第2版の序
臨床検査技師を養成することを目的として,故日野志郎先生が『血液学』を上梓されたのは,実に40年も前の1967年のことである.斬新な企画,先駆的な内容,懇切丁寧な検査法の記述などが高く評価され,多くの検査技師養成校で採用され,さらに臨床検査技師国家試験の基礎ともなった.
しかし,その後の検査領域における発展はめざましく,新しい知見などを取り入れて,1996年には『臨床血液学』として装いも新たに全面的な改訂がなされた.このときには,日野先生に加え,奈良と小山高敏先生がそれぞれの専門分野を担当執筆した.その後,2000年にカリキュラムが大綱化されたことに伴い,2001年に『血液検査学』と書名を改めた.血液検査学の新しい発展のつど改訂を加え,これまで多くの臨床検査技師養成施設で採用されてきた.
今回は奈良,小山先生に加えて,三村邦裕,東克巳両先生が編集に参加して,再度全面的に見直すこととなった.より血液検査の現場に近くなるよう,実際に検査の現場,教育の現場で活躍されている近藤弘,小河原はつ江,西岡淳二各先生に執筆陣として参画を依頼した.新しい知見を取り入れることはもちろん,検査法の進歩を詳細に解説することに腐心した.
さらに,読者が読みやすいように新しく図表を多く取り入れ,体裁も一新することとした.検査の現場で役立つように工夫もした.二色刷で見やすくし,カラー図譜も刷新した.また,近年の血液検査学では染色体検査や遺伝子検査も並行して行われることが多いため,新しく染色体と遺伝子検査の章を追加した.
今回の改訂では,臨床検査技師養成校を卒業し,国家試験に合格するのに必須の事項を網羅した.さらに卒業後の業務を遂行するのにも役立つような内容も盛り込んだ.
本書をぜひ活用していただき,血液検査学の最新の知識を身につけていただきたい.
2006年2月
著者を代表して 奈良信雄
第1版の序
血液検査は,現代医療に欠かせない臨床検査の中でも重要な地位を占め,血液疾患のさいはもちろん他の疾患でも参考になり,手術前に行われる一般的検査の一つになっている.
1959年(昭和34年)衛生検査技師学校の制度ができた当時,まだ適当な教科書がなかった.1967年(昭和42年)カリキュラムが変更になった機会に「衛生検査技術講座」が教科書として企画され,その中の一冊である「血液学」を日野が担当し,血液学の基礎知識ならびに一般の血液検査法を述べた.それが本書の前身になった.
そもそも血液学は主として形態学と凝固学に始まったが,その後,基礎的知識や検査法の発展は目覚しく,生化学や免疫学との境界は取り払われるようになり,さらに細胞生物学・分子遺伝学などに領域を広げ,20世紀後半に大きな進歩を遂げた.また,自動測定機器が開発されて検査室に広く普及し,血球数の算定などはほとんどこれに頼っているのが現状なので,その原理と応用を少し詳しく記載するようにした.しかし,同じ目的の自動測定機器でも製造会社により様式が異なるから,操作法はそれぞれについて覚える他はない.
このようにして検査室の実務が複雑になる一方,教育制度は改変を重ね,本来の授業時間はむしろ制約を受けるに至り,現場から教育機関に対する要望が過大になった.
その上,時が経つに連れ検査法にも変遷がみられ,改版の都度手直しを加えたが,あまり使われなくなった方法の記述は簡略化し,あるいは削除するなど,本書全体のページ数を抑えるように努力した.
しかし本書には,すでに技師として働いている人や,その外広く医療に携わる方がたの参考になるような内容を取り入れてあるから,検査技師用の教科書としては凡例に基づいて使い分けることが望ましく,さらには基礎的知識や新技術に対する応用力を養うようにして欲しい.
1996年(平成8年)から共著者として奈良と小山が加わり,それぞれ専門の見地から手を入れた.また,2000年(平成12年)には新しいカリキュラムが導入されたから,その教育目標である「結果の解析と評価」などに改訂を加え,さらに,2003年版には少し改訂を行った.
本書の内容は多くの学者の業績と膨大な文献の賜物であり,少なくとも学者名と発表年を簡略に記入するように努め,原文を探す人の手掛かりになるようにした.その他,同僚や学生から教えられた点が少なくない.深く感謝の意を表する.
2002年12月
著者
臨床検査技師を養成することを目的として,故日野志郎先生が『血液学』を上梓されたのは,実に40年も前の1967年のことである.斬新な企画,先駆的な内容,懇切丁寧な検査法の記述などが高く評価され,多くの検査技師養成校で採用され,さらに臨床検査技師国家試験の基礎ともなった.
しかし,その後の検査領域における発展はめざましく,新しい知見などを取り入れて,1996年には『臨床血液学』として装いも新たに全面的な改訂がなされた.このときには,日野先生に加え,奈良と小山高敏先生がそれぞれの専門分野を担当執筆した.その後,2000年にカリキュラムが大綱化されたことに伴い,2001年に『血液検査学』と書名を改めた.血液検査学の新しい発展のつど改訂を加え,これまで多くの臨床検査技師養成施設で採用されてきた.
