やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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フローチャート式 歯科医のための救急処置マニュアル 第4版
一次救命処置ガイドライン2010・高血圧治療ガイドライン2014準拠 DVDビデオ付

発行時参考価格 6,900円
  • 総頁数:176頁 / 2色
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2015年3月
  • ISBN978-4-263-44434-4
  • 注文コード:444340

「高血圧治療ガイドライン2014」の内容を盛り込んだ最新版
偶発症や事故発生! こんなときどうする? まさかのときに,あわてないための症状別対応マニュアル

内容紹介

偶発症や事故発生のときに,あわてないためのクリニック必置の症状別対応マニュアル.

◆「フローチャート」に従って頁をあければ,「そのとき」何をしたらよいか,“原因・症状・対処法”が一目でわかるようにまとめてあり,必要な救急処置のポイントや注意事項を,すばやく,的確に把握することができます.解説は簡潔・平易.
◆偶発症を未然に防ぐために,高齢者や有病者,全身疾患が疑われる患者さんの歯科治療時のポイントについても記述しています.
◆付録のDVDビデオ(約25分)には,偶発症が発生した場合に適切な対応を迅速に行えるよう,一次救命処置を動画で収録.書籍の写真とあわせて確実にノウハウを学ぶことができます.
◆改訂にあたり「高血圧治療ガイドライン2014 」に準拠した「高血圧患者の見方」の項を設けて詳述しました.

本書のパンフレットはこちら(PDFファイル 約925KB)

序文

はじめに
 万が一,治療中の患者さんが突然,不調を訴えたり,意識をなくしてしまったらどうしますか?
 高齢化社会(65歳以上が3,186万人,総人口の約25%)に伴い,歯科医療の現場においても治療中やその前後に医療事故が起こる危険性が増加しています.一般的には問診票の記入,バイタルサインの測定などにより偶発症の大半は予防できるといわれていますが,治療前に待合室で,あるいは治療待ちのチェア上で患者さんが意識をなくしてしまったり,心停止状態になった事例も報告されています.
 予期せぬアクシデントに直面した際,医師の応援を要請したり,救急車などの出動を要請することも重要ですが,救急車の到着を待つ間,歯科医師だけでなくその場にいるすべてのスタッフが,目の前の患者さんに適切な救命処置や救急処置を行うことが求められています.
 2007年4月に医療法が改正され,われわれに課せられた義務と責任がより明確に,より厳しくなりました.
 しかし,日頃からトレーニングを繰り返し行っていたとしても,実際に目の前の患者さんの全身状態が急変したとき,落ち着いてバイタルサインを測定して,的確に対応するということは容易ではありません.
 そこで本書では,まず症状別にフローチャートを示し,それぞれの対処法が書かれている「I.症状からみた対処法」,「II.救命処置」のページをすぐに開けるよう工夫し,「そのとき」何をしたらよいかを,ひと目でわかるように原因,症状,対処法に分けてまとめました.特に一次救命処置は,2010年に改定されたことから,より詳しく解説しています.
 さらに,「III.偶発症予防のためにできること」では,そもそも偶発症が起こらないようにするために,日頃からどのようなことに気をつけて治療すればよいか,問診(医療面接)や対診(照会)のポイントからバイタルサインの見方と評価方法までを,わかりやすく示しました.また,付録のDVDを活用していただくことで,よりいっそう実践的な対応が可能になると思います.
 そして第4版においては,高血圧治療ガイドライン2014に準拠し,「高血圧患者の見方」について項を設けて詳述しました.
 さまざまな配慮を必要とする有病者・高齢者に対して,一人でも多くの歯科医師およびスタッフが,医療人として安心・安全な歯科医療を行えるよう,本書を存分に活用していただきたいと思います.
 2015年3月
 見﨑 徹
 伊東隆利
 渋谷 鑛

