がんリハを“心理学”の視点からわかりやすく解説した注目の一冊!
内容紹介
●2010年度の診療報酬改定において,がん患者リハビリテーション料が新設されて以来,リハ専門職ががん患者に接する機会は大幅に増えており,がんのリハビリテーション(がんリハ)へのニーズも高まっている.
●従来のリハ心理学の中心テーマは「障害の受容」であったが,がん患者への心理的理解やケアにはそれだけで不十分である.そのため本書では,通常のリハとは異なる経過をたどるがんリハを,「サイコオンコロジー(精神腫瘍学)」の視点からわかりやすく説明しており,「障害の受容」だけでなく,「死の受容」「がんの受容」までを理解することができる.
●がん心理学の基礎(がんの告知,心理的危機モデル,がん患者が直面する心理状況の解説)から,臨床技法(コミュニケーション,問題解決技法など精神心理学的技法)まで広く解説.また,多彩な事例紹介と精神腫瘍医による解説で,臨床ですぐに役立つヒントも満載.
●がんリハに関わるリハ専門職から看護職まで,幅広く読んでいただきたい一冊.
目次
第2章 がんリハビリテーションの実際と問題点
第3章 がんリハビリテーション心理学に必要な知識
第4章 がんリハビリテーションにおけるトータル・ペイン
第5章 がんリハビリテーション心理学の臨床技法
第6章 事例でみるがんリハビリテーション心理学の臨床技法