新たな第1歩へ
近年の人口の高齢化や疾病構造の変化などに伴い,脳卒中による言語機能障害や先天的難聴等の聴覚障害を有する方々に対するリハビリテーションの必要性や重要性が高まってきております.
これら言語・聴覚のリハビリテーションに携われる方々は,医療機関をはじめ,福祉や教育の各分野において,音声機能,言語機能又は聴覚に障害のある方々に対する訓練やこれらに必要な検査,本人及びその家族の方々に対する助言指導等を行ってこられました.
今後の高齢化社会の進展に伴い,これらの業務に携わる人材の確保や資質の向上がますます重要な課題となる中で,言語・聴覚のリハビリテーション専門家としての国家資格を定める法律として,昨年12月に言語聴覚士法が成立し,本年9月に施行されるに至りました.
この言語聴覚士法の成立には長年にわたる様々な経緯があり,現場で活躍される方々等関係各位の御努力がこの法律の成立に大きな影響を与えたものと思います.その意味で,関係者の方々の感慨もひとしおのことと思います.
この法律では,法律の施行の際に現に業務をされていた方について受験資格の特例を設けており,5年以上の業務経験を有する方は,厚生大臣の指定する講習会の受講をもって,受験資格を認めることとされております.
この講習会のテキストは,言語聴覚士学校養成所のカリキュラムを基に,それぞれの分野に造詣の深い講師の方々に作成いただいております.いわば,3年間の養成所の教育内容を凝縮したものと考えられるでしょう.テキストを御覧になり,改めて言語聴覚士に必要な知識の幅の広さを実感される方も多いことと思います.これは,言語聴覚士の業務の対象者が小児から老人までの年齢層に及び,また,それらのリハビリテーションを行う際のアプローチも多岐にわたることを意味するものでしょう.
この講習会を受講される方々は,既に相当の業務経験をお持ちの方々ばかりですが,この講習会を国家試験の受験に役立てていくとともに,これを機会に御自身の業務を理論的な面からとらえ直すための一助としていただきたく思います.
最後に,多くの方々が言語聴覚士として新たな一歩を踏み出していただけることを祈念いたします.
平成10年11月 厚生省健康政策局長 小林秀資
学習のテキスト
言語・聴覚の障害を持つ人の杖として,柱として働いてこられた方々が国家認定を取得するためにお役に立てるテキストが出来ました.
今回の言語聴覚士法の成立には,長年にわたっての関係各位のご要望,ご尽力によるところが大きいと存じます.国家試験の講習会で用いるテキストは,これを勉強して頂くことで,訓練,必要な検査,本人,家族の指導や相談相手になることなど,言語聴覚士の質の向上を期待することができると信じています.
言語,聴覚の障害は,人と人,人と社会の関係の中で一番大切な,今の言葉で言えば,コミュニケーションに関わるものです.障害の痛みは深刻な問題といわなければなりません.
長い人の歴史の中で,言葉,聴覚の障害には,先天性のもの,感染性のもの,外傷性のもの等がありました.国民の栄養の向上や医学の進歩で高齢者が増加し,いわゆる生活習慣病の時代を迎えています.
脳卒中,脳梗塞,高血圧,心臓病,がん,糖尿病等ですが,いずれも言語,聴覚に色々な障害をもたらす可能性があります.更に,このような障害が長くなると,その人の心を悩ますことが考えられますので,我々のなすべき仕事は,全人的なケアー(Holistic Care)を目標にしなければなりません.
従いまして,この講習会のためのテキストも,おのずからかなり広い範囲にわたり,それぞれの専門分野の最高の講師に作成をお願いいたしました.
講習を受けられる方々は,いずれも相当の経験をお持ちですが,このテキストを踏み切り台として更なるジャンプ,前進されますことを期待させて頂いております.また,このテキストは,更に,医師,ナース,その他のコ・メディカルの方々にも十分お役に立つものと信じております.
皆さん,勉強しましょう!
平成10年11月 財団法人 医療研修推進財団 理事長 末舛惠一
近年の人口の高齢化や疾病構造の変化などに伴い,脳卒中による言語機能障害や先天的難聴等の聴覚障害を有する方々に対するリハビリテーションの必要性や重要性が高まってきております.
これら言語・聴覚のリハビリテーションに携われる方々は,医療機関をはじめ,福祉や教育の各分野において,音声機能,言語機能又は聴覚に障害のある方々に対する訓練やこれらに必要な検査,本人及びその家族の方々に対する助言指導等を行ってこられました.
今後の高齢化社会の進展に伴い,これらの業務に携わる人材の確保や資質の向上がますます重要な課題となる中で,言語・聴覚のリハビリテーション専門家としての国家資格を定める法律として,昨年12月に言語聴覚士法が成立し,本年9月に施行されるに至りました.
この言語聴覚士法の成立には長年にわたる様々な経緯があり,現場で活躍される方々等関係各位の御努力がこの法律の成立に大きな影響を与えたものと思います.その意味で,関係者の方々の感慨もひとしおのことと思います.
この法律では,法律の施行の際に現に業務をされていた方について受験資格の特例を設けており,5年以上の業務経験を有する方は,厚生大臣の指定する講習会の受講をもって,受験資格を認めることとされております.
この講習会のテキストは,言語聴覚士学校養成所のカリキュラムを基に,それぞれの分野に造詣の深い講師の方々に作成いただいております.いわば,3年間の養成所の教育内容を凝縮したものと考えられるでしょう.テキストを御覧になり,改めて言語聴覚士に必要な知識の幅の広さを実感される方も多いことと思います.これは,言語聴覚士の業務の対象者が小児から老人までの年齢層に及び,また,それらのリハビリテーションを行う際のアプローチも多岐にわたることを意味するものでしょう.
この講習会を受講される方々は,既に相当の業務経験をお持ちの方々ばかりですが,この講習会を国家試験の受験に役立てていくとともに,これを機会に御自身の業務を理論的な面からとらえ直すための一助としていただきたく思います.
最後に,多くの方々が言語聴覚士として新たな一歩を踏み出していただけることを祈念いたします.
平成10年11月 厚生省健康政策局長 小林秀資
学習のテキスト
言語・聴覚の障害を持つ人の杖として,柱として働いてこられた方々が国家認定を取得するためにお役に立てるテキストが出来ました.
今回の言語聴覚士法の成立には,長年にわたっての関係各位のご要望,ご尽力によるところが大きいと存じます.国家試験の講習会で用いるテキストは,これを勉強して頂くことで,訓練,必要な検査,本人,家族の指導や相談相手になることなど,言語聴覚士の質の向上を期待することができると信じています.
言語,聴覚の障害は,人と人,人と社会の関係の中で一番大切な,今の言葉で言えば,コミュニケーションに関わるものです.障害の痛みは深刻な問題といわなければなりません.
長い人の歴史の中で,言葉,聴覚の障害には,先天性のもの,感染性のもの,外傷性のもの等がありました.国民の栄養の向上や医学の進歩で高齢者が増加し,いわゆる生活習慣病の時代を迎えています.
脳卒中,脳梗塞,高血圧,心臓病,がん,糖尿病等ですが,いずれも言語,聴覚に色々な障害をもたらす可能性があります.更に,このような障害が長くなると,その人の心を悩ますことが考えられますので,我々のなすべき仕事は,全人的なケアー(Holistic Care)を目標にしなければなりません.
従いまして,この講習会のためのテキストも,おのずからかなり広い範囲にわたり,それぞれの専門分野の最高の講師に作成をお願いいたしました.
