やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

口腔微生物学・免疫学 第5版

(第5版第1刷:2021年12月10日発行・第5版第2刷:2023年1月20日発行)

正誤表

 この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
 以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正するとともに深くお詫び申し上げます.

2024年1月9日更新

箇所
22 右カラム 下から4行目 カプソマー capsomer カプソメア capsomere
53 図1-6-1 図説 Ori:replication origin. ori:replication origin.
62 左段23行目 一般にβ-ラクタム系薬,アミノグリコシド系薬,ピリドンカルボン酸系薬は殺菌的,テトラサイクリン系薬,マクロライド系薬は静菌的に働く. 【削除】
64 表1-7-3 抗菌スペクトラム 抗菌スペクト
76 左段舌から13行目 抗微生物スペクトラム 抗微生物スペクト
76 右段11行目 微生物スペクトラム 微生物スペクト
77 表1-7-5 抗微生物スペクトラム 抗微生物スペクト
77 表1-7-5 狭域スペクトラム 狭域スペクト
77 右段7行目 抗微生物スペクトラム 抗微生物スペクト
104 左段下から1行目 antigen biding antigen binding
105 表2-4-1 体外分泌 粘膜や外分泌液中の濃度
106 左カラム下から7行目 軽鎖がV,D,C領域から〜 軽鎖がV,J,C領域から〜
106 右段14行目 Cλ3,Cλ1,Cα1, Cγ2,Cγ4 Cγ3,Cγ1,Cα1, Cγ2, Cγ4
107 右カラム3行目 抗体のL鎖の定常領域 抗体のH鎖の定常領域
113 左カラム8行目 超分子接着複合体 supramolecular adhesion complex 超分子活性化クラスター supramolecular activation cluster
113 左段12行目 central supramolecular adhesion complex central supramolecular activation cluster
113 左段15行目 peripheral supramolecular adhesion complex peripheral supramolecular activation cluster
123 図2-7-1 A 抑制シグナル(ACID) A 抑制シグナル(AICD
125 表2-7-2 疾患例V型 過敏性肺炎 【削除】
127 左カラム 下から6行目 が生体内に〜 が生体内に〜
212 表4-1-1 1884 G. V. Black 提唱 1898 G. V. Black 提唱
213 左段下から13行目 (1926〜) (1926〜2008
215 表4-2-3 Clostridium属をグラム陰性菌からグラム陽性菌に移動
230 右カラム 下から15行目 鞭毛,芽胞,莢膜をもたない. 鞭毛,芽胞をもたないが,莢膜をもつ.

(第5版第3刷:2024年1月20日発行)

追加情報

2023年1月9日更新

箇所 1,2刷 3刷
3 左段下から1行目 しかしながら しかし,
3 右段下から8行目 このようなHenle の見事な理論的考察は,Koch により初めて実験的に証明された. このようなHenle の見事な理論的考察(@〜B)は,Koch により初めて実験的に証明された(@〜C)
5 図1-1-6 ・2003 SARS コロナウイルス ・2003 SARS コロナウイルス1
23 図1-3-8 SARS コロナウイルス SARS コロナウイルス1
41 図1-4-4 図では,mRNA は下の一本鎖DNA を鋳型に合成される. mRNA は下の一本鎖DNA を鋳型に合成される.
41 右段8行目 細菌では転写された直後にmRNAの5′側がリボソームに結合することにより,翻訳は転写と共役して起こる. 細菌では転写された直後にmRNAの5′側がリボソームに結合,翻訳転写と共役して起こる.
42 左段7行目 とらず配置され とらず配置され
42 右段21行目 配列を取らない場合 配列をらない場合
43 左段21行目 調節する仕組みを 調節する場合,調節される遺伝子群
43 右段12行目 病原細菌はヒトの 病原細菌はヒトの
44 右段5行目 第3のループ 第3のループは
45 左段下から1行目 また, 同様に
45 右段7行目 mRNAの鋳型DNA mRNAの鋳型となる一本鎖DNA
47 左段12行目 プラスミドDNAには自己複製に プラスミドDNAには自己複製に
48 左段下から4行目 表現型を変える場合がある. 表現型が変わる場合がある.
49 右段下から10行目 10万回に1 回 10万回に1 回
50 左段5行目 100万回に1 回 100万回に1 回
50 右段1行目 生存環境に有利な変異をもつ細菌が生存する. 生存に有利な変異をもつ細菌が生存していく
51 図1-5-8図説 組換えはint 遺伝子にコードされるインテグラーゼが触媒する. 組換えはint 遺伝子コードるインテグラーゼにより触媒される.
