序文
物理療法は運動療法とともに理学療法における二大治療技術として相互に補完し合いながら発展してきた.物理療法は歴史的にみると,物理学や化学,また物理医学などの研究成果がその基盤を支えて今日に至っているといえよう.物理療法のこれまでの研究成果や開発成果をみると,電気刺激療法では,1945 年,HaislipがDynaWave neuromuscular stimulatorとして最初の高電圧刺激装置を開発した.干渉電流療法は1948 年,Nemecが干渉波発生装置を考案した.機能的電気刺激療法は1961 年,Libersonらが表面電極を用いて片麻痺性下垂足歩行を再建したのが始まりである.経皮的末梢神経電気刺激療法は1965 年,MelzackとWallが門制御理論を提唱して以来,電気的除痛法として発展してきた.1970 年代より神経・筋電気刺激療法は,脱神経筋などに使われるようになった.微弱電流刺激療法は1982 年,Beckerの生体極理論に基づいた組織修復,組織再生機能の基礎研究に始まる.末梢神経感覚刺激療法は,2000 年初頭から研究成果が報告されるようになった最新の電気刺激法として注目されている.光線療法では,半導体レーザー光やHe-Neレーザー光を使った低反応レベルレーザー療法が開発され,Mester(1969 年),Prog(1975 年)らによって臨床応用されるようになった.近年,わが国では直線偏光近赤外線療法やキセノン光線療法が新たな光線療法として臨床応用されている.1970 年代より超音波療法に低出力超音波療法が創傷治癒促進法として新しく登場した.このように1960 年代より至適物理エネルギーを生体に加えると多様な生体刺激効果(biostimulation eect)が得られることが次々とわかってきた.なかでも1962 年,Ritossaがショウジョウバエに高温の熱ストレスを与えたところ,特定の蛋白質が合成されたと報告した.この蛋白質はheat shock proteinとよばれ,今日,温熱刺激を生体に加えると細胞修復機能を促進することがわかってきた.
近年,種々の物理的刺激(静水圧,引張力,振動,熱など)が細胞レベルでどのような影響を及ぼすかを研究するメカノバイオロジー(mechanobiology)が発展しつつあり,物理的刺激がサイトカインやnatural killer細胞の活性増大効果などに関する研究報告が数多くなされ,創傷治療,組織再建や再生医療としての物理療法の臨床応用が期待されている.
本書は,このような世界の急激な物理療法に関連した基礎および臨床研究の成果を網羅した最新の物理治療技術を解説し,単に物理療法教科書としてではなく,臨床の場で実際に治療効果を上げることのできる物理療法解説書として,理学療法士のみならず物理療法にかかわる医療従事者のために役立つことを目指して企画された.
本書における各章の著者陣は,臨床および教育の先端で活躍する理学療法士であり,物理療法に精通した陣容である.本書の紙面の特徴としては,治療解説文章を2 色で配色し,文章を読みやすくする工夫を加え,図表もできる限り多く取り入れた.特に専門用語として重要な物についてはglossary(用語解説)として具体的かつ分かりやすい解説を加えるようにし,理学療法士を目指す学生にとっても専門用語をわかりやすく理解してもらうようにした.
本書の章構成における特徴として,第1 章では,物理療法の総論を解説し,第2 章の電気刺激療法では,理学療法士が臨床の場で最も使用する頻度が高い7 種類の治療法についてまとめた.第3 章の温熱療法では,伝導熱,輻射熱,エネルギー変換熱についてまとめたが,特にエネルギー変換療法では,パルス超短波やパルス極超短波による電磁場効果を応用した治療法を解説し,超音波についても,低出力パルス超音波療法として非熱効果を利用した治療法を主体として解説するようにした.第4 章の寒冷療法では,伝導冷却法,対流冷却法,気化冷却法についてまとめた.第5 章の水治療法では,高濃度人工炭酸泉浴を新しい治療法として加えた.第6 章の光線療法では,紫外線療法,低反応レベルレーザー療法に加えて,新しく直線偏光近赤外線療法,キセノン光線療法についてまとめた.1997年,Whelanは,赤色光LEDに創傷治癒を促進させる作用があることを発見した.このLED療法による新しい光線療法も臨床適用される日が近いことが予想されるが,本書では,残念ながら解説するに至らなかったため,今後,改めて光線療法に含めて紹介したいと考えている.第7 章の牽引療法では,能動型自動間欠牽引,90-90 腰椎牽引などを解説に加えた.第8 章の電気診断法は,物理療法を施行するうえでは欠かせない電気生理学的検査法であることから具体的な解説を加えた.