今回は奈良,小山先生に加えて,三村邦裕,東克巳両先生が編集に参加して,再度全面的に見直すこととなった.より血液検査の現場に近くなるよう,実際に検査の現場,教育の現場で活躍されている近藤弘,小河原はつ江,西岡淳二各先生に執筆陣として参画を依頼した.新しい知見を取り入れることはもちろん,検査法の進歩を詳細に解説することに腐心した.
さらに,読者が読みやすいように新しく図表を多く取り入れ,体裁も一新することとした.検査の現場で役立つように工夫もした.二色刷で見やすくし,カラー図譜も刷新した.また,近年の血液検査学では染色体検査や遺伝子検査も並行して行われることが多いため,新しく染色体と遺伝子検査の章を追加した.
今回の改訂では,臨床検査技師養成校を卒業し,国家試験に合格するのに必須の事項を網羅した.さらに卒業後の業務を遂行するのにも役立つような内容も盛り込んだ.
本書をぜひ活用していただき,血液検査学の最新の知識を身につけていただきたい.
2006年2月
著者を代表して 奈良信雄
第1版の序
血液検査は,現代医療に欠かせない臨床検査の中でも重要な地位を占め,血液疾患のさいはもちろん他の疾患でも参考になり,手術前に行われる一般的検査の一つになっている.
1959年(昭和34年)衛生検査技師学校の制度ができた当時,まだ適当な教科書がなかった.1967年(昭和42年)カリキュラムが変更になった機会に「衛生検査技術講座」が教科書として企画され,その中の一冊である「血液学」を日野が担当し,血液学の基礎知識ならびに一般の血液検査法を述べた.それが本書の前身になった.
そもそも血液学は主として形態学と凝固学に始まったが,その後,基礎的知識や検査法の発展は目覚しく,生化学や免疫学との境界は取り払われるようになり,さらに細胞生物学・分子遺伝学などに領域を広げ,20世紀後半に大きな進歩を遂げた.また,自動測定機器が開発されて検査室に広く普及し,血球数の算定などはほとんどこれに頼っているのが現状なので,その原理と応用を少し詳しく記載するようにした.しかし,同じ目的の自動測定機器でも製造会社により様式が異なるから,操作法はそれぞれについて覚える他はない.
このようにして検査室の実務が複雑になる一方,教育制度は改変を重ね,本来の授業時間はむしろ制約を受けるに至り,現場から教育機関に対する要望が過大になった.
その上,時が経つに連れ検査法にも変遷がみられ,改版の都度手直しを加えたが,あまり使われなくなった方法の記述は簡略化し,あるいは削除するなど,本書全体のページ数を抑えるように努力した.
しかし本書には,すでに技師として働いている人や,その外広く医療に携わる方がたの参考になるような内容を取り入れてあるから,検査技師用の教科書としては凡例に基づいて使い分けることが望ましく,さらには基礎的知識や新技術に対する応用力を養うようにして欲しい.
1996年(平成8年)から共著者として奈良と小山が加わり,それぞれ専門の見地から手を入れた.また,2000年(平成12年)には新しいカリキュラムが導入されたから,その教育目標である「結果の解析と評価」などに改訂を加え,さらに,2003年版には少し改訂を行った.
本書の内容は多くの学者の業績と膨大な文献の賜物であり,少なくとも学者名と発表年を簡略に記入するように努め,原文を探す人の手掛かりになるようにした.その他,同僚や学生から教えられた点が少なくない.深く感謝の意を表する.
2002年12月
著者
カラー口絵
第2版の序
第1版の序
第1章 血液の基礎
I.血液と血液検査学
1-血液検査学の発展
2-血液検査の意義
II.血液の成分
1-有形成分
2-無形成分
III.血液の性状
1-血液量
2-比重
3-粘度
IV.血液の機能
1-物質の運搬
[1]ガス代謝
[2]栄養素の運搬
[3]老廃物の運搬
[4]ホルモンの輸送
2-生体の調節
[1]体液量の調節
[2]酸-塩基平衡の調節
[3]体温の調節
3-生体の防御
4-止血
V.血球の産生と崩壊
1-血球の分化と成熟
2-造血因子
3-造血器官
[1]骨髄
[2]リンパ組織
[3]脾臓
[4]頬腺
[5]髄外造血
4-血球の個体発生
5-胎生期造血
6-血球回転
第2章 血球
I.赤血球
1-赤血球の産生と崩壊
[1]赤血球系前駆細胞
[2]赤芽球
[3]赤血球の崩壊
2-赤血球の形態と機能
[1]正常赤血球の形態
[2]赤血球の機能
3-赤血球の生化学
[1]赤血球のエネルギー代謝
[2]ヘモグロビンの代謝
[3]ヘモグロビンの分解
[4]鉄の代謝
[5]ビタミンB12の代謝
[6]葉酸の代謝
