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クラウンブリッジ補綴学 第4版

発行時参考価格 10,000円
  • 総頁数:334頁 / カラー
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2009年2月
  • ISBN978-4-263-45626-2
  • 注文コード:456260

理論と臨床の進歩を取り入れたクラウンブリッジ補綴学テキストの決定版!

内容紹介

●近年におけるクラウンブリッジ補綴学の理論と臨床の進歩とともに,歯学教育モデルコアカリキュラムの提示,歯科医師国家試験出題基準の改訂などに対応したクラウンブリッジ補綴学テキストの決定版! 
●患者さんが主体となる医療のパラダイムシフトを全章に据えて,全体的な構成,内容の選択,項目ごとのページ数のバランスに配慮するとともに,見やすく読みやすい内容とし,最新の基本的理論と技術を習得できることを重視した.
●第4版ではオールカラーとすることでいっそうわかりやすいテキストにするとともに,インプラント支台のクラウンブリッジについての記述を充実するなど,より時代に即した内容としている.

序文

第4版の序
 クラウンブリッジ補綴は,歯科臨床の主要な領域の一つで,1本の歯の部分的な欠損から少数歯・多数歯の欠損までを形態的,機能的,そして審美的に修復し,それを長期にわたって維持することを目的としている.その効果は徐々に現れ,高齢者の口腔に多くのクラウンやブリッジを見ることが珍しくなくなった.
 折しも日本は高齢者が総人口の20.7%(2006年)を占め,近い将来には31.8%(2030年)を占める長寿社会に突入しようとしている.こうした高齢者は,人々の歯科への関心が急激な高まりをみせているにもかかわらず,まだクラウンやブリッジや可撤性義歯を必要としている場合が大部分である.これからクラウンブリッジ補綴学を学ぶ歯科学生諸君は,質の高いこれら補綴装置を装着できる良医となるべく本書を大いに活用してほしい.
 本書の第3版は2004年春に上梓された.以来わずか5年の経過であるが,この短期間にもクラウンブリッジ補綴は大きな変化をみせ,第4版の制作に着手せざるをえない状況となった.セラミックスの質が大幅に向上してセラミックスのみによるブリッジの製作が可能となり,レジンがさらに変貌して歯冠色の咬合面をもつレジン前装冠が登場した.また,インプラント補綴がいよいよその地歩を固め,日常の臨床に利用されるようになった.さらに,これらの臨床を支えるCAD/CAM技術の発展も見過ごすことができない.
 本書では,第3版のよいところを踏襲するとともに,上記の新しい変化に対応すべく多くの加筆・修正を行った.その際,歯科医学教育を取り巻く環境の変化,とりわけ2007年に改訂された「歯科医学教授要綱」と「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」,そして新しい「歯科医師国家試験出題基準」について,それぞれの改訂の趣旨である患者本位の医療,臨床現場の重視,口腔と全身との関わり等を尊重し,関連する事項の充実に努めた.
 本書が,歯科学生をはじめ一般臨床医にとって,最新のクラウンブリッジ補綴を実践するうえでの基本的な理論と技術の修得に役立ち,それを通して顎口腔系の健康の維持・増進に寄与することを強く切望する.
 最後に,お忙しいなかご執筆いただいた全国のクラウンブリッジ補綴学ご担当の先生方に深甚なる謝意を表します.
 2009年1月
 編集委員 石橋寛二 川添堯彬 川和忠治 福島俊士 三浦宏之 矢谷博文

