内容紹介
歯冠修復物に必要と考えられる目標精度および現在の日常臨床のなかで最低限妥協できる許容精度を求め,その基準のなかで効率のよい印象材,印象法を整理することを基本に,印象技法に関するすべてを網羅.
目次
2.歯冠修復における印象の寄与率 愛知徹也……85
3.印象における歯科理工学的データの意味するところ 野口八九重…… 107
4.歯科技工と印象 田中 宏・渡辺登夫…… 125
5.ポリサルファイドラバー印象の要点 藤本順平…… 137
〈付〉ポリエーテルラバー印象…… 162
6.シリコーンラバー印象の要点 中尾勝彦…… 165
7.寒天印象の要点 山下 敦…… 179
8.寒天・アルジネート連合印象の要点 河野暢夫…… 199
9.接着性レジンによる鋳造歯冠修復と印象――接着性レジンの出現によって印象はどう変わるか―― 諸星裕夫…… 235
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
真坂信夫
1939年 山形県酒田市に生まれる
1966年 東京歯科大学卒業
1970年 同大学大学院修了(歯科理工学)・歯学博士
1972年 東京都目黒区にて開業,現在に至る
1979年 神奈川県川崎市に分院開設
東京歯科大学・東北歯科大学非常勤講師,日本歯科理工学会・日本接着歯学会理事
「横浜歯科臨床座談会」「日本歯科医療開発研究会」会員
主な論文
ワンピースキャストブリッジの鋳造精度に関する研究.歯科学報,70(6):725〜758,1970.
私の印象遍歴.私達の臨床,GC臨床シリーズ,No. 51:166〜175,1976.
クラウンブリッジの術式と問題点.DE別冊/最新の歯科技術,53〜68,1978.
4META接着性レジンの臨床応用.補綴臨床,15(1):53〜77,1982.
接着歯冠修復法をより有効にするための無麻酔治療と4-META/MMA-TBB系接着アマルガム裏層法.接着歯学,6(3):177〜186,1988.