51 右段下から7行目 特定の2 カ所の配列を認識し 特定の2所の配列認識され
52 右段8行目 (1968〜)とJennifer Doudna(1964〜)らのグループにより解析され,2012 年より真核生物のゲノム編集に応用されてきた. (1968〜)らが解析し,Jennifer Doudna(1964〜)らのグループとともに,真核生物のゲノム編集に応用た.
56 左段12行目 ゲル電気泳動と もしくは,ゲル電気泳動と
56 右段1行目 反応後の塩基対形成を指標にすることで調べることができる. 反応後の放射線や蛍光などを指標に調べることができる.
61 右段8行目 腸内細菌科細菌 腸内細菌細菌
70 図1-7-8 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)
カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌(CPE)
カルバペネム耐性腸内細菌細菌(CRE)
カルバペネマーゼ産生腸内細菌細菌(CPE)
72 右段下から11,14行目 腸内細菌科細菌 腸内細菌細菌
79 表1-7-7 (改正感染症法(2019年9月4日施行)に基づく) (改正感染症法(2023年4月1日施行)に基づく)
79 表1-7-7 五類感染症上段 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 カルバペネム耐性腸内細菌細菌感染症
79 表1-7-7 五類感染症下段 【新型コロナウイルス感染症】を追加
79 表1-7-7 新型インフルエンザ等感染症 【新型コロナウイルス感染症】を削除
79 表1-7-7 新型インフルエンザ等感染症 (2021年2月改正) 2023年5月改正)
87 右段下から14行目 肥満細胞(マスト細胞) 肥満細胞は
88 左段下から7行目 (抗体依存性細胞性細胞傷害) 【削除】
134 左段1行目 ARS-CoV-2 ワクチン ARS-CoV-2(新型コロナ)ワクチン
134 左段25行目 【末尾に追加】 2023年3月に上記の4種に加えてインフルエンザ菌b型を予防する5種混合ワクチンが薬事承認されている.
134 左段下から11行目 2022年3月31日 2025年3月31日
134 左段下から7行目 生ワクチンであるため 生ワクチンため
135 左段6行目 【末尾に追加】 2022年9月に15種類の血清型に対応するPCV-15が国内承認され,肺炎球菌感染症に罹患リスクが高い人に任意接種可能となっている.
135 右段下から15行目 13)SARS-CoV-2 ワクチン 13)SARS-CoV-2(新型コロナ)ワクチン
135 右段下から1行目 【末尾に追加】 2023年10月現在,日本ではウイルスベクタータイプのワクチンは使用されていない.mRNAワクチンと組換えタンパク質ワクチンが接種されている.
141 左段5行目 2017年には587例,2018年には694例,2019年は894例,2020年は718例 2018年には694例,2019年には894例,2020年は718例,2021年は622
145 左段下から21行目 定期接種となった.肺炎球菌性肺炎の 定期接種となった.さらに,2022年9月からは成人用15価ワクチン「バクニュバンス®」が承認された.肺炎球菌性肺炎の
148 右段下から11行目 不活化ポリオ混合ワクチン)の定期接種が行われている. 不活化ポリオの4種混合ワクチン)の定期接種が行われている.2023年3月には,インフルエンザ菌b型(H. influenzae type b)に対するワクチンを追加した5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)が承認された.
150 右段下から3行目 【末尾に追加】 2023年3月には,5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)が承認された.
152 左段下から17行目 1,000万人,150万人(WHO,2020)で,日本ではそれぞれ0.3億人,1.15万人,1,844人である(厚生労働省,2021).2021年の人口10万人当たりの罹患者数は9.2で,初めて10を下回り低蔓延国となった. 1,060万人,160万人(WHO,2021)で,日本ではそれぞれ0.3億人,1.02万人,1,664人である(厚生労働省,2022).2022年の人口10万人当たりの罹患者数は8.2で,低蔓延国に位置する
153 右段下から13行目 14.7であり 14.7(2014年)であり
156 左段5行目 かなり高い.近年, かなり高い.五類感染症に分類され,全数届出の対象となっている.近年,
156 左段下から4行目 五類感染症に分類され,全数届出の対象となっている.また,2012年3月に「学校において予防すべき感染症(学校保健安全法,文部科学省)」に追加された. 【削除】
157 左段下から7行目 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌 carbapenemresistant Enterobacteriaceae カルバペネム耐性腸内細菌細菌 carbapenemresistant Enterobacterales
157 表3-4-1  科 分類なし Plesiomonas - P. shigelloides - 下痢,腸炎 【Enterobacteriaceae】科へ移動
159 左段下から4行目 Shigella. flexneri(B 亜群),Shigella.boydii(C 亜群),Shigella. sonnei(D 亜群) Shigella flexneri(B 亜群),Shigella boydii(C 亜群),Shigella sonnei(D 亜群)
160 左段12行目 almonella entericaSalmonella bongori の2菌種 almonella entericaSalmonella bongori Salmonella subterranea3菌種
160 左段下から20行目 (2021年)によると,世界では腸チフスに年間2,600万人, 2023年)によると,世界では腸チフスに年間1,100〜2,100万人,
161 左段2行目 なお2020 年末現在,経口ワクチンの製造が一時的に停止している. 【削除】
161 左段7行目 11菌種 26菌種
161 右段下から19行目 約10菌種 23菌種
161 右段下から4行目 15菌種 17菌種
162 左段下から3行目 6属 11
163 右段下から2行目 不活化経口ワクチン 不活化ワクチン
164 右段下から9行目 リポ多糖(LPS) 糖鎖
166 左段下から8行目 Moraxella catarrhalis とともに Moraxella catarrhalis などとともに
166 左段下から1行目 【末尾に追加】 本菌が髄液または血液などの無菌部位から検出された場合,侵襲性インフルエンザ菌感染症として感染症法の五類感染症に分類され,全数報告対象となる.
