(第7版第6刷:2025年2月20日発行)
正誤表
この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正するとともに深くお詫び申し上げます.
2025年3月25日更新
頁 | 箇所 | 誤 | 正 |
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26 | 表1-12 修復物のコード | オード1 | コード1 |
27 | 下から13行目 | アブフラクションなどによって | アブフラクションによって |
27 | 下から7行目 | 咬合によって歯の隣接面部が擦れ合うため,接触点にも生じる. | 【削除】 |
61 | 4行目 | 対称歯 | 対照歯 |
69 | 下から6行目 | 齲蝕内層 | 齲蝕象牙質内層 |
110 | 1行目 | 除去時の疼痛も少ないとされ,切削に対して強い恐怖心をもつ患者,あるいは回転切削器具が | 齲蝕除去時の疼痛もほとんどない.そのため回転切削器具による齲蝕治療に対して強い恐怖心をもつ患者,あるいはインフラ整備等の問題で回転切削器具が |
110 | 5行目 | 【文末に追加】 | また本法はエナメル質齲蝕には対応せず,象牙質齲蝕の除去が使用の対象となる.近年国内でも新たな齲蝕除去剤の開発が進められており,今後普及が期待される方法の1つである. |
113 | 図4-62 | 近心歯肉側線角 | 近心歯肉側軸側線角 |
117 | 図4-68 図タイトル | 基本的保持形態 | 修復物の保持原理 |
121 | 下から1行目 | メタルインレー鋳造時の収縮を補償できる. | メタルインレーの鋳造収縮による不適合を補正できる. |
129 | 下から13行目 | 出血を抑えることができ, | 出血を抑え, |
129 | 下から11行目 | 適正な指導を行う. | 適正な指導を行う必要がある. |
135 | 下から1行目 | ストッピングを | ストッピングなどの仮封材を |
155 | 2行目 | 接着面と非接着面 | 接着面積と非接着面積 |
155 | 4行目 | (非接着面)が多い | (非接着面積)が広い |
156 | 図5-19 | 接着面/非接着面 | 接着面積/非接着面積 |
204 | 6行目 | (4)鋳造収縮とその補償 | (4)鋳造収縮と寸法変化の補償 |
207 | 11行目 | つや出しを行う. | つや出し(ポリッシング)を行う. |
207 | 12行目 | 改行して文章を追加 | ただし,現在の臨床では,チェアタイムの短縮により患者負担を軽減するために,模型上で最終研磨まで行った後に口腔内試適,調整を行ったうえで装着を行う. |
207 | 12行目 | 13)合着 | 13)装着 |
217 | 下から5行目 | さらに2022年より,作業用模型とコンポジットレジンブロックを用いたCAD/CAMインレーが保険収載された. | さらに2022年よりCAD/CAMインレーが,また2024年から口腔内スキャナーによる光学印象が保険収載された. |
218 | 下から8行目 | 現在,世界で市販されている口腔内スキャナーは約20種類以上ある. | 【削除】 |
222 | 下から7行目 | 用いる場合はミリングしやすい | 用いる場合は不適合の原因となるため,ミリングしやすい |
233 | 下から6行目 | 極力保温する | 極力保存する |
234 | 10行目 | 機械加工により | 機械加工あるいはモールド加工により |
235 | 下から3行目 | 接触重合型の接着材とそれに対応したコア用レジン | 接触重合を導入した接着材とそれに対応したデュアルキュア型コア用レジン |
(第7版第3刷:2022年1月20日発行)
正誤表
この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
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2022年6月20日更新
頁 | 箇所 | 誤 | 正 |
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35 | 「3 変色歯」1行目 | 歯の変色には,歯への着色pigmentation と,なんらかの原因によって歯の色調に変化が生じる変色discoloration がある.変色の原因には内因性と外因性がある. | 歯の変色には,歯面の着色pigmentation と,歯質の変色discoloration がある.変色の原因には内因性と外因性がある. |
35 | 3-1)歯表面への着色 | 1)歯表面への着色 | 1)歯面の着色の原因 |
35 | 3-2)変色の原因 | 2)変色の原因 | 2)歯質の変色の原因 |
35 | 3-2)変色の原因 1行目 | 内因性変色の原因として最も多いものに, | 歯の萌出前や硬組織完成前に生じる変色の原因として最も多いものに, |