II.白血球
1-白血球の産生と崩壊
[1]顆粒球系前駆細胞
[2]白血球の細胞回転
2-白血球の形態と機能
[1]好中球
[2]好酸球
[3]好塩基球
[4]単球
[5]リンパ球
III.血小板
1-血小板の産生と崩壊
[1]血小板の産生過程
[2]血小板の細胞回転
2-血小板の形態と機能
[1]血小板の形態
[2]血小板の機能
第3章 止血機構
I.血管と止血
[1]細動脈と毛細血管内皮の収縮
[2]組織内圧の上昇
[3]血小板の血管内皮への粘着と血小板同士の凝集(細胞接着)
[4]血液凝固の進展と停止
[5]血餅の収縮
[6]血餅の器質化
II.血小板の機能
[1]毛細血管透過性の抑制
[2]血小板の粘着・凝集・分泌
[3]血液凝固の促進
[4]血餅の収縮
[5]血管の収縮
第4章 凝固・線溶系
I.血液凝固
1-血液凝固機序と凝固因子
[1]第1相
[2]第2相
[3]第3相
2-血液凝固の制御機構
II.線維素溶解(線溶)
1-線溶の機序
2-線溶因子の産生・構造・機能
3-線溶の制御機能
III.分子マーカー
1-フィブリン分解産物:FDPとD-ダイマー
2-可溶性フィブリンモノマー複合体,可溶性フィブリン,フィブリノペプタイドA
3-トロンビン-AT複合体,プロトロンビンフラグメント1+2とプラスミン-プラスミンインヒビター複合体
IV.出血性素因とその検査法
1-出血性素因の検査法
2-病歴
3-身体所見
4-スクリーニング検査
V.血栓症と抗血栓療法
1-血栓症と検査
2-抗血栓療法
第5章 検体の採取と保存
I.採血
1-概要
2-採血の手順
[1]検査項目・採血管・採血量の確認
[2]患者の確認
[3]穿刺場所の確認
[4]穿刺
[5]採血管への分注と混和
[6]止血
3-採血法
[1]毛細血管採血法
[2]静脈血採血法
II.抗凝固剤の種類と使い方
1-カルシウムイオンとキレート剤
[1]EDTA塩
[2]クエン酸ナトリウム
2-抗トロンビン剤
[1]ヘパリン
III.検体処理
1-血液一般検査
2-血液凝固学的検査
IV.保存法
1-血液一般検査〔血球数算定(血算),血液像〕
[1]血算
[2]血液像
2-血液凝固学的検査
[1]血漿分離までの保存
[2]血漿分離から当日測定までの保存
[3]血漿分離から翌日以降までの保存
第6章 血球に関する検査
A 血球数の算定
I.血球計算板による血球計数
1-血球計算板
2-試料希釈器
[1]マイクロピペットの種類
[2]一般的ピペットの操作方法
[3]エアークッション式ピペットの操作法
II.赤血球算定(視算法)
III.白血球数算定(視算法)
[付]骨髄穿刺液の有核細胞数と巨核球数
IV.好酸球数算定(直接算定法)
V.血小板数算定(視算法)
1-Brecher-Cronkite法(直接法)
2-Fonio法(間接法)
VI.自動血球計数装置
1-概要
[1]種類
[2]原理
2-赤血球数・血小板数測定
3-白血球数測定
4-ヘモグロビン量測定
5-ヘマクリット値
B 赤血球沈降速度
1-ウェスターグレン法
C 赤血球に関するその他の検査
1-ヘモグロビン(血色素)濃度
[1]シアンメトヘモグロビン法
[2]その他の方法
2-ヘマトクリット値
[1]ミクロヘマトクリット法
[2]自動血球計数器法
[参考]初期のヘマトクリット法(Wintrobe法)
3-赤血球指数の計算と解釈
[1]MCV(平均赤血球容積)
[2]MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)
[3]MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)
[4]赤血球指数による貧血の分類
4-赤血球の大きさの測定
[1]赤血球直径測定法
[2]その他の方法
D 溶血の検査
1-赤血球浸透圧抵抗
[1]Giffin-Sanford法
[2]スクリーニング検査
[3]パーパート法(Dacie変法)
付-発作性夜間ヘモグロビン尿症のための溶血試験
[1]砂糖水試験
[2]Ham試験(酸性化血清溶血試験)
第7章 形態に関する検査
I.末梢血液標本の作製法
1-薄層標本
付-自動血液薄層塗抹標本
2-血液濃塗(厚層塗抹)標本
II.骨髄標本の作製法
1-骨髄検査
2-骨髄穿刺
[1]塗抹標本
[2]圧挫伸展標本
[3]組織切片標本
3-骨髄生検
[1]骨髄生検
[2]捺印標本
III.染色法
1-普通染色(Romanowsky染色)
[1]原理
[2]染色の実際
[付]染色瓶による染色/自動染色機
2-特殊染色
