序文 この度,社団法人日本口腔外科学会から専門用語集である『口腔顎顔面外科学専門用語集』(A Glossary of Terms for Oral and Maxillofacial Surgery 2011)を発刊することになりました.本用語集は口腔外科に関連する学術用語とその解説から構成されており,約4年間の歳月をかけて編纂されました.2008年より由良義明教授を委員長とする歯科学術用語委員会により用語選定や原稿の取りまとめが行われ,歯科学術用語委員会案が出来上がりました.2009年9月に歯科学術用語委員会は学術用語委員会と名称が変更され,メンバーも変更となり,委員長には佐々木朗が就任致しました.そして新メンバーによって歯科学術用語委員会案(1,811用語)の校閲作業に入りました.校閲は雑誌編集査読委員会と学術用語委員会の両委員会の委員によって2度行われました.特に『日本歯科医学会学術用語集』(日本歯科医学会編)との整合性や欧文表記,解説文の内容などについて校閲を行いました.その結果,重複用語の削除や解説の修正などにより学術用語委員会案(1,775用語)が出来上がり,それをもとに医歯薬出版との作業に入りました.この時点からの校閲作業は学術用語委員会にて行いましたが,校閲を重ねると外国人名称の取り扱いや用語集全体の用語の不統一,見出し語の重複,誤字,脱字などの修正箇所や課題も数多く出てきました.また本用語集には解説が含まれているため量も多く,そのため校閲作業に時間がかかってしまい発刊が大幅に遅れましたことを深くお詫び申し上げます. 本用語集については口腔外科学会関連の他学会の用語集との整合性や時代に応じて用語の追加・変更など新たな対応も必要になってくると思われます.皆さまのご意見を頂き今後の改訂版に反映させて参りたいと思います.編纂作業に深く携わったものとして,この用語集が口腔外科を学ぶ歯学部の学生にとって必須の手引き書として,また口腔外科専門医や口腔外科の臨床・教育・研究に関わるあらゆる職種の人たちの参考書としてご活用頂ければ幸いと存じます. 最後になりましたが,発刊にご協力頂きました福田仁一理事長,前理事長瀬戸晥一先生,学術常任理事木村博人先生,執筆して頂きました評議員諸氏,校閲に協力して頂きました雑誌編集査読委員会委員,編纂を担当された医歯薬出版の編集部諸氏に学術用語委員会を代表して心よりお礼を申し上げます. 2011年8月 社団法人日本口腔外科学会 学術用語委員会委員長 佐々木 朗