最後に,本書の発行に際して,企画,編集のサポートをいただいた医歯薬出版・小口真司氏に厚くお礼を申し上げる.発行の最後まで惜しみない御支援をいただいたことに深く感謝する次第である.本書が理学療法士をはじめとして多くの物理療法にかかわる関係者の方々に教育および臨床の場で少しでもお役に立てれば著者一同にとってこのうえない喜びである.
2016年5 月
編集者代表 濱出茂治
烏野 大
物理療法は運動療法とともに理学療法における二大治療技術として相互に補完し合いながら発展してきた.物理療法は歴史的にみると,物理学や化学,また物理医学などの研究成果がその基盤を支えて今日に至っているといえよう.物理療法のこれまでの研究成果や開発成果をみると,電気刺激療法では,1945 年,HaislipがDynaWave neuromuscular stimulatorとして最初の高電圧刺激装置を開発した.干渉電流療法は1948 年,Nemecが干渉波発生装置を考案した.機能的電気刺激療法は1961 年,Libersonらが表面電極を用いて片麻痺性下垂足歩行を再建したのが始まりである.経皮的末梢神経電気刺激療法は1965 年,MelzackとWallが門制御理論を提唱して以来,電気的除痛法として発展してきた.1970 年代より神経・筋電気刺激療法は,脱神経筋などに使われるようになった.微弱電流刺激療法は1982 年,Beckerの生体極理論に基づいた組織修復,組織再生機能の基礎研究に始まる.末梢神経感覚刺激療法は,2000 年初頭から研究成果が報告されるようになった最新の電気刺激法として注目されている.光線療法では,半導体レーザー光やHe-Neレーザー光を使った低反応レベルレーザー療法が開発され,Mester(1969 年),Prog(1975 年)らによって臨床応用されるようになった.近年,わが国では直線偏光近赤外線療法やキセノン光線療法が新たな光線療法として臨床応用されている.1970 年代より超音波療法に低出力超音波療法が創傷治癒促進法として新しく登場した.このように1960 年代より至適物理エネルギーを生体に加えると多様な生体刺激効果(biostimulation eect)が得られることが次々とわかってきた.なかでも1962 年,Ritossaがショウジョウバエに高温の熱ストレスを与えたところ,特定の蛋白質が合成されたと報告した.この蛋白質はheat shock proteinとよばれ,今日,温熱刺激を生体に加えると細胞修復機能を促進することがわかってきた.
近年,種々の物理的刺激(静水圧,引張力,振動,熱など)が細胞レベルでどのような影響を及ぼすかを研究するメカノバイオロジー(mechanobiology)が発展しつつあり,物理的刺激がサイトカインやnatural killer細胞の活性増大効果などに関する研究報告が数多くなされ,創傷治療,組織再建や再生医療としての物理療法の臨床応用が期待されている.
本書は,このような世界の急激な物理療法に関連した基礎および臨床研究の成果を網羅した最新の物理治療技術を解説し,単に物理療法教科書としてではなく,臨床の場で実際に治療効果を上げることのできる物理療法解説書として,理学療法士のみならず物理療法にかかわる医療従事者のために役立つことを目指して企画された.
本書における各章の著者陣は,臨床および教育の先端で活躍する理学療法士であり,物理療法に精通した陣容である.本書の紙面の特徴としては,治療解説文章を2 色で配色し,文章を読みやすくする工夫を加え,図表もできる限り多く取り入れた.特に専門用語として重要な物についてはglossary(用語解説)として具体的かつ分かりやすい解説を加えるようにし,理学療法士を目指す学生にとっても専門用語をわかりやすく理解してもらうようにした.
