やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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 超音波検査における患者さんの検査条件は千差万別です.体型や消化管ガス,アーチファクト,死角といったさまざまな要因により,対象とする臓器や部位がうまく描出されず,観察に苦慮することも少なくありません.そこで今月号の特集では,このような「描出不良」に対する考え方や具体的な対策・工夫を,臓器別にご解説いただきます.
 限られた時間のなかで精度の高い検査を行うために,本特集をお役立ていただけますと幸いです.
 (編集部)
特集 超音波検査の「描出不良」解決テクニック
 1.腹部領域
  1)肝臓
  (林 健太郎)
  2)胆嚢・胆管
  (森 亘平)
  3)膵臓
  (金久保雄樹)
  4)消化管
  (ア田靖人)
 2.心臓
  (水上尚子)
 3.頸動脈
  (中野英貴・寺崎英理)
 4.下肢静脈
  (八鍬恒芳)

Editorial―今月のことば
 経験を経験知に
 (浅野尚美)

話題―NEWS&TOPICS
 国際規格ISO 15189の改定(第4版)ポイント
 (宮地勇人)

間葉系幹細胞の再生医療への応用展開と標準化
 (伊藤弓弦)

基礎講座
 シリーズ―腫瘍マーカーの免疫染色
 第2回 臓器・組織特異的なマーカーと治療の決定に活用されるマーカー
 (堤 寛)
 抗凝固剤と凝固促進剤の基礎知識
 (橋秀克・山本剛正・脇田 満)

アプローチ別に学ぶ!微生物検査室のAS貢献
 4.薬剤感受性試験
 (山田幸司)

FOCUS
 分子生物学的手法を用いた菌血症診断技術
 (柴多 渉)

MT Seminar
 造血幹細胞移植での輸血療法
 (川畑絹代)

メディカルスタッフ職業図鑑
 10.視能訓練士
 (箕田春香)

臨床検査Q&A
 検体(血清や血漿)が足りない時に,他の検体で代用することは可能でしょうか?
 (伊藤聡美・山本剛正)
 肝機能が悪くなると,血球内に脂肪が取り込まれ,通常の溶血剤では溶けにくくなると聞きました.各メーカーがいろいろと工夫しているようですが,溶血不良の場合,どのような検査データになるか教えて下さい.(安藤秀実)

学会レビュー
 第64回日本臨床細胞学会総会春期大会
 (徳武千夏)

Information
 第85回日本血液学会学術集会
 第72回日本アレルギー学会学術大会
 第30回日本輸血・細胞治療学会秋季シンポジウム
 第63回日本臨床化学会年次学術集会
 第53回日本臨床神経生理学会学術大会 第60回日本臨床神経生理学会技術講習会

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 VOICE読者のページ
 L・Lの日常(周玲蓮)
 MTパズル
 編集後記・次号予告