムづくり
7.地域ケアの連携促進
8.国際支援とコミュニティ・エンパワメント
これらすべてについて,背景,コミュニティ・エンパワメントの方法,成果,ポイントという同一の枠組みを用い,全体像と比較しながら理解できるよう工夫した.
本書がすべての読者にとって,スキルを磨くうえでの何らかのエンパワメントのきっかけとなれば幸いである.
2005年3月
安梅勅江
共感,共生のパワーを活用する技術に関心が高まっている.血縁や地縁が希薄化する現代社会において,他者と共に,支え支えられて,そのなかに自分らしさや充実感を見いだす動きが拡大しつつある.生活の豊かさや,ひとりよがりの自己実現を超えて,いわば「共感に基づく自己実現」を分かち合う仲間と場所が見直されている.
コミュニティ・エンパワメントは,当事者一人ひとりの思いを活かしながら,まさに「共感に基づく自己実現」を育む仲間と場所,すなわちコミュニティを作り上げる技法である.
ものごとを感じたり生み出したりする「勢い」をメンバー同士で「共有」し,「増幅」するのがコミュニティ・エンパワメントである.その結果,すばらしいアイディアや方法を創出する可能性をも秘めている.意味のある時間を過ごしたり,新しい価値を生み出すかかわりなど「価値を生む協働」にメンバーが心地よさを感じる条件を整えることで,より大きなパワーを発揮する.これは,従来の会社やNPO,ボランティア組織,地域組織などのあり方を再検討する視点としても,大いに注目されている.
一方,「共感に基づく自己実現」を生むコミュニティには,最も有益で,実用性のある「知恵」が蓄積していく.なぜなら,知恵は関心を持つ多様な人のかかわりのなかで磨かれるものだからである.そして,このかかわり自体が,さらにコミュニティを活性化していく.コミュニティ・エンパワメントは,一人ひとりの持つ知識と技術,暗黙知と形式知,アイディアなどを結び付け,「知恵」を体系化することにつながる.いわば「知恵を束ねる技術」がコミュニティ・エンパワメントなのだ.
コミュニティ・エンパワメント技術の習得は,プロフェッショナルにとってきわめて意義深い.当事者とコミュニティを積極的に巻き込み,本来的に持っている力を引き出し,自ら解決を導く技術は,「当事者主体」を謳うヒューマン・サービスにとって本質的なものである.
本書は,コミュニティ・エンパワメントをプロ技術として展開するための方法を,わかりやすく提供することを目的としている.前書「エンパワメントのケア科学―当事者主体チームワーク・ケアの技法」の続編として,著者らの20余年の研究蓄積に基づき,組織や団体,地域などのコミュニティにおいて,エンパワメント手法を用いることの実践的な方法と有効性を解説した.
すなわち,コミュニティの力を引き出すために,散在している貴重な知恵を束ね,個別的な視点に加え,全体を見通しながら参加メンバーとともに協働する技法である.当事者の力を引き出すコミュニケーション,当事者参加型チームワーク,ネットワーキングなどの技術を体系的に整理し,実践への活用を意図した.
本書は,コミュニティ・エンパワメントの理論とその実践活用について,2部構成となっている.
第1部では理論編として,コミュニティ・エンパワメントとは何か,理論に基づき論述した.システム構造や原則を整理しながら,実践の流れに沿ってエンパワメントの技術を解説した.
特に,コミュニティの発展段階に沿った「エンパワメント技術モデル」を用いて,目標・戦略設計,評価設計など全体像を機能別に整理する具体的な枠組みを示した.
第2部では実践編として,さまざまな事例を通じてコミュニティ・エンパワメント技術の適用方法と効果を例示した.具体的には,当事者,専門職,ボランティア,組織,地域,システム,街づくり,国際支援など,下記のごとく多様な領域にわたる.
1.住民参加型ファミリー健康プランとアクションプラン
2.科学的な根拠に基づく専門職研修システムづくり
3.ボランティア活用に向けた環境づくり
4.専門職コミュニティのエンパワメント
5.障害児への地域ぐるみのサポートシステムの構築
6.子育て支援の質向上のためのシステムづくり
7.地域ケアの連携促進
8.国際支援とコミュニティ・エンパワメント
これらすべてについて,背景,コミュニティ・エンパワメントの方法,成果,ポイントという同一の枠組みを用い,全体像と比較しながら理解できるよう工夫した.
本書がすべての読者にとって,スキルを磨くうえでの何らかのエンパワメントのきっかけとなれば幸いである.
