やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

歯内治療学 第5版

(第5版第2刷:2020年2月20日発行)

正誤表

このたびは,上記書籍をご購入下さいまして誠にありがとうございました.
以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正申し上げますとともに深くお詫び申し上げます.

2021年3月29日更新

箇所
5 上から10行目 生理学的根尖孔の径はおよそ 生理学的根尖孔の径は,Kuttlerや石橋によるとおよそ
12 下から4行目 根管イスムスcanal isthmus イスムス isthmus
12 下から3行目 〜ある.根管イスムスの好発歯は 〜ある.イスムスの好発歯は
12 下から2行目 とされている.根管イスムスは とされている.また,根管の片側に認められる魚のヒレ状の狭窄部をフィン finとよぶ(図2-9).フィンやイスムスは
13 図2-8 タイトル 図2-8 上顎小臼歯の根管イスムス 図2-8 上顎小臼歯のイスムス
13 図2-9 追加 図2-9 フィン
21 下から3行目 欠損部が歯髓に近接している場合は冷水痛や温熱痛を訴えることがある. 欠損部が歯髓に近接している場合は冷水痛や象牙質知覚過敏症を訴えることがある.
38 下から7行目 圧痛がある. 圧痛がないことが多い.
57 上から2行目 臨床症状は認められないが, 臨床症状はほとんど認められないが,
65 下から6行目 ある一定の期間待機した後, ある一定の期間(2,3日〜約1週間)待機した後,
66 上から3行目 待機的診断法を実施している期間中, 待機的診断法を実施している期間中(2,3日〜約1週間)
69 下から5行目 簡潔にわかりやすく 事前にわかりやすく
72 「(2)適応症」内 @急性症状のある可逆性歯髄炎〔歯髄充血と急性単純性(漿液性)歯髄炎の初期〕 @可逆性歯髄炎〔歯髄充血と急性単純性(漿液性)歯髄炎の初期〕(「急性症状のある」を削除)
73 下から6行目 2〜3日間,経過観察し, 2,3日〜約1週間,経過観察し,
78 図5-15A内 間接覆髄剤 接覆髄剤
96 表6-6 エックス線所見-歯根嚢胞 歯槽硬線に囲まれた類円形の透過像 骨硬化線で囲まれた類円形の透過像
96 上から2行目 悪感 悪寒
102 下から6行目 根尖病変が唇・頬側の皮質骨を破壊して開窓(フェネストレーション fenestration)すると, 根尖病変が唇・頬側の皮質骨を破壊して開窓(フェネストレーション fenestration)に類似した骨欠損形態に至ると,
103 「9)エックス線検査」3行目 緻密骨(篩骨) 緻密骨
「(篩骨)」を削除
103 「9)エックス線検査」15行目 治療後の骨性瘢痕治癒は,不透過像が発現するので確認できるが,線維性瘢痕治癒では予後不良と判定されてしまうことがある. 治療後の骨の再形成は,不透過像が発現するので確認できるが,線維性の瘢痕形成では予後不良と判定されてしまうことがある.
105 「3 根尖性歯周疾患の感染経路の診断」 舌盲孔 盲孔
「舌」を削除
110 4)外科的歯内治療 根管からアクセスする治療法では治癒が困難な場合に適用される治療法である.根尖掻爬法,歯根尖切除法,歯根切除法,ヘミセクション,トライセクションなどがある(第13 章「外科的歯内治療」参照).  根管からアクセスする治療法では治療が困難な場合に適用される治療法である.根尖掻爬法,歯根尖切除法,歯根切除法,ヘミセクション,トライセクションなどがある.また,急性化膿性根尖性歯周炎の骨内期に,骨穿孔により開窓させ,排膿させる穿孔法もあるが,現在はあまり行われない(第13章「外科的歯内治療」参照).
110 5) 5)骨穿孔法
急性化膿性根尖性歯周炎の骨内期に,骨穿孔により開窓させ,排膿させる治療法である.現在はあまり行われない.
内容を4)外科的歯内治療に統合し,新たに下記を追加
5)レーザー療法
 歯科用レーザー(Nd:YAGレーザー,Er:YAGレーザー,半導体レーザー,炭酸ガスレーザー)により,根管内の殺菌や根管壁スミヤー層の除去,軟組織の切開による病変部の鎮痛,消炎,排膿を期待することができる.
