第3版の序
本書は『新訂臨床検査講座 微生物学/臨床微生物学』として平成11年に全面的に改訂し,さらに平成12年のカリキュラムの大綱化に合わせて『臨床検査学講座 微生物学/臨床微生物学』とし,若干の修正を行った.その過程のなかで,「感染症法」の改定がなされたこと,また検査診断技術のさらなる進歩がみられたことなどを考慮し,第2版として刊行したのが2007年夏のことであった.
臨床検査技師教育のなかで微生物検査技術のレベルをどこに合わせるかはたいへんむずかしい問題である.自動化が普及し,かなりの施設で自動検査機器が導入され菌種の同定や薬剤感受性試験が行われるようになったが,微生物検査の基本である塗抹染色検査や用手法による培養検査,同定検査などは微生物学の教育には不可欠のものである.
今回の改訂では,基本的に従来の内容を踏襲したが,「臨床検査技師国家試験出題基準(平成23年版)」が公表されたため,それとの照合を行い,「細菌学各論」においては分類学的に見直し,また「感染症法」の改正に係る項目については内容の変更を行った.
本書が,臨床検査技師の教科書として,また臨床微生物検査の手引き書として役立つことを願うとともに,読者諸氏から忌憚のないご指摘,ご意見を頂戴できれば幸いである.
2010年2月
著者一同
第1版の序
本書は,臨床検査技師教育におけるカリキュラムの改正に合わせて,新訂臨床検査講座微生物学/臨床微生物学として平成11年に全面的に改訂した.改訂の最大の理由は,感染症に対する考え方が大いに変貌したこと,検査診断の技術が飛躍的に進歩したことである.
感染症の変貌については,新興・再興感染症の出現や各種の多剤耐性菌の増加が注目され,わが国では「感染症新法」の施行に合わせて,受け入れ機関の整備や消毒法の見直しがなされてきた.
一方,過去10年来の検査技術の進歩は極めて目ざましく,各種の免疫学的検査や遺伝子診断法が導入された.また,微生物検査の自動化は他の検査領域よりかなり遅れたが,細菌・真菌の培養同定検査,血液培養検査,抗酸菌培養,薬剤感受性試験,遺伝子診断などの自動化が急速に進み,感染症の迅速診断に大いに貢献している.
しかしながら,自動装置の普及はまだ一部の施設に限定されているから,技師教育の教科書に全面的に取り入れるには抵抗があるとの意見が多い.現在の技師教育の中で微生物検査の平均的なレベルをどこに合わせるかは難しい問題であるが,古典的な塗沫染色検査,培地を用いた培養検査,用手法による同定検査などは微生物学の教育には欠かせないものである.従って前回の改訂では基礎的な微生物検査を基本にし,新しい検査法を加えた内容となるようにした.
今回,平成12(2000)年4月のカリキュラム改正に基づいて若干の修正を行った.新指導要領では,本教科書の分野・区分としては病因・生体防御検査学に含まれることになる.また,教育目標として掲げられているのは,検査の理論と実際を習得し,結果の意義および評価について学習すること,である.今回の改訂では極力カリキュラムの改正に見合うように修正し,検査結果と疾患の関係についても,より理解されやすいように個々の執筆者が加筆した.
本書が検査技師の教科書として,また臨床微生物検査における手引き書として役立つことを願うとともに,読者諸氏から忌憚のないご意見,ご指摘を頂戴できれば幸いである.
2001年春
著者一同
「臨床検査学講座」の刊行にあたって
1958(昭和33)年に衛生検査技師法が制定され,その教育の場からの強い要望に応えて刊行されたのが「衛生検査技術講座」でありました.その後,法改正およびカリキュラム改正などに伴い,「臨床検査講座」,さらに「新編臨床検査講座」,「新訂臨床検査講座」と,その内容とかたちを変えながら,圧倒的な支持を得つつ,重版・改訂を重ねてまいりました.
2000(平成12)年4月より,新しいカリキュラムのもとで,新しい臨床検査技師教育が行われることとなり,その眼目である“大綱化”によって,各学校での弾力的な運用が要求され,またそれが可能となりました.「基礎分野」,「専門基礎分野」,「専門分野」という教育内容とその目標とするところは,従前とかなり異なってきております.
そこで弊社では,この機に「臨床検査学講座」を刊行することといたしました.その目的は,新カリキュラムヘの対応です.臨床検査技師という医療職の重要性がますます高まるなかで,“技術“の修得とそれを応用する力の醸成,および“学”としての構築を目指して,より一層の内容の充実を図るべく,新しい執筆者にも加わっていただきました.そして,教育内容に沿ったかたちで有機的な講義が行えるよう,各巻のバランスにも留意しました.
本講座によって教育された臨床検査技師が社会に大きく受け容れられ,発展されることを願ってやみません.
多くの方がたからのご意見,ご叱正を賜れば幸甚です.
2000年春
医歯薬出版株式会社
本書は『新訂臨床検査講座 微生物学/臨床微生物学』として平成11年に全面的に改訂し,さらに平成12年のカリキュラムの大綱化に合わせて『臨床検査学講座 微生物学/臨床微生物学』とし,若干の修正を行った.その過程のなかで,「感染症法」の改定がなされたこと,また検査診断技術のさらなる進歩がみられたことなどを考慮し,第2版として刊行したのが2007年夏のことであった.
臨床検査技師教育のなかで微生物検査技術のレベルをどこに合わせるかはたいへんむずかしい問題である.自動化が普及し,かなりの施設で自動検査機器が導入され菌種の同定や薬剤感受性試験が行われるようになったが,微生物検査の基本である塗抹染色検査や用手法による培養検査,同定検査などは微生物学の教育には不可欠のものである.
今回の改訂では,基本的に従来の内容を踏襲したが,「臨床検査技師国家試験出題基準(平成23年版)」が公表されたため,それとの照合を行い,「細菌学各論」においては分類学的に見直し,また「感染症法」の改正に係る項目については内容の変更を行った.
本書が,臨床検査技師の教科書として,また臨床微生物検査の手引き書として役立つことを願うとともに,読者諸氏から忌憚のないご指摘,ご意見を頂戴できれば幸いである.
2010年2月
著者一同
第1版の序
本書は,臨床検査技師教育におけるカリキュラムの改正に合わせて,新訂臨床検査講座微生物学/臨床微生物学として平成11年に全面的に改訂した.改訂の最大の理由は,感染症に対する考え方が大いに変貌したこと,検査診断の技術が飛躍的に進歩したことである.
感染症の変貌については,新興・再興感染症の出現や各種の多剤耐性菌の増加が注目され,わが国では「感染症新法」の施行に合わせて,受け入れ機関の整備や消毒法の見直しがなされてきた.