166 右段7行目 【末尾に追加】 2023年3月には,4種混合ワクチン(DPT-IPV)に追加した5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)が承認された.
166 右段下から4行目 腸内細菌科細菌 腸内細菌細菌
167 左段下から1行目 【末尾に追加】 本菌による感染症と診断された場合,薬剤耐性緑膿菌感染症として感染症法の五類感染症に分類され,国が定める期間定点医療機関からの報告対象となる.
167 右段13行目 五類感染症として届け出る必要がある. 五類感染症に分類され,全数報告対象である.
168 左段下から8行目 【末尾に追加】 本疾患は感染症の五類感染症に分類され,全数報告対象である.
168 左段下から1行目 【末尾に追加】 2023年3月には,インフルエンザ菌b型(Hib)に対するワクチンを追加した5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)が承認された.
168 右段14行目 約40菌種 約40菌種
170 左段下から3行目 2022年はすでに10月までで10,141例と,1999年感染症法施行以降初めて1万例を上回った. 2022年は12,964例,2023年は9月時点で1万例を超える等と流行が続いている.
186 右段1行目 (発症予防50%)・・・(発症予防97%) 1回接種,発症予防50%)・・・(2回接種,発症予防97%)
192 右段下から14行目 【末尾に追加】 2023年には,経鼻ワクチンが承認された(2〜18歳を対象).
195 左段5行目 乳幼児は細気管支炎になり 乳幼児や高齢者は細気管支炎や肺炎になり
195 左段11行目 有効なワクチンや治療薬はない. 2023年に,60歳以上を対象とするコンポーネントワクチンが承認された.
196 右段下から5行目 (☞ p.134 参照).特異的な (☞ p.134 参照).2023年3月には,インフルエンザ菌b型(Hib)に対するワクチンを追加した5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)が承認された.特異的な
198 左段23行目 SARS コロナウイルス(SARS-CoV) SARS コロナウイルス1(SARS-CoV-1
198 左段下から18行目 1)SARS コロナウイルス(SARS-CoV) 1)SARS コロナウイルス1(SARS-CoV-1
198 左段下から15行目 SARS コロナウイルスsevere acute respiratory syndrome virus SARS コロナウイルス1 severe acute respiratory syndrome virus1
198 左段下から13行目 香港,台湾,シンガポール,北米など アジア,北米など
198 左段下から1行目 【末尾に追加】 2019年にSARS-CoV-2が出現したため,SARS-CoV-1と改名された.
198 右段下から3行目 SARS-CoV SARS-CoV-1
199 左段21行目 (2021年10月時点) 【削除】
199 左段下から20行目 感染拡大し,少なくとも6.4億人に感染し約660万人を死亡させた.SARS-CoVと同じく 感染拡大し,2023年5月までに少なくとも6.9億人に感染し約690万人を死亡させた.SARS-CoV-1と同じく
199 左段下から16行目 変異を繰り返しており,数多い遺伝子型に分かれている. 変異を繰り返し,数多い遺伝子型に分かれ
199 左段下から13行目 流行している(感染に関与するSタンパクがそれぞれ変異).その結果,Sタンパクを標的とする検査やワクチン開発の難易度も高まっている.SARS-CoV-2 は 流行し(感染に関与するSタンパクが変異).SARS-CoV-2 は
199 右段4行目 新型インフルエンザ等感染症に定められた(☞ p.79参照). 新型インフルエンザ等感染症(二塁相当)に定められた.その後,2023年5月に五類へと改められた(☞ p.79参照).
200 右段22行目 2022年にワクチンが実用化された. 2022年にワクチンが実用化された.
