やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

forward
 誘発電位検査は検査環境の整備に始まり,機器の管理,アーチファクト対策,検査技術が揃ってはじめて結果解釈を行うことができます.こうした準備や手技を適切に実践するには,正しい知識が不可欠です.
 そこで今月号の特集では,1章で検査を始める前に必要な基本事項について,2章の各論では手技の実際をご解説いただきます.最後の3章では,アーチファクトとその対策について症例も交えながらご紹介いただきます.
 本特集が,自信をもった誘発電位検査の実施に役立てば幸いです.
 (編集部)
特集 教えて!誘発電位検査
 1.誘発電位検査を始める前に
  (橋 修)
 2.誘発電位検査の手技と結果解釈
  1)聴性脳幹反応(ABR)
  (橋広大)
  2)体性感覚誘発電位(SEP)
  (小川優司)
  3)運動誘発電位(MEP)
  (種田建太・花島律子)
  4)視覚誘発電位(VEP)
  (後藤純信)
  5)事象関連電位
  (矢部博興・星野 大・菅野和子)
  6)術中神経モニタリング
  (木崎直人)
 3.アーチファクトと対策
  (杉山邦男)

Editorial―今月のことば
 コロナ禍のもたらしたもの
 (廣井禎之)

話題―NEWS&TOPICS
 AMR(薬剤耐性)―サイレントパンデミックとは
 (近藤周平・中村 敦)
 C型肝炎ウイルスの抗原・抗体同時検出試薬が保険適用に
 ―抗原・抗体同時検出はスタンダードになっていくのか?
 (大越章吾)

クライテリア確立のための細胞所見―鑑別疾患と重要所見
 5.子宮体部
 (加藤智美)

MT Seminar
 中皮腫を示唆する細胞所見―病理検査室の報告と対応
 (松本慎二)
 Dダイマー高値の原因は何が考えられるか
 (雨宮憲彦)
 臨床検査技師として知っておきたい手術前貧血
 (小林清子・石田 明)
 有意義な臨地実習に向けて
 前編:養成校側の立場から
 (嶋眞理)

薬剤感受性検査データ(MIC)の読み方と耐性菌検査
 グラム陰性菌編
 7.Escherichia coli(大腸菌),Proteus mirabilis
 (相原正宗)

基礎講座
 造血幹細胞移植と合併症―臨床検査を含めて
 (日野雅之)

学会レビュー
 第36回日本臨床微生物学会総会・学術集会
 (木部泰志)

Information
 2025年(第41回)「緒方富雄賞」候補者推薦の募集
 第46回第2種ME技術実力検定試験

 VOICE読者のページ
 MTパズル
 編集後記・次号予告