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歯界展望 Selection
臨床家のための口腔顔面痛マニュアル

定価 4,620円 (本体 4,200円+税10%)
  • 総頁数:96頁 / 2色
  • 判型:A4判変
  • 発行年月:2013年2月
  • ISBN978-4-263-46112-9
  • 注文コード:461120

日常臨床においてOrofacial Painの訴えにいかに対処するか――
一般の臨床家が口腔顔面痛について理解するための入門書

内容紹介

◆本書では,まず口腔顔面痛の鑑別診断に必要な基礎知識や手順をまとめ,ついで症例も踏まえながら,診断,治療,予後観察などさまざまな過程における個々の問題点を提示し,診断と治療の方針についても具体的なアプローチの方法を段階的に解説しました.
◆日常臨床において直面することが多くなっている口腔顔面痛の症例について,その診断と治療法を知るための絶好の入門書です.
◆『歯界展望』でのこれまでの連載内容に大幅加筆・修正し再編成,内容がさらに充実,読みやすくなりました.

本書のパンフレットはこちら(PDFファイル 約1.97MB)

序文

推薦文
 Dr.Yoshinobu Shoji,author of this book,is a highly trained and experienced clinician in the field of Temporomandibular Disorders/ Orofacial Pain(TMD/OFP).He currently functions as faculty at the International Medical University(IMU) in Malaysia.
 Dr.Shoji initially trained in OFP at our University in New Jersey and returned to Tokyo where he had a private dental practice for many years that focused on OFP.He continually exhibits dedication to increasing his knowledge base and clinical care capabilities.
 At his University position in Malaysia,he shares his knowledge and dedication to patient care with his dental students.As a University professor and a clinician who both teaches and oversees clinical care at his University,he benefits both his students who will develop into more capable clinicians and patients under his care who will experience better health,comfort and function.
 The information contained in this book is based upon extensive personal clinical experience of the author,knowledge gained in an academic setting and the current state of evidenced based dentistry/medicine as relates to TMD/OFP.

 この本の著者である正司喜信先生は,顎関節症/ 口腔顔面痛の分野で高度な訓練を受けた経験豊富な臨床医です.現在は,マレーシアの国際医療大学(IMU)の教員として働いています.
 正司先生は当初,ニュージャージー州にある私たちの大学で口腔顔面痛の訓練を受け,東京に戻ってからは口腔顔面痛に特化した歯科診療を,長年にわたり行っていました.そしてその後も,彼は絶えず知識と臨床力の向上に努めてきました.
 マレーシアでは准教授そして臨床医として,学生教育の傍ら治療にもあたっています.そして,有能な臨床医になるべく研鑚に励む学生と,彼の治療のもとでより良い健康状態,快適さと機能を享受する患者との,双方に寄与しています.
 本書に含まれる情報は,著者の豊富な臨床経験と学術分野で得られた知識,さらにTMD/OFPに関する現時点での歯学・医学的なエビデンスに基づいたものです.
 Harold V.Cohen,D.D.S.
 Professor
 Acting Director-Division of Oral Medicine
 Director-Infectious Disease Fellowship
 University of Medicine & Dentistry of New Jersey
 Department of Diagnostic Sciences

緒言
 口腔顔面痛は過去20 年間に歯科界の基礎と臨床,双方の分野で重要なテーマとなりました.米国においては,顎関節のみならず頭蓋,口腔・顔面および頚部を含む三叉神経領域の疼痛障害としてOrofacial Pain(以下,OFP)という用語で呼ばれています.わが国においてもわれわれがOFP患者を管理(治療)する機会は,クオリティオブライフの向上とともに増えていると思われます.
 このような状況のもと,現時点では研究者も臨床家もOFPに関する広い範囲の,しかも最先端の知識,技術の日常臨床への応用(あるいは還元)という共通の課題をもっています.OFP患者の管理にあたる歯科医を含めた医療従事者の日常臨床に少しでも寄与するため,このマニュアルを作成しました.
 原稿の取りまとめにあたっては,和嶋浩一,吉見洋志,松下幸誠の各先生方にお世話になりました.この場を借りて感謝申し上げます.また,これまで心身両面で支えてくれた智恵子,彩,めい,の家族一同にも感謝します.
 正司喜信
 International Medical University(Malaysia) 歯学部准教授

目次

 推薦文(Harold V.Cohen)
 緒言
第1章 治療の前の鑑別診断
 1.口腔顔面痛とは
 2.口腔顔面痛の鑑別診断
 3.鑑別診断の手順
  Case 1 鑑別診断によって歯原性疼痛と判明した症例
第2章 TMD痛
 1.診査診断法
 2.現症の取り方
 3.より簡便なTMDの臨床的分類
 4.TMDの臨床的分類に基づく治療法
 5.スプリント療法
 6.家庭療法
 7.理学療法
 8.薬物療法
 9.トリガーポイント療法
  Case 2 開口制限を伴わないTMDの症例
  Case 3 開口障害を伴うTMDの症例
  Case 4 歯痛を伴うTMDの症例
第3章 非TMD痛
 1.非TMD痛
 2.複雑な症例の管理
  Case 5 長らく歯原性疼痛とされてきた神経障害性疼痛の症例
  Case 6 トリガーポイントを伴う非歯原性疼痛の症例
  Case 7 心因性の疑いのある症例
  Case 8 医科分野への受診をすすめた症例

 付録
 1.TMD:最低限知っておきたいエビデンスとガイドライン
 2.ブックガイド-さらに詳しく知るために
 索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
正司喜信【しょうじよしのぶ】
 1983年 松本歯科大学卒業
 1994年 ニュージャージー医科歯科大学TMD/顔面痛センター臨床助手
 1995年 正司歯科/口腔顔面痛センター開業
 2010年 International Medical University准教授

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正司喜信 著