2005年3月
安梅勅江
第1部 コミュニティ・エンパワメント 理論編(安梅)
第1章 コミュニティ・エンパワメントとは
第1節 社会背景
第2節 コミュニティとは
目的,関心,価値,感情などの共有/帰属意識/自主的な運営/相互作用
第3節 エンパワメントとは
第4節 コミュニティ・エンパワメントとは
第5節 理論背景
■1. システム思考
■2. ラーニング・オーガニゼーション
■3. ソーシャル・マーケッティングモデル
■4. セルフ・ヘルプ・グループ理論
■5. プリシード・プロシードモデル
■6. コミュニティ・ワーク
■7. コミュニティ・アズ・パートナーモデル
第2章 コミュニティ・エンパワメントのシステム構造
第1節 コミュニティ・エンパワメントのシステム構造と要素
第2節 ミクロシステム
ファシリテーター/コンサルタント/評価者/システム・オーガナイザー/教育者/参与型研究者
第3節 メゾシステム
第4節 エクソシステム
第5節 マクロシステム
第6節 コミュニティ・エンパワメントのシステム構造分析例
第3章 コミュニティ・エンパワメントの7原則
第1節 関係性を楽しむ
第2節 価値に焦点をあてる
第3節 つねに発展に向かう
第4節 柔軟な参加様式
第5節 親近感と刺激感
第6節 評価の視点
第7節 リズムをつくる
第4章 コミュニティ・エンパワメントの技術
第1節 エンパワメント技術モデルの考え方
■1.「創造」段階
■2.「適応」段階
■3.「維持」段階
■4.「発達」段階
第2節 段階別コミュニティ・エンパワメント技術
・創造
・適応
・維持
・発展
第3節 機能別エンパワメント技術
・目標・戦略エンパワメント技術:アセスメント,インプット
問題・課題/背景/成果/影響要因/戦略/根拠
・過程・組織エンパワメント技術:実施
・成果エンパワメント技術:アウトプット,アウトカム,インパクト評価
目標・戦略と背景/過程・組織/成果
・情報エンパワメント技術:ネットワーキング
・効率エンパワメント技術:効率性,生産性
〔コラム〕コミュニティ・エンパワメントと数字?
第2部 コミュニティ・エンパワメント 実践編
実践編の構成と枠組み(安梅)
第5章 住民参加型ファミリー健康プランとアクションプラン―地域開発への活用(清水)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
・具体的な展開
■1. パートナーシップを気づくための要因
■2. 目標と戦略設計
委員会運営の基本方針/プラン策定の根拠となる情報把握の方法/インタビュー分析からアンケート調査票作成
■3. インタビューおよびアンケート調査からプランを作成する方法
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
・住民委員の変化
■1. プラン策定について
■2. アクションプランについて
・行政担当者と関係者の変化
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第6章 科学的な根拠に基づく専門職研修システムづくり(田中)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
■1. 経年的な育児環境評価と子どもの発達評価
■2. グループインタビュー調査
■3. 指針の開発
■4. 指針の具体化に向けてのマニュアルの開発
■5. 保育専門職パワーアップ研修の開催
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第7章 ボランティア活用に向けた環境づくり―当事者のボランティア継続要因の把握とサポート(高林・大中)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第8章 専門職コミュニティのエンパワメント―虐待予防技術の向上に向けた指標開発(家入)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
■1. 子ども・家族のエンパワメント
■2. 専門職のエンパワメント
■3. 地域社会のエンパワメント
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第9章 障害児への地域ぐるみのサポートシステムの構築(宮崎)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
■1. 対象と方法
■2. 内容
■3. 結果
保護者から得られた項目/専門職から得られた項目/グループインタビューの複合分析
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
■1. 保育プログラムの重要性
■2. 関係機関との連携
■3. セルフ・ヘルプ・グループ(家族会)の組織と地域理解
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第10章 子育て支援の質向上のためのシステムづくり(庄司)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第11章 地域ケアの連携促進(酒井)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
■1. フォーカス・グループインタビュー調査
■2.「関係機関との連携を強化する」マニュアル開始
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
連携の開始/連携の実際/連携の継続/連携の評価と展開
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
当事者/地域サポーター/専門職メンバー
第12章 国際支援とコミュニティ・エンパワメント―開発途上国における障害者ケアシステムと住民サポーターの活用(安梅)
第1節 背景
・プロジェクトの背景
・障害ケアシステム
■1. 障害ケア関連組織
保健省/文部省/内務省/非政府組織(NPO)/全国障害福祉・リハビリテーション委員会/その他
■2. 障害ケア関連の専門職
■3. 地域における障害者ケア
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
■1. 人材養成
養成機関および専門職/継続研修
■2. 施設機関支援
■3. コミュニティ支援
■4. 情報ネットワークシステムの構築
コンピュータシステムの導入/情報提供
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
■1. 人材養成
■2. 施設機関支援
■3. コミュニティ支援
■4. 情報ネットワークシステム構築への支援
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
当事者主体/持続性/人材の育成/ネットワーキング