講習を受けられる方々は,いずれも相当の経験をお持ちですが,このテキストを踏み切り台として更なるジャンプ,前進されますことを期待させて頂いております.また,このテキストは,更に,医師,ナース,その他のコ・メディカルの方々にも十分お役に立つものと信じております.
皆さん,勉強しましょう!
平成10年11月 財団法人 医療研修推進財団 理事長 末舛惠一
新たな第1歩へ……厚生省健康政策局長 小林秀資
学習のテキスト……財団法人医療研修推進財団理事長 末舛惠一
第1編 専門基礎科目
1 医学総論……井形昭弘
1 健康と疾病,障害の概念と社会環境
1)健康の概念
2)環境と健康
3)疾病,障害の概念
4)QOL(QualityofLife)
5)ノーマライゼーション
2 医の倫理
1)医の倫理
2)インフォームドコンセント
3)守秘義務
3 医学,医療の発展
4 医療行為
1)診療補助行為
2)チーム医療
5 人口,保健統計
1)人口統計
2)疾病,障害統計
6 疫学
1)疫学の概念
2)臨床疫学
7 健康管理
1)健康診断
2)健康管理
8 母子保健
9 成人,老人保健
10 精神保健
11 感染症対策
12 環境保健
1)環境と保健
2)環境汚染
3)公害
13 おわりに
2 解剖学……萬年 甫
1 受精から胚葉の分化まで
2 各種器官の体内で占める位置
3 神経系の発生と分化
4 上位脳と下位脳
5 脳神経
6 鰓弓と咽頭嚢
7 鰓弓動脈
3 生理学……川上順子
1 ヒトのからだ
1)細胞
2)生体の恒常性
3)器官系
2 感覚の生理学
1)感覚情報の伝わり方
3 生体の活動と電気的信号
4 病理学……小林槙雄
1 序論
2 病因論
3 病変
1)奇形
2)循環障害
3)退行性病変
4)進行性病変
5)炎症
6)腫瘍
4 遺伝
1)遺伝性疾患
5 免疫
1)免疫の概念
2)免疫と疾患
3)自己免疫疾患
4)アレルギー
5 内科学……小林祥泰
1 内科診断学総論
1)呼吸機能検査
2)循環機能検査
3)血液検査
4)尿検査
2 内科治療学総論
1)急性疾患の管理
2)慢性疾患の管理
3 循環器系疾患
1)先天性心疾患
2)心臓弁膜症
3)虚血性心疾患
4)高血圧と動脈硬化
5)心不全と不整脈
4 呼吸器疾患
1)上気道疾患
2)気管・気管支疾患
3)肺疾患
5 膠原病・アレルギー・免疫疾患
6 血液疾患
1)貧血
2)白血病
3)出血性疾患
7 消化器疾患
1)食道・胃・腸疾患
2)肝・胆道疾患
3)膵疾患
8 腎臓疾患
1)腎炎
2)腎不全
3)その他の腎臓障害
9 内分泌・代謝疾患
1)内分泌疾患
2)糖尿病
10 感染症
1)感染症
2)法定伝染病
11 老年医学
1)老年障害の特徴と疫学
2)老化
3)長期臥床(寝たきり)
6 小児科学……鴨下重彦
1 小児の成長と発達
2 胎児医学と出生前医学
1)遺伝子疾患(遺伝病)
2)染色体異常
3)胎芽病と胎児病
4)出産期(周産期)障害
3 脳性麻痺と運動器疾患
1)筋ジストロフィー
2)筋疾患
4 てんかんと痙攣性疾患
5 感染症
1)髄膜炎
2)脳炎
3)脳症
6 その他の疾患
1)循環器疾患
2)呼吸器疾患
3)消化器疾患
4)内分泌・代謝性疾患
5)膠原病・アレルギー疾患
6)血液疾患
7)腎・泌尿・生殖器
8)精神疾患
7 発育期の言葉の問題
1)言語の遅れ Speechdelay
2)言葉の不明瞭(構音の障害)
3)どもり「吃音」
7 精神医学……波多野和夫
1 精神疾患の分類
2 正常と異常
3 内因性疾患
1)精神分裂病(schizophrenia)
2)躁うつ病(manicdepressivepsychosis)
4 神経症と心因性疾患
1)神経症(neurosis)
2)心因性障害,心気症,など
5 その他の精神障害
1)中毒性精神障害
2)各年齢期の障害の特徴
6 精神衛生学(精神保健)
8 リハビリテーション医学……江藤文夫
1 リハビリテーション医学概論
1)リハビリテーション医学の歴史
2 jリハビリテーションの理念と対象
3)障害の概念と分類
2 診断と評価
3 治療学総論
4 各種疾患のリハビリテーション
1)脳損傷
2)小児疾患
3)変性疾患
4)脊髄損傷
5)呼吸器疾患
9 耳鼻咽喉科学……加我君孝
1 耳科学
1)難聴
2)めまい
3)顔面神経麻痺
2 鼻科学
1)耳副鼻腔領域の解剖
2)鼻副鼻腔の疾患
3 口腔・咽頭科学
1)口腔・咽頭領域の解剖
2)口腔・咽頭の疾患
4 咽頭科学
1)解剖
2)検査
3)嗄声を呈する疾患
5 気管・食道科学
1)気管・食道の解剖
2)気管の疾患
3)食道疾患と嚥下障害
4)検査と診断法
5)嚥下障害を呈する疾患
10 臨床神経学……岩田 誠
1 脳血管障害
1)脳血管の解剖と生理
2)脳血管の病理
3)脳血管障害の分類
4)脳血管障害の臨床診断
5)脳梗塞
6)ラクナ梗塞
7)脳梗塞の治療
8)脳内出血
9)クモ膜下出血
10)その他の脳血管障害
2 頭蓋内新生物=脳腫瘍
1)脳腫瘍の分類
2)脳腫瘍の臨床症状
3)テント上腫瘍の臨床像
4)テント下腫瘍の臨床像
5)トルコ鞍周囲腫瘍
3 脳外傷
1)閉鎖性脳外傷
2)開放性脳外傷:刺創,銃創など
4 てんかん
1)てんかんとは
2)用語の混乱
3)発作型の分類
4)てんかんの診断
5)てんかんの治療
5 脱髄性疾患
1)髄鞘の構造と機能
2)髄鞘の病理
3)脱髄疾患
4)多発性硬化症
6 神経感染症
1)中枢神経系の感染症
2)髄膜炎
3)脳膿瘍
4)脳炎
5)遅発性感染症
7 変性疾患
1)(系統)変性疾患
2)パーキンソン病
3)脊髄小脳変性症
4)運動ニューロン疾患(広義)
5)変性性痴呆
8 神経・筋疾患
1)末 神経疾患=ニューロパチーの基礎
2)日常的なニューロパチー
3)筋疾患―ミオパチーの基礎
4)日常的なミオパチー
11 形成外科学……一瀬正治
1 形成外科
2 形成外科の歴史
3 形成外科の診療対象と治療法
4 変形・醜形の捉え方
5 植皮術の歴史
6 遊離植皮術
7 植皮片の採取
8 顔面・頚部の領域の植皮
9 皮弁移植術
10 マイクロサージェリー
1)遊離皮弁移植
2)大網移植
3)腸管移植
4)血管柄付き骨移植
5)足趾の移植
11 クラニオマキシロフェイシャル・サージェリー
12 顔面の測定
13 先天異常
1)顔面裂
2)唇裂・口蓋裂
14 外傷
1)顔面骨折
2)褥瘡
3)放射線潰瘍
15 腫瘍切除後の再建術
1)頭頚部
2)躯幹,乳房再建
16 美容外科
12 臨床歯科医学・口腔外科学……内山健志