一方,過去10年来の検査技術の進歩は極めて目ざましく,各種の免疫学的検査や遺伝子診断法が導入された.また,微生物検査の自動化は他の検査領域よりかなり遅れたが,細菌・真菌の培養同定検査,血液培養検査,抗酸菌培養,薬剤感受性試験,遺伝子診断などの自動化が急速に進み,感染症の迅速診断に大いに貢献している.
しかしながら,自動装置の普及はまだ一部の施設に限定されているから,技師教育の教科書に全面的に取り入れるには抵抗があるとの意見が多い.現在の技師教育の中で微生物検査の平均的なレベルをどこに合わせるかは難しい問題であるが,古典的な塗沫染色検査,培地を用いた培養検査,用手法による同定検査などは微生物学の教育には欠かせないものである.従って前回の改訂では基礎的な微生物検査を基本にし,新しい検査法を加えた内容となるようにした.
今回,平成12(2000)年4月のカリキュラム改正に基づいて若干の修正を行った.新指導要領では,本教科書の分野・区分としては病因・生体防御検査学に含まれることになる.また,教育目標として掲げられているのは,検査の理論と実際を習得し,結果の意義および評価について学習すること,である.今回の改訂では極力カリキュラムの改正に見合うように修正し,検査結果と疾患の関係についても,より理解されやすいように個々の執筆者が加筆した.
本書が検査技師の教科書として,また臨床微生物検査における手引き書として役立つことを願うとともに,読者諸氏から忌憚のないご意見,ご指摘を頂戴できれば幸いである.
2001年春
著者一同
「臨床検査学講座」の刊行にあたって
1958(昭和33)年に衛生検査技師法が制定され,その教育の場からの強い要望に応えて刊行されたのが「衛生検査技術講座」でありました.その後,法改正およびカリキュラム改正などに伴い,「臨床検査講座」,さらに「新編臨床検査講座」,「新訂臨床検査講座」と,その内容とかたちを変えながら,圧倒的な支持を得つつ,重版・改訂を重ねてまいりました.
2000(平成12)年4月より,新しいカリキュラムのもとで,新しい臨床検査技師教育が行われることとなり,その眼目である“大綱化”によって,各学校での弾力的な運用が要求され,またそれが可能となりました.「基礎分野」,「専門基礎分野」,「専門分野」という教育内容とその目標とするところは,従前とかなり異なってきております.
そこで弊社では,この機に「臨床検査学講座」を刊行することといたしました.その目的は,新カリキュラムヘの対応です.臨床検査技師という医療職の重要性がますます高まるなかで,“技術“の修得とそれを応用する力の醸成,および“学”としての構築を目指して,より一層の内容の充実を図るべく,新しい執筆者にも加わっていただきました.そして,教育内容に沿ったかたちで有機的な講義が行えるよう,各巻のバランスにも留意しました.
本講座によって教育された臨床検査技師が社会に大きく受け容れられ,発展されることを願ってやみません.
多くの方がたからのご意見,ご叱正を賜れば幸甚です.
2000年春
医歯薬出版株式会社
第3版の序
第1版の序
カラー口絵
第1章 微生物学
A.序論
I.微生物学,臨床微生物学とは
1-流行病(感染症)に対する考え方の変遷
2-微生物の発見
3-臨床微生物学の使命
II.病原微生物の分類
1-生物分類における微生物の位置づけ
2-微生物の分類と命名
[1]微生物の分類基準
[2]微生物の命名法
3-主な微生物の大まかな分類
[1]細菌の分類
[2]病原性真菌の分類
[3]ウイルスの分類
B.総論
I.細菌の形態と構造
1-細菌の大きさ
2-細菌の形態と配列
[1]細菌の形態
[2]細菌の配列
[3]細菌の微細構造と外部構造
II.細菌の代謝と発育
1-細菌代謝の概要
2-呼吸と発酵
[1]好酸的酸化(呼吸,酸化的リン酸化)
[2]嫌気的酸化(発酵)
3-高分子成分の代謝
[1]炭水化物の代謝
[2]窒素化合物の代謝
[3]脂肪の代謝
4-細菌の増殖
[1]細菌の生長と分裂
[2]細菌の増殖曲線
5-細菌数の測定法
[1]生菌数測定法
[2]全菌数測定法
III.細菌の観察法と染色法
1-細菌の観察法
2-細菌の染色法
[1]染色理論
[2]染色に必要な試薬とその作用
[3]代表的な染色法
IV.細菌の発育条件と培養
1-細菌の発育条件
[1]細菌の化学的組成
[2]細菌の栄養素
[3]細菌の栄養要求性(エネルギー産生)
2-細菌の培養
[1]培養の目的
[2]培地の成分
[3]培養に必要な物理的条件
[4]培地の分類
V.細菌培養法
1-分離培養
[1]検体の前処理法
[2]画線培養法
[3]混釈平板法
2-純培養と継代培養
3-集落の観察
4-嫌気培養
[1]嫌気環境のつくり方
5-炭酸ガス培養法
6-微好気性培養
7-特殊な培養法
8-菌株の保存
VI.遺伝・変異と遺伝子診断
1-遺伝と変異の概念
2-遺伝子
[1]遺伝子の構成
3-プラスミド
[1]プラスミドの概念
[2]主要なプラスミド
4-遺伝形質の伝達
[1]接合と遺伝子の組換え
[2]形質転換
[3]形質導入
5-遺伝子の変化と再構築
[1]突然変異
[2]トランスポゾン
[3]組換えと修復
6-感染症の遺伝子診断
[1]病原微生物の遺伝子検査
[2]ハイブリダイゼーション
[3]遺伝子増幅法(ターゲット増幅法)
[4]結果の解釈,判定法
VII.滅菌および消毒
1-滅菌と消毒の概念
[1]滅菌
[2]消毒
2-殺菌法
[1]物理的方法
[2]化学的方法
3-消毒薬の殺菌効力検定法
[1]石炭酸係数
[2]最小発育阻止濃度(MIC)測定法
[3]殺菌率測定法
VIII.化学療法とワクチン
1-化学療法の概念
2-薬剤感受性検査
[1]クラスディスク(代表薬剤)
[2]薬剤感受性ディスク法(拡散法)
[3]最小発育阻止濃度(MIC)測定法(希釈法)
[4]最小殺菌濃度(MBC)測定法
3-抗菌薬の種類と特徴
[1]抗細菌性化学療法剤
[2]抗結核薬(剤)
[3]抗真菌薬
[4]抗ウイルス薬
4-化学療法の基本
[1]適正な抗菌薬の選択
