「いのち」の働きとしての「自然治癒力」を基盤とした医療原論
内容紹介
●医学・医療の原理を「いのち」と捉え,「いのち」のはたらきとしての「気」と「自然治癒力」を基盤とした医療原論を構築して医療を実践していくことを提唱.
●また原始医術の「原始感覚(印知感覚)」を覚醒させ,伝統医学が重視する「直観・論理(文字)」と近代医学が重視する「反省・論理(数字)」を止揚したかたちでの「自感・自覚・自証」が重要であることを強調.
●前編では,東洋医学と西洋医学の融合をめざすための理論編として,おもにそれぞれの医学・医療の歴史についてふれた.後編では,気の医学としての始原東洋医学について解説するとともに,補完代替医療の代表として,アロマテラピー,リフレクソロジーについて取り上げた.
●医学概論,医療概論,統合医療概論,医学・医療の歴史ならびに補完・代替医療に関するテキストとして恰好の書.
目次
第1章 総論(渡邉勝之)
第2章 PHC・統合医学・始原医学とは(渡邉勝之)
第3章 医学と医療(渡邉勝之)
第4章 文字文化成立以前における医学・医療(始原医術)(渡邉勝之)
第5章 西洋における医学・医療の歴史(渡邉勝之)
第6章 インドにおける医学・医療の歴史(渡邉勝之)
第7章 中国における医学・医療の歴史(渡邉勝之)
第8章 日本における医学・医療の歴史(渡邉勝之)
第9章 《いのち》の哲学と《CORE》medicineの提唱(渡邉勝之)
第10章 実践・始原東洋医学
第11章 アロマテラピー(八尋優子)
第12章 リフレクソロジー(高山優子)
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
渡邉勝之【わたなべかつゆき】
1988年 明治鍼灸大学卒業(鍼灸学士・鍼灸師)
1991年 明治鍼灸大学附属病院研修鍼灸師修了・明治鍼灸大学副手
1993年 明治鍼灸教員養成施設卒業(鍼灸教員免許取得)・明治鍼灸大学助手
2000年 明治鍼灸大学講師
2008年 明治鍼灸大学より明治国際医療大学に大学名変更 ・明治国際医療大学講師
2009年 鍼灸学博士(明治国際医療大学)・明治国際医療大学・大学院准教授
2010年 人体科学会理事
現在に至る