1 歯科学総論
1)歯科臨床の諸業務
2)歯・口腔・顎・顔面の構造・機能と発生
3)顎関節の構造と機能
4)唾液腺の構造と機能
5)口腔が関与する運動
2 口腔外科学総論
3 歯科口腔疾患が引き起こす言語障害
4 言語障害と関係のある疾患と治療
1)唇裂・口蓋裂
2)軟組織の先天異常である舌小帯異常
3)下顎前突などの顎発育異常
4)顎関節の疾患
5 言語障害に対する歯科補綴治療の役割
1)顎顔面補綴
2)スピーチエイド
13 発声発語系の構造と機能……澤島政行
1 呼気調節
1)胸郭
2)肺,気管,気管支
3)横隔膜,呼吸筋
4)呼吸運動(安静呼吸,深呼吸)
5)発声発語時の呼気,呼気保持
2 喉頭調節
1)喉頭の枠組み
2)内喉頭筋
3)喉頭のヒダ
4)外喉頭筋
5)発声における喉頭調節
3 構音(調音)
1)声道
2)構音
3)連続音(文)の構音
4 声の年齢変化,変声
14 聴覚系の構造・機能・病態……水野正浩
1 聴器の構造
1)外耳
2)中耳
3)内耳
4)聴覚路と聴中枢
2 聴器の機能
1)集音機構
2)伝音機構
3)感音機構
4)聴覚路と聴中枢の機能
5)両耳聴と方向覚
3 聴覚器官の病態
1)伝音性障害
2)感音性障害
3)混合性障害
4)聴覚路の障害
5)中枢性聴覚障害
15 神経系の構造・機能・病態……佐々木宏
1 ニューロンの形態と異常
2 神経伝導とシナプス伝達
3 シナプスと神経回路
4 シナプスの可塑性
5 体性感覚系
6 視覚系と聴覚系
7 運動系
8 連合野
9 辺縁系
16 臨床心理学……小川俊樹
1 臨床心理学とは何か
1)臨床という言葉をめぐって
2)臨床心理学の各分野
2 個の理解(臨床心理学的見立て)
1)さまざまな性格理論
2)心理検査の種類と形式
3 個への援助(臨床心理学的手当て)
1) つのアプローチ
2)まざまな心理療法
4 適応について
17 生涯発達心理学……長谷川寿一
1 心の成り立ち
2 ことばの起源
1)言語はヒトに固有か
2)動物の「ことば」とヒトの言語
3)チンパンジーにおける記号学習と言語訓練
4)ヒトの祖先はいつからことばを話すようになったのか
3 前言語期
1)赤ちゃんの心は白紙か
2)言語的音声の獲得
3)身振りとことば
4 語彙の獲得
1)初語
2)語彙の爆発的増加
5 文法の獲得
6 成人の言語能力の個人差
18 学習・認知心理学……篠原彰一
1 感覚・知覚
1)感覚
2)色覚
3)形態知覚
4)空間知覚
2 学習
1)条件付け
2)弁別学習
3)知覚・運動学習
4)社会的学習
3 記憶
1)短期記憶
2)長期記憶
4 思考
19 心理測定法……桑野園子
1 はじめに
2 精神物理学的測定法
3 尺度構成法
4 質問紙法
5 測定の水準
1)名義の尺度
2)序数尺度
3)間隔尺度
4)比率尺度
6 測定の次元
7 信頼性と妥当性
8 まとめ
20 言語学……副島昭夫
1 言語とは何か
2 記述的態度と規範的態度
3 言語の性質
4 二重文節性と階層性
5 音韻論
6 形態論
1)形態素
2)形態論的プロセス
7 統語論ほか
21 音声学……益子幸江
1 音声学の位置づけ
2 音声の分類
1)IPA(国際音声字母)
2)調音器官
3)母音と子音
4)子音の分類
5)母音の分類
3 音素
1)最小対
2)相補分布,異音,自由変音
4 音の結びつき
1)音節
2)調音結合と同化
5 綴り字の読み方と音声
6 超分節的要素
1)イントネーション
2)アクセント
7 音韻獲得
8 日本語の音声
1)日本語の音素体系
2)日本語の母音
3)日本語の子音
4)モーラ音素
5)その他の特徴
9 調音の観察と測定
22 音響学……粕谷英樹
1 音の物理
1)波動と振動
2)音波の性質
3)音圧・音の強さと音の大きさのレベル
2 波形と周波数スペクトル
1)周期的な波形と非周期的な波形
2)周波数スペクトル
3 音声生成の音響理論
1)音源
2)声道
3)放射
4)ソース・フィルタ理論
4 音声の音響分析
1)波形から得られる情報
2)周波数分析
3)ピッチ分析
5 文節的特徴と韻律的特徴
1)母音の特徴
2)子音の特徴
3)アクセントとイントネーション
4)リズム
23 聴覚心理学……桑野園子
1 可聴範囲
2 音の高さ
1)音の高さ
2)聴覚説
3 音の大きさ(ラウドネス)
1)ラウドネスの定義
2)ラウドネスの等感曲線
3)非定常音のラウドネス
4 音の弁別能力
1)周波数の弁別
2)強さの弁別
5 音色
6 マスキング
1)同時マスキング
2)継時マスキング
3)両耳間マスキング
7 臨界帯域
1)臨界帯域の T念
8 両耳による音の知覚
1)ラウドネス加算
2)BinauralMaskingLevelDifference
3)両耳ビート
4)音源定位
9 時間的要因
1)継続時間
2)時間分解能・時間順序の識別閾
24 社会福祉・教育……蟻 昌克
1 社会福祉の理念と意義
1)社会福祉の考え方
2)拡大・深化する社会福祉の解釈
2 社会福祉の発展と福祉改革
1)社会福祉の発展段階の区分とその特徴
2)福祉改革の位置と意義
3)社会福祉基礎構造改革の論点は何か
3 社会福祉基礎構造改革と社会福祉法
1)社会福祉基礎構造とは社会福祉行政実施体制の土台
2)社会福祉事業法から社会福祉法へ
第2編 専門科目
1 言語聴覚障害学総論……伊藤元信
1 言語聴覚障害学概論
1)言語聴覚障害学の歴史,現況,展望
2)言語聴覚障害学の学問領域
3)コミュニケーション
4)言語聴覚障害の種類と原因
5)言語聴覚士の臨床の基本
6)言語聴覚士の業務内容,職業倫理
2 言語聴覚障害診断学
1)評価・診断の基礎
2)評価・診断の過程
2 高次脳機能障害……関 啓子
1 神経心理学
1)局在,離断症状,側性化
2)対象と方法
2 意識障害,注意障害,感情障害
3 失行
1)失行の分類
2)失行の検査法
4 失認
1)失認の分類
2)失認の検査法
5 半側空間無視とその他の視空間性障害,半側空間無視以外の右半球損傷に起因する症状
1)半側空間無視
2)構成障害
3)Balint症候群
4)左半側空間無視以外の右半球損傷に起因する症状
6 記憶障害
1)記憶の分類
2)健忘症
3)記憶検査
7 痴呆
1)疾患別の痴呆症状
2)痴呆の検査
8 脳梁離断症状
9 前頭葉症状
10 頭部外傷後遺症
11 終わりに
3 失語……相馬芳明
1 失語の定義
2 失語の病巣と原因疾患
1)失語の病巣
2)失語の原因疾患
3 失語の症状―失語診断学
1)自発話
2)呼称
3)復唱
4)聴理解