[2]抗菌薬の有効性と関連するパラメーター
[3]PAE
5-抗菌薬の副作用と耐性機序
6-β-ラクタマーゼ
7-ワクチン
[1]ワクチンによる予防
[2]ワクチンの種類
[3]予防接種の種類
IX.正常細菌叢とその変動
1-常在菌叢の概念
[1]定住菌と通過菌
[2]常在菌叢を左右する因子
2-正常細菌叢の分布
[1]口腔内細菌叢
[2]鼻腔・咽頭など上気道の細菌叢
[3]皮膚の細菌叢
[4]腸管内細菌叢(腸内フローラ)
[5]腟の細菌叢
[6]外陰部・尿道の常在細菌
3-正常細菌叢の生理的機能――腸内フローラ
4-正常細菌叢と感染
[1]常在菌による感染
[2]常在菌叢と化学療法
5-環境微生物
[1]土壌微生物
[2]水中微生物
X.病原性と抵抗力
1-寄生性の概念と病原微生物
2-感染の概念
[1]感染と感染症
[2]感染症の経過
3-宿主の抵抗力(生体防御機構)
[1]抵抗力(生体防御機構)の概念
[2]生体防御機構にかかわる因子
4-微生物の病原性に関与する因子
[1]病原性の概念
[2]感染成立の要因
[3]侵襲性
[4]毒性
5-感染と発症
[1]感染の発現様式と転帰
[2]感染源と感染経路
6-現在の感染症の特徴
[1]日和見感染
[2]混合感染,二次感染
[3]病院を取り巻く感染症の現状
XI.バイオハザード
1-バイオハザード防止の一般原則
2-バイオハザード対策
[1]原則的な考え方(安全レベル)
[2]作業原則
3-バイオハザードに留意すべき疾患
[1]細菌感染症
[2]真菌感染症
[3]ウイルス感染症
[4]その他の感染症(クラミジア,リケッチア,原虫など)
<感染性廃棄物の処理……89>
XII.病院感染と新興感染症
1-病院感染(院内感染)
[1]病院感染の位置づけと感染防止対策の必要性
[2]病院感染防止対策
2-新興・再興感染症の登場
[1]新興・再興感染症の概念
[2]主要な新興感染症
[3]新興・再興感染症出現の要因
[4]感染症制圧の戦略
[5]感染症に関する法律
XIII.細菌検査の精度管理
第2章 臨床微生物学
A.細菌学各論/I.好気性または通性嫌気性グラム陽性球菌
1.スタフィロコッカス属とミクロコッカス属
I.スタフィロコッカス属
1-コアグラーゼ陽性ブドウ球菌群
[1]黄色ブドウ球菌
2-コアグラーゼ陰性ブドウ球菌群
[1]表皮ブドウ球菌
II.ミクロコッカス属
2.ストレプトコッカス属とエンテロコッカス属
I.ストレプトコッカス属
1-化膿レンサ球菌
2-ストレプトコッカス・アガラクティエ
3-その他のレンサ球菌
4-肺炎球菌
II.エンテロコッカス属
1-エンテロコッカス・フェカーリス
2-その他のエンテロコッカス
A.細菌学各論/II.グラム陰性球菌および球桿菌
1.ナイセリア科
I.ナイセリア属
1-リン菌
2-髄膜炎菌
3-その他のナイセリア
II.キンゲラ属
III.エイケネラ属
IV.クロモバクテリウム属
V.モラクセラ属
1-モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス
2-モラクセラ・ラクナータ
A.細菌学各論/III.グラム陰性,通性嫌気性の桿菌
1.腸内細菌科
1-共通性状
2-病原性
3-薬剤耐性の傾向
4-生化学的性状による分類
5-検査法の概要
I.エシェリキア属
1-大腸菌
II.シゲラ属
III.サルモネラ属
IV.エルシニア属
1-ペスト菌
2-腸炎エルシニア
3-仮性結核菌
V.クラブシエラ属
1-クレブシエラ・ニューモニエ
2-クレブシエラ・オキシトカ
VI.エドワージェラ属
VII.エンテロバクター属
VIII.パンテア属
IX.シトロバクター属
X.ハフニア属
XI.セラチア属
XII.プロテウス属,モルガネラ属,プロビデンシア属
XIII.プレジオモナス属
2.ビブリオ科
I.ビブリオ属
1-コレラ菌
2-非O1,非O139コレラ菌
3-ビブリオ・ミミカス
4-腸炎ビブリオ
5-ビブリオ・アルギノリチカス
6-ビブリオ・フルビアリス,ビブリオ・ファニシイ
7-ビブリオ・バルニフィカス
3.エロモナス科
I.エロモナス属
1-エロモナス・ヒドロフィラ
2-エロモナス・ソブリア,エロモナス・キャビエ
4.パスツレラ科
I.パスツレラ属
1-パスツレラ・ムルトシダ
II.ヘモフィルス属
1-ヘモフィルス・インフルエンゼ(インフルエンザ菌)
2-ヘモフィルス・デュクレイ(軟性下疳菌)
3-ヘモフィルス・パラインフルエンゼ
4-ヘモフィルス・アフロフィルス
5-その他のヘモフィルス
III.アクチノバシラス属
1-アクチノバシラス・アクチノミセテムコミタンス
2-その他のアクチノバシラス
5.分類学的に科が確定していないグラム陰性の通性嫌気性桿菌
I.カルジオバクテリウム属
II.ガードネレラ属
III.ストレプトバシラス属
IV.キャプノサイトファガ属
A.細菌学各論/IV.グラム陰性,好気性の桿菌
1.シュードモナス科
I.シュードモナス属
1-緑膿菌
2-シュードモナス・フルオレッセンス
3-シュードモナス・プチダ
II.バークホルデリア属
1-バークホルデリア・セパシア
2-バークホルデリア・シュードマレイ
3-バークホルデリア・マレイ
III.ステノトロホモナス属
1-ステノトロホモナス・マルトフィリア
IV.アルカリゲネス属,アクロモバクター属
V.ボルデテラ属
1-百日咳菌
VI.クリセオバクテリウム属
VII.アシネトバクター属
2.ブルセラ科
I.ブルセラ属
3.フランシセラ科
III.フランシセラ属
1-野兎病菌
4.レジオネラ科
I.レジオネラ属
1-レジオネラ・ニューモフィラ
A.細菌学各論/V.グラム陰性,微好気性のらせん菌
I.スピリルム属
II.カンピロバクター属
1-カンピロバクター・ジェジュニ
2-カンピロバクター・コリ
3-カンピロバクター・フィタス
4-その他のカンピロバクター属
III.ヘリコバクター属
1-ヘリコバクター・ピロリ
A.細菌学各論/VI.グラム陽性,好気性の桿菌
1.有芽胞菌
I.バシラス属