[1]ペルオキシダーゼ染色
[付]ズダン黒B(SBB)染色
3-好中球のアルカリホスファターゼ(NAP)染色(朝長法)
4-エステラーゼ染色
[1]非特異的エステラーゼ染色(ICSH標準法)
[2]非特異的およびクロロ酢酸エステラーゼの二重染色法
5-PAS染色(反応)
6-鉄染色
付-尿沈渣の鉄染色
IV.末梢血液像の観察
1-血液薄層塗抹標本の鏡検法
[1]顕微鏡について
[2]標本の肉眼的観察
[3]細胞観察に適した部位
[4]弱拡大で観察
[5]中・強拡大で観察
[6]鏡検後の対物レンズと標本の処理
2-血球観察・判定法
[1]赤血球
[2]血小板
[3]白血球
3-自動血球分類
4-LE細胞試験
[1]凝血法(ジンマー・ハーグレーブス法)
V.骨髄像の観察
1-骨髄塗抹標本の観察
[1]肉眼
[2]弱拡大
[3]強拡大
2-健常者の骨髄像
[1]有核細胞数,巨核球数,骨髄像の基準範囲
[2]M-E比
[3]質的な変化により診断的価値のある疾患
[4]その他
VI.血液細胞抗原検査
1-CD分類
2-免疫組織化学染色
[1]ABC-PO法
3-フローサイトメトリ
第8章 血小板,凝固・線溶検査
I.血小板機能検査
1-出血時間
[1]Duke法
[2]Ivy法
[3]template Ivy法
2-毛細血管抵抗試験
[1]陽圧法(ルンペル・レーデ試験)
[2]Wright-Lilienfeldの変法
[3]陰圧法
3-血小板粘着能
4-血小板凝集能
5-血小板放出能
[1]β-トロンボグロブリン放出能(RIA法)
6-血餅退縮能
[1]定性法
[2]定量法
II.凝固・線溶系の検査
1-プロトロンビン時間
2-活性化部分トロンボプラスチン時間
3-カルシウム再加時間
4-トロンビン時間
5-フィブリノゲン量
6-複合凝固因子の検出
[1]トロンボテスト
[2]ヘパプラスチンテスト
7-凝固因子活性定量
[1]第II・V・VII・X因子活性測定
[2]第XII・XI・IX・VIII因子,プレカリクレイン,高分子キニノゲンの活性測定
[3]フォンヴィレブランド因子
[4]第XIII因子の検査
8-プラスミノゲン
9-FDP
10-D-ダイマー
III.凝固・線溶阻止因子の検査
1-アンチトロンビン
[1]AT活性測定法(合成基質法)
[2]免疫学的測定法
2-プロテインC
[1]PC活性測定法
[2]免疫学的測定法
3-プロテインS
[1]PS活性測定法
[2]免疫学的測定法
4-ヘパリン
5-ヘパリンコファクターII
6-抗第VIII因子抗体(第VIII因子インヒビター)
7-ループスアンチコアグラント
[1]希釈ラッセル蛇毒試験
[2]混合試験
8-トロンボモジュリン
9-プラスミンインヒビター
10-プラスミノゲンアクチベータインヒビター
IV.凝固・線溶系の分子マーカー
1-可溶性フィブリンモノマー複合体
[1]硫酸プロタミン試験
[2]FMテスト(赤血球凝集反応)
[3]可溶性フィブリン
2-トロンビン-アンチトロンビン複合体
3-プラスミン-プラスミンインヒビター複合体
4-プロトロンビンフラグメント1+2
5-t-PA/PAI-1複合体
第9章 血液検査結果の評価
A 赤血球系疾患
I.赤血球系の基準範囲
[1]赤血球数
[2]ヘモグロビン濃度
[3]ヘマクリット値
[4]赤血球指数
[5]網赤血球数
II.赤血球形態の異常
1-大きさの変化
2-形の変化
3-染色性の変化
4-赤血球内容の異常
[1]塩基好性斑点
[2]ハインツ小体
[3]パッペンハイマー小体
[4]シュフナー斑点
[5]赤芽球
[6]シデロブラスト(鉄芽球)
[7]ジョリー小体
[8]カボット輪
III.貧血
1-小球性低色素性貧血
[1]鉄欠乏性貧血
[2]慢性炎症性疾患
[3]鉄芽球性貧血
2-正球性正色素性貧血
[1]造血幹細胞・前駆細胞の異常
[2]赤血球の崩壊亢進による貧血(溶血性貧血)
[3]赤血球の喪失による貧血
[4]二次性貧血(慢性疾患の貧血)
3-大球性正色素性貧血
4-赤血球増加症(多血症)
[1]相対的赤血球増加症
[2]二次性赤血球増加症
[3]真性多血症
B 白血球系疾患
I.白血球の基準値
II.白血球の形態異常と異常血球
1-白血球形態の異常
[1]白血球の人工的変性
[2]細胞質の空胞形成
[3]デーレ小体
[4]中毒性顆粒
[5]低顆粒性好中球
[6]Alder-Reilly顆粒異常
[7]Chediak-Higashi(チェディアック-東)異常
[8]Russell小体
[9]ペルゲル-フエ核異常
[10]輪状核球