203 右段4行目 感染者約3,700万人・死者約70万人,WHO,2019年) 感染者約3,900万人・死者約63万人,WHO,2022年)
209 表3-9-5 SARS コロナウイルス SARS コロナウイルス1
209 右段2行目 鳴らされている.医歯薬学領域の 鳴らされている.2023年9月には,感染症危機管理庁が発足した.また,国立健康危機管理研究機構も設立される.医歯薬学領域の
210 表3-9-6 SARS コロナウイルス SARS コロナウイルス1
216 右段下から4行目 腸内細菌科細菌 腸内細菌細菌
225 右段下から2行目 1カ所から 1所から
226 右段15行目 【末尾に追加】 A.naeslundii にはgenospecies1と2があり,近年,genospecies 2はA.orisと命名された.
257 左段下から20行目 (キシリトール) (キシリトール,ソルビトール
276 左段下から14行目 観察できる.簡便な 観察できる.グラム陽性・陰性の区別および菌種の同定はできない.簡便な
283 左段下から8行目 腸内細菌科細菌 腸内細菌細菌
286 左段11行目 また,免疫不全者ばかりではなく,正常な また,正常な
286 右段下から7行目 腸内細菌科細菌 腸内細菌
287 右段2行目 2020年において, 2023年の人口動態統計によると
287 右段3行目 約3% 3.6
287 右段7行目 図4-10-4 は年代別における肺炎のうち誤嚥性肺炎の占める割合を示しているが,年齢が 図4-10-4から,年齢が
290 表4-10-3 タイトル 感染性心内膜炎(IE)のDuke 臨床的診断基準 感染性心内膜炎(IE)の修正Duke 臨床的診断基準
290 表4-10-3 大基準 1A (@)Streptococcus viridans,Streptococcus bovis,HACEK 群,Staphylococcus aureus
(A)Enterococcus が検出され(市中感染),他に感染巣がない場合
(@)Streptococcus viridans,Streptococcus bovis,HACEK 群
(A)Staphylococcus aureus Enterococcus が検出され(市中感染),他に感染巣がない場合
290 表4-10-3 大基準 1C C.1 回の血液培養でもCoxiella burnetti が検出された場合,あるいは抗phase1 IgG 抗体価800 倍以上 【削除】
290 表4-10-3 小基準1 1.素因:素因となる心疾患または静注薬物常用 1.素因:僧帽弁逸脱,大動脈2尖弁,リウマチ性あるいは先天性心疾患,静注薬物常用
290 表4-10-3 小基準5 またはIE として矛盾のない活動性炎症の血清学的証拠 【削除】
290 表4-10-3 小基準6 【新規追加】 6.心エコー図所見:陽性であるが大基準を満たさない場合
290 表4-10-3 引用 (感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)より) (感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2020年改訂版)より)
301 HPV ワクチン 2021年10月時点では積極推奨を中止している. 一時は積極推奨が中止された(2022年4月から再開).
302 飛沫核感染 結核菌や麻疹ウイルスは,患者飛沫に直接曝露しなくても感染することがある.結核菌や麻疹ウイルス病原体は, 結核菌麻疹ウイルスや水痘・帯状疱疹ウイルスは,患者飛沫に直接曝露しなくても感染することがある.これら病原体は,
302 Ramsay Hunt 症候群 水痘- 帯状疱疹ウイルス 水痘帯状疱疹ウイルス

(第5版第2刷:2023年1月20日発行)

追加情報

2023年2月28日更新

箇所 1刷 2刷
30 右段下から10行目 グロコットメテナミン銀染色 グロコットメテナミン銀染色(Grocott染色)
33 右段8行目 厚膜分生子と 厚膜分生子(厚膜胞子)
42 左段5行目 遺伝子と異なり 遺伝子と異なり
42 右段6行目 生存に適した 生存に適する
44 図1-4-7 図説 複数のRNA 複数のRNA
46 左段4行目 プラスミドおよび プラスミドおよび
46 左段下から6行目,図1-5-1 組立て 立て
48 図1-5-3 図説 テトラサイクリン耐性遺伝子が テトラサイクリン耐性遺伝子(Tetr
49 右段1行目 続いている 行われている
51 左段12行目 相同性が高い 相同性がある
93 左段8行目 常在フローラ(細菌叢)の存在 常在フローラ(細菌叢),
93 左段13行目 排出機構も該当する 排出機構なども該当する
93 左段19行目 発動したり 発動して直接的に微生物を排除したり
93 左段下から14行目 補助したり 補助し
93 左段下から13行目 能力ももつ 能力もつ
93 左段下から11行目 自然免疫系において特に 自然免疫系の感染防御反応として特に
93 右段20行目 まざまな生物 まざまな生物
93 右段下から20行目 N 末端側に N 末端側に
93 右段下から18行目 C 末端側に C 末端側に
93 右段下から16行目 MyD88などTIRドメインをもつ他のタンパク質 MyD88などTIRドメインをもつ細胞内のアダプタータンパク質
93 右段下から8行目 機能するが 機能するものが多い
93 右段下から6行目 機能する. 機能することができる
94 左段1行目 TLR4発現細胞がLPSに反応して炎症反応を起こしてしまうためである. 細胞がTLR4発現しており,これらがLPSに反応して炎症反応を起こためである.