5)読字・書字
4 失語症候群
1)Broca失語
2)純粋語唖(純粋運動性失語,純粋アナトリー,アフェミー,発語失行)
3)伝導失語
4)Wernicke失語
5)純粋語聾
6)全失語
7)超皮質性感覚失語
8)超皮質性運動失語
9)混合型超皮質性失語(言語野孤立症候群)
10)健忘症
5 失読と失書
1)純粋失読
2)純粋失書
3)失読失書
4 失語症の評価とリハビリテーション……竹内愛子
1 失語症の検査と評価
1)初回面接(インテーク面接)
2)総合的失語症検査
3)特定の言語領域を評価対象とする検査
4)実用コミュニケーション能力評価を重視した検査
5)合併障害の検査と評価
6)検査結果からの評価
2 予後に関連する要因
1)失語症者側の要因
2)言語訓練側の要因
3 失語症のリハビリテーション
1)リハビリテーション開始にかかわる諸問題
2)言語訓練効果の測定
3)代表的な訓練法の考え方(理論的枠組)
4)言語モダリティ別訓練法
5)実用的コミュニケーション重視の訓練法
4 心理・社会的問題
1)家族の役割
2)社会復帰の問題
3)地域活動への参加
5 言語発達障害……加我牧子
1 子どもの言語発達
1)ことばの発達
2)ことばの意味の発達
3)語彙の発達
4)発音の発達
2 言語発達障害の原因
1)環境要因――臨界期と可塑性
2)聴力・聴覚
3)知能
4)自閉性・広汎性発達障害
5)発達性言語遅滞
6)脳性麻痺
3 言語発達障害が疑われるときの検査項目
1)聴力検査
2)言葉の検査
言語発達障害児の評価から訓練,指導へ−「6 言語発達段階に即した指導,訓練」「7 障害別評価と指導」への導入として……小寺富子
1 評価
1)評価の目的
2)評価の対象と方法
3)言語および全般的発達・知能を調べる検査
4)統一的な臨床像の把握
2 訓練,指導
1)働きかけの目的
2)働きかけの方法
3)予後に関連する要因
6 言語発達段階に即した指導・訓練……佐竹恒夫
1 指導・訓練の原則
1)言語行動の3側面
2)言語発達の段階
3)臨床の流れ
4)ゴール設定の原則
5)訓練プログラム設定の原則
6)AAC(補助(拡大)・代替コミュニケーション)
7)家庭療育・言語環境調整指導
2 前言語期の指導・訓練
1)子どもの全体像
2)言語記号(記号形式 指示内容関係)
3)事物の基礎概念の拡大
4)受信(理解)
5)発信(表現)
6)コミュニケーション態度,会話・質問 応答関係
7)動作性課題
8)言語関係調整指導(家庭療育・チームアプローチ)
3 単語獲得期の指導・訓練
1)子どもの全体像
2)言語記号(記号形式 指示内容関係):受信(理解)
3)言語記号(記号形式 指示内容関係):発信(表現)
4)会話・質問 応答関係
5)コミュニケーション態度
6)動作性課題
7)言語環境調整指導(家庭療育・チームアプローチ)
4 前期構文獲得期の指導・訓練
1)子どもの全体像
2)言語記号(記号形式 指示内容関係):受信(理解)
3)言語記号(記号形式 指示内容関係):発信(表現)
4)会話・質問 応答関係
5)コミュニケーション態度
6)視覚的記号 文字学習
7)動作性課題
8)言語環境調整指導(家庭療育・チームアプローチ)
5 中期構文獲得期(文章 構成へ)の指導・訓練
1)子どもの全体像
2)言語記号(記号形式 指示内容関係):受信(理解)
3)言語記号(記号形式 指示内容関係):発信(表現)
4)会話・質問 応答関係
5)コミュニケーション態度
6)文字学習など
7)動作性課題
8)言語環境調整指導(家庭療育・チームアプローチ)
6 会話(質問 応答関係)の指導
7 おわりに
7 言語発達の障害別評価と指導……石田宏代
言語発達学
1 ことばの発達とは
2 前言語期の発達
1)対人的コミュニケーション行動の発達
2)認知・象徴機能の発達
3)発語行動の発達
3 単語獲得期(1〜2歳)
1)語彙の発達
2)構文の出現
4 幼児期前期(2〜3歳,前期構文獲得期)
5 幼児期後期(4歳以降,中期構文獲得期)
6 学童期の言語
言語発達障害の障害別評価と指導
1 言語発達の遅れを引き起こす要因
2 知的障害に伴う言語発達の遅れ
3 自閉症(広汎性発達障害)に伴う言語発達の遅れ
4 脳性麻痺(重複障害を含む)に伴う言語発達の遅れ
5 特異的言語発達障害
6 言語性学習障害
1)読み書き障害
2)意味理解・語用の障害
7 後天性言語障害
<言語発達障害児の指導――種々のアプローチ>
8 音声障害……新美成二
1 症状
2 検査
1)声を対象とした検査
2)発声機構に関する検査
3 音声障害の分類
4 音声障害の治療
1)医学的治療
2)音声治療
5 無喉頭音声
1)食道発声
2)電気式人工喉頭
3)笛式人工喉頭
4)気管食道瘻発声
9 機能・器質性構音障害……岡崎恵子
1 構音障害の概念
1)構音とは
2)構音障害とは
2 構音障害の検査と評価
1)情報収集
2)発語器官の形態と機能の検査
3)構音の検査
4)発話明瞭度検査
5)その他の検査
3 機能性構音障害
1)機能性構音障害の発声のメカニズムと特徴
2)構音の発達
3)発達・心理・社会的側面の評価
4)構音の検査と評価
5)訓練の計画と訓練法
4 器質性構音障害
1)器質性構音障害の発声のメカニズムと特徴
2)鼻咽喉閉鎖不全に伴う構音障害
3)舌切除に伴う構音障害
4)発音補助装置
5)チームアプローチ
10 運動障害性構音障害
1 定義と特徴
1)定義
2)運動障害性構 ケ障害の特徴
2 発声発語器官
1)発声発語器官の機能とその障害
3 運動障害性構音障害の分類と鑑別
1)弛緩性麻痺
2)痙性麻痺
3)失調
4)運動低下
5)運動過多
6)混合性
7)発語失行
8)筋の障害
4 リハビリテーションの目的と内容
1)リハビリテーションの目的
2)リハビリテーションの流れ
3)リハビリテーションの内容
5 検査
1)検査の目的と種類
2)方針決定およびプログラムの策定
3)終了あるいは方針の修正
4)発声発語機能障害の予後
6 評価と訓練プログラム立案
1)音の誤りの発現機序と評価
2)音の誤りと発声発語器官の機能制限
7 機能訓練の原則と留意点
1)機能訓練の原則
2)タイプ別訓練法
3)訓練の組み立て
8 機能訓練の内容
1)粗大運動の機能回復訓練
2)構音動作訓練
3)音の産生訓練
4)プロソディの訓練
9 機能訓練以外の対応
1)障害受容と心理的問題への対応
2)環境の調整
3)家族指導
4)自己訓練
5)グループ訓練
10 地域リハビリテーション
11 チームアプローチ
