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在宅訪問における口腔ケアの実際 第2版 増補

修正表
(第2版第4刷:2009年2月10日発行)

2010年6月15日更新

修正箇所 修正内容
p27 【文章修正】
(3)認知症
認知症は年々増えています.三大認知症は,アルツハイマー病,脳血管性認知症,レビー小体型認知症といわれています.
p33 【項目追加】
◆唾液の役割
H免疫力の強化.
I食品の発ガン性を減少.
J活性酸素の消去.
K成長を促すホルモンの分泌.
p34 【文章修正】
5)口腔粘膜,舌苔,口蓋の付着(5行目〜)
舌の清掃は,ほとんどの在宅療養者が行っていませんが,自浄作用が働いていてきれいな方もいれば,口腔機能が低下して唾液の分泌量が減少し,自浄作用がほとんど働かず,舌苔が多量に付着している方もいます.舌苔の付着は,口腔清掃不良や,上部消化管(食道,胃,十二指腸)の吸収障害,薬の副作用などによって起こります.
舌苔が付着している方は口蓋にも汚れがついています.食物残渣をはじめ,細菌や痰などが付着し,ときには口蓋に厚くこびりついています.特に,口呼吸の方は,口腔内が乾燥しており,口腔清掃が不十分な方には歯石沈着がみられます.
p38 表3の 2 に追加 *水量は100mlでも可
p41 上図差し替え・
図説修正
湿潤剤,歯磨剤,唾液の分泌低下の方・口腔乾燥症の方などの浸潤ケアに用いる.
p42 図説追加 USは,粘膜ケアに使用.
p45 文末に追加 (清掃時の力加減などに合わせて,使用する用具を選択)
p59 【文章修正】 F 疼痛やしみるところがないか,確認して行う(エアなども使用)
p59 最終行追加 A,I〜M,Q,Rについては,必要に応じて行う.
p60 【文章修正】 Q 歯面にフッ化物または湿潤剤,歯周病の予防薬などを塗布する.
p60 【図説修正】 ・キシリトール入りのガム(甘味料に50%以上キシリトールが入っていること)を食後や間食時に噛むことを推奨してもよい.
・1回に2粒を5〜20分くらい噛むと,咀嚼力の向上や口腔内の保清に効果がある.
p62 【数値修正】
左上図の図説修正
200〜250g ⇒ 200g前後
p63 【図説修正】
左図「舌の清掃・マッサージ」
舌苔が多量の場合は,歯磨剤・湿潤剤を歯ブラシにつけて舌を清掃する(必要に応じて舌ブラシも使用).歯磨剤・湿潤剤での舌清掃は,汚れを効果的に除去できる.
p64  文頭に追加 口腔粘膜清掃・マッサージは,口腔粘膜に一定の刺激を加えるため,嚥下反射,咳嗽反射の賦活化にも効果がある.
p69 表6のB文末に追加 最初は臼歯頬側から磨く.
p73@【語句変更】
下から2行目
保湿剤 ⇒ 湿潤剤
p76 【文章修正】
中段(1)
(1)日頃も訪問時も変わらずきれいに清掃しておく方
p90 【文章修正】
下部のA
両手で相手の頬を挟み,軽く左右に曲げてから,少しずつ頸部を右に向け,正面に戻す(写真1,2)
p90 【写真番号修正】
下部のB〜D
(写真5)⇒(写真3),(写真2)⇒(写真4),(写真3)⇒(写真5)
p91 【写真番号修正】 4⇒2,5⇒3,2⇒4,3⇒5
p108【数値修正】 A 30度 ⇒ 30度以上