94 右段2行目 シグナル伝達により シグナルの発動により
95 左段1行目 誘導し,あるいは 誘導する.また細胞内で微生物の核酸を認識するTLR
95 左段17行目 その他のNLRとして,N末端側に その他,N末端側に
95 左段20行目 inflammasome を形成する inflammasome(➡p.95参照)を形成する
95 左段23行目 パターン認識受容体で, パターン認識受容体であり
95 左段24行目 感知する 感知することができる
95 左段下から12行目 樹状細胞に関連するCLR である 樹状細胞に発現する
95 左段下から2行目 有するCLR である 有する.
95 左段下から1行目 マンノース付加リポアラビノマンナンを認識する. マンノース付加リポアラビノマンナン認識にかかわる
95 右段4行目 パターン認識受容体で パターン認識受容体
95 右段22行目 変換されない限り細胞外へ分泌されない 変換されない限り細胞外へ分泌されない
95 右段24行目 特にマクロファージで 特にマクロファージにおいて
95 右段下から21行目 さらにCARDとよばれるドメインを介してcaspase-1 やcaspase-4 などのカスパーゼとよばれるシステインプロテアーゼが会合し, さらにcaspase-1 やcaspase-4 などのカスパーゼとよばれるシステインプロテアーゼがCARDとよばれるドメインを介して会合し,
95 右段下から10行目 内因性分子が二次的に露出し 内因性分子が露出し
95 右段下から4行目 原因にもなる. 原因になることがある
96 左段1行目 死細胞由来の また死細胞由来の
96 左段3行目 尿酸は結晶化を起こし 尿酸は各所で結晶化を起こし
96 左段下から8行目 可能であり(➡ p.86参照),これはオプソニン作用とよばれる. 可能であり,これはオプソニン作用とよばれる(➡ p.86参照)
96 左段下から3行目 食胞内に 食胞内
97 右段3行目 作用ため,以下は古典経路と同様に 作用するため,その後古典経路と同様
98 左段5行目 血管外遊走が促進される. 血管外遊走や血漿の漏出が促進される.
98 左段下から8行目 誘導される. 誘導される(➡ p.94参照)
98 右段5行目 有する してい
104 右段11行目 なおIgG,IgA に IgG,IgA に
104 右段15行目 実験によく使用されるマウス なお,基礎的実験使用されるマウスは
114 図2-5-5 図説 抗原提示細胞上の抗原ペプチドをナイーブCD4 T 細胞が認識して活性化されるとTh1 細胞などのエフェクターCD4 T 細胞へと分化する.ナイーブCD8 T 細胞は補助刺激活性の弱い抗原提示細胞上の抗原ペプチドを認識するときには,同一の抗原提示細胞に結合しているTh1 細胞の助けが必要である.Th1 細胞は,CD40 リガンド/CD40を介して抗原提示細胞を活性化してB7 の発現を高める.こうしてナイーブCD8 T 細胞のCD28 へ強い補助刺激シグナルを伝え,細胞傷害性T 細胞(CTL)への分化を促進する.また,Th1 細胞は,IL-2を大量に産生することで細胞傷害性T 細胞の増殖を開始する.細胞傷害性T 細胞はウイルス感染細胞を認識してアポトーシスを誘導して破壊する(図2-5-6 参照). ナイーブCD8T細胞は,樹状細胞などの抗原提示細胞上のMHCクラスTに結合した抗原ペプチドをT細胞受容体で認識するが,多くの場合,それのみでは活性化されない.ナイーブCD8T細胞が細胞傷害性T細胞(CTL)に分化し,エフェクター細胞として機能するためには,さらに補助刺激分子を介したシグナルとサイトカインの助けを必要とする.これらは同一の抗原提示細胞に結合しているTh1細胞によってなされる.
