(第4版第3刷:2025年2月20日発行)
正誤表
この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正するとともに深くお詫び申し上げます.
2025年2月21日更新
頁 | 箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|---|
3 | 表1-1-1 左下段2行目 | 許容する | 許容される |
11 | 5行目 | 状態について | 把握では |
12 | 6行目 | 即時の負荷 | 即時の荷重 |
20 | 表1-2-3 上部構造 | 【2.可撤性上部構造 に追加】 | 3)インプラント体に装着したクラウンを支台とするパーシャルデンチャー |
51 | 下から17行目 | 硬口蓋においても | 硬口蓋も |
69 | 12行目 | しかし,e-PTFE 膜は歯科での供給が絶え,チタンで補強されたものも含め,現在あまり使用されていない. | e-PTFE 膜が一般的であり,チタンで補強されたものもある. |
71 | 表3-1-1 中列下段 | 理想的な上部構造 | 理想的な補綴装置 |
71 | 表3-1-1 右列下段 | 外科主導型,補綴主導型治療に加えて | 補綴装置の設計やオッセオインテグレーションの獲得だけでなく |
75 | 表3-3-1 左列中段 | ●骨粗鬆症 | 【削除】 |
84 | 下から6行目 | 外科処置時や | 外科処置や |
106 | 図3-5-1 | 要件: | 条件: |
114 | 下から3行目 | ネガティブな要件 | ネガティブな条件 |
154 | 表5-2-6 左列下段 | ●組織浸透性が局所麻酔薬中で最も高い. | ●組織浸透性が高い. |
212 | 図5-3-42 図説 | (76543|567 欠損) | (76543|67 欠損) |
223 | 13行目 | フレームワークは鋳造による金合金製かCAD/CAM によるジルコニア製かチタン製とする.金合金製では口腔内で不適合が明らかになったとしても,切断・ろう着することで対応できるが,ジルコニア製やチタン製では切断・ろう着ができない.そのため作業用模型上でのインプラント体の位置関係が正確であることが重要となる. 作業用模型上でアバットメントに連結固定可能な咬合床を製作し,口腔内で固定した後,咬合採得用シリコーンゴム材料を用いて中心咬合位で咬合採得を行う.複数歯欠損では残存歯の咬合支持を参考にするが,多数歯欠損や無歯顎では全部床義歯の咬合採得に準じる. 次に,上部構造のフレームワークを製作し,口腔内に試適する.フレームワークの種類としては鋳造による金合金製かCAD/CAM によるジルコニア製かチタン製が使用される.インプラント支持ブリッジの咬合は,ミューチュアリープロテクテッドオクルージョンが推奨されている. |
次に,作業用模型上でアバットメントに連結固定可能な咬合床を製作し,口腔内で固定した後,咬合採得用シリコーンゴム材料を用いて中心咬合位で咬合採得を行う.複数歯欠損では残存歯の咬合支持を参考にするが,多数歯欠損や無歯顎では全部床義歯の咬合採得に準じる. その後,上部構造のフレームワークを製作し,口腔内に試適する.フレームワークは鋳造による金合金製かCAD/CAM によるジルコニア製かチタン製とする.金合金製では口腔内で不適合が明らかになったとしても,切断・ろう着することで対応できるが,ジルコニア製やチタン製では切断・ろう着ができない.そのため作業用模型上でのインプラント体の位置関係が正確であることが重要となる.インプラント支持ブリッジの咬合は,ミューチュアリープロテクテッドオクルージョンが推奨されている. |
264 | 5行目 | 2N(200gf) | 0.2〜2N(約20〜200gf) |
274 | 4行目 | リコールを行い検査し | リコール検査し |
275 | 1行目 | 固定性上部構造を可撤性に変更することも考慮する. | 上部構造の変更や患者家族,介護者への指導も検討する. |
277 | 図7-2,3 図タイトル | 【引用元追加】 | (みかみ歯科・矯正歯科医院 三上 格先生のご厚意による) |
280 | 下から13行目 | 動揺を生じるので認知できる | 動揺で認知できる |
280 | 下から4行目 | セメント固定式上部構造では仮着用セメントがよく用いられる.しかしながらこのセメントの維持力は, | セメント固定式上部構造に仮着用セメントが用いられることがある.しかしながら仮着セメントの維持力は, |