[11]好中球核過分節
[12]Gumprechtの核影
2-異常血球
[1]白血病細胞
[2]異型リンパ球
3-血球以外の細胞
[1]癌細胞
[2]脂質蓄積病の細胞
III.白血球機能異常症
[1]慢性肉芽腫症
[2]Chediak-Higashi(チェディアック-東)症候群
[3]遺伝性ミエロペルオキシダーゼ欠損症
[4]怠けもの白血球症候群
IV.白血球増加症
[1]好中球増加症
[2]好酸球増加症
[3]好塩基球増加症
[4]単球増加症
[5]リンパ球増加症
[6]類白血病反応
V.白血球減少症
[1]好中球減少症
[2]好酸球減少症
[3]単球減少症
[4]リンパ球減少症
VI.リンパ球の異常
[1]伝染性単核症
[2]悪性リンパ腫
C 造血臓器の疾患
I.白血病
1-急性白血病
急性骨髄性白血病
急性リンパ性白血病
FAB分類に含まれない急性白血病
2-慢性白血病
[1]慢性骨髄性白血病
[2]慢性リンパ性白血病
3-特殊な白血病
[1]成人T細胞白血病
[2]ヘアリー細胞白血病
II.骨髄増殖性疾患
1-骨髄線維症
III.骨髄異形成症候群
D Mタンパク血症
[1]多発性骨髄腫
[2]原発性マクログロブリン血症
E 血小板の異常による出血性素因
I.血小板減少
[1]特発性血小板減少性紫斑病
[2]続発性血小板減少
[3]血栓性血小板減少性紫斑病
II.血小板機能異常
[1]先天性血小板機能障害
III.血小板増多症
F 凝固・線溶因子の異常
I-凝固因子欠損
II.線溶亢進
[1]血友病A
[2]血友病B
[3]von Willebrand病
[4]第XII因子,プレカリクレイン,高分子キニノゲンの先天性欠損
[5]その他の凝固因子欠損
[6]ビタミンK欠乏症
[7]慢性肝実質障害
[8]後天性フィブリノゲン欠乏症
[9]播種性血管内凝固症候群
[10]循環抗凝血素(循環抗凝固物質)
[11]プラスミンインヒビターやPAI-1 の先天性欠損症
G 血管の異常:血管性紫斑病
[1]アレルギー性紫斑病
[2]老人性紫斑(病)と悪液質性紫斑病
[3]単純性紫斑(病)
[4]機械性紫斑(病)
[5]感染症による紫斑
[6]ビタミンC欠乏症
[7]遺伝性出血性末梢血管拡張症
[8]毛細管炎による皮膚病
[9]高グロブリン血症による紫斑病
[10]自己感作による紫斑病
H 血栓性素因
第10章 染色体に関する検査
A 染色体の基礎
I.構造と機能
1-染色体
2-染色体の高次構造と機能
3-染色体の複製と分離
[1]体細胞分裂
[2]減数分裂
II.分類と命名法
1-核型
III.ヒトの染色体地図
1-遺伝子マッピング
2-核型進化
IV.出生前診断
1-羊水診断
2-絨毛診断
3-倫理的問題
B 染色体の検査法
I.細胞培養法
1-細胞培養準備
[1]細胞液の作製と滅菌
[2]培養器具,滅菌
[3]培養操作の注意
2-抹梢リンパ球培養
3-骨髄細胞培養
4-羊水細胞培養
5-固形腫瘍細胞培養
II.標本作製法
1-浮遊培養細胞からの標本作製
2-単層培養細胞からの標本作製
3-スライドガラス上での直接作製法
III.分染法
1-G-分染法
2-Q-分染法
IV.核型分析
1-顕微鏡観察
2-核型分析
3-染色体異常の記載法
V.蛍光in situハイブリダイゼーション
1-FISH法
2-SKY法
VI.検査機器
1-クリーンベンチ
2-炭酸ガス培養器
C 染色体異常
I.染色体異常の種類
1-数的異常
2-構造の異常
II.染色体異常の発生頻度
III.先天性染色体異常症
1-常染色体異常症
[1]ダウン症候群
[2]5pモノソミー症候群
2-性染色体異常症
[1]クラインフェルター症候群
[2]ターナー症候群
[3]染色体不安定症候群
IV.腫瘍と染色体異常
1-白血病,悪性リンパ腫
[1]慢性骨髄性白血病
[2]急性骨髄性白血病
[3]リンパ性白血病,悪性リンパ腫
2-固形腫瘍
V.環境変異原と染色体異常
1-放射線
2-化学物質
3-ウイルス
VI.遺伝子検査
索引
第2版の序
第1版の序
第1章 血液の基礎
I.血液と血液検査学
1-血液検査学の発展
2-血液検査の意義
II.血液の成分
1-有形成分
2-無形成分
III.血液の性状
1-血液量
2-比重
3-粘度
IV.血液の機能
1-物質の運搬
[1]ガス代謝
[2]栄養素の運搬
[3]老廃物の運搬
[4]ホルモンの輸送
2-生体の調節
[1]体液量の調節
[2]酸-塩基平衡の調節
[3]体温の調節
3-生体の防御
4-止血
V.血球の産生と崩壊
1-血球の分化と成熟
2-造血因子