35 | 下から5行目 | F1:淡黄色,褐色,灰色で歯冠全体が一様に着色しているが,縞模様(帯状の着色)は認められない. F2:F1 よりも歯冠全体が一様に着色しているが,縞模様は認められない. F3:濃い灰色,青味がかった灰色で縞模様を伴う. F4:着色が強く,縞模様が著明なもの. |
F1:淡黄色,褐色,灰色で歯冠全体が一様に変色しているが,縞模様(帯状の変色)は認められない. F2:F1 よりも歯冠全体が一様に変色しているが,縞模様は認められない. F3:濃い灰色,青味がかった灰色で縞模様を伴う. F4:変色が強く,縞模様が著明なもの. |
36 | 上から8行目 | 外因性変色の原因には, | 歯の萌出後に生じる変色の原因には, |
176 | 図5-43 | Cの図を割愛してD以下の図番号を繰り上げ | |
176 | 図5-43図説 | A:歯頸部の二次齲蝕(窩洞形成前にシェードテイキングを行う).B:齲蝕除去,窩洞形成後(必要に応じてラバーダムを装着する).C:シェードテイキング.C D:サービカルマトリックスの試適.D E:コンディショナー.E F:コンディショナーで歯面処理後,水洗・乾燥.F〜H G〜I:練和したグラスアイオノマーセメントを多めに塡塞してサービカルマトリックスを圧接,光照射.I J:バーニッシュ.J K:手用切削器具で余剰部を除去後,バーニッシュ塗布.K L:仕上げ研磨(次回来院時).L M:修復完了後. |
(第7版第2刷:2021年2月20日発行)
正誤表
この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
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2022年3月3日更新
頁 | 箇所 | 誤 | 正 |
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86 | 表4-3中 エナメルマイクロアブレイジョンの「歯質の切削など侵襲の程度」 | 酸で溶解,除去 | 酸で表層を溶解,除去 |
87 | 下から1行目 | 高濃度(35%)過酸化水素水を主剤とする漂白剤や,二酸化チタンなどの触媒を含む比較的低濃度の過酸化水素,過酸化尿素を主剤とする漂白剤(システム)を用いる(図4-22,23). | 高濃度(35%)過酸化水素水を主剤とする漂白剤や,二酸化チタンなどの触媒を含む比較的低濃度の過酸化水素を主剤とする漂白剤(システム)を用いる(図4-22,23). |
137 | 下から1行目 | 高血圧患者の場合にはフェリプレシンを添加したプロピトカイン塩酸塩を用いることがある(図4-105). | 高血圧患者の場合にはフェリプレシンを添加したプロピトカイン塩酸塩や血管収縮薬を含んでいないメピバカイン塩酸塩を用いることがある(図4-105). |
156 | 図5-19 | 図中「C-factor概念図」を以下に差し替え![]() |
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189 | 「6 接着性レジンセメント」の8行目 | 示すのが特徴である. | 示すのが特徴である.したがって,完全硬化後の余剰セメント除去はきわめて困難となる.修復物内面にセメントを塗布し圧接した時点で,逸出したセメントを小綿球や小筆ですみやかに拭き取った後,デュアルキュア型セメントの場合には光照射を数秒間行い仮重合(タックキュア)する.その後,一塊として除去後に完全硬化させる. |
231 | 下から4行目 | 歯質の欠損が大きく,最終補綴装置が脱落しないよう十分な保持力が支台築造対に求められるため, | 歯質の欠損が大きく,残存歯質の破損や破折の防止と最終補綴装置が脱落しないような保持力が支台築造対に求められるため, |
231 | 下から1行目 | これらの材料には,象牙質と同等の機械的諸性質を有すること, | これらの材料には,象牙質と同等の物理的・機械的性質を有すること, |
232 | 下から2行目 | すなわち,根管象牙質に近似した物理的・機械的性質が必要であり,接着を利用することにより最小限の削除で最終補綴装置の離脱に抵抗できるような最大の維持力が得られることが望まれる. | すなわち,根管象牙質に近似した物理的・機械的諸性質が必要であり,接着を利用することにより最小限の削除で最終補綴装置の離脱と歯根の破折に抵抗できるようはかる. |
242 | 「2 補修修復」5行目 | サンドブラストを行い,リン酸水溶液により表面を清掃する. | サンドブラストを行い,必要に応じてリン酸水溶液により表面を清掃する. |
(第7版第1刷:2019年9月25日発行)
正誤表
この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正するとともに深くお詫び申し上げます.