1-バシラス・アンスラシス(炭疽菌)
2-バシラス・セレウス
3-バシラス・サブチリス(枯草菌)
4-バシラス・ステアロサーモフィラス
2.無芽胞菌
I.リステリア属
1-リステリア・モノサイトゲネス
II.コリネバクテリウム属
1-コリネバクテリウム・ジフセリエ(ジフテリア菌)
2-その他のジフテロイド
A.細菌学各論/VII.グラム陽性,好酸性の桿菌
1.マイコバクテリウム科
I.マイコバクテリウム属
1-結核筋群
2-光発色筋群
3-暗発色菌群
4-光非発色菌群
5-迅速発育菌群
6-らい菌群
2.ノカルジア
I.ノカルジア属
A.細菌学各論/VIII.嫌気性菌
1.総論
I.嫌気性菌の定義
II.嫌気性菌と酸素
III.嫌気性菌の生息部位
IV.嫌気性菌の分類
V.嫌気性菌の関連する疾患
1-外因性嫌気性菌による疾患
2-内因性嫌気性菌による疾患
3-嫌気性菌が関与する感染症の一般的な特徴
4-嫌気性菌感染症を成立させる宿主側の因子
5-嫌気性菌の病原因子
6-嫌気性菌の関与する疾患の種類
VI.嫌気性菌感染症の診断
1-診断に適した材料と適さない材料
2-正しい輸送法と輸送容器
3-検査室での臨床材料の処理法
4-嫌気培養システム
5-嫌気性菌の同定
VII.嫌気性菌感染症の治療
1-治療の原則
2-嫌気性菌の化学療法
2.嫌気性グラム陽性球菌
1-ペプトストレプトコッカス・アネロビウス
2-ファインゴルディア・マグナ
3-パルビモナス・ミクラ
4-その他のペプトストレプトコッカス
3.嫌気性グラム陰性球菌
I.ベイヨネラ属
4.無芽胞グラム陽性嫌気性桿菌
I.アクチノミセス属
II.プロピオニバクテリウム属
III.エガーセラ属
IV.モビルンカス属
V.ラクトバシラス属,ビフィドバクテリウム属
VI.その他の無芽胞グラム陽性桿菌
5.グラム陰性嫌気性桿菌
I.バクテロイデス属(狭義)
1-バクテロイデス・フラジリス
2-バクテロイデス・シータイオタオーミクロン
3-バクテロイデス・ブルガータス
4-その他のバクテロイデス(狭義)
II.プレボテラ属
1-色素を産生するプレボテラ
2-色素を産生しないプレボテラ
III.ポルフィロモナス属
1-ポルフィロモナス・アサッカロリティカ
2-ポルフィロモナス・ジンジバリス
3-ポルフィロモナス・エンドドンターリス
4-その他のポルフィロモナス
IV.フソバクテリウム属
1-フソバクテリウム・ヌクレアータム
2-フソバクテリウム・ネクロフォラム
3-フソバクテリウム・モルティフェラム,フソバクテリウム・バリウム
V.その他の菌種
1-バイロフィラ・ワズワーシア
2-レプトトリキア・ブッカーリス,レプトトリキア・サングウィネゲンシス
3-バクテロイデス・ウレオリティカス
4-カンピロバクター・グラシリス,サッテレラ・ワズワーセンシス
5-カプノサイトファーガ
6-デスルフォビブリオ
6.嫌気性芽胞形成桿菌
1-クロストリジウム・ボツリヌム
2-クロストリジウム・テタニ
3-クロストリジウム・パーフリンジェンス
4-クロストリジウム・ディフィシル
5-クロストリジウム・セプティカム
6-クロストリジウム・クロストリジホルム
7-クロストリジウム・ラモーサム
8-その他のクロストリジウム
A.細菌学各論/IX.スピロヘータ科
I.スピロヘータ属
II.クリスチスピラ属
III.トレポネーマ属
1-梅毒トレポネーマ
2-ワンサン・トレポネーマ
IV.ボレリア属
1-回帰熱ボレリア
2-ボレリア・バーグドルフェリ
A.細菌学各論/X.レプトスピラ科
I.レプトスピラ属
1-黄疸出血性レプトスピラ
2-秋疫A,B,Cレプトスピラ
3-イヌレプトスピラ
A.細菌学各論/XI.マイコプラズマ
I.マイコプラズマ属
1-マイコプラズマ・ニューモニエ
2-マイコプラズマ・ゲニタリウム
3-その他のマイコプラズマ
II.ウレアプラズマ属
A.細菌学各論/XII.リケッチア
I.発疹チフスリケッチア
II.発疹熱リケッチア
III.紅斑熱リケッチア
1-ロッキー山紅斑熱リケッチア
2-日本紅斑熱リケッチア
IV.ツツガムシ病リケッチア
V.エールリキア属
VI.ネオリケッチア属
A.細菌学各論/XIII.クラミジア
I.トラコーマ・クラミジア
II.オウム病クラミジア
III.肺炎クラミジア
B.病原真菌学
1.総論
I.酵母
II.糸状菌
III.胞子(分生子)
1-有性胞子
2-無性胞子
IV.真菌の分類
2.各論
I.皮膚糸状菌
II.アスペルギルス属
III.クリプトコックス属
IV.カンジダ属
V.スポロトリックス・シェンキー
VI.黒色真菌
VII.癜風菌
VIII.接合菌類
IX.輸入真菌
X.ニューモシスチス・イロベチイ(カリニ)
XI.深在性真菌症に対する免疫学的診断法
1-日和見真菌感染
3.治療
I.表在性真菌症の治療
II.深在性真菌症の治療
4.検査法
I.真菌検査法の特徴と留意点
II.臨床材料別の病原真菌
III.真菌の検査法
1-使用器具
2-鏡検標本の作製
3-培養
4-同定
C.ウイルス学
1.総論
I.ウイルスの歴史と定義
II.ウイルスの構造と形態
III.ウイルスの分類
IV.ウイルスの増殖
V.細胞レベルでのウイルス感染
VI.個体レベルでのウイルス感染
VII.ウイルス感染に伴う免疫反応
VIII.ウイルスの伝播様式
IX.ウイルスの不活化
X.ウイルス感染症の予防と治療
2.各論/A.DNAウイルス
I.ポックスウイルス科
1-痘瘡ウイルス
2-伝染性軟属腫ウイルス
II.ヘルペスウイルス科
1-単純ヘルペスウイルス
2-水痘-帯状疱疹ウイルス
3-サイトメガロウイルス
4-EBウイルス
5-ヒトヘルペスウイルス6
6-ヒトヘルペスウイルス7
7-ヒトヘルペスウイルス8
III.アデノウイルス科
IV.パピローマウイルス科,ポリオーマウイルス科
V.パルボウイルス科
2.各論/B.RNAウイルス
I.オルトミクソウイルス科
1-インフルエンザウイルス
II.パラミクソウイルス科
1-ヒトパラインフルエンザウイルス
2-ムンプスウイルス