第1版の序
 クラウン・ブリッジ補綴学についての,成書の出版が久しく待望されていたにもかかわらず,即座に対応できない理由があって,何年かが経過した.すなわち,Peeso(1876)らがまとめた板金加工技術による補綴物の製作法を主とした補綴学から,1945年ごろからの鋳造技術による補綴物の製作法への転換,それに伴い高速切削,精密印象に関する器材と技術の進歩,さらに人工歯材料の改良などを加えてめまぐるしいほどの進歩と発展があった.それとともに新しい咬合理論が導入され,その他の生物学的研究も盛んに行われ,クラウン・ブリッジ補綴学は大きな変革を遂げたのである.
 そのため,その間に成書を発刊することは困難であったが,約10年前ごろには理論的にも実際面でもやや定着する傾向をみたので,本書の発刊を企画した.
 全国歯科大学,歯学部のクラウン・ブリッジ補綴学担当の各教授に執筆を依頼し,原稿の締切りが1978年12月末日であったが,それぞれのご都合により,最終原稿を入手したのは本年の5月末日である.
 このような事情に加えて執筆者の変更もあり,初めに入手した原稿と新しく入手した原稿とでは,内容が不ぞろいのところや重複しているところがみられる.しかし,これ以上発行を遅らせることは問題があるので,ある程度の調整を行い,あえて発刊することにした.
 また,用語については,かつてクラウン・ブリッジ担当教授の懇談会でも統一することが難しかったし,現在,日本補綴歯科学会の用語検討委員会が検討を始めているが,クラウン・ブリッジの内容までは検討が至っていない.そのため本書でもある程度の統一をはかったが,多少用語が異なっている部分もあり,このことについては後日,用語の決定をみたうえで改訂を行いたいと思っている.
 以上,本書編集の経過を述べたが,現時点でのクラウン・ブリッジ補綴学としては,内容的に満足すべきものであり,この成書を基として,後日改訂を行い,さらに完璧を期したいと思っている.
 本書が歯科学生のクラウン・ブリッジ補綴学の良き指導書として,また臨床の基本的理論と技法の手引き書として大いに活用されることを希望して序文とする.
 1986年6月
 羽賀通夫 中澤 靖 田端恒雄 小森冨夫 下総高次 竹花庄治

第2版の序
 クラウン・ブリッジ補綴学の初版は好評をもって迎えられ,1986年の発刊から今日まで刷を重ねて10刷に至っている.学問,研究が日進月歩であることは言うまでもないが,この間,歯科医学教授要綱,歯科医師国家試験出題基準の改訂など歯学教育に関して重要な変化が見られた.そこで今回,これらの変化に対応し,またクラウン・ブリッジの理論,臨床の進歩を取り入れるため,構想を新たにして初版の改訂を計画した.今回の改訂の要点は次のとおりである.
 1)初版の内容を再検討して,全面的な改訂を行った.
 2)歯科医師国家試験出題基準(いわゆる国家試験ガイドライン)は,これまで4年毎に改訂が加えられ,1993年に全体の組立を変えるという大幅な改訂が行われた.今回の改訂では,これに対応して項目と内容を検討した.
 3)用語については1992年,文部省と日本歯科医学会の編集による学術用語集・歯学編が刊行された.他方,日本補綴歯科学会の用語検討委員会においても検討が進められ,用語に関する混乱はほぼ解決されたと思われる.そこで今回の改訂では,これらの成果を取り入れて,できるかぎり用語の統一をはかった.さらに読者の便を考えて,巻末にクラウン・ブリッジ補綴に関する同義語一覧」を付した.
 4)上記のような内容,用語の整理とともに学習の便を考慮して,頁数の圧縮をはかった.
 以上のような改訂の意図を理解された執筆者のご協力によって,本書には限られた頁数に精選された内容を盛ることができたと考えている.ここに執筆者各位に深甚な感謝を捧げるとともに,本書が初版本と同様に歯科学生の指導書として,また臨床家にとっても,クラウン・ブリッジ補綴の基本的理論と技法の手引として広く活用されることを望んで止まない.
 1995年1月
 青木英夫 田端恒雄 横塚繁雄

第3版の序
 たとえ部分的な歯質の崩壊であっても,あるいは歯が1本欠損しているだけでも,その影響は大きく,咀嚼障害,審美障害,さらには心理的な障害を引き起こすことがある.また,歯質の欠損や歯の欠損を放置すると,その影響が隣接する歯群や対合歯列に及び,やがて咀嚼筋や顎関節の障害を引き起こすことも珍しくない.
 クラウンブリッジは,こうした歯質の崩壊や歯の欠損を形態的にも機能的にも,また外観のうえでも人工的に修復し,その結果を長期にわたって維持するための装置として長い間重要な役割を果たしてきた.そして今,多くの新規材料や術式が登場し,新たな展開の時を迎えている.
 本書の第2版が上梓されたのは平成7年である.以来,9年余が経過し,その間に「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」の提示(平成13年),「歯科医師国家試験出題基準」の改定(平成13年)など歯科医学教育を取り巻く環境は大きく変化した.また,これに呼応するように日本補綴歯科学会によって「歯科補綴学教育基準 改訂2001」が編まれた.これらの変化の意図するところは,DOS(Doctor Oriented System)からPOS(Patient Oriented System)への転換と要約して表現されるように,患者さん主体の医療をさらに前進させることにある.
 本書では,このパラダイムシフトを第1章の総論にしっかりと据えるとともに,将来を担う学生の教科書であることを重視し,全体的な構成,内容の選択,項目ごとのページ数のバランスに特別の注意を払った.また,同じ理由から,見やすく読みやすい内容となるよう良質の図表と簡潔な文章を心がけた.さらに,用語については,日本補綴歯科学会の『歯科補綴学専門用語集』(平成13年)を中心に一部改変したものを用いた.
 最後に,お忙しいなかご執筆いただいた全国のクラウンブリッジ担当の先生方に深甚なる謝意を表しますとともに,本書が,歯学生をはじめ一般臨床医にとって,最新のクラウンブリッジ補綴を実施するうえでの基本的理論と技術の習得に役立ち,またそれらを通して顎口腔系の健康の維持・増進に寄与することを強く切望いたします.
 2004年3月
 編集委員 石橋寛二 川添堯彬 川和忠治 福島俊士 矢谷博文

