義肢によるADL動作や歩行の連続写真・イラストにより,初学者にも義肢と臨床とのつながりがイメージできるテキスト
内容紹介
●「義肢」に関するテキストは多数出版されているが,義肢のパーツの名称や構成,チェックアウトに重点がおかれており,初学者が,義肢と臨床とのつながりをイメージするのに十分とはいえない.
●本書では,義肢の基本的な知識を解説したうえで,切断術前後における切断者とのかかわり方,切断者が義肢を装着するためのリハビリテーションや入院中のリハビリテーション,退院後に社会参加を促すためのフォローなど,切断者のリハビリテーションに必要な一連の知識と技術を解説.
●歩行練習や車いすからベッドへの移乗動作,ADL動作,階段昇降などの連続写真・イラストを多用することにより,初学者でも,義肢と臨床とのつながりがイメージしやすい.
目次
第2章 切断者を受け持ったらどうするか
第3章 理学療法評価
第4章 下腿切断者の術前の理学療法と術後の断端管理について
第5章 下腿義足の選定と術後の理学療法
第6章 下腿義足の装着方法とチェックアウト
第7章 下腿義足完成後の理学療法
第8章 大腿切断者の術前の理学療法と術後の断端管理について
第9章 大腿義足の適合とアライメントのチェックアウト
第10章 大腿義足完成後の理学療法
第11章 股義足・膝義足・サイム義足・足部義足
第12章 上肢切断と義手
第13章 疾患別にみた理学療法の注意点(切断のリハビリテーション 臨床の実際)
第14章 義肢とスポーツ
第15章 義肢の製作と支給体系
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
上杉雅之【うえすぎまさゆき】
1988年 行岡医学技術専門学校(現・大阪行岡医療大学)卒業
同 年 高槻市立療育園勤務
2001年 佛教大学社会学部卒業
2006年 神戸大学大学院博士課程前期課程修了
2009年 神戸大学大学院博士課程後期課程修了
同 年 神戸国際大学リハビリテーション学部理学療法学科教授
【編集者略歴】
長倉裕二【ながくらゆうじ】
1984年 熊本リハビリテーション学院理学療法学科卒業
同 年 兵庫県立総合リハビリテーションセンター中央病院勤務
2004年 神戸大学大学院医学系研究科保健学専攻博士課程後期課程修了
2008年 熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻教授
2017年 大阪人間科学大学保健医療学部理学療法学科教授
岩瀬弘明【いわせひろあき】
2009年 西日本リハビリテーション学院卒業
2012年 西九州大学大学院健康福祉学研究科修士課程修了
同 年 京都橘大学健康科学部理学療法学科助手
2016年 同 助教
2018年 神戸国際大学リハビリテーション学部理学療法学科専任講師
2020年 同 准教授
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