11 吃音……内須川 洸
1 基礎知識
1)吃音の定義
2)障害の発生メカニズムと理論的背景
3)吃症状
2 検査と評価
1)吃音の診断・評価の特徴
2)吃音症状の評価
3)吃音の総合的診断評価と仮説の設定
3 吃音の治療・訓練
1)吃音の治療・訓練の問題点
2)幼児吃音の治療・訓練法
3)学童吃音の治療・訓練法
4)成人吃音の治療・訓練法
5)様々な吃音の治療・訓練法
12 嚥下障害……堀口利之
1 咀嚼と嚥下(解剖と生理)
1)咀嚼
2)嚥下
2 嚥下障害の病態
1)嚥下障害の分類
2)誤嚥の病態
3)運動障害性嚥下障害の病態
3 嚥下障害の診断
1)問診
2)診察
3)下咽頭・食道造影検査
4)内視鏡検査
5)その他
4 嚥下障害の治療
1)リハビリテーション
2)外科的治療法
5 チームアプローチ
13 聴覚障害学……相楽多恵子
1 小児聴覚障害
1)乳幼児聴力検査
2)小児聴覚障害
2 成人聴覚障害
1)成人聴覚障害の評価と指導
3 視覚聴覚二重障害
1)視覚聴覚二重障害の定義と実態
2)盲ろう者のコミュニケーション手段
3)盲ろう者の評価と訓練
14 聴覚障害疾患学……喜多村 健
1 外耳疾患
1)耳介奇形
2)耳帯状疱疹
3)外耳道閉鎖症
4)耳垢 塞
5)外耳道異物
2 中耳疾患
1)鼓膜炎
2)鼓膜損傷
3)急性中耳炎
4)滲出性中耳炎
5)慢性中耳炎
6)真珠腫性中耳炎
7)耳硬化症
8)中耳奇形
9)側頭骨骨折
10)耳管狭窄症
11)耳管開放症
12)中耳腫瘍
3 内耳疾患
1)内耳奇形
2)内耳炎
3)胎児期の感染等による難聴
4)外リンパ瘻
5)メニエール病
6)突発性難聴
7)特発性両側性感音難聴
8)薬剤による内耳障害
9)老人性難聴
10)音響による難聴
11)遺伝性難聴
12)聴神経腫瘍(前庭神経鞘腫)
13)脳幹障害による難聴
14)皮質性難聴
15)機能性難聴
15 聴力検査……小田恂
1 乳幼児聴力検査
1)聴覚の発達
2)乳幼児聴力検査法
3)スクリーニング検査
4)聴性行動反応聴力検査
5)条件詮索反応聴力検査
6)遊戯聴力検査
7)他覚的聴力検査
2 成人聴力検査
1)成人聴力検査
2)純音聴力検査
3)語音聴力検査
4)インピーダンスオージオメトリ
5)聴性電気反応聴力検査
16 補聴器・人工内耳……小寺一興
1 補聴器・人工内耳の概要
1)補聴器
2)人工内耳
2 補聴の種類と構造
1)補聴器の構造
2)補聴器の種類と構造
3 補聴器の特性
1)最大出 ヘ音圧
2)周波数レスポンス
4 補聴器のフィッティング
1)最大出力音圧レベル
2)周波数レスポンスの調整
5 補聴器装用効果の評価と指導
6 人工内耳の種類と構造
7 人工内耳のリハビリテーション
1)言語獲得後失聴者
2)言語獲得前失聴者
8 人工内耳のマッピング
9 人工内耳の装用効果の評価と指導
1)成人の言語習得後失聴者
2)幼児,小児の言語習得前失聴者
第3編 関係法規
1 言語聴覚士法(平成9年法律第132号)
2 言語聴覚士法施行令(政令第299号)
3 言語聴覚士法施行規則(厚生省令第74号)
4 厚生省告示第225号(言語聴覚士法第33条第2号の規定に基づき厚生大臣の指定する科目を定める件)
5 厚生省告示第226号(言語聴覚士法第33条第3号の規定に基づき厚生大臣の指定する科目を定める件)
6 厚生省告示第227号(言語聴覚士法第33条第4号の規定に基づき厚生大臣の指定する科目を定める件)
7 言語聴覚士法の施行について
索引
学習のテキスト……財団法人医療研修推進財団理事長 末舛惠一
第1編 専門基礎科目
1 医学総論……井形昭弘
1 健康と疾病,障害の概念と社会環境
1)健康の概念
2)環境と健康
3)疾病,障害の概念
4)QOL(QualityofLife)
5)ノーマライゼーション
2 医の倫理
1)医の倫理
2)インフォームドコンセント
3)守秘義務
3 医学,医療の発展
4 医療行為
1)診療補助行為
2)チーム医療
5 人口,保健統計
1)人口統計
2)疾病,障害統計
6 疫学
1)疫学の概念
2)臨床疫学
7 健康管理
1)健康診断
2)健康管理
8 母子保健
9 成人,老人保健
10 精神保健
11 感染症対策
12 環境保健
1)環境と保健
2)環境汚染
3)公害
13 おわりに
2 解剖学……萬年 甫
1 受精から胚葉の分化まで
2 各種器官の体内で占める位置
3 神経系の発生と分化
4 上位脳と下位脳
5 脳神経
6 鰓弓と咽頭嚢
7 鰓弓動脈
3 生理学……川上順子
1 ヒトのからだ
1)細胞
2)生体の恒常性
3)器官系
2 感覚の生理学
1)感覚情報の伝わり方
3 生体の活動と電気的信号
4 病理学……小林槙雄
1 序論
2 病因論
3 病変
1)奇形
2)循環障害
3)退行性病変
4)進行性病変
5)炎症
6)腫瘍
4 遺伝
1)遺伝性疾患
5 免疫
1)免疫の概念
2)免疫と疾患
3)自己免疫疾患
4)アレルギー
5 内科学……小林祥泰
1 内科診断学総論
1)呼吸機能検査
2)循環機能検査
3)血液検査
4)尿検査
2 内科治療学総論
1)急性疾患の管理
2)慢性疾患の管理
3 循環器系疾患
1)先天性心疾患
2)心臓弁膜症
3)虚血性心疾患
4)高血圧と動脈硬化
5)心不全と不整脈
4 呼吸器疾患
1)上気道疾患
2)気管・気管支疾患
3)肺疾患
5 膠原病・アレルギー・免疫疾患
6 血液疾患
1)貧血
2)白血病
3)出血性疾患
7 消化器疾患
1)食道・胃・腸疾患
2)肝・胆道疾患
3)膵疾患
8 腎臓疾患
1)腎炎
2)腎不全
3)その他の腎臓障害
9 内分泌・代謝疾患
1)内分泌疾患
2)糖尿病
10 感染症
1)感染症
2)法定伝染病
11 老年医学
1)老年障害の特徴と疫学
2)老化
3)長期臥床(寝たきり)
6 小児科学……鴨下重彦
1 小児の成長と発達
2 胎児医学と出生前医学
1)遺伝子疾患(遺伝病)
2)染色体異常
3)胎芽病と胎児病
4)出産期(周産期)障害
3 脳性麻痺と運動器疾患
1)筋ジストロフィー
2)筋疾患
4 てんかんと痙攣性疾患
5 感染症
1)髄膜炎
2)脳炎
3)脳症
6 その他の疾患
1)循環器疾患
2)呼吸器疾患
3)消化器疾患
4)内分泌・代謝性疾患
5)膠原病・アレルギー疾患
6)血液疾患
7)腎・泌尿・生殖器
8)精神疾患
7 発育期の言葉の問題
1)言語の遅れ Speechdelay
2)言葉の不明瞭(構音の障害)
3)どもり「吃音」
7 精神医学……波多野和夫
1 精神疾患の分類
2 正常と異常