126 図7-10 タイトル 根管形成用器具の国際標準規格 根管形成用器具の米国国家規格協会規格
170 下から12行目 一部性の歯髄炎 初期の歯髄炎
171 表8-8 3行目 歯冠部に限局した一部性の歯髄炎 歯冠部に限局した初期の歯髄炎
178 上から6行目 軟化象牙質 感染象牙質
178 上から7行目 約1週間経過観察し, 2,3日〜約1週間,経過観察し,
178 上から8行目 約1 週間経過観察し,自発痛や冷水痛が消失し,不快症状の発現がなければ経過良好と判定し,最終修復に移行する. 約1 週間経過観察し,冷水痛などの臨床症状が消失し,不快症状の発現がなければ経過良好と判定し,最終修復に移行する.
182 下から3行目 日本化学療法学会による感染症治療ガイドラインでは 日本化学療法学会による『JAID/JSC感染症治療ガイドライン2016−歯性感染症−』では
191 1行目 internal resorption internal root resorption
191 上から2行目 external resorption external root resorption
191 下から7行目 また歯冠に生じた場合は また歯冠に生じた場合(internal resorption)
196 上から12行目 25〜30%の 約30%
237 下から2行目 30〜35%過酸化水素水 約30%過酸化水素水
261 上から5行目 残存歯質が薄くなっている. 健全歯質を失っている.
261 上から9行目 機能を維持するため 機能を回復・維持するため
261 下から7行目 根管充填材の長期にわたる 根管充填材の緩みを防ぎ,長期にわたる
262 図18-6 追加 図18-6 ピーソーリーマーによるガッタパーチャの除去
262 図番号・キャプション 図18-6 根管形成バー
ピーソーリーマーで根管充填材を除去した後に,径に合わせたサイズの根管形成バーを用いてポスト孔を仕上げる.
図18-7 根管形成バー
適切な径の根管形成バーを用いてポスト孔を仕上げる.
262 4)根尖部の封鎖性の維持 ポスト形成(根管充填材の除去)に際しては,硬化したシーラーを破壊しないように,また,間欠的な切削や注水を行い,ガッタパーチャを軟化により変形させたり,引き抜いたりしないように,適切なサイズのピーソーリーマーおよび根管形成バー(図18─6)を用いる. ポスト形成に際しては,硬化したシーラーを破壊しないように,摩擦熱によりガッタパーチャを軟化・変形させて引き抜いたりしないように,配慮する必要がある.また,摩擦熱は歯根膜にも悪影響を与えうる.したがって,適切なサイズのピーソーリーマー(図18-6)や根管形成バー(図18-7)を選択して,注水下で間欠的に切削するなど,丁寧な操作が要求される.
262 下から6行目〜 歯冠部歯質の残存状態に応じて,築造体を歯質に強力に接着して残存歯質と一体化することによって,残存歯質を補強して歯としての機能を回復すると同時に,根管充填材の断端より歯冠側を封鎖して,歯冠側からのマイクロリーケージに起因する根尖性歯周炎の惹起(再発)を防ぐ. 歯冠部歯質の残存状態に応じて,築造体と歯質を強力に接着して両者を一体化することによって,残存歯質を補強し,歯としての機能を回復することができる.同時に,両者の接着は根管充填材の断端よりも歯冠側を閉鎖し,歯冠側からの微小漏洩(マイクロリーケージ)に起因する根尖性歯周炎の惹起(再発)を防ぐことにつながる.
263 下から4行目 一方で,築造レジンの 一方で,築造量が大きい場合には築造レジンの
263 下から1行目 繰り返す必要がある. 繰り返すなどの方法により重合収縮の影響を小さくすることができる
275 上から4行目 (1)化学的刺激 2)化学的刺激
275 下から12行目 B 細菌学的刺激 (3)細菌学的刺激
275 下から5行目 3)処 置 )処 置

(第5版第1刷:2018年9月25日発行)

正誤表

このたびは,上記書籍をご購入下さいまして誠にありがとうございました.
以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正申し上げますとともに深くお詫び申し上げます.

