第3版の序
『臨床検査学講座/臨床検査総論』は2007年に全面改訂を行った.
そこでは,本講座ではじめて2段組とし,さらに2色刷として図表や写真を取り入れ,時代に即し,学生にわかりやすい書として,現在,多くの臨床検査技師養成施設で教科書として採用され,利用されている.発刊以来,時代の変遷によって改められた内容などに訂正を加え,書き改めてきた.
その後,2009年5月に厚生労働省医政局医事課より『平成23年版臨床検査技師国家試験出題基準』が公表となった.「臨床検査総論」は「生物化学分析検査学」のなかに含まれており,本書第2版において,ほとんどの項目が網羅されていた.
しかし,「尿検査」の「定性・定量検査法」のなかの“アスコルビン酸“と“薬物”,そして「その他の一般的検査」の「その他の体液検査」のなかの“関節液“と“腟分泌液”,そして“結石検査”が不足していたために加筆をした.
そこで,今回,新しく『臨床検査学講座/臨床検査総論(第3版)』を発行する運びとなった.
本書によって教育を受けた臨床検査技師が,患者様を愛する心を忘れずに,常にみずからを向上させ,大きく社会に貢献されることを願うものである.
2010年初春
著者を代表して 三村邦裕
第2版の序
「臨床検査総論」は,さまざまな臨床検査学の教科のなかで基礎となる学問である.それゆえ多くの養成施設において,専門教科のうち最初に教育されている科目である.そのことは臨床検査技師として入門となるばかりか,その後の医療人としての情意を確立させるきっかけとなるものである.本講座は,1958年の衛生検査技師法制定の際に発行され,その後,何回かの改訂が加えられて,臨床検査技師学生の教科書として多くの学校で採用されてきた.2000年には臨床検査技師指定規則・指導要領の改正が行われ,カリキュラムの大綱化から大幅な教育内容の変更がなされた.また,2002年に国家試験出題基準が作成され,臨床検査技師として基本的に具有すべき項目が示された.本書も2001年に指定規則の改定に対応すべく星和夫先生,鈴木敏惠先生により全面改訂が行われた.その際に検査機器の自動化・システム化の急激な進歩に合わせ,現場の状況をふまえて新たな検査法が追加された.また国家試験出題基準に基づき2003年と2005年には補訂版が出版された.
この「臨床検査総論」の中心をなす一般検査領域は,他の検査法同様に自動化・小型化・簡易化・高精度化が目覚ましく進歩が著しい.今回の改訂はこのような背景のもとに行われた.改訂には新たに三村が加わり,さらに現場と教育との乖離がなるべく少なくなるよう臨床検査の現場で活躍されている宿谷賢一先生に執筆陣として参画していただいた.そして,臨床検査技師の役割について詳細に解説するとともに,多くの臨床検査技師にかかわる認定資格について追加した.また,それぞれの検査法の基本となる検体の取り扱いについて別章立てとし,他の専門科目にも対応できるように解説を加えた.尿沈渣法では86枚からなる尿沈渣標本を巻頭カラー図版にまとめ,疾患に関連するほとんどの尿沈渣が網羅されている.これらは,宿谷先生と,編集協力者の杏林大学医学部付属病院・米山正芳先生にご提供いただいた.さらに読者に読みやすいように2段組みとし,図表も新たに加え,また2色刷とすることで重要な部分も理解しやすくなり,体裁も一新した.多くの学生に教科書として愛用されるとともに,検査室の臨床検査技師の参考書としても活用していただければ幸いである.
冒頭にも記したが,「臨床検査学総論」は臨床検査の基礎となる学問である.一般検査の多くはスクリーニング検査となるもので,患者さんのすべてに施される検査といってもよい.そのためこの科目を十分習得し,患者さんの病を少しでも軽減でき,そして人に役立つ,立派な臨床検査技師になることを願うものである.