ナイーブCD4T細胞は抗原提示細胞上のMHCクラスUに結合した抗原ペプチドを認識して活性化するとTh1細胞などのエフェクターCD4T細胞に分化する.Th1細胞はCD40リガンド/CD40を介したシグナルにより抗原提示細胞を活性化して,補助刺激分子B7の発現を高める.するとMHCクラスTと抗原ペプチドに結合したナイーブCD8T細胞上のCD28がB7分子に結合し,強い補助刺激シグナルがCD8T細胞に入る.またTh1細胞から産生されたIL-2は,その受容体を介してCD8T細胞に結合する.このようにして抗原提示,補助刺激分子,サイトカインの3つのシグナルを得たCD8T細胞はCTLへと分化・増殖し,抗原ペプチドと結合したMHCクラスTを介してウイルス感染細胞を認識し,アポトーシスを誘導して破壊する.
121 右段15行目 解消できる. 解消できると考えられている
126 右段1行目 膜侵襲複合体(MAC) 膜侵襲複合体 membrane-attack complex(MAC)
127 左段6行目に追加  IgA血管炎(旧病名:Henoch-Sshönlein紫斑病)は血管性紫斑病の1つで,免疫複合体血管炎に分類される.明確な原因は不明であるが,IgA血管炎は,β溶血性レンサ球菌やマイコプラズマなどの感染症,薬剤アレルギー,その他の原因によるアレルギーにより産生されたIgAの免疫複合体が,毛細血管などの小さな血管の壁に付着することによって発症する病気と考えられており,皮膚の紫斑,関節痛や腹痛・下血などの消化管症状,腎障害(紫斑病性腎炎)を合併することがある全身性の小型血管炎である.10歳以下の子どもに多く,4〜7歳頃に発症のピークがある.
128 右段末尾に項追加 6)IgG4関連疾患
 血中のIgG4値が高値を示し,病理組織学的特徴としてリンパ球とIgG4陽性形質細胞の臓器への著明な浸潤と線維化を認め,全身諸臓器の腫大や結節・肥厚性病変などを認める原因不明の疾患である.罹患臓器としては膵臓,胆管,涙腺・唾液腺,中枢神経系,甲状腺,肺,肝臓,消化管,腎臓,前立腺,後腹膜,動脈,リンパ節,皮膚,乳腺などが知られており,自己免疫性膵炎や涙腺唾液腺炎(ミクリッツ病)などが典型的疾患である.臨床的には各臓器病変により異なった症状を呈し,臓器腫大,肥厚による閉塞,圧迫症状や細胞浸潤,線維化に伴う臓器機能不全など時に重篤な合併症を伴うことがある.発症原因は不明であるが,ステロイドが有効であることや喘息やアトピー性皮膚炎の合併症が高いことなどから,自己免疫性疾患あるいはアレルギー性・炎症性疾患と考えられている.
 歯科領域では,IgG4関連涙腺・眼窩および唾液腺病変を診断する際,Sjögren症候群,サルコイドーシス,Castleman病,多発血管炎性肉芽腫症,悪性リンパ腫,癌などを鑑別除外する必要がある.
134 左段下から11行目 2022年 2024
135 左段5行目 高齢者に対して 高齢者には
135 左段16行目 しかし重篤な副反応が数多く報告され,積極的な接種勧奨の一時差し控えを行っている. 重篤な副反応が数多く報告されたことから積極的な接種勧奨一時差し控えられたが,2021年10月にはこの状態は解除され,現在は積極的勧奨となっている
135 左段20行目 (任意接種) 2023年より定期接種化
141 左段7行目 2020年は752例 2020年は718
149 左段13行目 増殖可能pHは 増殖可能pHは
151 右段下から9行目 190菌種以上 200菌種以上
152 左段下から15行目 140万人(WHO,2019)で,日本ではそれぞれ0.3億人,1.27万人,1,909人である(厚生労働省,2020). 150万人(WHO,2020)で,日本ではそれぞれ0.3億人,1.15万人,1,844人である(厚生労働省,2021).2021年の人口10万人当たりの罹患者数は9.2で,初めて10を下回り低蔓延国となった.
153 左段18行目 (BCG)接種や (BCG)接種や
170 右段下から7行目 わが国における梅毒発生動向は2001〜2005年までは600件程度であったが,2006〜2008年まで徐々に増加し,その後2009年,2010年と減少したものの,それ以降は増加の一途をたどり,2018年には6,923件に達し,およそ8年間で10倍以上にまで増加している.2019年は6,590件,2020年は5,805件と減少したが,予断を許さない状況であることに変わりはない. わが国における梅毒患者報告数は,2000〜2010年までは高々800例程度であったが,2011年以降増加が続き,2018年には6,923例に及んだ.2019年は6,590例,2020年は5,805例と一旦減少したが,2021年は7,978例と再度増加に転じ,2022年はすでに10月までで10,141例と,1999年感染症法施行以降初めて1万例を上回った.
172 図3-5-3 TP 抗原法 TP 抗原法**
184 表3-9-1 主な感染疾患 口唇へルペス 口唇へルペス Bell麻痺
185 左段9行目 最多となっている. 最多となっている.Bell麻痺の一因ともされる.