3-麻疹ウイルス
4-ヒトRSウイルス
III.トガウイルス科,フラビウイルス科
1-トガウイルス科
2-フラビウイルス科
IV.アレナウイルス科
1-ラッサウイルス
V.ブニヤウイルス科
VI.コロナウイルス科
VII.ピコルナウイルス科
1-エンテロウイルス属
2-ライノウイルス属
VIII.レオウイルス科
1-ロタウイルス
IX.ラブドウイルス科
1-狂犬病ウイルス
X.フィロウイルス科
XI.レトロウイルス科
1-ヒトT細胞白血病ウイルス
2-ヒト免疫不全ウイルス
XII.肝炎ウイルス
1-A型肝炎ウイルス
2-B型肝炎ウイルス
3-C型肝炎ウイルス
4-D型肝炎ウイルス
5-E型肝炎ウイルス
XIII.下痢症をきたすウイルス
1-カリシウイルス科
2-アストロウイルス科
3-腸アデノウイルス
XIV.その他の関連する病原体
1-バクテリオファージ
2-ウイロイド
3-プリオン
3.検査法
I.ウイルス検査法の概要
II.感染部位あるいはウイルス排泄部位に由来する検体での検査法
1-検体の種類
2-感染細胞の病理形態学的検査
3-検体中のウイルス粒子の検出
4-検体中のウイルス抗原の検出
5-検体中のウイルス遺伝子の検出
6-ウイルス分離と同定
III.血清学的試験
1-検査目的と検体の採取
2-試験方法
3-血清抗体測定結果の判定
第3章 微生物学検査法
A.基本操作
I.基準実験室と無菌操作
1-生物学的安全キャビネット
2-開放型実験台
3-無菌操作
B.顕微鏡による観察
I.基本操作
1-生物用光学顕微鏡の取り扱い
2-染色の基本操作
II.染色法
1-グラム染色
2-抗酸菌染色
3-異染小体染色
4-Legionellaの染色法
5-芽胞染色
6-莢膜染色
7-鞭毛染色
8-墨汁染色
9-ファンギフローラY染色
C.培養と培地
I.培地
1-培地の形状と作製法
2-培地の用途に基づく分類
II.培地の組成と特徴
1-一般的培養に用いる培地
2-非選択分離培地
3-選択分離培地
4-確認培地
5-非選択増菌培地
6-選択増菌培地
7-保存・輸送用培地
III.菌株の保存
1-継代培養法
2-凍結保存法
3-凍結乾燥保存法
4-ゼラチンディスク法
D.検査材料別検査法
I.微生物検査法の概要
1-検査材料採取および保存と輸送
2-検査法
II.血液検査法
1-血液から検出される原因菌
2-検査手順
III.髄液検査法
1-髄液から検出される原因菌
2-検査手順
IV.尿検査法
1-尿から検出される原因菌
2-検査手順
V.喀痰検査法
1-喀痰から検出される原因菌
2-検査手順
VI.咽頭・鼻咽腔粘液検査法
1-咽頭・鼻咽腔粘液などから検出される原因菌
2-検査手順
VII.糞便検査法
1-経口感染する微生物
2-検査手順
VIII.膿・分泌物・体腔液などの検査法
1-膿・分泌物・体腔液などから検出される原因菌
2-検査手順
IX.胆汁・胃液検査法
1-胆汁・胃液から検出される原因菌
2-検査手順
E.細菌の鑑別と同定に日常用いられる検査法
I.溶血性テスト
II.炭水化物分解テスト
1-糖分解テスト
2-β-D-ガラクトシダーゼテスト(ONPGテスト)
3-フォーゲス・プロスカウエルテスト
4-メチル赤テスト
III.アミノ酸分解テスト
1-インドールテスト
2-IPAテスト(インドールピルビン酸産生テスト)
3-アミノ酸脱炭酸・加水分解テスト
4-硫化水素産生テスト
5-尿素分解テスト
VI.硝酸塩還元テスト
V.有機酸塩の利用テスト
1-クエン酸塩利用テスト
2-マロン酸塩利用テスト
VI.呼吸酵素に関するテスト
1-カタラーゼテスト
2-オキシダーゼテスト
VII.菌体外酵素に関するテスト
1-コアグラーゼテスト
2-DNaseテスト
3-耐熱性DNaseテスト
4-神奈川現象テスト
5-キャンプテスト(CAMP test)
6-ゼラチン液化テスト
VIII.その他の性状テスト
1-好塩性テスト
2-ポルフィリンテスト
F.化学療法薬感受性検査法
I.細菌の薬剤感受性検査
1-希釈法
2-寒天平板拡散法
3-MRSA,ペニシリン耐性肺炎球菌,バンコマイシン耐性腸球菌の検査法
4-β-ラクタマーゼの検査法
II.真菌の薬剤感受性検査
1-抗真菌薬の種類と検査濃度
2-試験薬剤の溶解および希釈法
3-培地
4-菌液の調製
5-培養
6-結果の判定
7-精度管理
G.簡易同定キットによる生化学的性状検査および菌種同定法
1-同定キット
2-免疫学的方法による検出,同定法や検査材料からの病原微生物直接検出法
索引
第1版の序
カラー口絵
第1章 微生物学
A.序論
I.微生物学,臨床微生物学とは
1-流行病(感染症)に対する考え方の変遷
2-微生物の発見
3-臨床微生物学の使命
II.病原微生物の分類
1-生物分類における微生物の位置づけ
2-微生物の分類と命名
[1]微生物の分類基準
[2]微生物の命名法
3-主な微生物の大まかな分類
[1]細菌の分類
[2]病原性真菌の分類
[3]ウイルスの分類
B.総論
I.細菌の形態と構造
1-細菌の大きさ
2-細菌の形態と配列
[1]細菌の形態
[2]細菌の配列
[3]細菌の微細構造と外部構造
II.細菌の代謝と発育
1-細菌代謝の概要
2-呼吸と発酵
[1]好酸的酸化(呼吸,酸化的リン酸化)
[2]嫌気的酸化(発酵)
3-高分子成分の代謝
[1]炭水化物の代謝
[2]窒素化合物の代謝
[3]脂肪の代謝
4-細菌の増殖
[1]細菌の生長と分裂
[2]細菌の増殖曲線
5-細菌数の測定法
[1]生菌数測定法
[2]全菌数測定法
III.細菌の観察法と染色法
1-細菌の観察法
2-細菌の染色法
[1]染色理論
[2]染色に必要な試薬とその作用
[3]代表的な染色法
IV.細菌の発育条件と培養
1-細菌の発育条件
[1]細菌の化学的組成
[2]細菌の栄養素
[3]細菌の栄養要求性(エネルギー産生)
2-細菌の培養
[1]培養の目的
[2]培地の成分
[3]培養に必要な物理的条件
[4]培地の分類
V.細菌培養法
1-分離培養
[1]検体の前処理法