今後の展開に向けて(安梅)
謝辞
参考文献
付録 コミュニティ・エンパワメントのチェックリスト
第1章 コミュニティ・エンパワメントとは
第1節 社会背景
第2節 コミュニティとは
目的,関心,価値,感情などの共有/帰属意識/自主的な運営/相互作用
第3節 エンパワメントとは
第4節 コミュニティ・エンパワメントとは
第5節 理論背景
■1. システム思考
■2. ラーニング・オーガニゼーション
■3. ソーシャル・マーケッティングモデル
■4. セルフ・ヘルプ・グループ理論
■5. プリシード・プロシードモデル
■6. コミュニティ・ワーク
■7. コミュニティ・アズ・パートナーモデル
第2章 コミュニティ・エンパワメントのシステム構造
第1節 コミュニティ・エンパワメントのシステム構造と要素
第2節 ミクロシステム
ファシリテーター/コンサルタント/評価者/システム・オーガナイザー/教育者/参与型研究者
第3節 メゾシステム
第4節 エクソシステム
第5節 マクロシステム
第6節 コミュニティ・エンパワメントのシステム構造分析例
第3章 コミュニティ・エンパワメントの7原則
第1節 関係性を楽しむ
第2節 価値に焦点をあてる
第3節 つねに発展に向かう
第4節 柔軟な参加様式
第5節 親近感と刺激感
第6節 評価の視点
第7節 リズムをつくる
第4章 コミュニティ・エンパワメントの技術
第1節 エンパワメント技術モデルの考え方
■1.「創造」段階
■2.「適応」段階
■3.「維持」段階
■4.「発達」段階
第2節 段階別コミュニティ・エンパワメント技術
・創造
・適応
・維持
・発展
第3節 機能別エンパワメント技術
・目標・戦略エンパワメント技術:アセスメント,インプット
問題・課題/背景/成果/影響要因/戦略/根拠
・過程・組織エンパワメント技術:実施
・成果エンパワメント技術:アウトプット,アウトカム,インパクト評価
目標・戦略と背景/過程・組織/成果
・情報エンパワメント技術:ネットワーキング
・効率エンパワメント技術:効率性,生産性
〔コラム〕コミュニティ・エンパワメントと数字?
第2部 コミュニティ・エンパワメント 実践編
実践編の構成と枠組み(安梅)
第5章 住民参加型ファミリー健康プランとアクションプラン―地域開発への活用(清水)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
・具体的な展開
■1. パートナーシップを気づくための要因
■2. 目標と戦略設計
委員会運営の基本方針/プラン策定の根拠となる情報把握の方法/インタビュー分析からアンケート調査票作成
■3. インタビューおよびアンケート調査からプランを作成する方法
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
・住民委員の変化
■1. プラン策定について
■2. アクションプランについて
・行政担当者と関係者の変化
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第6章 科学的な根拠に基づく専門職研修システムづくり(田中)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
■1. 経年的な育児環境評価と子どもの発達評価
■2. グループインタビュー調査
■3. 指針の開発
■4. 指針の具体化に向けてのマニュアルの開発
■5. 保育専門職パワーアップ研修の開催
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第7章 ボランティア活用に向けた環境づくり―当事者のボランティア継続要因の把握とサポート(高林・大中)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第8章 専門職コミュニティのエンパワメント―虐待予防技術の向上に向けた指標開発(家入)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
■1. 子ども・家族のエンパワメント
■2. 専門職のエンパワメント
■3. 地域社会のエンパワメント
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第9章 障害児への地域ぐるみのサポートシステムの構築(宮崎)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
■1. 対象と方法
■2. 内容
■3. 結果
保護者から得られた項目/専門職から得られた項目/グループインタビューの複合分析
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
■1. 保育プログラムの重要性
■2. 関係機関との連携
■3. セルフ・ヘルプ・グループ(家族会)の組織と地域理解
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第10章 子育て支援の質向上のためのシステムづくり(庄司)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
第11章 地域ケアの連携促進(酒井)
第1節 背景
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
■1. フォーカス・グループインタビュー調査
■2.「関係機関との連携を強化する」マニュアル開始
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
連携の開始/連携の実際/連携の継続/連携の評価と展開
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
当事者/地域サポーター/専門職メンバー
第12章 国際支援とコミュニティ・エンパワメント―開発途上国における障害者ケアシステムと住民サポーターの活用(安梅)
第1節 背景
・プロジェクトの背景
・障害ケアシステム
■1. 障害ケア関連組織
保健省/文部省/内務省/非政府組織(NPO)/全国障害福祉・リハビリテーション委員会/その他
■2. 障害ケア関連の専門職
■3. 地域における障害者ケア
第2節 コミュニティ・エンパワメントの方法
■1. 人材養成
養成機関および専門職/継続研修
■2. 施設機関支援
■3. コミュニティ支援
■4. 情報ネットワークシステムの構築
コンピュータシステムの導入/情報提供
第3節 コミュニティ・エンパワメントの成果
■1. 人材養成
■2. 施設機関支援
■3. コミュニティ支援
■4. 情報ネットワークシステム構築への支援
第4節 コミュニティ・エンパワメントのポイント
当事者主体/持続性/人材の育成/ネットワーキング
今後の展開に向けて(安梅)
謝辞
参考文献
付録 コミュニティ・エンパワメントのチェックリスト