3 内因性疾患
1)精神分裂病(schizophrenia)
2)躁うつ病(manicdepressivepsychosis)
4 神経症と心因性疾患
1)神経症(neurosis)
2)心因性障害,心気症,など
5 その他の精神障害
1)中毒性精神障害
2)各年齢期の障害の特徴
6 精神衛生学(精神保健)
8 リハビリテーション医学……江藤文夫
1 リハビリテーション医学概論
1)リハビリテーション医学の歴史
2 jリハビリテーションの理念と対象
3)障害の概念と分類
2 診断と評価
3 治療学総論
4 各種疾患のリハビリテーション
1)脳損傷
2)小児疾患
3)変性疾患
4)脊髄損傷
5)呼吸器疾患
9 耳鼻咽喉科学……加我君孝
1 耳科学
1)難聴
2)めまい
3)顔面神経麻痺
2 鼻科学
1)耳副鼻腔領域の解剖
2)鼻副鼻腔の疾患
3 口腔・咽頭科学
1)口腔・咽頭領域の解剖
2)口腔・咽頭の疾患
4 咽頭科学
1)解剖
2)検査
3)嗄声を呈する疾患
5 気管・食道科学
1)気管・食道の解剖
2)気管の疾患
3)食道疾患と嚥下障害
4)検査と診断法
5)嚥下障害を呈する疾患
10 臨床神経学……岩田 誠
1 脳血管障害
1)脳血管の解剖と生理
2)脳血管の病理
3)脳血管障害の分類
4)脳血管障害の臨床診断
5)脳梗塞
6)ラクナ梗塞
7)脳梗塞の治療
8)脳内出血
9)クモ膜下出血
10)その他の脳血管障害
2 頭蓋内新生物=脳腫瘍
1)脳腫瘍の分類
2)脳腫瘍の臨床症状
3)テント上腫瘍の臨床像
4)テント下腫瘍の臨床像
5)トルコ鞍周囲腫瘍
3 脳外傷
1)閉鎖性脳外傷
2)開放性脳外傷:刺創,銃創など
4 てんかん
1)てんかんとは
2)用語の混乱
3)発作型の分類
4)てんかんの診断
5)てんかんの治療
5 脱髄性疾患
1)髄鞘の構造と機能
2)髄鞘の病理
3)脱髄疾患
4)多発性硬化症
6 神経感染症
1)中枢神経系の感染症
2)髄膜炎
3)脳膿瘍
4)脳炎
5)遅発性感染症
7 変性疾患
1)(系統)変性疾患
2)パーキンソン病
3)脊髄小脳変性症
4)運動ニューロン疾患(広義)
5)変性性痴呆
8 神経・筋疾患
1)末 神経疾患=ニューロパチーの基礎
2)日常的なニューロパチー
3)筋疾患―ミオパチーの基礎
4)日常的なミオパチー
11 形成外科学……一瀬正治
1 形成外科
2 形成外科の歴史
3 形成外科の診療対象と治療法
4 変形・醜形の捉え方
5 植皮術の歴史
6 遊離植皮術
7 植皮片の採取
8 顔面・頚部の領域の植皮
9 皮弁移植術
10 マイクロサージェリー
1)遊離皮弁移植
2)大網移植
3)腸管移植
4)血管柄付き骨移植
5)足趾の移植
11 クラニオマキシロフェイシャル・サージェリー
12 顔面の測定
13 先天異常
1)顔面裂
2)唇裂・口蓋裂
14 外傷
1)顔面骨折
2)褥瘡
3)放射線潰瘍
15 腫瘍切除後の再建術
1)頭頚部
2)躯幹,乳房再建
16 美容外科
12 臨床歯科医学・口腔外科学……内山健志
1 歯科学総論
1)歯科臨床の諸業務
2)歯・口腔・顎・顔面の構造・機能と発生
3)顎関節の構造と機能
4)唾液腺の構造と機能
5)口腔が関与する運動
2 口腔外科学総論
3 歯科口腔疾患が引き起こす言語障害
4 言語障害と関係のある疾患と治療
1)唇裂・口蓋裂
2)軟組織の先天異常である舌小帯異常
3)下顎前突などの顎発育異常
4)顎関節の疾患
5 言語障害に対する歯科補綴治療の役割
1)顎顔面補綴
2)スピーチエイド
13 発声発語系の構造と機能……澤島政行
1 呼気調節
1)胸郭
2)肺,気管,気管支
3)横隔膜,呼吸筋
4)呼吸運動(安静呼吸,深呼吸)
5)発声発語時の呼気,呼気保持
2 喉頭調節
1)喉頭の枠組み
2)内喉頭筋
3)喉頭のヒダ
4)外喉頭筋
5)発声における喉頭調節
3 構音(調音)
1)声道
2)構音
3)連続音(文)の構音
4 声の年齢変化,変声
14 聴覚系の構造・機能・病態……水野正浩
1 聴器の構造
1)外耳
2)中耳
3)内耳
4)聴覚路と聴中枢
2 聴器の機能
1)集音機構
2)伝音機構
3)感音機構
4)聴覚路と聴中枢の機能
5)両耳聴と方向覚
3 聴覚器官の病態
1)伝音性障害
2)感音性障害
3)混合性障害
4)聴覚路の障害
5)中枢性聴覚障害
15 神経系の構造・機能・病態……佐々木宏
1 ニューロンの形態と異常
2 神経伝導とシナプス伝達
3 シナプスと神経回路
4 シナプスの可塑性
5 体性感覚系
6 視覚系と聴覚系
7 運動系
8 連合野
9 辺縁系
16 臨床心理学……小川俊樹
1 臨床心理学とは何か
1)臨床という言葉をめぐって
2)臨床心理学の各分野
2 個の理解(臨床心理学的見立て)
1)さまざまな性格理論
2)心理検査の種類と形式
3 個への援助(臨床心理学的手当て)
1) つのアプローチ
2)まざまな心理療法
4 適応について
17 生涯発達心理学……長谷川寿一
1 心の成り立ち
2 ことばの起源
1)言語はヒトに固有か
2)動物の「ことば」とヒトの言語
3)チンパンジーにおける記号学習と言語訓練
4)ヒトの祖先はいつからことばを話すようになったのか
3 前言語期
1)赤ちゃんの心は白紙か
2)言語的音声の獲得
3)身振りとことば
4 語彙の獲得
1)初語
2)語彙の爆発的増加
5 文法の獲得
6 成人の言語能力の個人差
18 学習・認知心理学……篠原彰一
1 感覚・知覚
1)感覚
2)色覚
3)形態知覚
4)空間知覚
2 学習
1)条件付け
2)弁別学習
3)知覚・運動学習
4)社会的学習
3 記憶
1)短期記憶
2)長期記憶
4 思考
19 心理測定法……桑野園子
1 はじめに
2 精神物理学的測定法
3 尺度構成法
4 質問紙法
5 測定の水準
1)名義の尺度
2)序数尺度
3)間隔尺度
4)比率尺度
6 測定の次元
7 信頼性と妥当性
8 まとめ
20 言語学……副島昭夫
1 言語とは何か
2 記述的態度と規範的態度
3 言語の性質
4 二重文節性と階層性
5 音韻論
6 形態論
1)形態素
2)形態論的プロセス
7 統語論ほか
21 音声学……益子幸江
1 音声学の位置づけ
2 音声の分類
1)IPA(国際音声字母)
2)調音器官
3)母音と子音
4)子音の分類
5)母音の分類
3 音素
1)最小対
2)相補分布,異音,自由変音
4 音の結びつき
1)音節
2)調音結合と同化
5 綴り字の読み方と音声
6 超分節的要素
1)イントネーション
2)アクセント
7 音韻獲得
8 日本語の音声