2021年4月7日更新
頁 | 箇所 | 誤 | 正 |
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1 | 下から3行目 | 8020の達成率が50%を超えた現在(2017年6月), | 8020の達成率が50%を超えた現在(2016年実施歯科疾患実態調査), |
7 | 図1-3 | ![]() |
![]() |
13 | 下から3行目 | 象牙質細管 | 象牙細管 |
29 | 図1-29 | 以下の図に差し替え![]() |
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32 | 下から5行目 | 破折が象牙質に達すると冷水痛や擦過痛を感じ,歯髄に達した場合は自発痛を伴うことがあり,視診と触診によって診断できる.不完全破折でも亀裂が象牙質や歯髄に達していると冷水痛や咬合痛を訴えることがある.しかし,視診やエックス線検査では破折線の確認は困難なこともあり,患歯の特定のために,透照診や,木片などを噛ませて疼痛発現の有無を確認するくさび応力検査を行う. | 破折が象牙質に達すると冷水痛や擦過痛を感じ,歯髄に達した場合は自発痛を伴うことがあり,視診や透照診および触診によって診断できる.不完全破折でも亀裂が象牙質や歯髄に達していると冷水痛や咬合痛を訴えることがある.しかし,視診やエックス線検査では破折線の確認は困難なこともあり,患歯の特定のために,透照診や,木片などを噛ませて疼痛発現の有無を確認するくさび応力検査を行う. |
78 | 上から8行目 | (2)修復処置 | 2)修復処置 |
78 | 下から6行目 | (3)修復材料の選択 | 3)修復材料の選択 |
81 | 図4-16 | 以下の図に差し替え![]() 図4-16 咬耗歯の処置 A:下顎犬歯切縁に咬耗が認められる.B:表層を一層削除する.C:ワンステップアドヒーシブの塗布.D:エアブローを行い,揮発成分を飛散させる.E:製造者指示時間光照射を行う.F:フロアブルレジンを填塞し,光照射する.G:咬合調整を行う.H:コンポジットレジン用研磨ポイントで仕上げる.I:修復を終える. |
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109 | 下から5行目 | 齲蝕歯質,特に罹患象牙質を薬液によって化学的に溶解させて除去chemomechanical cariesremoval する方法である. | 齲蝕歯質,特に罹患象牙質に薬剤を塗布することにより齲蝕歯質の軟化を化学的に亢進させて除去する(chemomechanical cariesremoval )方法である. |
109 | 下から3行目 | Carisolv の主要成分は0.5%次亜塩素酸ナトリウムと | Carisolv の主要成分は1.0%次亜塩素酸ナトリウムと |
110 | 上から1行目 | この方法は,回転切削とは異なり,振動,不快感,発熱はまったく生じず,除去時の疼痛も少ないとされ,切削に対して強い恐怖心をもつ患者,あるいは回転切削器具が使用できない場合に適応とされる.治療時間が長くなることが欠点とされる. | この方法は,回転切削とは異なり,振動,不快感,発熱はまったく生じず,除去時の疼痛も少ないとされ,切削に対して強い恐怖心をもつ患者,あるいは回転切削器具が使用できない場合が適応とされる.海外ではパパイアの酵素であるパパインを主成分とした齲蝕除去剤がいくつかの国で使用されている.化学的機械的齲蝕除去法の欠点としては,治療時間が長くなることがあげられる. |