目次

第1章 総論
 I クラウンブリッジ補綴学の意義と目的(川添堯彬)
  A クラウンブリッジ補綴学の定義
   1.定義(クラウンブリッジとは) 2.意義
  B クラウンブリッジ治療の歴史
  C クラウンブリッジ治療と健康科学
   1.全身とのかかわり 2.顎口腔系とのかかわり 3.精神・心理的なかかわり
  D クラウンブリッジ治療の利益と不利益
   1.クラウンブリッジ治療による利益 2.クラウンブリッジ治療による不利益
  E クラウンブリッジ治療に関するEBM
 II 咬合・歯周組織の正常像と咬合・咀嚼障害
  A 咬合の原則(窪木拓男・水口 一)
   1.下顎位 2.下顎運動
  B 歯周組織と歯周病(吉江弘正・両角俊哉)
   1.歯周組織 2.歯周病の種類と症状 3.歯周病の治療 4.補綴歯科治療に際して考慮すべき項目
  C 咬合・咀嚼障害の病因と病態(川添堯彬)
   1.病因 2.歯質欠損による咬合・咀嚼障害の病態 3.少数歯欠損による咬合・咀嚼障害の病態
  D 主要症候(症状と徴候)
   1.症状 2.徴候
 III 診察と診断と感染予防
  A 医療面接と診察(川添堯彬・田中昌博)
   1.医療面接 2.診察 3.プロブレムリストの作成と初期計画の立案
  B 検査
   1.口腔検査 2.咬合検査 3.機能検査 4.模型検査 5.X線検査
  C 評価と診断
   1.顎機能,咬合の評価と臨床診断 2.支台歯の評価と臨床診断 3.治療計画の立案
  D 感染予防(越智守生・廣瀬由紀人)
   1.基本的な考え方 2.補綴歯科治療における感染対策 3.対象別対策
 IV 治療計画を左右する因子(矢谷博文)
  A 口腔内因子
   1.支台歯の状態 2.咬合に関する因子 3.顎堤の状態 4.審美性 5.口腔衛生(清掃)状態 6.口腔内感覚と構音 7.口腔内環境とリスクファクター
  B 全身的因子
   1.有病者・高齢者 2.他科処置との関連
  C 社会・心理的因子
   1.職業・役職 2.習癖・習慣 3.患者さんの受療条件
 V クラウンブリッジの要件(川和忠治・割田研司)
  A 生物学的要件
   1.支台歯の歯質に対して 2.歯髄に対して 3.歯周組織に対して 4.舌,口唇,頬粘膜に対して 5.筋,顎関節に対して 6.感覚について 7.自浄性,清掃性
  B 機能的要件
  C 機械的要件
  D 審美的要件
  E 材料学的要件
 VI クラウンの種類(福島俊士・中村善治)
  A 全部被覆冠
   1.全部金属冠 2.陶材焼付冠 3.レジン前装冠 4.オールセラミッククラウン 5.レジンジャケットクラウン
  B 部分被覆冠
   1.クラウン,クラウン 2.ピンレッジ 3.プロキシマルハーフクラウン 4.アンレー 5. クラウン 6.ラミネートベニア 7.接着ブリッジの支台装置
  C 継続歯
 VII ブリッジの種類と構成(石橋寛二)
  A ブリッジの臨床的意義
  B ブリッジの適応症
  C ブリッジの種類
   1.固定性ブリッジ 2.半固定性ブリッジ 3.可撤性ブリッジ
  D ブリッジの構成
   1.支台装置 2.ポンティック 3.連結部
 VIII ブリッジの設計(石橋寛二)
  A 支台歯の負担能力
  B 欠損歯数と支台歯数
  C 支台装置の選択
  D 咬合と咬合圧負担
  E ポンティック基底面形態
   1.ポンティック基底面に求められる要件 2.形態的特徴による分類 3.補綴部位による分類
  F ブリッジの連結法
   1.連結部の要件 2.種類と特徴
  G 延長ブリッジ(遊離端ブリッジ)
  H 材料の選択
 IX クラウンブリッジの経過(矢谷博文)
  A クラウンブリッジの生存率
   1.失敗分析研究 2.縦断研究 3.Kaplan-Meier法 4.メタ分析
  B 失敗のリスク因子
第2章 臨床操作1
 I インフォームドコンセント(山下秀一郎)
  A インフォームドコンセントの基本的な考え方
  B インフォームドコンセントの成立要件
   1.患者さんの同意能力 2.患者さんへの十分な説明 3.医療従事者の説明に対する患者さんの理解度 4.患者さんの自発的な同意
  C インフォームドコンセントを普及させるための工夫
  D 説明文書,同意文書の記載上の注意点
 II 前処置(藤澤政紀)
  A 予防的処置
  B 外科的処置
   1.抜歯 2.歯根尖切除術 3.ヘミセクション,トライセクション 4.歯根分離 5.小帯切除術 6.顎堤形成術
  C 保存的処置
   1.歯内療法 2.歯周治療