2007年3月
著者を代表して 三村邦裕
第1版の序
1987年のカリキュラム改正では従来臨床検査総論I,IIとされていたものが検査総論,検査管理総論,臨床検査総論の3つに分けられた.その際,本書は前2者に関する事項を除き,新たに一般検査の新しい検査項目や新知見を加え,さらに「定性試験紙の取り扱い」の項を設けた.
その後約10年間の医学,臨床検査技術の進歩,発展はまことにめざましいものがあり,毎回部分的な修正は行ってきたものの,もはや根本的に改訂を行う必要があると感じられるようになった.とくに,内視鏡検査,超音波検査の進歩は著しく,そのため臨床現場においては胃液や十二指腸液検査が行われる頻度はきわめてまれとなった.
前回の改訂では,これらの項目を大幅に割愛し,基本的項目のみにとどめ,採血器具その他に関しても若干の修正を加えるにとどめた.このとき改訂をしたのは尿タンパクの定性・定量法の項と尿沈渣の項である.尿沈渣については,「尿沈渣検査法」や日本臨床検査標準協議会の「提案指針」をもとに改訂した.また新たに妊娠反応の項を設けたほかに,現状に即して若干の修正を加えた.
今回は,2000年4月のカリキュラム改正に基づいてさらに若干の修正を行った.とくに検査結果と疾患との関係についてより詳しく説明を加えた.検査機器の自動化,システム化の急激な進歩のため,学校教育と検査現場との隔たりが大きく,教育の現場で何をやるべきか大変考えさせられるのが現状である.病院の検査現場ではもはや用手法で検査することはほとんどなくなっているが,どんな状況でも対応できるような基礎的な学力をつけるよう,また教科書であるという観点から必要と思われるもの,歴史的な検査法などは残した.
本書が学生の教科書として,また臨床検査における手引書として,引き続き愛用されることを望むものである.また,今後より良いテキストとするため,各方面からのご意見やご叱正をいただければ幸いである.
2001年2月
星 和夫
『臨床検査学講座/臨床検査総論』は2007年に全面改訂を行った.
そこでは,本講座ではじめて2段組とし,さらに2色刷として図表や写真を取り入れ,時代に即し,学生にわかりやすい書として,現在,多くの臨床検査技師養成施設で教科書として採用され,利用されている.発刊以来,時代の変遷によって改められた内容などに訂正を加え,書き改めてきた.
その後,2009年5月に厚生労働省医政局医事課より『平成23年版臨床検査技師国家試験出題基準』が公表となった.「臨床検査総論」は「生物化学分析検査学」のなかに含まれており,本書第2版において,ほとんどの項目が網羅されていた.
しかし,「尿検査」の「定性・定量検査法」のなかの“アスコルビン酸“と“薬物”,そして「その他の一般的検査」の「その他の体液検査」のなかの“関節液“と“腟分泌液”,そして“結石検査”が不足していたために加筆をした.
そこで,今回,新しく『臨床検査学講座/臨床検査総論(第3版)』を発行する運びとなった.
本書によって教育を受けた臨床検査技師が,患者様を愛する心を忘れずに,常にみずからを向上させ,大きく社会に貢献されることを願うものである.
2010年初春
著者を代表して 三村邦裕
第2版の序
「臨床検査総論」は,さまざまな臨床検査学の教科のなかで基礎となる学問である.それゆえ多くの養成施設において,専門教科のうち最初に教育されている科目である.そのことは臨床検査技師として入門となるばかりか,その後の医療人としての情意を確立させるきっかけとなるものである.本講座は,1958年の衛生検査技師法制定の際に発行され,その後,何回かの改訂が加えられて,臨床検査技師学生の教科書として多くの学校で採用されてきた.2000年には臨床検査技師指定規則・指導要領の改正が行われ,カリキュラムの大綱化から大幅な教育内容の変更がなされた.また,2002年に国家試験出題基準が作成され,臨床検査技師として基本的に具有すべき項目が示された.本書も2001年に指定規則の改定に対応すべく星和夫先生,鈴木敏惠先生により全面改訂が行われた.その際に検査機器の自動化・システム化の急激な進歩に合わせ,現場の状況をふまえて新たな検査法が追加された.また国家試験出題基準に基づき2003年と2005年には補訂版が出版された.