186 右段1行目 水痘ワクチンが,2020 年以降は帯状疱疹ワクチンの接種が 水痘ワクチン(発症予防50%)が,2020 年以降は帯状疱疹ワクチン(発症予防97%)の接種が
190 左段下から21行目 差し控え(厚生労働省)”られている(2021 年10 月時点).その結果,HPV ワクチン接種数は減少し,子宮頸がん患者数と死亡数は増加している. 差し控え(厚生労働省)”られ.その結果,HPV ワクチン接種数減少し,子宮頸がん患者数と死亡数増加したため,2022年4月から積極的勧奨が再開された
190 右段18行目 痘瘡の生ワクチン 痘瘡とサル痘(mpox)の生ワクチン
199 左段21行目 (2021年10月時点) 202211月時点)
199 左段下から20行目 少なくとも2.4億人に感染し約500万人を 少なくとも6.4億人に感染し約660万人を
199 右段10行目 エアロゾルや飛沫核,糞口を介した感染も示唆されている. エアロゾル感染も起こす
199 右段20行目 約1% 0.2
199 右段下から22行目 さらに高精度かつ迅速な検査方法も研究開発中である. 【削除】
199 右段下から12行目 承認されている.重症化例には, 承認されている.また,ウイルス増殖に必須の3CLプロテアーゼを標的としたエンシトレルビルフマル酸(ゾコーバ®)も実用化された.重症化例には,
200 右段22行目 有効なワクチンはなく, 2022年にワクチンが実用化された.
202 右段下から6行目 年間1,000〜2,000人に1人の割合で 年間約5%が数年から数十年の潜伏を経て
203 左段下から12行目 Luc Montagnier は Luc Montagnier(1932〜2022)
209 表3-9-5 最下段に追加 2022|サル痘ウイルス|サル痘(mpox)|世界各国
209 左段下から1行目 エゾウイルス,およびペスト菌のヒト感染 エゾウイルス,ペスト菌およびサル痘(mpox)ウイルスのヒト感染
242 左段10行目 1)バリア機能と自然免疫 1)障壁(バリア機能と自然免疫
 口腔常在フローラは,恒常的に外来微生物が感染しにくい環境を形成し,また自然免疫を活性化する分子パターンや,獲得免疫を活性化する抗原の供給源となり,口腔免疫系を刺激する役割を果たす. 【削除】
242 左段下から1行目 防護する. 防護する障壁となる
242 右段3行目 口腔底の 一方,口腔底の
242 右段8行目 形質細胞は少なく 形質細胞は極端に少なく
242 右段12行目に追加 ほとんどもたない. ほとんどもたない.口腔常在フローラは,恒常的に外来微生物の感染を防ぐ障壁となるだけでなく,自然免疫を活性化する分子パターンや獲得免疫を活性化する抗原の供給源となり,口腔免疫系を刺激する役割も果たしている.
242 右段13行目 侵入が起こった場合,上皮細胞は 侵入が起こると,自然免疫応答が発動する.上皮細胞は
242 右段16行目 など抗菌因子の など抗菌因子の
242 右段下から15行目  口腔は粘膜免疫系の一部であり,感染防御の主役は分泌型IgA(sIgA)であるが,腸管などとは様相が大きく異なる.  口腔粘膜免疫系の主役は唾液腺から産生される分泌型IgA(sIgA)であ,腸管など他の粘膜組織とは様相が大きく異なる.
