やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

5,500円(税込)
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補綴臨床Practice Selection
入門 無歯顎補綴治療

発行時参考価格 5,000円
  • 総頁数:160頁 / カラー
  • 判型:A4判変
  • 発行年月:2006年7月
  • ISBN978-4-263-46404-5
  • 注文コード:464040

無歯顎補綴治療を学びたい人のための入門書
困ったときベーシックに戻るための入門書

内容紹介

●近年,大きく様変わりし,より難症例化が進んでいる無歯顎症例の世界.新しく開発された材料・薬剤などもベースにして,無歯顎治療に挑戦する臨床ビギナー,臨床研修歯科医,そして原点を再整理したいベテランのために「問題点」「成功の鍵」を解説.
●全部床義歯治療の「考え方」を徹底して考え,生物学と理工学の両視点をもって全部床義歯の機能・形態をさまざまな角度から解剖し解説した,これまでにない全部床義歯治療のためのユニークな入門書. 
●本書を活用することで,さらなるアドバンスへとステップアップ!
●「入門咬合学」「入門X線写真を読む」に続く補綴臨床Practice Selection入門シリーズの第3弾!

序文

序文
 全部床義歯学は完成された学問といわれるものの,それに関する書物はいまなお多く出されている.これは,全部床義歯の臨床が難しいことの表れと思うが,全部床義歯学の教育が整理され,効果ある形で行われていない(行われなくなった?)ことも起因しているかもしれない.
 その一方で,全部床義歯を取り巻く状況は,無歯顎患者の「唯一の補綴治療」から,インプラントと並列される治療の「一オプション」になっており,大きく様変わりしている.さらに,全部床義歯を考えるうえで重要な材料や薬剤の開発なども目ざましいものがある.その反面,要介護,口腔乾燥症,全身疾患を有する高齢者の増加とともに,歯を残す治療による無歯顎症例の難症例化がいわれている.このような状況のなか,全部床義歯学は補綴歯科学の基礎をなすもので,いままで蓄積された知見や技術を次世代に引き継がなければならないと同時に,新たな知見や考え方で補強もしなければならない.
 本書は,2005年に『補綴臨床』で連載された六つの論文を加筆修正し,ちょっと変わった全部床義歯による無歯顎補綴治療の入門書にまとめ上げたものである.いままでのように印象から義歯完成までを時系列に全部床義歯学を語るのではなく,生物学と理工学両面の視点をもって,機能面,形態面のさまざまな角度から全部床義歯を解剖してもらい,いままでと違った切り口で無歯顎患者に対する全部床義歯治療の考え方,問題点,成功の鍵を解説したものである.ただ,用語の不統一や内容の重複などはあるが,全部床義歯を語る著者の思いを尊重したのでお許し願いたい.
 本書が研修医や歯科補綴学を志す方々のための一助となれば幸いであるし,伝統的な全部床義歯学と次世代の無歯顎補綴治療学の分岐的な書になれば,より光栄である.
 2006年6月
 著者代表 市川哲雄

目次

Part1
 1章 無歯顎患者の補綴治療を始める前に理解しておくこと
 2章 床下粘膜を理解する
 3章 咬合を理解する
  1)咬合位
  2)デンチャースペース
  3)咬合様式
  4)排列位置
 4章 審美性を理解する
 5章 機能を理解する
  1)咀嚼機能
  2)発音機能
  3)嚥下機能
  4)唾液機能
 6章 器械・材料を理解する
  1)トレーと印象材
  2)人工歯
  3)アクリリックレジンと重合法
  4)粘膜調整材と軟質裏装材
  5)口腔衛生のための薬剤
 7章 オーバーデンチャーを理解する
Part2
 1章 印象採得
 2章 咬合採得
 3章 Q義歯試適
 4章 装着と調整
 5章 義歯装着後のトラブルへの対処
・索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

市川哲雄【いちかわてつお】
 徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部
 口腔顎顔面補綴学分野/教授

 1958年 愛知県に生まれる
 1983年 徳島大学歯学部卒業
 1987年 同大大学院修了
 1997年 現職

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市川哲雄 編/河野文昭・鱒見進一・皆木省吾 執筆代表/安陪晋・大塩恭仁・永尾寛・西川悟郎・原哲也・平島佳典・本釜聖子・山内英嗣 執筆/小川浩之・多田雄一郎・村田雅代 執筆協力