  D 矯正的処置
   1.整直(アップライティング) 2.正中離開の修正 3.ルートエクストルージョン 4.歯根の近接に対する処置
  E 補綴的処置
   1.術前の咬合調整 2.挺出歯への処置 3.暫間義歯
 III 支台歯形成(松村英雄・桟 淑行)
  A 支台歯形成の原則
   1.概説 2.支台歯形成と器具 3.支台歯形態
  B 全部金属冠のための支台歯形成
   1.咬合面形態 2.軸面形態 3.辺縁形態
  C 前装冠のための支台歯形成
   1.切縁・咬合面形態 2.軸面形態 3.辺縁形態
  D オールセラミッククラウンのための支台歯形成
   1.切縁・咬合面形態 2.軸面形態 3.辺縁形態
  E 部分被覆冠のための支台歯形成
   1.クラウン 2.クラウン 3.ピンレッジ 4.プロキシマルハーフクラウン 5.アンレー 6.ラミネートベニア 7.接着ブリッジの支台装置
 IV 支台築造(福島俊士・坪田有史)
  A 臨床的意義
  B 支台築造法
   1.成形材料による築造法 2.成形材料と既製ポストによる築造法 3.鋳造体による築造法
 V 印象採得(川和忠治・割田研司)
  A 印象材の種類
   1.シリコーンラバー印象材 2.ポリサルファイドラバー印象材 3.ポリエーテルラバー印象材 4.寒天印象材 5.アルジネート印象材
  B 印象用器材
   1.トレー 2.シリンジ 3.レンツロ,スクリューバー 4.コンディショナー
  C 印象の前準備(歯肉圧排)
   1.機械的圧排法 2.機械的・化学的圧排法 3.外科的圧排法
  D 印象法
   1.印象法の種類 2.各種印象材による印象法
  E 印象採得後の処理(固定と消毒)
 VI プロビジョナルレストレーション(木本克彦)
  A 臨床的意義
  B 種類
  C 製作方法
   1.既製プラスチッククラウン応用法(直接法) 2.即時重合レジン応用法
  D 試適,仮着
  E 仮着用セメントの種類
   1.ユージノール系セメント 2.非ユージノール系セメント 3.カルボキシレート系セメント
 VII 顎間関係の記録(咬合採得)(伊藤 裕)
  A 咬合関係の決定と記録
   1.咬頭嵌合位の決定 2.咬頭嵌合位の記録
  B 頭蓋に対する上顎歯列の三次元的位置関係の記録
   1.基準点 2.フェイスボウトランスファー
  C 咬合器の顆路を決定するための偏心咬合位の記録
   1.チェックバイト法 2.パントグラフ法 3.チューイン法
 VIII 口腔内情報の記録(石橋寛二)
  A 色調の選択と伝達
   1.色調の評価法 2.色を数値化することの意義 3.色調の表示法 4.色調の伝達方法
  B 歯の位置および形態の記録
   1.研究用模型 2.口腔内写真
  C ろう付けのための記録
第3章 技工操作
 I 作業模型の製作(嶋倉道郎・鎌田政善)
  A 構成と要件
   1.作業模型の構成 2.作業模型の要件
  B 模型材の種類
   1.石膏系模型材 2.レジン系模型材
  C 作業模型の種類と関連器具
   1.歯型可撤式作業模型 2.副歯型式作業模型 3.歯型固着式作業模型
  D 歯型の修正
  E 咬合器の種類と選択
   1.咬合器の種類 2.咬合器の選択基準
  F 咬合器装着
   1.上顎模型の装着 2.下顎模型の装着
  G 咬合器の調節
   1.顆路角の調節 2.切歯路角の調節
 II ろう型形成(ワックスパターン形成)
  A ろう型の要件(三浦宏之)
   1.咬合面 2.頬舌面 3.隣接面 4.歯頸部辺縁
  B インレーワックスの種類と取り扱い
  C ろう型形成の種類
   1.盛り上げ法 2.浸漬法 3.圧接法 4.ドロップオンテクニック
  D ろう型形成の実際(盛り上げ法)
   1.全部金属冠(全部鋳造冠) 2.前装冠 3.ポンティック 4.その他
  E FGPテクニック(佐藤 亨)
   1.臨床的意義 2.特徴および適応症 3.術式
 III 埋没・鋳造・熱処理・研磨(木村幸平・依田正信)
  A 埋没材の種類
   1.埋没材の所要性質 2.埋没材の種類
  B 埋没法
   1.埋没前準備 2.埋没材の練和と注入 3.埋没材の加熱前準備 4.埋没材の加熱
  C 鋳造用金属
   1.鋳造用金属の所要性質 2.鋳造用金属の種類 3.金属の溶解時の注意 4.溶剤(フラックス) 5.鋳造法
  D 鋳造収縮の補償
  E 鋳造欠陥
  F 鋳造後処理
  G 熱処理
  H 金属の研磨
 IV 連結法(上田康夫・大畑 昇)
  A 固定性連結