[2]画線培養法
[3]混釈平板法
2-純培養と継代培養
3-集落の観察
4-嫌気培養
[1]嫌気環境のつくり方
5-炭酸ガス培養法
6-微好気性培養
7-特殊な培養法
8-菌株の保存
VI.遺伝・変異と遺伝子診断
1-遺伝と変異の概念
2-遺伝子
[1]遺伝子の構成
3-プラスミド
[1]プラスミドの概念
[2]主要なプラスミド
4-遺伝形質の伝達
[1]接合と遺伝子の組換え
[2]形質転換
[3]形質導入
5-遺伝子の変化と再構築
[1]突然変異
[2]トランスポゾン
[3]組換えと修復
6-感染症の遺伝子診断
[1]病原微生物の遺伝子検査
[2]ハイブリダイゼーション
[3]遺伝子増幅法(ターゲット増幅法)
[4]結果の解釈,判定法
VII.滅菌および消毒
1-滅菌と消毒の概念
[1]滅菌
[2]消毒
2-殺菌法
[1]物理的方法
[2]化学的方法
3-消毒薬の殺菌効力検定法
[1]石炭酸係数
[2]最小発育阻止濃度(MIC)測定法
[3]殺菌率測定法
VIII.化学療法とワクチン
1-化学療法の概念
2-薬剤感受性検査
[1]クラスディスク(代表薬剤)
[2]薬剤感受性ディスク法(拡散法)
[3]最小発育阻止濃度(MIC)測定法(希釈法)
[4]最小殺菌濃度(MBC)測定法
3-抗菌薬の種類と特徴
[1]抗細菌性化学療法剤
[2]抗結核薬(剤)
[3]抗真菌薬
[4]抗ウイルス薬
4-化学療法の基本
[1]適正な抗菌薬の選択
[2]抗菌薬の有効性と関連するパラメーター
[3]PAE
5-抗菌薬の副作用と耐性機序
6-β-ラクタマーゼ
7-ワクチン
[1]ワクチンによる予防
[2]ワクチンの種類
[3]予防接種の種類
IX.正常細菌叢とその変動
1-常在菌叢の概念
[1]定住菌と通過菌
[2]常在菌叢を左右する因子
2-正常細菌叢の分布
[1]口腔内細菌叢
[2]鼻腔・咽頭など上気道の細菌叢
[3]皮膚の細菌叢
[4]腸管内細菌叢(腸内フローラ)
[5]腟の細菌叢
[6]外陰部・尿道の常在細菌
3-正常細菌叢の生理的機能――腸内フローラ
4-正常細菌叢と感染
[1]常在菌による感染
[2]常在菌叢と化学療法
5-環境微生物
[1]土壌微生物
[2]水中微生物
X.病原性と抵抗力
1-寄生性の概念と病原微生物
2-感染の概念
[1]感染と感染症
[2]感染症の経過
3-宿主の抵抗力(生体防御機構)
[1]抵抗力(生体防御機構)の概念
[2]生体防御機構にかかわる因子
4-微生物の病原性に関与する因子
[1]病原性の概念
[2]感染成立の要因
[3]侵襲性
[4]毒性
5-感染と発症
[1]感染の発現様式と転帰
[2]感染源と感染経路
6-現在の感染症の特徴
[1]日和見感染
[2]混合感染,二次感染
[3]病院を取り巻く感染症の現状
XI.バイオハザード
1-バイオハザード防止の一般原則
2-バイオハザード対策
[1]原則的な考え方(安全レベル)
[2]作業原則
3-バイオハザードに留意すべき疾患
[1]細菌感染症
[2]真菌感染症
[3]ウイルス感染症
[4]その他の感染症(クラミジア,リケッチア,原虫など)
<感染性廃棄物の処理……89>
XII.病院感染と新興感染症
1-病院感染(院内感染)
[1]病院感染の位置づけと感染防止対策の必要性
[2]病院感染防止対策
2-新興・再興感染症の登場
[1]新興・再興感染症の概念
[2]主要な新興感染症
[3]新興・再興感染症出現の要因
[4]感染症制圧の戦略
[5]感染症に関する法律
XIII.細菌検査の精度管理
第2章 臨床微生物学
A.細菌学各論/I.好気性または通性嫌気性グラム陽性球菌
1.スタフィロコッカス属とミクロコッカス属
I.スタフィロコッカス属
1-コアグラーゼ陽性ブドウ球菌群
[1]黄色ブドウ球菌
2-コアグラーゼ陰性ブドウ球菌群
[1]表皮ブドウ球菌
II.ミクロコッカス属
2.ストレプトコッカス属とエンテロコッカス属
I.ストレプトコッカス属
1-化膿レンサ球菌
2-ストレプトコッカス・アガラクティエ
3-その他のレンサ球菌
4-肺炎球菌
II.エンテロコッカス属
1-エンテロコッカス・フェカーリス
2-その他のエンテロコッカス
A.細菌学各論/II.グラム陰性球菌および球桿菌
1.ナイセリア科
I.ナイセリア属
1-リン菌
2-髄膜炎菌
3-その他のナイセリア
II.キンゲラ属
III.エイケネラ属
IV.クロモバクテリウム属
V.モラクセラ属
1-モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス
2-モラクセラ・ラクナータ
A.細菌学各論/III.グラム陰性,通性嫌気性の桿菌
1.腸内細菌科
1-共通性状
2-病原性
3-薬剤耐性の傾向
4-生化学的性状による分類
5-検査法の概要
I.エシェリキア属
1-大腸菌
II.シゲラ属
III.サルモネラ属
IV.エルシニア属
1-ペスト菌
2-腸炎エルシニア
3-仮性結核菌
V.クラブシエラ属
1-クレブシエラ・ニューモニエ
2-クレブシエラ・オキシトカ
VI.エドワージェラ属
VII.エンテロバクター属
VIII.パンテア属
IX.シトロバクター属
X.ハフニア属
XI.セラチア属
XII.プロテウス属,モルガネラ属,プロビデンシア属
XIII.プレジオモナス属
2.ビブリオ科
I.ビブリオ属
1-コレラ菌
2-非O1,非O139コレラ菌
3-ビブリオ・ミミカス
4-腸炎ビブリオ
5-ビブリオ・アルギノリチカス
6-ビブリオ・フルビアリス,ビブリオ・ファニシイ
7-ビブリオ・バルニフィカス
3.エロモナス科
I.エロモナス属
1-エロモナス・ヒドロフィラ
2-エロモナス・ソブリア,エロモナス・キャビエ
4.パスツレラ科
I.パスツレラ属
1-パスツレラ・ムルトシダ
II.ヘモフィルス属
1-ヘモフィルス・インフルエンゼ(インフルエンザ菌)
2-ヘモフィルス・デュクレイ(軟性下疳菌)
3-ヘモフィルス・パラインフルエンゼ
4-ヘモフィルス・アフロフィルス
5-その他のヘモフィルス
III.アクチノバシラス属
