やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

はじめに
 第41回理学療法士・作業療法士国家試験は平成18年3月5日(日)に実施され,合格者は平成18年4月12日に厚生労働省より発表されました.試験問題数は昨年と同じで,理学療法と作業療法それぞれに専門問題100問(午前),共通問題100問(午後)が出題されました.
 本年度の受験者数,合格者数および合格率は以下の通りでした.
 理学療法士 6,155人 6,002人 97.5%
 作業療法士 4,571人 4,185人 91.6%
 厚生労働省から発表された合格基準は,理学療法士,作業療法士とも次の通りです.
 一般問題を1問1点(160点満点),実地問題を1問3点(120点満点)とし,次の合格基準のすべてを満たした者を合格とする.
 総得点168点以上/280点 実地問題43点以上/120点
 今年度の試験で採点除外等の取り扱いをした問題は,作業療法の専門問題(午前)の問題51と,共通問題(午後)の問題26の2問でした.
 本年度から全問題の正答値表が厚生労働省のホームページで発表されるようになりました.
 一昨年度から導入された出題形式のX(2)タイプ(設問に対して5つの選択肢を置き,2つの正解肢を選ぶ)の問題は,理学療法の実地問題に5問,作業療法の実地問題に4問出題されています.
 出題内容は従来のものと比較してとくに難度が高まったという印象はありません.共通問題のうち,これまでみられなかったものとして,インフォームド・コンセント,個人情報保護,EBM,SARS,クリニカルパス(昨年も出題)などに関する問題が出題されています.内容は決してむずかしいものではありませんが,話題性のある事柄のチェックは今後とも必要となりましょう.
 本書は第37回から第41回までの5年間の全問題が掲載されております.本書の構成は,問題,解答,解説からなります.
 問題は,可能な限り原文に則して記載し,図や写真は縮小してあります.
 解答は,基本的には厚生労働省が公表したものとしてあります.
 解説は,解答を導き出すのに参考となることがらを限られたスペースのなかにメモ程度に記載しました.
 パーソナルコンピュータで学習できるように,付録にCD-ROM(第29―40回分を収録)を添付しました.対応機器と操作方法は巻末のマニュアルをご覧ください.
 本書の解答,解説,CD-ROM等でお気づきの点,また構成についてご意見がございましたら編集部宛にご教示くださいますようお願い申し上げます.
 来たる第42回の理学療法士・作業療法士国家試験には,どうか本書を存分に活用されて,みごと全員が合格されますよう編集部一同心からお祈り申し上げます.
 2006年5月
 医歯薬出版編集部
はじめに
第37回理学療法士 作業療法士国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
第38回理学療法士 作業療法士国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
第39回理学療法士 作業療法士国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
第40回理学療法士 作業療法士国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
第41回理学療法士 作業療法士国家試験問題 解答と解説
 理学療法
 作業療法
 共通問題
付録 CD-ROM取扱説明書