●撮影の眼,読影の眼,鑑定の眼,三者の眼が検死鑑定時の事実に迫る
内容紹介
●オートプシー・イメージング(Autopsy imaging:Ai)は解剖前にCT などの画像検査を行うことで,解剖の正確度向上,検案の正確度向上を目的とした今注目のシステムである.
●本書ではAiについて,@その利点,Aその限界,BAiの方向性について放射線科医・放射線技師・法病理医(解剖医)の視点から,現在Aiを始めている,あるいは始めようとしている施設の放射線医・放射線技師に対し,症例を中心に教育的視点でまとめられた意欲的な一冊である.
●巻末では検死鑑定時,法医医師,放射線科医・放射線技師が常時用いる用語をわかりやすく解説した.
目次
法医学領域におけるAiの読影
東北大学Aiセンターにおける死後画像撮影
事例編
1.晩期死体現象とAi
2.溺水吸引とAi
3.頸部圧迫とAi
4.低体温症とAi
5.頭部の異変とAi
6.体表損傷・胸腹部臓器損傷とAi
7.頸椎損傷とAi
8.乳児急死とAi
9.薬毒物服用とAi
10.気道内異物とAi
11.胸腹部疾患とAi
12.まれな事例とAi