1-アクチノバシラス・アクチノミセテムコミタンス
2-その他のアクチノバシラス
5.分類学的に科が確定していないグラム陰性の通性嫌気性桿菌
I.カルジオバクテリウム属
II.ガードネレラ属
III.ストレプトバシラス属
IV.キャプノサイトファガ属
A.細菌学各論/IV.グラム陰性,好気性の桿菌
1.シュードモナス科
I.シュードモナス属
1-緑膿菌
2-シュードモナス・フルオレッセンス
3-シュードモナス・プチダ
II.バークホルデリア属
1-バークホルデリア・セパシア
2-バークホルデリア・シュードマレイ
3-バークホルデリア・マレイ
III.ステノトロホモナス属
1-ステノトロホモナス・マルトフィリア
IV.アルカリゲネス属,アクロモバクター属
V.ボルデテラ属
1-百日咳菌
VI.クリセオバクテリウム属
VII.アシネトバクター属
2.ブルセラ科
I.ブルセラ属
3.フランシセラ科
III.フランシセラ属
1-野兎病菌
4.レジオネラ科
I.レジオネラ属
1-レジオネラ・ニューモフィラ
A.細菌学各論/V.グラム陰性,微好気性のらせん菌
I.スピリルム属
II.カンピロバクター属
1-カンピロバクター・ジェジュニ
2-カンピロバクター・コリ
3-カンピロバクター・フィタス
4-その他のカンピロバクター属
III.ヘリコバクター属
1-ヘリコバクター・ピロリ
A.細菌学各論/VI.グラム陽性,好気性の桿菌
1.有芽胞菌
I.バシラス属
1-バシラス・アンスラシス(炭疽菌)
2-バシラス・セレウス
3-バシラス・サブチリス(枯草菌)
4-バシラス・ステアロサーモフィラス
2.無芽胞菌
I.リステリア属
1-リステリア・モノサイトゲネス
II.コリネバクテリウム属
1-コリネバクテリウム・ジフセリエ(ジフテリア菌)
2-その他のジフテロイド
A.細菌学各論/VII.グラム陽性,好酸性の桿菌
1.マイコバクテリウム科
I.マイコバクテリウム属
1-結核筋群
2-光発色筋群
3-暗発色菌群
4-光非発色菌群
5-迅速発育菌群
6-らい菌群
2.ノカルジア
I.ノカルジア属
A.細菌学各論/VIII.嫌気性菌
1.総論
I.嫌気性菌の定義
II.嫌気性菌と酸素
III.嫌気性菌の生息部位
IV.嫌気性菌の分類
V.嫌気性菌の関連する疾患
1-外因性嫌気性菌による疾患
2-内因性嫌気性菌による疾患
3-嫌気性菌が関与する感染症の一般的な特徴
4-嫌気性菌感染症を成立させる宿主側の因子
5-嫌気性菌の病原因子
6-嫌気性菌の関与する疾患の種類
VI.嫌気性菌感染症の診断
1-診断に適した材料と適さない材料
2-正しい輸送法と輸送容器
3-検査室での臨床材料の処理法
4-嫌気培養システム
5-嫌気性菌の同定
VII.嫌気性菌感染症の治療
1-治療の原則
2-嫌気性菌の化学療法
2.嫌気性グラム陽性球菌
1-ペプトストレプトコッカス・アネロビウス
2-ファインゴルディア・マグナ
3-パルビモナス・ミクラ
4-その他のペプトストレプトコッカス
3.嫌気性グラム陰性球菌
I.ベイヨネラ属
4.無芽胞グラム陽性嫌気性桿菌
I.アクチノミセス属
II.プロピオニバクテリウム属
III.エガーセラ属
IV.モビルンカス属
V.ラクトバシラス属,ビフィドバクテリウム属
VI.その他の無芽胞グラム陽性桿菌
5.グラム陰性嫌気性桿菌
I.バクテロイデス属(狭義)
1-バクテロイデス・フラジリス
2-バクテロイデス・シータイオタオーミクロン
3-バクテロイデス・ブルガータス
4-その他のバクテロイデス(狭義)
II.プレボテラ属
1-色素を産生するプレボテラ
2-色素を産生しないプレボテラ
III.ポルフィロモナス属
1-ポルフィロモナス・アサッカロリティカ
2-ポルフィロモナス・ジンジバリス
3-ポルフィロモナス・エンドドンターリス
4-その他のポルフィロモナス
IV.フソバクテリウム属
1-フソバクテリウム・ヌクレアータム
2-フソバクテリウム・ネクロフォラム
3-フソバクテリウム・モルティフェラム,フソバクテリウム・バリウム
V.その他の菌種
1-バイロフィラ・ワズワーシア
2-レプトトリキア・ブッカーリス,レプトトリキア・サングウィネゲンシス
3-バクテロイデス・ウレオリティカス
4-カンピロバクター・グラシリス,サッテレラ・ワズワーセンシス
5-カプノサイトファーガ
6-デスルフォビブリオ
6.嫌気性芽胞形成桿菌
1-クロストリジウム・ボツリヌム
2-クロストリジウム・テタニ
3-クロストリジウム・パーフリンジェンス
4-クロストリジウム・ディフィシル
5-クロストリジウム・セプティカム
6-クロストリジウム・クロストリジホルム
7-クロストリジウム・ラモーサム
8-その他のクロストリジウム
A.細菌学各論/IX.スピロヘータ科
I.スピロヘータ属
II.クリスチスピラ属
III.トレポネーマ属
1-梅毒トレポネーマ
2-ワンサン・トレポネーマ
IV.ボレリア属
1-回帰熱ボレリア
2-ボレリア・バーグドルフェリ
A.細菌学各論/X.レプトスピラ科
I.レプトスピラ属
1-黄疸出血性レプトスピラ
2-秋疫A,B,Cレプトスピラ
3-イヌレプトスピラ
A.細菌学各論/XI.マイコプラズマ
I.マイコプラズマ属
1-マイコプラズマ・ニューモニエ
2-マイコプラズマ・ゲニタリウム
3-その他のマイコプラズマ
II.ウレアプラズマ属
A.細菌学各論/XII.リケッチア
I.発疹チフスリケッチア
II.発疹熱リケッチア
III.紅斑熱リケッチア
1-ロッキー山紅斑熱リケッチア
2-日本紅斑熱リケッチア
IV.ツツガムシ病リケッチア
V.エールリキア属
VI.ネオリケッチア属
A.細菌学各論/XIII.クラミジア
I.トラコーマ・クラミジア
II.オウム病クラミジア
III.肺炎クラミジア
B.病原真菌学
1.総論
I.酵母
II.糸状菌
III.胞子(分生子)
1-有性胞子
2-無性胞子
IV.真菌の分類
2.各論
I.皮膚糸状菌
II.アスペルギルス属
III.クリプトコックス属
IV.カンジダ属
V.スポロトリックス・シェンキー