119 | 上から7行目 | 3)コンポジットレジン修復における保持形態 | 4)コンポジットレジン修復における保持形態 |
119 | 上から10行目 | 4)インレー修復における保持形態 | 5)インレー修復における保持形態 |
119 | 上から14行目 | 5)修復物の脱落因子 | 6)修復物の脱落因子 |
147 | 下から9行目 | 現在では多くの症例をコンポジットレジン修復で対応できるようになり,最も適応症例が豊富な修復法となっている. | 現在では多くの症例をコンポジットレジン修復で対応できるようになり,最も適応症例が豊富なMI(最小限の侵襲)コンセプトに基づく修復法となっている. |
154 | 上から3行目 | 供給形態としては,シリンジから直接応用部位に対しレジンペーストを填塞するダイレクトアプリケーションシリンジ,あるいはコンピュールタイプなどがある. | 供給形態としては,シリンジから直接応用部位に対しレジンペーストを直接填塞するダイレクトアプリケーションシリンジが一般的である. |
155 | 下から4行目 | また,修復当日は接着界面部,すなわちボンディング材層やコンポジットレジン内では,重合収縮によるひずみが生じているため,修復当日の研磨については十分に注意すべきである. | また,修復当日は接着界面部,すなわちボンディング材層やコンポジットレジン内では,重合収縮によるひずみが生じ,残留しているため,修復当日の研磨については避けることが望ましい. |
156 | 下から2行目 | 予防法は窩縁部にベベルを付与し,窩縁部コンポジットレジンを薄層化することにより重合収縮応力の緩和をはかる. | 予防法は窩縁部にベベルを付与し,窩縁部コンポジットレジンを薄層化することにより重合収縮応力の緩和をはかり,さらに分割積層填塞法の活用や修復当日の研磨回避が望ましい. |
177 | 下から7行目 | わが国では1980 年頃からアマルガム修復の実施数は徐々に減少し,2003 年以降はほとんど実施されていない. | わが国では1980 年頃からアマルガム修復の実施数は徐々に減少し,2016年に健康保険による診療から外れた. |
178 | 上から4行目 | わが国では21 世紀になってから,アマルガム修復はほとんど行われていない.また水俣条約や水銀汚染防止法が施行され(参考欄参照),事実上アマルガム修復は行われることはない. | わが国では,21 世紀になってから,アマルガム修復はほとんど行われていない.また水俣条約や水銀汚染防止法が施行され(参考欄参照),事実上アマルガム修復は行われることはない. |
182 | 図6-1内最下部 | サンドブラスト→シラン処理 | サンドブラスト弱圧もしくはリン酸処理→シラン処理 |
191 | 上から13行目 | 本セメント単体では歯質をはじめとする被着体に接着性はなく, | 本セメント単体では歯質をはじめとする被着体に接着性は低く, |
211 | 上から7行目 | プラスチック製圧接器具で圧接する. | プラスチック製保持器具で圧接する. |
218 | 1)CAD 1行目 | 口腔内スキャナーによる光学印象もしくは模型用スキャナーによって得られたデジタルデータをもとにCAD ソフトウエアで歯冠修復を設計する. | 口腔内スキャナーや模型用スキャナーによる光学印象によって得られたデジタルデータをもとにCAD ソフトウエアで歯冠修復を設計する. |
223 | 4行目 | 歯肉側マージン形態はラウンデッドショルダーもしくはヘビーシャンファー形態にする. | 歯肉側マージンは,歯肉縁上とし,形態はラウンデッドショルダーもしくはヘビーシャンファー形態にする. |