本書の章構成における特徴として,第1 章では,物理療法の総論を解説し,第2 章の電気刺激療法では,理学療法士が臨床の場で最も使用する頻度が高い7 種類の治療法についてまとめた.第3 章の温熱療法では,伝導熱,輻射熱,エネルギー変換熱についてまとめたが,特にエネルギー変換療法では,パルス超短波やパルス極超短波による電磁場効果を応用した治療法を解説し,超音波についても,低出力パルス超音波療法として非熱効果を利用した治療法を主体として解説するようにした.第4 章の寒冷療法では,伝導冷却法,対流冷却法,気化冷却法についてまとめた.第5 章の水治療法では,高濃度人工炭酸泉浴を新しい治療法として加えた.第6 章の光線療法では,紫外線療法,低反応レベルレーザー療法に加えて,新しく直線偏光近赤外線療法,キセノン光線療法についてまとめた.1997年,Whelanは,赤色光LEDに創傷治癒を促進させる作用があることを発見した.このLED療法による新しい光線療法も臨床適用される日が近いことが予想されるが,本書では,残念ながら解説するに至らなかったため,今後,改めて光線療法に含めて紹介したいと考えている.第7 章の牽引療法では,能動型自動間欠牽引,90-90 腰椎牽引などを解説に加えた.第8 章の電気診断法は,物理療法を施行するうえでは欠かせない電気生理学的検査法であることから具体的な解説を加えた.
最後に,本書の発行に際して,企画,編集のサポートをいただいた医歯薬出版・小口真司氏に厚くお礼を申し上げる.発行の最後まで惜しみない御支援をいただいたことに深く感謝する次第である.本書が理学療法士をはじめとして多くの物理療法にかかわる関係者の方々に教育および臨床の場で少しでもお役に立てれば著者一同にとってこのうえない喜びである.
2016年5 月
編集者代表 濱出茂治
烏野 大
第1章 物理療法総論
1 物理療法の定義と現状
1.物理療法の定義
2.物理療法の現状
3.物理療法の課題
4.物理療法機器の安全性
2 物理療法の分類
1.理学療法における物理療法の分類
2.物理的エネルギーの特性
3 物理療法の評価と治療
1.物理療法の評価と治療
2.物理療法の目的
3.痛み
4.筋緊張
5.筋の物理的特性(粘弾性)
6.有痛性疾患に対する物理療法アプローチ
第2章 電気刺激療法
1 電気刺激療法:総論
1.電気刺激療法の分類
2.電気刺激の物理学的特性
3.電気刺激の生理学的特性
4.電気刺激療法のリスクと禁忌
2 経皮的末梢神経電気刺激療法
1. 経皮的末梢神経電気刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
3 機能的電気刺激療法
1.機能的電気刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
4 微弱電流刺激療法
1.微弱電流刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
5 神経・筋電気刺激療法
1.神経・筋電気刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
6 干渉電流療法
1.干渉電流療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
7 高電圧パルス電流刺激療法
1. 高電圧パルス電流刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
8 末梢神経感覚刺激療法
1.末梢神経感覚刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
第3章 温熱療法
1 温熱療法:総論
1.温熱療法の分類
2.温熱の物理学的特性
3.温熱の生理学的特性
2 伝導熱療法(ホットパック,パラフィン浴)
1.ホットパック
2.パラフィン浴
3 輻射熱療法(赤外線療法)
1. 赤外線療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
4 エネルギー変換療法(超短波療法,極超短波療法)
1.エネルギー変換療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
5 エネルギー変換療法(超音波療法)
1.超音波療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
第4章 寒冷療法
1 寒冷療法:総論
1.寒冷療法の分類
2.寒冷療法の治療原理
3.寒冷療法の生理学的特性
2 伝導冷却法,対流冷却法,気化冷却法
1.伝導冷却法
2.対流冷却法
3.気化冷却法
4.適応と禁忌
第5章 水治療法
1 水治療法:総論
1.水治療法とは