目次

 はじめに
 症状からみたフローチャート
I.症状からみた対処法
 循環器
  1 血圧が急激に上昇したら
  2 血圧が急激に低下したら
  3 頻脈がみられたら
  4 徐脈になったら
  5 不整脈に気づいたら
  6 胸痛や胸部不快感を訴えたら
 脳・神経
  7 患者の応答が鈍くなってきたら(意識レベルの低下・意識喪失)
  8 頭痛を訴えたら
  9 吐き気を訴えたり,嘔吐したら
  10 けいれんが起こったら
  11 手足のしびれ・麻痺がみられたら
 呼吸器
  12 呼吸の異常がみられたら(呼吸困難,窒息感,呼吸抑制)
  13 チアノーゼがみられたら
  14 気管・食道に異物が落ちたら
  15 ぜんそく(気管支喘息)発作がみられたら
 その他
  16 四肢冷感・冷汗がみられたら
  17 アレルギーが疑われたら
  18 アナフィラキシーが疑われたら
  19 出血が止まらなくなったら
  20 興奮がみられたら
  21 浮腫・気腫がみられたら
  22 高血糖・低血糖が疑われたら
  23 ビスフォスフォネート製剤を服用している患者の抜歯をすることになったら
II.救命処置
 一次救命処置(BLS)のフローチャート
  意識・呼吸の確認
  胸骨圧迫
  気道確保
  人工呼吸
  AEDによる除細動
  小児(1~8歳)の心停止時の対応
  蘇生後のケア
  バイタルサインの測定
  自発呼吸が確認できる場合
  救急薬剤の投与
III.偶発症予防のためにできること
 1 安全な歯科治療のための提案
 2 問診(医療面接)のポイント
 3 内科(主治医)対診のポイント
 4 カルテ開示を求められた際の対応
 5 訪問歯科診療を安全に行うためのポイント
 6 バイタルサインの見方と評価
  1 血圧
  2 脈拍
  3 動脈血酸素飽和度
  4 呼吸
 7 高血圧患者の見方
 コラム
  安全・快適な医療提供のための笑気(亜酸化窒素:N2O)吸入鎮静法
  tPA:組織型プラスミノーゲン活性化因子
  知覚過敏,錯知覚(錯感覚)
  加齢による四肢の冷感
  汗もいろいろ―精神性発汗と基礎発汗
  静脈注射用抗菌薬の皮内反応試験
  コアグチェック(R)X5
  AED充電中の胸骨圧迫について

 付表「抗血栓薬の一覧(抜粋)」 文献 索引
 付録 一次救命処置ガイドライン2010準拠DVDビデオ
  第一部 全身管理法と救急処置
  第二部 気道異物の除去法
  第三部 心停止時の対処法

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編者略歴】
見﨑 徹【みさきとおる】
 1975年 日本大学歯学部卒業
 2009年 日本大学准教授(歯学部歯科麻酔学講座)
 役職等 日本歯科麻酔学会認定医・専門医・指導医
     日本歯科麻酔学会代議員
     日本歯科心身医学会理事・評議員
     日本歯科薬物療法学会・評議員
     日本有病者歯科医療学会理事・評議員
     日本障害者歯科学会評議員
     日本歯科医史学会理事・評議員
伊東隆利【いとうたかとし】
 1968年 日本大学歯学部卒業
 1972年 鹿児島大学大学院医学研究科修了
 1975年 鹿児島大学医学部講師(歯科口腔外科学講座)
 2009年 医療法人伊東会 伊東歯科口腔病院理事長(熊本市)
 役職等 日本有病者歯科医療学会指導医・認定医
     日本口腔外科学会指導医・専門医
     日本歯周病学会指導医・専門医
     日本口腔インプラント学会指導医・専門医
渋谷 鑛【しぶたにこう】
 1979年 日本大学松戸歯学部卒業
 1996年 日本大学教授松戸歯学部(麻酔学教室)
 2012年 日本大学教授松戸歯学部(歯科麻酔学講座)
 2013年 日本大学松戸歯学部学部長
 役職等 日本歯科麻酔学会認定医・指導医・専門医
     日本歯科麻酔学会代議員
     日本歯科医史学会理事長

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見﨑徹・伊東隆利・渋谷鑛 編/吉武博美・岸田剛・卯田昭夫・岡俊一・高田耕司・内田琢也・関野麗子・北山稔恭・田子智晴・里見ひとみ・廣瀬倫也・森陽子・別部智司・松﨑哲・中島博・岡田とし江・大橋瑞己・冬木俊春・金博和 執筆