この「臨床検査総論」の中心をなす一般検査領域は,他の検査法同様に自動化・小型化・簡易化・高精度化が目覚ましく進歩が著しい.今回の改訂はこのような背景のもとに行われた.改訂には新たに三村が加わり,さらに現場と教育との乖離がなるべく少なくなるよう臨床検査の現場で活躍されている宿谷賢一先生に執筆陣として参画していただいた.そして,臨床検査技師の役割について詳細に解説するとともに,多くの臨床検査技師にかかわる認定資格について追加した.また,それぞれの検査法の基本となる検体の取り扱いについて別章立てとし,他の専門科目にも対応できるように解説を加えた.尿沈渣法では86枚からなる尿沈渣標本を巻頭カラー図版にまとめ,疾患に関連するほとんどの尿沈渣が網羅されている.これらは,宿谷先生と,編集協力者の杏林大学医学部付属病院・米山正芳先生にご提供いただいた.さらに読者に読みやすいように2段組みとし,図表も新たに加え,また2色刷とすることで重要な部分も理解しやすくなり,体裁も一新した.多くの学生に教科書として愛用されるとともに,検査室の臨床検査技師の参考書としても活用していただければ幸いである.
冒頭にも記したが,「臨床検査学総論」は臨床検査の基礎となる学問である.一般検査の多くはスクリーニング検査となるもので,患者さんのすべてに施される検査といってもよい.そのためこの科目を十分習得し,患者さんの病を少しでも軽減でき,そして人に役立つ,立派な臨床検査技師になることを願うものである.
2007年3月
著者を代表して 三村邦裕
第1版の序
1987年のカリキュラム改正では従来臨床検査総論I,IIとされていたものが検査総論,検査管理総論,臨床検査総論の3つに分けられた.その際,本書は前2者に関する事項を除き,新たに一般検査の新しい検査項目や新知見を加え,さらに「定性試験紙の取り扱い」の項を設けた.
その後約10年間の医学,臨床検査技術の進歩,発展はまことにめざましいものがあり,毎回部分的な修正は行ってきたものの,もはや根本的に改訂を行う必要があると感じられるようになった.とくに,内視鏡検査,超音波検査の進歩は著しく,そのため臨床現場においては胃液や十二指腸液検査が行われる頻度はきわめてまれとなった.
前回の改訂では,これらの項目を大幅に割愛し,基本的項目のみにとどめ,採血器具その他に関しても若干の修正を加えるにとどめた.このとき改訂をしたのは尿タンパクの定性・定量法の項と尿沈渣の項である.尿沈渣については,「尿沈渣検査法」や日本臨床検査標準協議会の「提案指針」をもとに改訂した.また新たに妊娠反応の項を設けたほかに,現状に即して若干の修正を加えた.
今回は,2000年4月のカリキュラム改正に基づいてさらに若干の修正を行った.とくに検査結果と疾患との関係についてより詳しく説明を加えた.検査機器の自動化,システム化の急激な進歩のため,学校教育と検査現場との隔たりが大きく,教育の現場で何をやるべきか大変考えさせられるのが現状である.病院の検査現場ではもはや用手法で検査することはほとんどなくなっているが,どんな状況でも対応できるような基礎的な学力をつけるよう,また教科書であるという観点から必要と思われるもの,歴史的な検査法などは残した.
本書が学生の教科書として,また臨床検査における手引書として,引き続き愛用されることを望むものである.また,今後より良いテキストとするため,各方面からのご意見やご叱正をいただければ幸いである.