   1.一塊鋳造法(ワンピースキャスト法) 2.CAD/CAM法 3.ろう付け法 4.溶接法 5.鋳接法
  B 半固定性連結
  C 可撤性連結
 V 陶材焼付冠(新谷明喜)
  A 臨床的意義
   1.名称の由来 2.臨床的位置づけ
  B 適応症と禁忌症
   1.適応症 2.禁忌症
  C 陶材と金属の結合
   1.焼付用陶材 2.焼付用金属 3.金属と陶材の結合機序
  D 製作法
   1.メタルコーピングの設計 2.メタルコーピングの前処理 3.陶材の築盛および焼成 4.グレージングおよびステイニング 5.前ろう付け法と後ろう付け法
 VI レジン前装冠(熱田 充・田上直美)
  A 臨床的意義
   1.利点 2.欠点
  B 適応症
  C レジンと金属の結合
   1.前装用レジン,前装用コンポジットレジン 2.結合様式
  D 製作法
   1.メタルコーピングの前処理 2.前装用レジンの築盛 3.前装用レジンの重合 4.仕上げ・研磨
 VII オールセラミック修復(矢谷博文・中村隆志)
  A 臨床的意義
  B 適応症と禁忌症
  C 製作法
   1.耐火模型を用いるシステム 2.ロストワックス法を用いるシステム 3.機械切削を用いるシステム
  D ラミネートベニア
 VIII ハイブリッド型コンポジットレジン(田中卓男)
  A 臨床的意義
  B 適応症
   1.前装用途における適応症 2.メタルフリー用途における適応症
  C ハイブリッド型コンポジットレジンの種類
  D 製作法
 IX 接着ブリッジ(矢谷博文)
  A 接着ブリッジの歴史
  B 基本デザイン
   1.支台歯形成の一般原則 2.前歯接着ブリッジの基本デザイン 3.臼歯接着ブリッジの基本デザイン
  C 臨床的意義
  D 適応症
   1.脱離・脱落に対するリスク 2.適応症と禁忌症
  E 製作法
   1.支台装置デザインの決定 2.前歯接着ブリッジ 3.臼歯接着ブリッジ
 X 口腔インプラント支台のクラウンブリッジ
  A 口腔インプラントとは(渡邉文彦)
   1.口腔インプラントの構造 2.口腔インプラント治療の選択基準(適応症と禁忌症) 3.口腔インプラント治療の成功基準
  B 口腔インプラント治療の流れ
   1.診察・検査・診断 2.治療計画の立案 3.治療計画の説明 4.術前処置 5.口腔インプラント治療
  C 口腔インプラントによる補綴歯科治療(細川隆司)
   1.口腔インプラント上部構造体の種類 2.口腔インプラント補綴装置の選択基準 3.治療期間の短縮に向けて 4.コンピュータの応用
第4章 臨床操作2
 I 口腔内試適と装着
  A 試適(坂東永一)
   1.口腔内試適前の点検 2.隣接歯間関係の調整 3.適合状態の確認 4.咬合調整
  B 仮着
  C 合着と接着(會田雅啓)
  D セメントの種類
   1.グラスアイオノマーセメント 2.レジン添加型グラスアイオノマーセメント 3.接着性レジンセメント 4.カルボキシレートセメント 5.リン酸亜鉛セメント 6.酸化亜鉛ユージノールセメント
 II 術後管理(濱田泰三・貞森紳丞)
  A 術後管理の重要性
  B ホームケアとプラークコントロール
  C リコール
   1.プロフェッショナルケア 2.リコールの間隔 3.リコールにおける検査項目
  D インプラントの術後管理
 III 装着後に発生する問題とその対応(寺田善博・冲本公繪)
  A 支台装置
   1.脱落 2.破損 3.咬耗
  B 支台歯
   1.二次齲蝕 2.歯根破折
  C 歯周組織
   1.辺縁歯肉の退縮 2.歯周疾患の著しい進行
第5章 歯周疾患・顎機能障害患者におけるクラウンブリッジ補綴
 I 歯周疾患に罹患した歯列のクラウンブリッジ(倉知正和)
  A 歯周疾患に罹患した歯列に対する治療計画
  B クラウンブリッジ補綴前の歯周治療
  C プロビジョナルレストレーション
  D 歯周組織に配慮したクラウンブリッジ
   1.支台歯形成のフィニッシュラインの位置と形態 2.歯冠形態 3.歯間空隙(下部鼓形空隙) 4.連結固定
  E 術後管理
 II 顎機能障害患者におけるクラウンブリッジ補綴(佐藤博信)
  A 顎機能障害の定義
  B 病態と病因
   1.主要症状と随伴症状 2.疫学 3.病因
  C 検査と診断
   1.医療面接と診察 2.顎機能障害の診断
  D 治療法
   1.一般的治療方針 2.治療法の分類 3.治療法のなかでの咬合治療の位置づけ 4.不適切なクラウンブリッジ治療の問題