3-造血器官
[1]骨髄
[2]リンパ組織
[3]脾臓
[4]頬腺
[5]髄外造血
4-血球の個体発生
5-胎生期造血
6-血球回転
第2章 血球
I.赤血球
1-赤血球の産生と崩壊
[1]赤血球系前駆細胞
[2]赤芽球
[3]赤血球の崩壊
2-赤血球の形態と機能
[1]正常赤血球の形態
[2]赤血球の機能
3-赤血球の生化学
[1]赤血球のエネルギー代謝
[2]ヘモグロビンの代謝
[3]ヘモグロビンの分解
[4]鉄の代謝
[5]ビタミンB12の代謝
[6]葉酸の代謝
II.白血球
1-白血球の産生と崩壊
[1]顆粒球系前駆細胞
[2]白血球の細胞回転
2-白血球の形態と機能
[1]好中球
[2]好酸球
[3]好塩基球
[4]単球
[5]リンパ球
III.血小板
1-血小板の産生と崩壊
[1]血小板の産生過程
[2]血小板の細胞回転
2-血小板の形態と機能
[1]血小板の形態
[2]血小板の機能
第3章 止血機構
I.血管と止血
[1]細動脈と毛細血管内皮の収縮
[2]組織内圧の上昇
[3]血小板の血管内皮への粘着と血小板同士の凝集(細胞接着)
[4]血液凝固の進展と停止
[5]血餅の収縮
[6]血餅の器質化
II.血小板の機能
[1]毛細血管透過性の抑制
[2]血小板の粘着・凝集・分泌
[3]血液凝固の促進
[4]血餅の収縮
[5]血管の収縮
第4章 凝固・線溶系
I.血液凝固
1-血液凝固機序と凝固因子
[1]第1相
[2]第2相
[3]第3相
2-血液凝固の制御機構
II.線維素溶解(線溶)
1-線溶の機序
2-線溶因子の産生・構造・機能
3-線溶の制御機能
III.分子マーカー
1-フィブリン分解産物:FDPとD-ダイマー
2-可溶性フィブリンモノマー複合体,可溶性フィブリン,フィブリノペプタイドA
3-トロンビン-AT複合体,プロトロンビンフラグメント1+2とプラスミン-プラスミンインヒビター複合体
IV.出血性素因とその検査法
1-出血性素因の検査法
2-病歴
3-身体所見
4-スクリーニング検査
V.血栓症と抗血栓療法
1-血栓症と検査
2-抗血栓療法
第5章 検体の採取と保存
I.採血
1-概要
2-採血の手順
[1]検査項目・採血管・採血量の確認
[2]患者の確認
[3]穿刺場所の確認
[4]穿刺
[5]採血管への分注と混和
[6]止血
3-採血法
[1]毛細血管採血法
[2]静脈血採血法
II.抗凝固剤の種類と使い方
1-カルシウムイオンとキレート剤
[1]EDTA塩
[2]クエン酸ナトリウム
2-抗トロンビン剤
[1]ヘパリン
III.検体処理
1-血液一般検査
2-血液凝固学的検査
IV.保存法
1-血液一般検査〔血球数算定(血算),血液像〕
[1]血算
[2]血液像
2-血液凝固学的検査
[1]血漿分離までの保存
[2]血漿分離から当日測定までの保存
[3]血漿分離から翌日以降までの保存
第6章 血球に関する検査
A 血球数の算定
I.血球計算板による血球計数
1-血球計算板
2-試料希釈器
[1]マイクロピペットの種類
[2]一般的ピペットの操作方法
[3]エアークッション式ピペットの操作法
II.赤血球算定(視算法)
III.白血球数算定(視算法)
[付]骨髄穿刺液の有核細胞数と巨核球数
IV.好酸球数算定(直接算定法)
V.血小板数算定(視算法)
1-Brecher-Cronkite法(直接法)
2-Fonio法(間接法)
VI.自動血球計数装置
1-概要
[1]種類
[2]原理
2-赤血球数・血小板数測定
3-白血球数測定
4-ヘモグロビン量測定
5-ヘマクリット値
B 赤血球沈降速度
1-ウェスターグレン法
C 赤血球に関するその他の検査
1-ヘモグロビン(血色素)濃度
[1]シアンメトヘモグロビン法
[2]その他の方法
2-ヘマトクリット値
[1]ミクロヘマトクリット法
[2]自動血球計数器法
[参考]初期のヘマトクリット法(Wintrobe法)
3-赤血球指数の計算と解釈
[1]MCV(平均赤血球容積)
[2]MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)
[3]MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)
[4]赤血球指数による貧血の分類
4-赤血球の大きさの測定
[1]赤血球直径測定法
[2]その他の方法
D 溶血の検査
1-赤血球浸透圧抵抗
[1]Giffin-Sanford法
[2]スクリーニング検査
[3]パーパート法(Dacie変法)
付-発作性夜間ヘモグロビン尿症のための溶血試験