VI.黒色真菌
VII.癜風菌
VIII.接合菌類
IX.輸入真菌
X.ニューモシスチス・イロベチイ(カリニ)
XI.深在性真菌症に対する免疫学的診断法
1-日和見真菌感染
3.治療
I.表在性真菌症の治療
II.深在性真菌症の治療
4.検査法
I.真菌検査法の特徴と留意点
II.臨床材料別の病原真菌
III.真菌の検査法
1-使用器具
2-鏡検標本の作製
3-培養
4-同定
C.ウイルス学
1.総論
I.ウイルスの歴史と定義
II.ウイルスの構造と形態
III.ウイルスの分類
IV.ウイルスの増殖
V.細胞レベルでのウイルス感染
VI.個体レベルでのウイルス感染
VII.ウイルス感染に伴う免疫反応
VIII.ウイルスの伝播様式
IX.ウイルスの不活化
X.ウイルス感染症の予防と治療
2.各論/A.DNAウイルス
I.ポックスウイルス科
1-痘瘡ウイルス
2-伝染性軟属腫ウイルス
II.ヘルペスウイルス科
1-単純ヘルペスウイルス
2-水痘-帯状疱疹ウイルス
3-サイトメガロウイルス
4-EBウイルス
5-ヒトヘルペスウイルス6
6-ヒトヘルペスウイルス7
7-ヒトヘルペスウイルス8
III.アデノウイルス科
IV.パピローマウイルス科,ポリオーマウイルス科
V.パルボウイルス科
2.各論/B.RNAウイルス
I.オルトミクソウイルス科
1-インフルエンザウイルス
II.パラミクソウイルス科
1-ヒトパラインフルエンザウイルス
2-ムンプスウイルス
3-麻疹ウイルス
4-ヒトRSウイルス
III.トガウイルス科,フラビウイルス科
1-トガウイルス科
2-フラビウイルス科
IV.アレナウイルス科
1-ラッサウイルス
V.ブニヤウイルス科
VI.コロナウイルス科
VII.ピコルナウイルス科
1-エンテロウイルス属
2-ライノウイルス属
VIII.レオウイルス科
1-ロタウイルス
IX.ラブドウイルス科
1-狂犬病ウイルス
X.フィロウイルス科
XI.レトロウイルス科
1-ヒトT細胞白血病ウイルス
2-ヒト免疫不全ウイルス
XII.肝炎ウイルス
1-A型肝炎ウイルス
2-B型肝炎ウイルス
3-C型肝炎ウイルス
4-D型肝炎ウイルス
5-E型肝炎ウイルス
XIII.下痢症をきたすウイルス
1-カリシウイルス科
2-アストロウイルス科
3-腸アデノウイルス
XIV.その他の関連する病原体
1-バクテリオファージ
2-ウイロイド
3-プリオン
3.検査法
I.ウイルス検査法の概要
II.感染部位あるいはウイルス排泄部位に由来する検体での検査法
1-検体の種類
2-感染細胞の病理形態学的検査
3-検体中のウイルス粒子の検出
4-検体中のウイルス抗原の検出
5-検体中のウイルス遺伝子の検出
6-ウイルス分離と同定
III.血清学的試験
1-検査目的と検体の採取
2-試験方法
3-血清抗体測定結果の判定
第3章 微生物学検査法
A.基本操作
I.基準実験室と無菌操作
1-生物学的安全キャビネット
2-開放型実験台
3-無菌操作
B.顕微鏡による観察
I.基本操作
1-生物用光学顕微鏡の取り扱い
2-染色の基本操作
II.染色法
1-グラム染色
2-抗酸菌染色
3-異染小体染色
4-Legionellaの染色法
5-芽胞染色
6-莢膜染色
7-鞭毛染色
8-墨汁染色
9-ファンギフローラY染色
C.培養と培地
I.培地
1-培地の形状と作製法
2-培地の用途に基づく分類
II.培地の組成と特徴
1-一般的培養に用いる培地
2-非選択分離培地
3-選択分離培地
4-確認培地
5-非選択増菌培地
6-選択増菌培地
7-保存・輸送用培地
III.菌株の保存
1-継代培養法
2-凍結保存法
3-凍結乾燥保存法
4-ゼラチンディスク法
D.検査材料別検査法
I.微生物検査法の概要
1-検査材料採取および保存と輸送
2-検査法
II.血液検査法
1-血液から検出される原因菌
2-検査手順
III.髄液検査法
1-髄液から検出される原因菌
2-検査手順
IV.尿検査法
1-尿から検出される原因菌
2-検査手順
V.喀痰検査法
1-喀痰から検出される原因菌
2-検査手順
VI.咽頭・鼻咽腔粘液検査法
1-咽頭・鼻咽腔粘液などから検出される原因菌
2-検査手順
VII.糞便検査法
1-経口感染する微生物
2-検査手順
VIII.膿・分泌物・体腔液などの検査法
1-膿・分泌物・体腔液などから検出される原因菌
2-検査手順
IX.胆汁・胃液検査法
1-胆汁・胃液から検出される原因菌
2-検査手順
E.細菌の鑑別と同定に日常用いられる検査法
I.溶血性テスト
II.炭水化物分解テスト
1-糖分解テスト
2-β-D-ガラクトシダーゼテスト(ONPGテスト)
3-フォーゲス・プロスカウエルテスト
4-メチル赤テスト
III.アミノ酸分解テスト
1-インドールテスト
2-IPAテスト(インドールピルビン酸産生テスト)
3-アミノ酸脱炭酸・加水分解テスト
4-硫化水素産生テスト
5-尿素分解テスト
VI.硝酸塩還元テスト
V.有機酸塩の利用テスト
1-クエン酸塩利用テスト
2-マロン酸塩利用テスト
VI.呼吸酵素に関するテスト
1-カタラーゼテスト
2-オキシダーゼテスト
VII.菌体外酵素に関するテスト
1-コアグラーゼテスト
2-DNaseテスト
3-耐熱性DNaseテスト
4-神奈川現象テスト
5-キャンプテスト(CAMP test)
6-ゼラチン液化テスト
VIII.その他の性状テスト
1-好塩性テスト
2-ポルフィリンテスト
F.化学療法薬感受性検査法
I.細菌の薬剤感受性検査
1-希釈法
2-寒天平板拡散法
3-MRSA,ペニシリン耐性肺炎球菌,バンコマイシン耐性腸球菌の検査法
4-β-ラクタマーゼの検査法
II.真菌の薬剤感受性検査
1-抗真菌薬の種類と検査濃度
2-試験薬剤の溶解および希釈法
3-培地
4-菌液の調製
5-培養
6-結果の判定
7-精度管理
G.簡易同定キットによる生化学的性状検査および菌種同定法
1-同定キット
2-免疫学的方法による検出,同定法や検査材料からの病原微生物直接検出法
索引