 コラム1「全部鋳造冠の名称変更」
 コラム2「中心位について」
 コラム3「作業模型の分類について」
 コラム4「マージンとフィニッシュライン」
 コラム5「プロビジョナルレストレーション」
 コラム6「陶材によるクラウンの製作法の変遷─ポーセレンジャケットクラウンからオールセラミッククラウンへ─」
 覚えておくべき英文表記
 索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編者略歴】
石橋寛二【いしばしかんじ】
 1970年 日本大学歯学部卒業
 1980年 岩手医科大学歯学部教授,現在に至る
川添堯彬【かわぞえたかよし】
 1966年 大阪歯科大学卒業
 1970年 大阪歯科大学大学院修了
 1982年 大阪歯科大学教授,現在に至る
川和忠治【かわわただはる】
 1967年 東京医科歯科大学歯学部卒業
 1982年 昭和大学歯学部教授
 2007年 昭和大学名誉教授,現在に至る
福島俊士【ふくしましゅんじ】
 1968年 東京医科歯科大学卒業
 1972年 東京医科歯科大学大学院修了
 1993年 鶴見大学歯学部教授,現在に至る
三浦宏之【みうらひろゆき】
 1980年 東京医科歯科大学歯学部卒業
 1986年 東京医科歯科大学大学院修了
 1999年 東京医科歯科大学歯学部教授
 2000年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授,現在に至る
矢谷博文【やたにひろふみ】
 1980年 大阪大学歯学部卒業
 1984年 広島大学大学院単位修得退学
 2000年 岡山大学歯学部教授
 2001年 岡山大学大学院医歯学総合研究科教授
 2003年 大阪大学大学院歯学研究科教授,現在に至る