2001年2月
星 和夫
第3版の序
第2版の序
第1版の序
カラー図版
第1章――臨床検査技師の役割と使命
I.臨床検査の重要性
II.臨床検査の発達の歴史
III.臨床検査技師とは
IV.臨床検査技師教育の変遷
V.医療チームと検査技師
VI.臨床検査技師としての業務拡大
第2章――臨床検査に関する心構えと一般的注意
1-医療人としての自覚
2-一般的な注意
第3章――採血法
I.採血行為の範囲
II.採血の種類
III.採血に際しての注意事項
1-採血目的の認識
2-患者の不安感の解消
3-採血に対する十分な準備
4-手技の熟練
5-感染の予防
6-採血事故とその対策
IV.毛細血管の採血
1-目的
2-使用器具
3-耳垂(耳朶)採血
4-指頭採血
5-足底採血
V.静脈採血
1-使用器具
2-採血部位の解剖学
3-採血手技
VI.乳幼児の採血
1-毛細管血の採血
2-静脈血の採血
第4章――検体の取り扱い
I.尿
1-採尿時間による分類
2-採尿手技(方法)による分類
3-尿検体の保存
4-採尿容器
II.糞便
1-採便法と保存法
III.喀痰
1-喀痰の採取法と保存法
IV.血液
1-検体採取の時間
2-血液検体の種類と採取
3-血液検体の保存
4-全血放置による血液成分の変化
V.胃液・十二指腸液・膵液
1-胃液の採取法と取り扱い
2-十二指腸液の採取法と取り扱い
IV.脳脊髄液
1-髄液の採取法と取り扱い
VII.穿刺液
1-穿刺液の採取法と取り扱い
VIII.精液
1-精液の採取法と取り扱い
IX.CAPD排液
1-CAPD排液の採取法と取り扱い
X.その他の検体
1-気管支肺胞洗浄液の採取法と取り扱い
2-羊水の採取法と取り扱い
3-鼻汁の採取法と取り扱い
第5章――一般検査
1.概論
I.一般検査とは
II.一般検査の範囲
III.一般検査の重要性
IV.簡易検査法とは
V.簡易検査施行上の注意
2.尿
I.基礎知識
1-尿検査の重要性
2-尿の生成
3-尿の組成
II.一般的性状
1-尿量
2-外観
3-尿比重
4-尿浸透圧
5-反応(pH)
III.尿定性試験紙の取り扱い
1-種類
2-保存法
3-操作法
4-判定
5-精度管理
6-OTC検査薬
IV.化学的検査
A.蛋白質
B.糖
C.アセトン体(ケトン体)
D.ビリルビン(胆汁色素)
E.ウロビリン体
F.ポルフィリン体,ポルホビリノゲン
G.フェニルケトン体
H.アルカプトン
I.血尿およびヘモグロビン尿,ミオグロビン尿
J.5-ヒドロキシインドール酢酸
K.バニリルマンデル酸
L.メラノゲン
M.脂肪
N.インジカン
O.妊娠反応
P.アスコルビン酸
Q.乱用薬物スクリーニング検査
V.腎機能検査
1-フィッシュバーグ濃縮試験
2-PSP排泄試験
VI.細菌尿の定性検査
1-基礎知識
2-尿中亜硝酸塩の検出
VII.尿中白血球検査
1-基礎知識
2-検査法
3-検査の意義と評価
VIII.尿沈渣の形態学的検査法
1-採尿法と取り扱い
2-尿沈渣標本の作製法
3-尿沈渣の染色法
4-鏡検法
5-鏡検所見
6-自動分析装置による検査
7-定量検査法
8-尿沈渣検査の意義と評価
3.糞便
I.基礎知識
1-成分
2-採便,保存法
II.一般的性状
1-形状
2-色調
3-排便数と量
4-臭気
5-病的付着物
III.化学的検査
1-反応(pH)
2-潜血反応
3-胆汁成分
4-トリブレー反応
IV.顕微鏡的検査
1-前準備
2-塗抹標本の作製法
3-鏡検所見
4.脳脊髄液
I.基礎知識
1-生成,成分
2-採取法
II.一般的性状
1-圧測定
2-色調
3-混濁
4-反応
5-比重
III.細胞学的検査