280 | 下から2行目 | さらに,上部構造は歯冠大の大きさであるため,不測の脱離は誤飲や誤嚥につながるおそれもあり,注意が必要である. | 上部構造の不測の脱離は誤飲や誤嚥につながるおそれもあり,十分な注意が必要である. |
289 | 12行目 | 軟らかい場合に, | 軟らかい場合, |
(第4版第1刷:2023年2月20日発行)
正誤表
この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
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2024年2月5日更新
頁 | 箇所 | 誤 | 正 |
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106 | 下から1行目 | 歯周外科 | 歯周病科 |
110 | 図3-5-7 | 小林ら | 小村ら |
157 | 8行目 | 骨穿孔 | 骨外穿孔 |
頁 | 箇所 | 1刷 | 2刷 |
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2 | 下から8行目 | スクリューあるいは | スクリューや |
3 | 下から11行目 | 十分に議論 | ほとんど議論 |
6 | 8行目 | していて歯根膜はない | していて周囲に歯根膜はない |
6 | 下から12行目 | カントゥアはより | カントゥアをより |
9 | 下から10行目 | 進めることが多い | 進めることも多い |
14 | 10行目 | インプラントを支台とするオーバーデンチャー(部分床義歯と全部床義歯)に分類できる(図1-2-2). | 部分歯列欠損におけるインプラントを支台とするインプラントパーシャルデンチャー(インプラント体に装着したクラウンを支台とするパーシャルデンチャーとインプラントパーシャルオーバーデンチャー),無歯顎におけるインプラントを支台とするインプラントオーバーデンチャーに分類できる(図1-2-2). |
16 | 4行目 | しかしながら, | しかし, |
16 | 5行目 | 比較については十分なエビデンスが | 比較について十分なエビデンスは |
17 | 下から13行目 | 維持にとっても不利である.ブラキシズムを有する患者に対しては, | 維持にも不利である.ブラキシズムを有する患者では, |
17 | 下から12行目 | 咬合負荷がコントロールできるよう | 咬合負荷をコントロールするよう |
32 | 図2-1-1 | B:骨伝導期.線維芽細胞と〜 C:・・・ D:骨再構築期.幼若な線維状骨から緻密骨へのリモデリングが生じる.〜 |
B:骨伝導期.骨芽細胞,線維芽細胞と〜 C:・・・ D:骨再構築期.幼若な線維状骨から層板骨への変換が生じる.〜 |
35 | 1行目 | さらに,骨リモデリングにより,インプラント周囲の骨は同心円状を呈した | さらに,インプラント周囲の骨は同心円状の層板構造を呈した |
35 | 2行目 | 緻密骨となる | 緻密骨と変換する |
51 | 下から5行目 | 口腔側の上皮が角化・錯角化している | 口腔側の上皮が角化(正角化,多くは錯角化)している |
51 | 下から3行目 | 上皮も角化・錯角化 | 上皮も同様に正角化・錯角化 |
84 | コラム2 | 骨吸収抑制薬関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー 2016 ビスフォスフォネート(BP)やデノスマブは破骨細胞を抑制することにより骨吸収を阻害する薬剤で,骨転移を有するがん患者および骨粗鬆症患者の治療に広く用いられている.これらの薬剤投与により生じる骨吸収抑制薬関連顎骨壊死は,ARONJ とよばれている. インプラントに関しては,BP 治療開始前に埋入し,十分な口腔管理が行われている場合,インプラントは顎骨壊死発生のリスクファクターとはなりにくいが,BP 治療中あるいは治療後に装着したインプラントはリスクファクターとなる確率が高いとされている.デノスマブ治療患者でのインプラントとARONJ 発生との関連は,いまだ不明である. 以上より,骨吸収抑制薬で治療中のがん患者へのインプラント埋入は避けるのが適切と思われる.一方,骨粗鬆症患者の場合は医科・歯科連携により十分協議したうえでインプラント治療を進めるか否かを決定する. |
