やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

管理栄養士国家試験 新全科の要点 2007

管理栄養士国家試験 新全科の要点 2007

(第1版第1刷:2006年8月1日発行)
修正・補足のお願い

この度は,上記書籍をご購入下さいまして誠にありがとうございました.
以下の箇所に関して修正・補足させて頂きたい文章がございます.お手数をお掛けしますが修正・補足をお願い申し上げます.

2006年10月24日更新

頁・行など

項目

誤植など

補足,修正文

扉裏・執筆者一覧

名前のルビー修正

たつぐち としえ

たつぐち かず

34頁 8-B 医療従事者

 

P診療放射線技師 P診療エックス線技師

129頁図2-1

1日分SV 主菜(肉,魚…)

5〜7つ

3〜5つ

129頁図2-1

1日分SV 牛乳・乳製品

5〜7つ

2つ

129頁図2-1

1日分SV 果物

5〜7つ

2つ

138頁

表の罫線修正

(誤)


(正)

196頁の欄外「第20回国試問題分析」の下から2行目

本文修正

吸収阻害による低カルシウム血症になり,甲状腺機能亢進症を引き起こし

吸収阻害による低カルシウム血症になり,甲状腺機能亢進症を引き起こし

285頁本文1行目

本文修正

 

・栄養アセスメントは臨床所見と主観的包括的評価(subjective global assessment:SGA),身体計測や血液生化学的検査などの客観的栄養評価(objective data assessment:ODA)により行う.

294頁4-D目的と適応疾患の1行目

本文修正

 

・静脈栄養とは、消化管機能やその使用が不能もしくは不十分な場合に適応となり、生体内に必要な栄養量全てまたは一部を経静脈的に強制投与することを目的に行われる

294頁4-D目的と適応疾患の2行目

本文修正

 

中心静脈栄養法(TPN)の適応疾患を(表4-1)に示す.

295頁表4-1

表題修正

 

表4-1 中心静脈栄養法(TPN)の適応疾患

295頁4-D中心静脈栄養と末梢静脈栄養の3行目

本文修正

 

・中心静脈栄養法(TPN): 中心静脈栄養法は内腔が大きく血流量の多い、大静脈へカテーテルを留置し、…

295頁4-D中心静脈栄養と末梢静脈栄養の11行目

本文修正

 

・1日に投与できるエネルギー量の限界が1,200kcal程度であり、投与栄養量に不足が生じるため、2週間以内に経口摂取可能と推測されるような短期間投与に適している.

295頁4-D輸液の種類と成分の5行目

本文修正

 

・PPN用輸液製剤:PPN用としては、10〜12%ブドウ糖加液と電解質を組み合わせた製剤,またそれに低濃度のアミノ酸を添加した製剤がある.

296頁4-D栄養補給量の算定方法の16行目

本文修正

 

・脂質投与量:脂質必要量は病態によって大きく異なるが、通常では20〜50g/day(180〜450kcal) 、0.5〜1.0g/kg/day程度で投与される場合が多い.

296頁4-D栄養補給に必要な用具の1行目

本文修正

 

・また、短期のTPNで用いるカテーテルには刺激の少ないポリウレタン、シリコンラバーカテーテルが、長期では皮下埋め込み式ポートなどが使用される.静脈栄養に必要な用具は全て滅菌処置されていることが原則となる.

297頁4-D静脈栄養の合併症の7行目

本文修正

 

・栄養素代謝上の合併症には,@血糖異常(高血糖、低血糖、ケトーシスなど),Aアミノ酸代謝異常(高アンモニア血症、高尿素窒素血症など),B脂質異常(必須脂肪酸欠乏症、総コレステロール低値など),C水・電解質代謝異常(浮腫、脱水、ナトリウム、カリウム、リン、マグネシウム値異常),D酸塩基平衡異常(代謝性アシドーシス、代謝性アルカローシス),E肝・胆道系異常(肝腫大、肝内胆汁うっ滞、脂肪肝など)がある.

297頁4-D在宅静脈栄養法(HPN)の全文

本文修正

 

・経口摂取、経腸栄養投与による栄養管理が不可能な患者に、中心静脈栄養法(TPN)を在宅で行う栄養療法である.家庭、学校、職場への復帰が可能となるため、患者QOL向上が見込まれる.
・実施条件としては医療保険上、原因疾患いかんにかかわらず、TPN以外に栄養維持が困難な者で、本人・家族が自槐の栄養管理を理解、希望し、当該医療を行うことが必要であると医師が認めた場合に施行される.
・適応疾患としては、@腸管大量切除症例(上腸間膜動脈血栓症、腸軸捻転、先天性腸
閉鎖症、壊死性腸炎、広範囲腸管無神経節症など),A腸管機能不全症例(悪性腫瘍<化学療法施行時>、炎症性腸疾患<クローン病など>、腸管運動障害<腸閉塞症など>、放射性腸炎、吸収不良症候群、難治性下痢症)があげられる

303頁9−B糖尿病の5行目

本文修正

判定できが

判定でき

303頁9−B糖尿病の6行目 本文修正 75g経口グルコース負荷試験(OGTT)は,早朝空腹時に行い,2時間値が140mg/dl以下を正常,140〜200mg/dlを 75g経口グルコース負荷試験(OGTT)は,早朝空腹時に行い,2時間値が140mg/dl未満を正常,140mg/dl以上200mg/dl未満
303頁9−B糖尿病の7行目 本文修正 血中ヘモグロビンA1Cは半減期が14〜17日のため,1〜2ヶ月間の血糖値を反映する. 血中ヘモグロビンA1Cは半減期が14〜17日のため,過去1〜2ヶ月間の血糖の平均濃度を反映する.
433頁の問題6の3 本文修正 加齢に伴う味覚閾値の低下により、高齢者の塩分摂取は多くなる傾向にある. 加齢に伴う味覚閾値の上昇により、高齢者の塩分摂取は多くなる傾向にある.

469頁の解答・解説6の3

本文修正

加齢に伴う味覚閾値の低下により、高齢者の塩分摂取は多くなる傾向にある.

味覚を司る味蕾は加齢と共に萎縮・減少し、味の感じ方が弱くなる(=味覚閾値が上昇する).特に塩味に対する感じ方の低下が著しい事が知られている.結果として高齢者の塩分摂取は多くなる傾向がある.

473頁の臨床栄養学の解答・解説4.のB,C

本文修正

 

(3) 亜鉛はフィチン酸塩と結合することで吸収率の低下が起こる.P450 3A4
1A2を誘導し多くの薬剤の尿中排泄量を増加させ、血中濃度を低下させる.

(4) 降圧利尿剤には、サイアザイド系利尿剤、ループ利尿剤、抗アルドステロン剤があり、尿細管に作用して電解質や水の再吸収抑制により尿量を増加させる.血圧降下作用は、循環血液の浸透圧および量の低下ノより起こる.