242 右段下から11行目 自然免疫の 上述の自然免疫の
242 右段下から2行目 つまり,粘膜免疫系ではなく,皮膚などと つまり,口腔の粘膜免疫系は主に障壁としてのみ作用し,口腔粘膜の感染防御には,皮膚などと
243 左段3行目 この周囲には構造上,デンタルプラーク(以下,プラーク)が形成されやすく,恒常的な防護機構を必要とする.歯周組織では血漿由来の滲出液が流出して歯肉溝から排出され,さらに血流から好中球を中心とした白血球が遊走し,感染防護にあたる.一方,歯肉溝に棲みつく歯周病原細菌の一部は,これらの免疫作用を抑制して回避し,プラーク形成を促進し,歯周炎の病態を悪化させる主因となる. この周囲には解剖学的構造上,デンタルプラーク(以下,プラーク)が形成されやすく,恒常的な感染防護機構を必要とする.歯周組織では内部血漿由来の滲出液が流出して歯肉溝から排出され,さらに血流から好中球を中心とした白血球が遊走し,感染防護にあたっている.一方,歯肉溝に棲みつく歯周病原細菌の一部は,これらの免疫作用を抑制して回避し,プラーク形成を促進し,歯周炎の病態を悪化させるものが存在する(➡p.266参照)
243 左段14行目 口腔周辺では,扁桃が輪状に分布するWaldeyer 咽頭輪がMALT(➡p.118 参照)の機能を果たしており,鼻咽頭関連リンパ組織とよばれる.ここではIgA 陽性B 細胞よりも,IgG 陽性B 細胞が優位に誘導される.全身のMALT に由来するIgA 陽性B 細胞は循環帰巣経路を経て,実効組織である唾液腺の腺房や導管周囲の間質に分布し,IgA 産生形質細胞となり,J 鎖を発現して二量体型IgA を産生する(図4-6-1).したがってこれらは口腔粘膜以外のMALT における免疫応答を反映してIgA を産生している. 一方,口腔周辺では,扁桃が輪状に分布するWaldeyer 咽頭輪がMALT(➡p.118 参照)の機能を果たしており,鼻咽頭関連リンパ組織とよばれる.ここではIgA 陽性B 細胞の他,IgG 陽性B 細胞優位に誘導される.全身のMALT に由来するIgA 陽性B 細胞は循環帰巣経路を経て,実効組織として唾液腺の腺房や導管周囲の間質に分布し,IgA 産生形質細胞となり,J 鎖を発現して二量体型IgA を産生する.したがってこれらは全身のMALT における免疫応答を反映してIgA を産生することになる(図4-6-1)
243 左段下から14行目 考えられているが,正確な役割は解明されていない. 考えられている.これらは口腔のMALTにおける免疫応答を反映してIgAを産生することになる
243 左段下から10行目 集合したリンパ管はオトガイ下リンパ節,顎下リンパ節,後頸部リンパ節などにつながる. 集合したリンパ管は各部の所属リンパ節頸部リンパ節につながる.
243 左段下から3行目 感染防護作用として,物理的洗浄作用とともに,含有する感染防御因子による生化学的作用を発揮する(図4-6-1).またムチンの粘稠性により粘液層を形成し口腔粘膜を恒常的に保護し,微生物の付着・増殖抑制する. そして感染防護作用として,物理的洗浄作用とともに,含有するムチンの粘稠性により粘液層を形成し口腔粘膜を恒常的に保護し,また感染防御因子によって生化学的な微生物の付着・増殖抑制作用を発揮する(図4-6-1)
243 右段10行目 唾液腺由来で, 唾液腺由来であり
243 右段19行目 IgM産生細胞や またIgM産生細胞や
243 右段下から21行目 SCが結合したsIgAの状態で唾液中へ SCが結合したの状態でsIgAを唾液中へ
243 右段下から14行目 補体活性化に関与せず 補体活性化能をもた
243 右段下から4行目 ペプチドグリカン構造中の 細菌のペプチドグリカン構造中の
244 左段1行目 有し, 有しており
244 左段6行目 産生されている.これらの役割は,口腔レンサ球菌などが産生する過酸化水素の毒性を中和して口腔を防護し,また唾液中のロダン(チオシアン酸イオン:SCN-)を過酸化水素存在下で酸化し,殺菌性のヒポチオシアン酸イオン(OSCN-)をつくりだすことである 産生される.過酸化水素に作用して酸化反応を行う酵素であり,口腔レンサ球菌などが産生する過酸化水素の毒性を中和して口腔を防護し,また唾液中のロダン(チオシアン酸イオン:SCN-)を過酸化水素存在下で酸化し,ヒポチオシアン酸イオン(OSCN-)をつくりだす.
244 左段17行目 タンパク質により増殖に必須な鉄分子を確保しているが,sIgA が タンパク質により自身の増殖に必須な鉄分子を確保しているが,唾液中のsIgA が
244 右段下から6行目 産生するIgAプロテアーゼで分解され,感染防御能を失いやすい.口腔細菌ではStreptococcus sanguinis やP. gingivalisなどがIgAプロテアーゼ産生能を有し,IgA1の作用から免れている.一方,IgA2はIgAプロテアーゼが 産生するプロテアーゼで分解され,感染防御能を失いやすい.口腔細菌ではStreptococcus sanguinis やP. gingivalisなどがプロテアーゼ産生を介して,IgA1の作用から免れている.一方,IgA2はプロテアーゼが
245 左段15行目 各硬組織に到達した 各硬組織に定着した
245 左段下から21行目 平成30年度の 令和2年度の
245 左段下から18行目 1.15% 1.12
245 左段下から15行目 う蝕有病者率が13.24%で1人平均のう蝕経験歯数は0.44本と う蝕有病者率が11.81%で1人平均のう蝕経験歯数は0.39本と
280 右段3行目 (2)培養法による解析 (2)培養法とメタゲノム法の比較