2.水治療法の分類
3.水治療法の治療原理
4. 水治療法施設環境の感染および汚染防止対策
2 全身浴
1.全身浴の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
3 局所浴
1.局所浴の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
4 交代浴
1.交代浴の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
5 高濃度人工炭酸泉浴
1. 高濃度人工炭酸泉浴の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
6 圧注,灌注
1.圧注,灌注の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
第6章 光線療法
1 光線療法:総論
1.光線療法とは
2.光線療法の治療原理
2 紫外線療法
1.紫外線療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
3 低反応レベルレーザー療法
1. 低反応レベルレーザー療法の特徴と治療原理
2. 生理学的作用
3.治療の実際とリスク
4 直線偏光近赤外線療法
1.直線偏光近赤外線療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
5 キセノン光線療法
1. キセノン光線療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
第7章 牽引療法
1 牽引療法:総論
1.牽引療法とは
2.牽引療法の分類
3.牽引療法の目的
4.牽引療法の治療効果
5.牽引療法の禁忌
2 頸椎牽引
1.頸椎牽引とは
2.分類
3.牽引力
4.牽引方向と治療時間
5.牽引肢位
6.治療の実際(電動式間欠牽引)
7.牽引の禁忌
8.頸椎牽引の適応
9.頸椎牽引療法の有効性
3 腰椎牽引
1.腰椎牽引とは
2.分類
3.牽引力
4.牽引の姿勢および方向
5.牽引力と治療時間
6.治療の実際(電動式間欠牽引)
7.その他の腰椎牽引
8.適応および禁忌
9.腰椎牽引療法の有効性
4 四肢牽引
1.四肢牽引とは
2.牽引の実際
3.牽引療法の適用
4.主な牽引方法
5.注意事項
第8章 電気診断法
1 電気診断法:総論
1.電気診断法とは
2.電気診断法の基礎的事項
2 強さ-時間曲線
1.強さ-時間曲線とは
2.強さ-時間曲線の測定
3.強さ-時間曲線の臨床応用
3 運動神経伝導検査
1.運動神経伝導検査とは
2.運動神経伝導検査の測定
3.運動神経伝導検査の波形分析
4.運動神経伝導検査の臨床応用
4 感覚神経伝導検査
1.感覚神経伝導検査とは
2.感覚神経伝導検査の測定
3.感覚神経伝導検査の波形分析
4.感覚神経伝導検査の臨床応用
5 H波
1.H波とは
2.H波の測定
3.H波の波形分析
4.H波の臨床応用
6 F波
1.F波とは
2.F波の測定
3.F波の波形分析
4.F波の臨床応用
5.まとめ
7 運動誘発電位
1.運動誘発電位とは
2.経頭蓋磁気刺激法の原理
3.運動誘発電位の検査法
4.運動誘発電位の波形分析,臨床応用
5. 経頭蓋磁気刺激法を用いたリハビリテーション
索引
1 物理療法の定義と現状
1.物理療法の定義
2.物理療法の現状
3.物理療法の課題
4.物理療法機器の安全性
2 物理療法の分類
1.理学療法における物理療法の分類
2.物理的エネルギーの特性
3 物理療法の評価と治療
1.物理療法の評価と治療
2.物理療法の目的
3.痛み
4.筋緊張
5.筋の物理的特性(粘弾性)
6.有痛性疾患に対する物理療法アプローチ
第2章 電気刺激療法
1 電気刺激療法:総論
1.電気刺激療法の分類
2.電気刺激の物理学的特性
3.電気刺激の生理学的特性
4.電気刺激療法のリスクと禁忌
2 経皮的末梢神経電気刺激療法
1. 経皮的末梢神経電気刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
3 機能的電気刺激療法
1.機能的電気刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
4 微弱電流刺激療法
1.微弱電流刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
5 神経・筋電気刺激療法
1.神経・筋電気刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
6 干渉電流療法
1.干渉電流療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
