やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

よくわかる口腔インプラント学 第4版

(第4版第1刷:2023年2月20日発行)

正誤表

 この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
 以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正するとともに深くお詫び申し上げます.

2024年2月5日更新

箇所
106 下から1行目 歯周外科 歯周
110 図3-5-7 小林ら
157 8行目 骨穿孔 穿孔

(第4版第2刷:2024年1月20日発行)

追加情報

2024年2月5日更新

箇所 1刷 2刷
2 下から8行目 スクリューあるいは スクリュー
3 下から11行目 十分に議論 ほとんど議論
6 8行目 していて歯根膜はない していて周囲に歯根膜はない
6 下から12行目 カントゥアはより カントゥアより
9 下から10行目 進めることが多い 進めること多い
14 10行目 インプラントを支台とするオーバーデンチャー(部分床義歯と全部床義歯)に分類できる(図1-2-2). 部分歯列欠損におけるインプラントを支台とするインプラントパーシャルデンチャー(インプラント体に装着したクラウンを支台とするパーシャルデンチャーとインプラントパーシャルオーバーデンチャー),無歯顎におけるインプラントを支台とするインプラントオーバーデンチャーに分類できる(図1-2-2).
16 4行目 しかしながら しかし,
16 5行目 比較について十分なエビデンスが 比較について十分なエビデンス
17 下から13行目 維持にとっても不利である.ブラキシズムを有する患者に対しては, 維持にも不利である.ブラキシズムを有する患者は,
17 下から12行目 咬合負荷がコントロールできるよう 咬合負荷コントロールるよう
32 図2-1-1 B:骨伝導期.線維芽細胞と〜
C:・・・
D:骨再構築期.幼若な線維状骨から緻密骨へのリモデリングが生じる.〜
B:骨伝導期.骨芽細胞,線維芽細胞と〜
C:・・・
D:骨再構築期.幼若な線維状骨から層板骨への変換が生じる.〜
35 1行目 さらに,骨リモデリングにより,インプラント周囲の骨は同心円状を呈した さらに,インプラント周囲の骨は同心円状の層板構造を呈した
35 2行目 緻密骨となる 緻密骨と変換す
51 下から5行目 口腔側の上皮が角化・錯角化している 口腔側の上皮が角化(正角化,多くは錯角化している
51 下から3行目 上皮も角化・錯角化 上皮も同様に正角化・錯角化
84 コラム2 骨吸収抑制薬関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー 2016
 ビスフォスフォネート(BP)やデノスマブは破骨細胞を抑制することにより骨吸収を阻害する薬剤で,骨転移を有するがん患者および骨粗鬆症患者の治療に広く用いられている.これらの薬剤投与により生じる骨吸収抑制薬関連顎骨壊死は,ARONJ とよばれている.
 インプラントに関しては,BP 治療開始前に埋入し,十分な口腔管理が行われている場合,インプラントは顎骨壊死発生のリスクファクターとはなりにくいが,BP 治療中あるいは治療後に装着したインプラントはリスクファクターとなる確率が高いとされている.デノスマブ治療患者でのインプラントとARONJ 発生との関連は,いまだ不明である.
 以上より,骨吸収抑制薬で治療中のがん患者へのインプラント埋入は避けるのが適切と思われる.一方,骨粗鬆症患者の場合は医科・歯科連携により十分協議したうえでインプラント治療を進めるか否かを決定する.
薬剤関連顎骨壊死の病態と管理:顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023
 ビスホスホネート(BP)やデノスマブ(Dmab)は骨吸収抑制薬(ARA)であり,骨転移を有する癌患者および骨粗鬆症患者の治療に広く用いられている.これらの薬剤投与により顎骨壊死が生じる事例があることが知られているが,近年,ほかの薬剤でも同様な報告があり,これらは合わせてMRONJ(medication-related osteonecrosis of the jaw)とよばれるようになった.
 歯科口腔外科手術に際する低容量ARAの予防的休薬の是非に関しては不明であるが,BP製剤は長期投与により顎骨壊死のリスクが増加するため,3年以上投与されている患者では休薬を考える余地がある.一方,Dmab製剤は中止しないことが望ましいとされているが,最終投与後4か月頃の外科処置がよい可能性がある.
 現時点では,低容量ARA投与中の患者にインプラント埋入手術を行ってはならないという根拠はないが,他のリスク因子を有している場合はインプラント以外の代替療法を検討すべきである.また,高容量ARA投与中の患者にはインプラント埋入手術は避けるべきと考えられている.すでにインプラント治療が行われている患者に関しては,インプラント周囲炎などの感染性疾患がMRONJの明確なリスク因子となるため,メインテナンスが重要であることはいうまでもない.
84 3行目 歯科治療を契機とした骨吸収抑制薬関連顎骨壊死 anti-resorptive agents-related osteonecrosis of the jaw(ARONJ)については 歯科治療を契機とした薬剤関連顎骨壊死 medication-related osteonecrosis of the jawMRONJ)については
88 1行目 4)欠損状態の診察と検査 4)欠損部顎堤・顎堤粘膜の診察と検査
110 表3-5-2 上部構造の設計で考慮すべき要素 治療計画の際に考慮すべき要素
110 表3-5-2 上部構造に反映できる要素 治療計画に反映できる要素
110 下から7行目 上部構造に反映できる 治療計画に反映できる
110 下から6行目 上部構造の設計を行うこと 治療計画を行うこと
111 下から6行目 インプラントネック部の応力は インプラントネック部の周囲骨に発生する応力は
113 図3-5-12 図タイトル インプラント体と天然歯の連結にみられる天然歯の沈下 インプラント体と天然歯の半固定性連結にみられる天然歯の沈下
113 図3-5-13 発生している. 発生る.
152 下から5行目 循環モニタ 簡易的な循環モニタ
153 8行目 より深い鎮静状態 より確実な鎮静状態
156 5行目 必要に応じて基底部が広くなるよう縦切開を加える. 必要に応じて縦切開を加える.
160 下から6行目 術後の感染予防のため 感染予防のため
274 下から4行目 ARONJ の発症はインプラント周囲炎と関連性があること3)や, また薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の発症はインプラント周囲炎と関連性があること2,3)や,
274 下から2行目 ARONJ MRONJ
305 11行目 使用も提示する. 使用も提示する(p.278参照)
314 表9-1 ● 75 歳以上の高齢者のうち583 万人(23.5%)が要介護状態である(厚生労働省:2019 年)
● 65 歳以上の高齢者のうち460 万人(15%)が認知症である(厚生労働省:2012 年)
● 75 歳以上の高齢者のうち421万人(23.1%)が要介護状態である(内閣府高齢社会白書2022 年)
● 65 歳以上の高齢者のうち602 万人(16.6%)が認知症である(厚生労働省:2022 年)
319 2行目 歯科訪問診療 訪問歯科診療
328 11行目 2020 年におけるわが国の平均寿命は,男性で81.64 歳,女性で87.74 歳である. 2022 年におけるわが国の平均寿命は,男性で81.05 歳,女性で87.09 歳である.
328 18行目 最も多いのは65〜69 歳であり,次いで70〜74 歳である 最も多いのは7074 歳であり,次いで8084 歳である