1-細胞数の算定
2-細胞種類の検査
3-細胞学的検査の意義と評価
IV.化学的検査
1-総蛋白量
2-グロブリン反応
3-蛋白分画
4-髄液の糖
5-トリプトファン反応
6-髄液中のクロール
7-髄液中のLD
5.喀痰
I.基礎知識
II.一般的性状
1-量
2-外観
3-臭気
4-肉眼的に観察可能な異常物質
III.顕微鏡的検査
1-鏡検標本の作製法
2-鏡検所見
6.胃液
I.基礎知識
II.一般的性状
III.顕微鏡的検査
IV.化学的検査
1-酸度測定
7.十二指腸液
I.基礎知識
II.一般的性状
1-外観
2-モイレングラハトの黄疸指数
III.顕微鏡的検査
IV.胆汁検査の意義
8.穿刺液
I.基礎知識
II.一般的性状
1-外観
2-比重
III.化学的検査
1-リバルタ反応
2-化学定量
IV.細胞学的検査
V.細菌学的検査
VI.穿刺液検査の意義と評価
9.精液
I.基礎知識
1-組成
2-採取法と取り扱い
II.一般的性状
1-精液量
2-外観
3-pH
4-臭気
III.精子濃度
1-Maklerの計算板を用いる精子数測定法
2-血球計算板を用いる精子数測定法
3-基準値
IV.精子の運動率
1-スライドガラスによる測定
2-Maklerの計算板を用いる方法
3-自動分析装置による測定法
4-基準値
V.形態検査
1-検査法
2-基準値
VI.精液中白血球
VII.精子機能検査
VIII.精液検査の意義と評価
10.CAPD排液
I.基礎知識
II.一般的性状
III.細胞学的検査
IV.細菌学的検査
V.CAPD排液検査の意義と評価
11.その他の体液
I.気管支肺胞洗浄液
II.羊水
III.鼻汁好酸球
IV.関節液
V.腟分泌液
12.結石検査
I.基礎知識
II.一般的性状
III.検査法
IV.結石検査の意義と評価
索引
第2版の序
第1版の序
カラー図版
第1章――臨床検査技師の役割と使命
I.臨床検査の重要性
II.臨床検査の発達の歴史
III.臨床検査技師とは
IV.臨床検査技師教育の変遷
V.医療チームと検査技師
VI.臨床検査技師としての業務拡大
第2章――臨床検査に関する心構えと一般的注意
1-医療人としての自覚
2-一般的な注意
第3章――採血法
I.採血行為の範囲
II.採血の種類
III.採血に際しての注意事項
1-採血目的の認識
2-患者の不安感の解消
3-採血に対する十分な準備
4-手技の熟練
5-感染の予防
6-採血事故とその対策
IV.毛細血管の採血
1-目的
2-使用器具
3-耳垂(耳朶)採血
4-指頭採血
5-足底採血
V.静脈採血
1-使用器具
2-採血部位の解剖学
3-採血手技
VI.乳幼児の採血
1-毛細管血の採血
2-静脈血の採血
第4章――検体の取り扱い
I.尿
1-採尿時間による分類
2-採尿手技(方法)による分類
3-尿検体の保存
4-採尿容器
II.糞便
1-採便法と保存法
III.喀痰
1-喀痰の採取法と保存法
IV.血液
1-検体採取の時間
2-血液検体の種類と採取
3-血液検体の保存
4-全血放置による血液成分の変化
V.胃液・十二指腸液・膵液
1-胃液の採取法と取り扱い
2-十二指腸液の採取法と取り扱い
IV.脳脊髄液
1-髄液の採取法と取り扱い
VII.穿刺液
1-穿刺液の採取法と取り扱い
VIII.精液
1-精液の採取法と取り扱い
IX.CAPD排液
1-CAPD排液の採取法と取り扱い
X.その他の検体
1-気管支肺胞洗浄液の採取法と取り扱い
2-羊水の採取法と取り扱い
3-鼻汁の採取法と取り扱い
第5章――一般検査
1.概論
I.一般検査とは
II.一般検査の範囲
III.一般検査の重要性