1)日本語の音素体系
2)日本語の母音
3)日本語の子音
4)モーラ音素
5)その他の特徴
9 調音の観察と測定
22 音響学……粕谷英樹
1 音の物理
1)波動と振動
2)音波の性質
3)音圧・音の強さと音の大きさのレベル
2 波形と周波数スペクトル
1)周期的な波形と非周期的な波形
2)周波数スペクトル
3 音声生成の音響理論
1)音源
2)声道
3)放射
4)ソース・フィルタ理論
4 音声の音響分析
1)波形から得られる情報
2)周波数分析
3)ピッチ分析
5 文節的特徴と韻律的特徴
1)母音の特徴
2)子音の特徴
3)アクセントとイントネーション
4)リズム
23 聴覚心理学……桑野園子
1 可聴範囲
2 音の高さ
1)音の高さ
2)聴覚説
3 音の大きさ(ラウドネス)
1)ラウドネスの定義
2)ラウドネスの等感曲線
3)非定常音のラウドネス
4 音の弁別能力
1)周波数の弁別
2)強さの弁別
5 音色
6 マスキング
1)同時マスキング
2)継時マスキング
3)両耳間マスキング
7 臨界帯域
1)臨界帯域の T念
8 両耳による音の知覚
1)ラウドネス加算
2)BinauralMaskingLevelDifference
3)両耳ビート
4)音源定位
9 時間的要因
1)継続時間
2)時間分解能・時間順序の識別閾
24 社会福祉・教育……蟻 昌克
1 社会福祉の理念と意義
1)社会福祉の考え方
2)拡大・深化する社会福祉の解釈
2 社会福祉の発展と福祉改革
1)社会福祉の発展段階の区分とその特徴
2)福祉改革の位置と意義
3)社会福祉基礎構造改革の論点は何か
3 社会福祉基礎構造改革と社会福祉法
1)社会福祉基礎構造とは社会福祉行政実施体制の土台
2)社会福祉事業法から社会福祉法へ
第2編 専門科目
1 言語聴覚障害学総論……伊藤元信
1 言語聴覚障害学概論
1)言語聴覚障害学の歴史,現況,展望
2)言語聴覚障害学の学問領域
3)コミュニケーション
4)言語聴覚障害の種類と原因
5)言語聴覚士の臨床の基本
6)言語聴覚士の業務内容,職業倫理
2 言語聴覚障害診断学
1)評価・診断の基礎
2)評価・診断の過程
2 高次脳機能障害……関 啓子
1 神経心理学
1)局在,離断症状,側性化
2)対象と方法
2 意識障害,注意障害,感情障害
3 失行
1)失行の分類
2)失行の検査法
4 失認
1)失認の分類
2)失認の検査法
5 半側空間無視とその他の視空間性障害,半側空間無視以外の右半球損傷に起因する症状
1)半側空間無視
2)構成障害
3)Balint症候群
4)左半側空間無視以外の右半球損傷に起因する症状
6 記憶障害
1)記憶の分類
2)健忘症
3)記憶検査
7 痴呆
1)疾患別の痴呆症状
2)痴呆の検査
8 脳梁離断症状
9 前頭葉症状
10 頭部外傷後遺症
11 終わりに
3 失語……相馬芳明
1 失語の定義
2 失語の病巣と原因疾患
1)失語の病巣
2)失語の原因疾患
3 失語の症状―失語診断学
1)自発話
2)呼称
3)復唱
4)聴理解
5)読字・書字
4 失語症候群
1)Broca失語
2)純粋語唖(純粋運動性失語,純粋アナトリー,アフェミー,発語失行)
3)伝導失語
4)Wernicke失語
5)純粋語聾
6)全失語
7)超皮質性感覚失語
8)超皮質性運動失語
9)混合型超皮質性失語(言語野孤立症候群)
10)健忘症
5 失読と失書
1)純粋失読
2)純粋失書
3)失読失書
4 失語症の評価とリハビリテーション……竹内愛子
1 失語症の検査と評価
1)初回面接(インテーク面接)
2)総合的失語症検査
3)特定の言語領域を評価対象とする検査
4)実用コミュニケーション能力評価を重視した検査
5)合併障害の検査と評価
6)検査結果からの評価
2 予後に関連する要因
1)失語症者側の要因
2)言語訓練側の要因
3 失語症のリハビリテーション
1)リハビリテーション開始にかかわる諸問題
2)言語訓練効果の測定
3)代表的な訓練法の考え方(理論的枠組)
4)言語モダリティ別訓練法
5)実用的コミュニケーション重視の訓練法
4 心理・社会的問題
1)家族の役割
2)社会復帰の問題
3)地域活動への参加
5 言語発達障害……加我牧子
1 子どもの言語発達
1)ことばの発達
2)ことばの意味の発達
3)語彙の発達
4)発音の発達
2 言語発達障害の原因
1)環境要因――臨界期と可塑性
2)聴力・聴覚
3)知能
4)自閉性・広汎性発達障害
5)発達性言語遅滞
6)脳性麻痺
3 言語発達障害が疑われるときの検査項目
1)聴力検査
2)言葉の検査
言語発達障害児の評価から訓練,指導へ−「6 言語発達段階に即した指導,訓練」「7 障害別評価と指導」への導入として……小寺富子
1 評価
1)評価の目的
2)評価の対象と方法
3)言語および全般的発達・知能を調べる検査
4)統一的な臨床像の把握
2 訓練,指導
1)働きかけの目的
2)働きかけの方法
3)予後に関連する要因
6 言語発達段階に即した指導・訓練……佐竹恒夫
1 指導・訓練の原則
1)言語行動の3側面
2)言語発達の段階
3)臨床の流れ
4)ゴール設定の原則
5)訓練プログラム設定の原則
6)AAC(補助(拡大)・代替コミュニケーション)
7)家庭療育・言語環境調整指導
2 前言語期の指導・訓練
1)子どもの全体像
2)言語記号(記号形式 指示内容関係)
3)事物の基礎概念の拡大
4)受信(理解)
5)発信(表現)
6)コミュニケーション態度,会話・質問 応答関係
7)動作性課題
8)言語関係調整指導(家庭療育・チームアプローチ)
3 単語獲得期の指導・訓練
1)子どもの全体像
2)言語記号(記号形式 指示内容関係):受信(理解)
3)言語記号(記号形式 指示内容関係):発信(表現)
4)会話・質問 応答関係
5)コミュニケーション態度
6)動作性課題
7)言語環境調整指導(家庭療育・チームアプローチ)
4 前期構文獲得期の指導・訓練
1)子どもの全体像
2)言語記号(記号形式 指示内容関係):受信(理解)
3)言語記号(記号形式 指示内容関係):発信(表現)
4)会話・質問 応答関係
5)コミュニケーション態度
6)視覚的記号 文字学習
7)動作性課題
8)言語環境調整指導(家庭療育・チームアプローチ)
5 中期構文獲得期(文章 構成へ)の指導・訓練
1)子どもの全体像
2)言語記号(記号形式 指示内容関係):受信(理解)
3)言語記号(記号形式 指示内容関係):発信(表現)
4)会話・質問 応答関係
5)コミュニケーション態度
6)文字学習など