薬剤関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023 ビスホスホネート(BP)やデノスマブ(Dmab)は骨吸収抑制薬(ARA)であり,骨転移を有する癌患者および骨粗鬆症患者の治療に広く用いられている.これらの薬剤投与により顎骨壊死が生じる事例があることが知られているが,近年,ほかの薬剤でも同様な報告があり,これらは合わせてMRONJ(medication-related osteonecrosis of the jaw)とよばれるようになった. 歯科口腔外科手術に際する低容量ARAの予防的休薬の是非に関しては不明であるが,BP製剤は長期投与により顎骨壊死のリスクが増加するため,3年以上投与されている患者では休薬を考える余地がある.一方,Dmab製剤は中止しないことが望ましいとされているが,最終投与後4か月頃の外科処置がよい可能性がある. 現時点では,低容量ARA投与中の患者にインプラント埋入手術を行ってはならないという根拠はないが,他のリスク因子を有している場合はインプラント以外の代替療法を検討すべきである.また,高容量ARA投与中の患者にはインプラント埋入手術は避けるべきと考えられている.すでにインプラント治療が行われている患者に関しては,インプラント周囲炎などの感染性疾患がMRONJの明確なリスク因子となるため,メインテナンスが重要であることはいうまでもない. |
84 | 3行目 | 歯科治療を契機とした骨吸収抑制薬関連顎骨壊死 anti-resorptive agents-related osteonecrosis of the jaw(ARONJ)については | 歯科治療を契機とした薬剤関連顎骨壊死 medication-related osteonecrosis of the jaw(MRONJ)については |
88 | 1行目 | 4)欠損状態の診察と検査 | 4)欠損部顎堤・顎堤粘膜の診察と検査 |
110 | 表3-5-2 | 上部構造の設計で考慮すべき要素 | 治療計画の際に考慮すべき要素 |
110 | 表3-5-2 | 上部構造に反映できる要素 | 治療計画に反映できる要素 |
110 | 下から7行目 | 上部構造に反映できる | 治療計画に反映できる |
110 | 下から6行目 | 上部構造の設計を行うこと | 治療計画を行うこと |
111 | 下から6行目 | インプラントネック部の応力は | インプラントネック部の周囲骨に発生する応力は |
113 | 図3-5-12 図タイトル | インプラント体と天然歯の連結にみられる天然歯の沈下 | インプラント体と天然歯の半固定性連結にみられる天然歯の沈下 |
113 | 図3-5-13 | 発生している. | 発生する. |
152 | 下から5行目 | 循環モニタ | 簡易的な循環モニタ |
153 | 8行目 | より深い鎮静状態 | より確実な鎮静状態 |
156 | 5行目 | 必要に応じて基底部が広くなるよう縦切開を加える. | 必要に応じて縦切開を加える. |
160 | 下から6行目 | 術後の感染予防のため | 感染予防のため |
274 | 下から4行目 | ARONJ の発症はインプラント周囲炎と関連性があること3)や, | また薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の発症はインプラント周囲炎と関連性があること2,3)や, |
274 | 下から2行目 | ARONJ | MRONJ |
305 | 11行目 | 使用も提示する. | 使用も提示する(p.278参照). |
314 | 表9-1 | ● 75 歳以上の高齢者のうち583 万人(23.5%)が要介護状態である(厚生労働省:2019 年) ● 65 歳以上の高齢者のうち460 万人(15%)が認知症である(厚生労働省:2012 年) |
● 75 歳以上の高齢者のうち421万人(23.1%)が要介護状態である(内閣府高齢社会白書:2022 年) ● 65 歳以上の高齢者のうち602 万人(16.6%)が認知症である(厚生労働省:2022 年) |
319 | 2行目 | 歯科訪問診療 | 訪問歯科診療 |
328 | 11行目 | 2020 年におけるわが国の平均寿命は,男性で81.64 歳,女性で87.74 歳である. | 2022 年におけるわが国の平均寿命は,男性で81.05 歳,女性で87.09 歳である. |
328 | 18行目 | 最も多いのは65〜69 歳であり,次いで70〜74 歳である | 最も多いのは70〜74 歳であり,次いで80〜84 歳である |