[1]砂糖水試験
[2]Ham試験(酸性化血清溶血試験)
第7章 形態に関する検査
I.末梢血液標本の作製法
1-薄層標本
付-自動血液薄層塗抹標本
2-血液濃塗(厚層塗抹)標本
II.骨髄標本の作製法
1-骨髄検査
2-骨髄穿刺
[1]塗抹標本
[2]圧挫伸展標本
[3]組織切片標本
3-骨髄生検
[1]骨髄生検
[2]捺印標本
III.染色法
1-普通染色(Romanowsky染色)
[1]原理
[2]染色の実際
[付]染色瓶による染色/自動染色機
2-特殊染色
[1]ペルオキシダーゼ染色
[付]ズダン黒B(SBB)染色
3-好中球のアルカリホスファターゼ(NAP)染色(朝長法)
4-エステラーゼ染色
[1]非特異的エステラーゼ染色(ICSH標準法)
[2]非特異的およびクロロ酢酸エステラーゼの二重染色法
5-PAS染色(反応)
6-鉄染色
付-尿沈渣の鉄染色
IV.末梢血液像の観察
1-血液薄層塗抹標本の鏡検法
[1]顕微鏡について
[2]標本の肉眼的観察
[3]細胞観察に適した部位
[4]弱拡大で観察
[5]中・強拡大で観察
[6]鏡検後の対物レンズと標本の処理
2-血球観察・判定法
[1]赤血球
[2]血小板
[3]白血球
3-自動血球分類
4-LE細胞試験
[1]凝血法(ジンマー・ハーグレーブス法)
V.骨髄像の観察
1-骨髄塗抹標本の観察
[1]肉眼
[2]弱拡大
[3]強拡大
2-健常者の骨髄像
[1]有核細胞数,巨核球数,骨髄像の基準範囲
[2]M-E比
[3]質的な変化により診断的価値のある疾患
[4]その他
VI.血液細胞抗原検査
1-CD分類
2-免疫組織化学染色
[1]ABC-PO法
3-フローサイトメトリ
第8章 血小板,凝固・線溶検査
I.血小板機能検査
1-出血時間
[1]Duke法
[2]Ivy法
[3]template Ivy法
2-毛細血管抵抗試験
[1]陽圧法(ルンペル・レーデ試験)
[2]Wright-Lilienfeldの変法
[3]陰圧法
3-血小板粘着能
4-血小板凝集能
5-血小板放出能
[1]β-トロンボグロブリン放出能(RIA法)
6-血餅退縮能
[1]定性法
[2]定量法
II.凝固・線溶系の検査
1-プロトロンビン時間
2-活性化部分トロンボプラスチン時間
3-カルシウム再加時間
4-トロンビン時間
5-フィブリノゲン量
6-複合凝固因子の検出
[1]トロンボテスト
[2]ヘパプラスチンテスト
7-凝固因子活性定量
[1]第II・V・VII・X因子活性測定
[2]第XII・XI・IX・VIII因子,プレカリクレイン,高分子キニノゲンの活性測定
[3]フォンヴィレブランド因子
[4]第XIII因子の検査
8-プラスミノゲン
9-FDP
10-D-ダイマー
III.凝固・線溶阻止因子の検査
1-アンチトロンビン
[1]AT活性測定法(合成基質法)
[2]免疫学的測定法
2-プロテインC
[1]PC活性測定法
[2]免疫学的測定法
3-プロテインS
[1]PS活性測定法
[2]免疫学的測定法
4-ヘパリン
5-ヘパリンコファクターII
6-抗第VIII因子抗体(第VIII因子インヒビター)
7-ループスアンチコアグラント
[1]希釈ラッセル蛇毒試験
[2]混合試験
8-トロンボモジュリン
9-プラスミンインヒビター
10-プラスミノゲンアクチベータインヒビター
IV.凝固・線溶系の分子マーカー
1-可溶性フィブリンモノマー複合体
[1]硫酸プロタミン試験
[2]FMテスト(赤血球凝集反応)
[3]可溶性フィブリン
2-トロンビン-アンチトロンビン複合体
3-プラスミン-プラスミンインヒビター複合体
4-プロトロンビンフラグメント1+2
5-t-PA/PAI-1複合体
第9章 血液検査結果の評価
A 赤血球系疾患
I.赤血球系の基準範囲
[1]赤血球数
[2]ヘモグロビン濃度
[3]ヘマクリット値
[4]赤血球指数
[5]網赤血球数
II.赤血球形態の異常
1-大きさの変化
2-形の変化
3-染色性の変化
4-赤血球内容の異常
[1]塩基好性斑点
[2]ハインツ小体
[3]パッペンハイマー小体
[4]シュフナー斑点
[5]赤芽球
[6]シデロブラスト(鉄芽球)
[7]ジョリー小体
[8]カボット輪
III.貧血
1-小球性低色素性貧血
[1]鉄欠乏性貧血
[2]慢性炎症性疾患
[3]鉄芽球性貧血
2-正球性正色素性貧血
[1]造血幹細胞・前駆細胞の異常
[2]赤血球の崩壊亢進による貧血(溶血性貧血)
[3]赤血球の喪失による貧血
[4]二次性貧血(慢性疾患の貧血)
3-大球性正色素性貧血