7)動作性課題
8)言語環境調整指導(家庭療育・チームアプローチ)
6 会話(質問 応答関係)の指導
7 おわりに
7 言語発達の障害別評価と指導……石田宏代
言語発達学
1 ことばの発達とは
2 前言語期の発達
1)対人的コミュニケーション行動の発達
2)認知・象徴機能の発達
3)発語行動の発達
3 単語獲得期(1〜2歳)
1)語彙の発達
2)構文の出現
4 幼児期前期(2〜3歳,前期構文獲得期)
5 幼児期後期(4歳以降,中期構文獲得期)
6 学童期の言語
言語発達障害の障害別評価と指導
1 言語発達の遅れを引き起こす要因
2 知的障害に伴う言語発達の遅れ
3 自閉症(広汎性発達障害)に伴う言語発達の遅れ
4 脳性麻痺(重複障害を含む)に伴う言語発達の遅れ
5 特異的言語発達障害
6 言語性学習障害
1)読み書き障害
2)意味理解・語用の障害
7 後天性言語障害
<言語発達障害児の指導――種々のアプローチ>
8 音声障害……新美成二
1 症状
2 検査
1)声を対象とした検査
2)発声機構に関する検査
3 音声障害の分類
4 音声障害の治療
1)医学的治療
2)音声治療
5 無喉頭音声
1)食道発声
2)電気式人工喉頭
3)笛式人工喉頭
4)気管食道瘻発声
9 機能・器質性構音障害……岡崎恵子
1 構音障害の概念
1)構音とは
2)構音障害とは
2 構音障害の検査と評価
1)情報収集
2)発語器官の形態と機能の検査
3)構音の検査
4)発話明瞭度検査
5)その他の検査
3 機能性構音障害
1)機能性構音障害の発声のメカニズムと特徴
2)構音の発達
3)発達・心理・社会的側面の評価
4)構音の検査と評価
5)訓練の計画と訓練法
4 器質性構音障害
1)器質性構音障害の発声のメカニズムと特徴
2)鼻咽喉閉鎖不全に伴う構音障害
3)舌切除に伴う構音障害
4)発音補助装置
5)チームアプローチ
10 運動障害性構音障害
1 定義と特徴
1)定義
2)運動障害性構 ケ障害の特徴
2 発声発語器官
1)発声発語器官の機能とその障害
3 運動障害性構音障害の分類と鑑別
1)弛緩性麻痺
2)痙性麻痺
3)失調
4)運動低下
5)運動過多
6)混合性
7)発語失行
8)筋の障害
4 リハビリテーションの目的と内容
1)リハビリテーションの目的
2)リハビリテーションの流れ
3)リハビリテーションの内容
5 検査
1)検査の目的と種類
2)方針決定およびプログラムの策定
3)終了あるいは方針の修正
4)発声発語機能障害の予後
6 評価と訓練プログラム立案
1)音の誤りの発現機序と評価
2)音の誤りと発声発語器官の機能制限
7 機能訓練の原則と留意点
1)機能訓練の原則
2)タイプ別訓練法
3)訓練の組み立て
8 機能訓練の内容
1)粗大運動の機能回復訓練
2)構音動作訓練
3)音の産生訓練
4)プロソディの訓練
9 機能訓練以外の対応
1)障害受容と心理的問題への対応
2)環境の調整
3)家族指導
4)自己訓練
5)グループ訓練
10 地域リハビリテーション
11 チームアプローチ
11 吃音……内須川 洸
1 基礎知識
1)吃音の定義
2)障害の発生メカニズムと理論的背景
3)吃症状
2 検査と評価
1)吃音の診断・評価の特徴
2)吃音症状の評価
3)吃音の総合的診断評価と仮説の設定
3 吃音の治療・訓練
1)吃音の治療・訓練の問題点
2)幼児吃音の治療・訓練法
3)学童吃音の治療・訓練法
4)成人吃音の治療・訓練法
5)様々な吃音の治療・訓練法
12 嚥下障害……堀口利之
1 咀嚼と嚥下(解剖と生理)
1)咀嚼
2)嚥下
2 嚥下障害の病態
1)嚥下障害の分類
2)誤嚥の病態
3)運動障害性嚥下障害の病態
3 嚥下障害の診断
1)問診
2)診察
3)下咽頭・食道造影検査
4)内視鏡検査
5)その他
4 嚥下障害の治療
1)リハビリテーション
2)外科的治療法
5 チームアプローチ
13 聴覚障害学……相楽多恵子
1 小児聴覚障害
1)乳幼児聴力検査
2)小児聴覚障害
2 成人聴覚障害
1)成人聴覚障害の評価と指導
3 視覚聴覚二重障害
1)視覚聴覚二重障害の定義と実態
2)盲ろう者のコミュニケーション手段
3)盲ろう者の評価と訓練
14 聴覚障害疾患学……喜多村 健
1 外耳疾患
1)耳介奇形
2)耳帯状疱疹
3)外耳道閉鎖症
4)耳垢 塞
5)外耳道異物
2 中耳疾患
1)鼓膜炎
2)鼓膜損傷
3)急性中耳炎
4)滲出性中耳炎
5)慢性中耳炎
6)真珠腫性中耳炎
7)耳硬化症
8)中耳奇形
9)側頭骨骨折
10)耳管狭窄症
11)耳管開放症
12)中耳腫瘍
3 内耳疾患
1)内耳奇形
2)内耳炎
3)胎児期の感染等による難聴
4)外リンパ瘻
5)メニエール病
6)突発性難聴
7)特発性両側性感音難聴
8)薬剤による内耳障害
9)老人性難聴
10)音響による難聴
11)遺伝性難聴
12)聴神経腫瘍(前庭神経鞘腫)
13)脳幹障害による難聴
14)皮質性難聴
15)機能性難聴
15 聴力検査……小田恂
1 乳幼児聴力検査
1)聴覚の発達
2)乳幼児聴力検査法
3)スクリーニング検査
4)聴性行動反応聴力検査
5)条件詮索反応聴力検査
6)遊戯聴力検査
7)他覚的聴力検査
2 成人聴力検査
1)成人聴力検査
2)純音聴力検査
3)語音聴力検査
4)インピーダンスオージオメトリ
5)聴性電気反応聴力検査
16 補聴器・人工内耳……小寺一興
1 補聴器・人工内耳の概要
1)補聴器
2)人工内耳
2 補聴の種類と構造
1)補聴器の構造
2)補聴器の種類と構造
3 補聴器の特性
1)最大出 ヘ音圧
2)周波数レスポンス
4 補聴器のフィッティング
1)最大出力音圧レベル
2)周波数レスポンスの調整
5 補聴器装用効果の評価と指導
6 人工内耳の種類と構造
7 人工内耳のリハビリテーション
1)言語獲得後失聴者
2)言語獲得前失聴者
8 人工内耳のマッピング
9 人工内耳の装用効果の評価と指導
1)成人の言語習得後失聴者
2)幼児,小児の言語習得前失聴者
第3編 関係法規
1 言語聴覚士法(平成9年法律第132号)
2 言語聴覚士法施行令(政令第299号)
3 言語聴覚士法施行規則(厚生省令第74号)
4 厚生省告示第225号(言語聴覚士法第33条第2号の規定に基づき厚生大臣の指定する科目を定める件)
5 厚生省告示第226号(言語聴覚士法第33条第3号の規定に基づき厚生大臣の指定する科目を定める件)
6 厚生省告示第227号(言語聴覚士法第33条第4号の規定に基づき厚生大臣の指定する科目を定める件)
7 言語聴覚士法の施行について
索引