7 高電圧パルス電流刺激療法
1. 高電圧パルス電流刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
8 末梢神経感覚刺激療法
1.末梢神経感覚刺激療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
第3章 温熱療法
1 温熱療法:総論
1.温熱療法の分類
2.温熱の物理学的特性
3.温熱の生理学的特性
2 伝導熱療法(ホットパック,パラフィン浴)
1.ホットパック
2.パラフィン浴
3 輻射熱療法(赤外線療法)
1. 赤外線療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
4 エネルギー変換療法(超短波療法,極超短波療法)
1.エネルギー変換療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
5 エネルギー変換療法(超音波療法)
1.超音波療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
第4章 寒冷療法
1 寒冷療法:総論
1.寒冷療法の分類
2.寒冷療法の治療原理
3.寒冷療法の生理学的特性
2 伝導冷却法,対流冷却法,気化冷却法
1.伝導冷却法
2.対流冷却法
3.気化冷却法
4.適応と禁忌
第5章 水治療法
1 水治療法:総論
1.水治療法とは
2.水治療法の分類
3.水治療法の治療原理
4. 水治療法施設環境の感染および汚染防止対策
2 全身浴
1.全身浴の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
3 局所浴
1.局所浴の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
4 交代浴
1.交代浴の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
5 高濃度人工炭酸泉浴
1. 高濃度人工炭酸泉浴の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
6 圧注,灌注
1.圧注,灌注の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
第6章 光線療法
1 光線療法:総論
1.光線療法とは
2.光線療法の治療原理
2 紫外線療法
1.紫外線療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
3 低反応レベルレーザー療法
1. 低反応レベルレーザー療法の特徴と治療原理
2. 生理学的作用
3.治療の実際とリスク
4 直線偏光近赤外線療法
1.直線偏光近赤外線療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
5 キセノン光線療法
1. キセノン光線療法の特徴と治療原理
2.生理学的作用
3.治療の実際とリスク
第7章 牽引療法
1 牽引療法:総論
1.牽引療法とは
2.牽引療法の分類
3.牽引療法の目的
4.牽引療法の治療効果
5.牽引療法の禁忌
2 頸椎牽引
1.頸椎牽引とは
2.分類
3.牽引力
4.牽引方向と治療時間
5.牽引肢位
6.治療の実際(電動式間欠牽引)
7.牽引の禁忌
8.頸椎牽引の適応
9.頸椎牽引療法の有効性
3 腰椎牽引
1.腰椎牽引とは
2.分類
3.牽引力
4.牽引の姿勢および方向
5.牽引力と治療時間
6.治療の実際(電動式間欠牽引)
7.その他の腰椎牽引
8.適応および禁忌
9.腰椎牽引療法の有効性
4 四肢牽引
1.四肢牽引とは
2.牽引の実際
3.牽引療法の適用
4.主な牽引方法
5.注意事項
第8章 電気診断法
1 電気診断法:総論
1.電気診断法とは
2.電気診断法の基礎的事項
2 強さ-時間曲線
1.強さ-時間曲線とは
2.強さ-時間曲線の測定
3.強さ-時間曲線の臨床応用
3 運動神経伝導検査
1.運動神経伝導検査とは
2.運動神経伝導検査の測定
3.運動神経伝導検査の波形分析
4.運動神経伝導検査の臨床応用
4 感覚神経伝導検査
1.感覚神経伝導検査とは
2.感覚神経伝導検査の測定
3.感覚神経伝導検査の波形分析
4.感覚神経伝導検査の臨床応用
5 H波
1.H波とは
2.H波の測定
3.H波の波形分析
4.H波の臨床応用
6 F波
1.F波とは
2.F波の測定
3.F波の波形分析
4.F波の臨床応用
5.まとめ
7 運動誘発電位
1.運動誘発電位とは
2.経頭蓋磁気刺激法の原理
3.運動誘発電位の検査法
4.運動誘発電位の波形分析,臨床応用
5. 経頭蓋磁気刺激法を用いたリハビリテーション
索引








