●フォーカスチャーティングによる12事例の記録例を通して,説明責任を果たす記録の内容・方法を,具体的にわかりやすく解説!
内容紹介
●個人情報保護法,第五次医療法の改正などで,より医療の透明性が求められている現在,記録による実践の証明および説明責任を果たすことが重要になっている.看護記録においても,診療報酬上,重症度・看護必要度の測定が義務化されるなど,看護記録の方法も変貌しており,重要性が増大している.
●本書は,いま求められている記録とは何かを,説明責任を果たせる看護(介護)記録とは,倫理と法と記録の関係性などを踏まえて説明している.後半では,フォーカスチャーティングによる12事例の記録例を通して,説明責任を果たす記録の内容・方法を,具体的にわかりやすく解説した.
●看護必要度との記録の連動方法,災害時の記録と説明責任,介護施設における記録による説明責任などのカレントトピックス,医療界の変化にも対応した内容.また,臨床でのフォーカスチャーティング記録に関する疑問を解決できるように巻末に用語例を収載した.
目次
Chapter 2 病院の電子情報の個人情報保護と安全管理(山本隆一)
Chapter 3 説明責任と法と記録(鈴木 真)
Chapter 4 説明責任と看護師の役割(川上千英子)
Chapter 5 フォーカスチャーティング(R)の基本原則と活用の実際(川上千英子)
Chapter 6 各シート類との連動方法の実際(川上千英子)
Chapter 7 説明責任が果たせるフォーカスチャーティング(R)による看護記録の実際例
Chapter 8 電子情報と記録
Chapter 9 記録の評価・監査とその教育の実際(佐藤早苗,遠藤貞子)
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
川上千英子【かわかみちえこ】
特定非営利活動法人日本フォーカスチャーティング(R)協会理事長
JFC FC Guidance Specialist
JFCヘルスケアマネジメント研究所 主席研究員
略歴
東邦大学医学部附属病院救命救急センター,済生会中央病院CCU・中央手術室,社会保険都南中央病院婦長,八潮中央総合病院総婦長・顧問
1997年 フォーカスチャーティング(R)の開発者スーザン・ランピーを顧問としフォーカスチャーティング(R)研究会発足
2000年 クリエイティブヘルスケアマネジメント社からフォーカスチャーティング(R)・フォーカスケアノート(R)の登録商標の権利取得,JFC FC Guidance Specialist認可
2003年 特定非営利活動法人日本フォーカスチャーティング(R)協会設立
2005年 JFCヘルスケアマネジメント研究所設立(クリエイティブヘルスケアマネジメント社の窓口業務)