2020年4月21日更新

箇所
65 下から12行目 実際の待機的診断法の進め方は,治療的診断(症状の原因が明らかでない場合に,特定の疾患を想定して治療を行い,その効果をみながら診断を行うこと)に準じて, 実際の待機的診断法の進め方は,治療的診断(正確な臨床診断ができない場合に,特定の疾患を想定して経過観察あるいは原因除去や治療を行い,その効果をみながら確定診断を行うこと)に準じて,
72 上から2行目 この状態が持続すると,漿液性炎症(急性炎症の初期症状)が歯髄の一部に惹起され,限局性あるいは間欠性の自発痛が生じる. この状態が持続すると,漿液性炎症(急性炎症の初期症状)が歯髄の一部に惹起され,冷水痛や擦過痛などの誘発痛がさまざまな程度に生じる.
73 上から8行目 C窩洞の清掃と乾燥 (項目内の文章を以下に差し替え)
感染象牙質除去後の窩洞内を,2.5〜6%程度の次亜塩素酸ナトリウム液,3%過酸化水素水あるいは滅菌生理食塩液で清浄,清掃や消毒し,乾燥させる.
74 下から8行目 Bタンニン・フッ化物合剤(HY材)配合カルボキシレートセメント 項目を削除.あわせて図5-11を80頁に図5-16として移動.
76 上から2行目 @臨床的正常歯髄・可逆性歯髄炎 @臨床的正常歯髄・可逆性歯髄炎
76 下から7行目 AMTAセメント
工業用ポルトランドセメントと類似しており,ケイ酸カルシウムなどの無機酸化物を主成分とする.初発製品(図5-13)では,石膏,エックス線造影剤としての酸化ビスマスを含まないものもある.本材は水硬性セメントであり,硬組織形成作用を有する.良好な生体親和性に加え,高い封鎖性および抗菌性が報告されている.直接覆髄の10 年成功率は80%以上とされている.ただし,酸化ビスマスが歯に着色するため,審美的要求の高い前歯部への使用は避ける必要がある.
AMTAセメント
工業用ポルトランドセメントと類似しており,ケイ酸カルシウムなどの無機酸化物を主成分とする.初発製品(図5-12)では,石膏,エックス線造影剤としての酸化ビスマスを含む.本材は水硬性セメントであり,硬組織形成作用を有する.良好な生体親和性に加え,高い封鎖性および抗菌性が報告されている.直接覆髄の10 年成功率は80%以上とされている.ただし,酸化ビスマスが歯を変色させるため,審美的要求の高い前歯部への使用は避ける必要がある.
79 下から5行目  p.74「間接覆髄剤(材)」の項参照. タンニンとフッ素による抗菌,抗齲蝕,石灰化促進作用により,残存軟化象牙質に再石灰化が誘導される.
83 下から3行目 根尖部の理想的な治癒形態は,第二セメント質の添加あるいは歯髄細胞の硬組織形成による根尖孔の閉鎖とされている. 根尖部の理想的な治癒形態は,第二セメント質の添加あるいは歯髄細胞の硬組織形成による根尖孔の閉鎖とされている.
92 上から9行目 全身的疾患(腸チフスや猩紅熱などの急性感染症,関節リウマチ,インフルエンザなど) 全身的疾患(腸チフスや猩紅熱などの急性感染症,関節リウマチ,インフルエンザなど)
191 「1 原因」の1文目 内部吸収は,歯髄に生じた炎症が原因となるが,その要因として,外傷,生活断髄,象牙質切削時の発熱,生活歯の漂白,齲蝕による歯髄の慢性炎症,歯の亀裂,移植,矯正治療などによる刺激があげられる. 内部吸収は,歯髄に生じた炎症が原因となるが,その要因として,外傷,生活断髄,象牙質切削時の発熱,齲蝕による歯髄の慢性炎症,歯の亀裂,移植,矯正治療などによる刺激があげられる.(生活歯の漂白を削除)