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新ボディダイナミクス入門 片麻痺者の歩行と短下肢装具
Web動画付

定価 6,600円 (本体 6,000円+税10%)
  • 総頁数:156頁 / 2色
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2018年9月
  • ISBN978-4-263-26571-0
  • 注文コード:265710

ロングセラー好評書がWeb動画付き新版で刊行!

内容紹介

●ロングセラー書として評価を得てきた『ボディダイナミクス入門』3部作を時代に合わせて再構成し,新ボディダイナミクス入門,『立ち上がりと歩行の分析』『片麻痺者の歩行と短下肢装具』の2部作へとリニューアル.
●『片麻痺者の歩行と短下肢装具』では、片麻痺者の歩行中の身体運動について実際に計測したデータを駆使しながら,片麻痺者の歩行に共通する身体動作分析に必要な力学的知識を易しく解説.さらに片麻痺者の歩行補助として数多く使用される短下肢装具について,その力学的意味と装具が片麻痺者の歩行に及ぼす影響について丁寧に解説.
●従来の付録CD-ROM から,活用の幅が広がるWeb 動画へとバージョンアップ!
●姉妹書『新ボディダイナミクス入門 立ち上がりと歩行の分析』との併読で理解が深まる!

序文

まえがき
 リハビリテーションの分野では,脳血管障害後遺症による片麻痺者の機能回復が大きな課題です.ボディダイナミクス入門シリーズでは,第1集「立ち上がり動作の分析」,第2集「歩き始めと歩行の分析」で,力学的視点から健常者の動きを解説し,第3集で初めて身体に障害のある方の動きとして片麻痺者の歩行を取り上げました.
 本シリーズでは第1集,第2集ともに1人の方の動きを細かく分析して解説するというスタイルをとってきましたが,このたび「立ち上がり動作」と「歩行の分析」を1冊にまとめ,シリーズのリニューアルをはかりました.
 本書では片麻痺者の歩行中の身体運動について詳しく解説しています.片麻痺者の歩行は個人差がたいへん大きいため,1人の方の動きの分析だけでは十分な解説ができないのではないかと考えましたが,実際にデータを計測して分析してみると,1人の方の動きのなかに片麻痺者の歩行に共通した多くの特徴を見つけることができました.
 骨盤や体幹の動き,矢状面以外の身体の動きについては十分な分析がなされていません.また,第II部で扱った短下肢装具では,装具の種類による歩行への影響について十分な解説ができなかった反省点があります.しかし,本書で解説した内容を理解することによって,片麻痺者の歩行の本質がある程度見えてくるのではないかと思っています.
 歩行を正しく理解することによって,よりよい治療の方策が得られると考えます.本書が片麻痺の障害をおもちの方のリハビリテーションに少しでも役立つことを願っています.
 本書の発刊に際しては多くの方のお世話になりました.Aさんにはビデオ画像を含めて本書に掲載されることのご承諾をいただいております.計測にあたっては,元横浜市立脳血管医療センター(現横浜市立脳卒中・神経脊椎センター)リハビリテーション部長・佐鹿博信先生にたいへんお世話になりました.歩行計測とビデオ撮影の際には,横浜市立脳血管医療センター(現 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター)三次元動作解析クリニックの皆様にご協力いただきました.本書付録のCG動画は,3次元動作分析システムVICON用に開発されたPolygonソフトウェアを使用して作成したものを元にしました.本書のイラストは,元 国際医療福祉大学理学療法学科の勝平純司氏(現 新潟医療福祉大学義肢装具自立支援学科)にご協力いただきました.これらの方々に対し,ここに感謝の意を表します.
 2018年9月
 山本澄子 江原義弘
 萩原章由 溝部朋文

目次

 まえがき
 本書の読み方―付録Web動画について
第I部 片麻痺者の歩行
1.ビデオでみてみましょう
2.マーカー貼布位置と関節中心点の推定
3.立位
4.歩行の基本データ
5.重心の動き
6.床反力
 1 床反力ベクトルの動き
 2 床反力上下方向成分
 3 床反力前後方向成分
 4 床反力左右方向成分
 5 床反力作用点
7.身体の動き
 1 下肢関節角度
 2 体幹の動き
 3 身体全体の動き
8.関節モーメント
 1 関節モーメントとは何か
 2 立位時の関節モーメント
 3 歩行中の床反力ベクトルと関節の位置関係
 4 下肢関節モーメント
 5 体幹に加わるモーメント
9.関節モーメントのパワー
 1 関節モーメントのパワーとは
 2 健常歩行中のパワー
 3 片麻痺者の歩行中のパワー
10.片麻痺者の歩行の特徴
 1 麻痺側の立脚初期
 2 麻痺側の立脚中期
 3 麻痺側の立脚後期
 4 麻痺側の遊脚期
第II部 短下肢装具を使用した歩行
1.短下肢装具の機能
 1 足関節まわりの筋の働き
 2 短下肢装具の機能分類
 3 歩行中の短下肢装具の働き
2.装具なし歩行と装具歩行
 1 ビデオでみてみましょう
 2 歩行の基本データ
 3 麻痺側の立脚初期
 4 麻痺側の立脚中期
 5 麻痺側の立脚後期
 6 麻痺側の遊脚期
 7 体幹の動き
 8 短下肢装具による歩行の改善
3.他の短下肢装具との比較
 1 使用した短下肢装具
 2 ビデオでみてみましょう
 3 歩行の基本データ
 4 2つの短下肢装具による歩行の比較
 5 短下肢装具による背屈制動の意味
4.短下肢装具の機能を使用者に合わせるために

 付録:マーカー位置から下肢関節中心位置を推定する方法
 索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
山本澄子【やまもとすみこ】
 1974年 慶應義塾大学工学部卒業
 1976年 慶應義塾大学大学院工学研究科修士課程修了
 1976年 東京都補装具研究所研究員
 1985年 工学博士号取得(慶應義塾大学)
 1997年 東京都福祉機器総合センター主任技術員
 1998年 東北大学大学院医学系研究科運動機能再建学分野助手
 1999年 同分野講師
 2000年 同分野助教授
 2001年 国際医療福祉大学大学院教授
江原義弘【えはらよしひろ】
 1972年 埼玉大学理工学部卒業
 1974年 神奈川県総合リハビリテーションセンター
 1994年 工学博士号取得(早稲田大学)
 2000年 神奈川県総合リハビリテーションセンターリハビリテーション工学研究室長
 2002年 帝京大学教授
 2004年 新潟医療福祉大学医療技術学部教授
 2005年 新潟医療福祉大学大学院教授
萩原章由【はぎわらあきよし】
 1988年 専門学校社会医学技術学院理学療法学科卒業
     横浜市立大学医学部附属病院
 1989年 横浜市立老人リハビリテーション友愛病院
 1990年 横浜市総合リハビリテーションセンター
 1992年 横浜市立港湾病院
 1994年 横浜市立大学医学部附属病院
 1999年 横浜市立脳血管医療センター(現 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター)
溝部朋文【みぞべともふみ】
 1998年 国立療養所箱根病院附属リハビリテーション学院理学療法学科卒業
     横浜市立大学医学部附属病院
 1999年 横浜市立脳血管医療センター(現 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター)

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