4-赤血球増加症(多血症)
[1]相対的赤血球増加症
[2]二次性赤血球増加症
[3]真性多血症
B 白血球系疾患
I.白血球の基準値
II.白血球の形態異常と異常血球
1-白血球形態の異常
[1]白血球の人工的変性
[2]細胞質の空胞形成
[3]デーレ小体
[4]中毒性顆粒
[5]低顆粒性好中球
[6]Alder-Reilly顆粒異常
[7]Chediak-Higashi(チェディアック-東)異常
[8]Russell小体
[9]ペルゲル-フエ核異常
[10]輪状核球
[11]好中球核過分節
[12]Gumprechtの核影
2-異常血球
[1]白血病細胞
[2]異型リンパ球
3-血球以外の細胞
[1]癌細胞
[2]脂質蓄積病の細胞
III.白血球機能異常症
[1]慢性肉芽腫症
[2]Chediak-Higashi(チェディアック-東)症候群
[3]遺伝性ミエロペルオキシダーゼ欠損症
[4]怠けもの白血球症候群
IV.白血球増加症
[1]好中球増加症
[2]好酸球増加症
[3]好塩基球増加症
[4]単球増加症
[5]リンパ球増加症
[6]類白血病反応
V.白血球減少症
[1]好中球減少症
[2]好酸球減少症
[3]単球減少症
[4]リンパ球減少症
VI.リンパ球の異常
[1]伝染性単核症
[2]悪性リンパ腫
C 造血臓器の疾患
I.白血病
1-急性白血病
急性骨髄性白血病
急性リンパ性白血病
FAB分類に含まれない急性白血病
2-慢性白血病
[1]慢性骨髄性白血病
[2]慢性リンパ性白血病
3-特殊な白血病
[1]成人T細胞白血病
[2]ヘアリー細胞白血病
II.骨髄増殖性疾患
1-骨髄線維症
III.骨髄異形成症候群
D Mタンパク血症
[1]多発性骨髄腫
[2]原発性マクログロブリン血症
E 血小板の異常による出血性素因
I.血小板減少
[1]特発性血小板減少性紫斑病
[2]続発性血小板減少
[3]血栓性血小板減少性紫斑病
II.血小板機能異常
[1]先天性血小板機能障害
III.血小板増多症
F 凝固・線溶因子の異常
I-凝固因子欠損
II.線溶亢進
[1]血友病A
[2]血友病B
[3]von Willebrand病
[4]第XII因子,プレカリクレイン,高分子キニノゲンの先天性欠損
[5]その他の凝固因子欠損
[6]ビタミンK欠乏症
[7]慢性肝実質障害
[8]後天性フィブリノゲン欠乏症
[9]播種性血管内凝固症候群
[10]循環抗凝血素(循環抗凝固物質)
[11]プラスミンインヒビターやPAI-1 の先天性欠損症
G 血管の異常:血管性紫斑病
[1]アレルギー性紫斑病
[2]老人性紫斑(病)と悪液質性紫斑病
[3]単純性紫斑(病)
[4]機械性紫斑(病)
[5]感染症による紫斑
[6]ビタミンC欠乏症
[7]遺伝性出血性末梢血管拡張症
[8]毛細管炎による皮膚病
[9]高グロブリン血症による紫斑病
[10]自己感作による紫斑病
H 血栓性素因
第10章 染色体に関する検査
A 染色体の基礎
I.構造と機能
1-染色体
2-染色体の高次構造と機能
3-染色体の複製と分離
[1]体細胞分裂
[2]減数分裂
II.分類と命名法
1-核型
III.ヒトの染色体地図
1-遺伝子マッピング
2-核型進化
IV.出生前診断
1-羊水診断
2-絨毛診断
3-倫理的問題
B 染色体の検査法
I.細胞培養法
1-細胞培養準備
[1]細胞液の作製と滅菌
[2]培養器具,滅菌
[3]培養操作の注意
2-抹梢リンパ球培養
3-骨髄細胞培養
4-羊水細胞培養
5-固形腫瘍細胞培養
II.標本作製法
1-浮遊培養細胞からの標本作製
2-単層培養細胞からの標本作製
3-スライドガラス上での直接作製法
III.分染法
1-G-分染法
2-Q-分染法
IV.核型分析
1-顕微鏡観察
2-核型分析
3-染色体異常の記載法
V.蛍光in situハイブリダイゼーション
1-FISH法
2-SKY法
VI.検査機器
1-クリーンベンチ
2-炭酸ガス培養器
C 染色体異常
I.染色体異常の種類
1-数的異常
2-構造の異常
II.染色体異常の発生頻度
III.先天性染色体異常症
1-常染色体異常症
[1]ダウン症候群
[2]5pモノソミー症候群
2-性染色体異常症
[1]クラインフェルター症候群
[2]ターナー症候群
[3]染色体不安定症候群
IV.腫瘍と染色体異常
1-白血病,悪性リンパ腫
[1]慢性骨髄性白血病
[2]急性骨髄性白血病
[3]リンパ性白血病,悪性リンパ腫
2-固形腫瘍
V.環境変異原と染色体異常
1-放射線
2-化学物質
3-ウイルス
VI.遺伝子検査
索引