IV.簡易検査法とは
V.簡易検査施行上の注意
2.尿
I.基礎知識
1-尿検査の重要性
2-尿の生成
3-尿の組成
II.一般的性状
1-尿量
2-外観
3-尿比重
4-尿浸透圧
5-反応(pH)
III.尿定性試験紙の取り扱い
1-種類
2-保存法
3-操作法
4-判定
5-精度管理
6-OTC検査薬
IV.化学的検査
A.蛋白質
B.糖
C.アセトン体(ケトン体)
D.ビリルビン(胆汁色素)
E.ウロビリン体
F.ポルフィリン体,ポルホビリノゲン
G.フェニルケトン体
H.アルカプトン
I.血尿およびヘモグロビン尿,ミオグロビン尿
J.5-ヒドロキシインドール酢酸
K.バニリルマンデル酸
L.メラノゲン
M.脂肪
N.インジカン
O.妊娠反応
P.アスコルビン酸
Q.乱用薬物スクリーニング検査
V.腎機能検査
1-フィッシュバーグ濃縮試験
2-PSP排泄試験
VI.細菌尿の定性検査
1-基礎知識
2-尿中亜硝酸塩の検出
VII.尿中白血球検査
1-基礎知識
2-検査法
3-検査の意義と評価
VIII.尿沈渣の形態学的検査法
1-採尿法と取り扱い
2-尿沈渣標本の作製法
3-尿沈渣の染色法
4-鏡検法
5-鏡検所見
6-自動分析装置による検査
7-定量検査法
8-尿沈渣検査の意義と評価
3.糞便
I.基礎知識
1-成分
2-採便,保存法
II.一般的性状
1-形状
2-色調
3-排便数と量
4-臭気
5-病的付着物
III.化学的検査
1-反応(pH)
2-潜血反応
3-胆汁成分
4-トリブレー反応
IV.顕微鏡的検査
1-前準備
2-塗抹標本の作製法
3-鏡検所見
4.脳脊髄液
I.基礎知識
1-生成,成分
2-採取法
II.一般的性状
1-圧測定
2-色調
3-混濁
4-反応
5-比重
III.細胞学的検査
1-細胞数の算定
2-細胞種類の検査
3-細胞学的検査の意義と評価
IV.化学的検査
1-総蛋白量
2-グロブリン反応
3-蛋白分画
4-髄液の糖
5-トリプトファン反応
6-髄液中のクロール
7-髄液中のLD
5.喀痰
I.基礎知識
II.一般的性状
1-量
2-外観
3-臭気
4-肉眼的に観察可能な異常物質
III.顕微鏡的検査
1-鏡検標本の作製法
2-鏡検所見
6.胃液
I.基礎知識
II.一般的性状
III.顕微鏡的検査
IV.化学的検査
1-酸度測定
7.十二指腸液
I.基礎知識
II.一般的性状
1-外観
2-モイレングラハトの黄疸指数
III.顕微鏡的検査
IV.胆汁検査の意義
8.穿刺液
I.基礎知識
II.一般的性状
1-外観
2-比重
III.化学的検査
1-リバルタ反応
2-化学定量
IV.細胞学的検査
V.細菌学的検査
VI.穿刺液検査の意義と評価
9.精液
I.基礎知識
1-組成
2-採取法と取り扱い
II.一般的性状
1-精液量
2-外観
3-pH
4-臭気
III.精子濃度
1-Maklerの計算板を用いる精子数測定法
2-血球計算板を用いる精子数測定法
3-基準値
IV.精子の運動率
1-スライドガラスによる測定
2-Maklerの計算板を用いる方法
3-自動分析装置による測定法
4-基準値
V.形態検査
1-検査法
2-基準値
VI.精液中白血球
VII.精子機能検査
VIII.精液検査の意義と評価
10.CAPD排液
I.基礎知識
II.一般的性状
III.細胞学的検査
IV.細菌学的検査
V.CAPD排液検査の意義と評価
11.その他の体液
I.気管支肺胞洗浄液
II.羊水
III.鼻汁好酸球
IV.関節液
V.腟分泌液
12.結石検査
I.基礎知識
II.一般的性状
III.検査法
IV.結石検査の意義と評価
索引








