やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

(第4版第1刷:2025年7月25日発行)

正誤表

 この度は,上記書籍をご購入くださいまして誠にありがとうございました.
 以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正するとともに深くお詫び申し上げます.

2025年12月26日更新

箇所
319 必修ポイント「JIS C 5512:2015補聴器」基本特性の測定 1 補聴器特性測定装置を使用する.
 → 2 cm3 カプラを使用して測定する.
・補聴器特性測定装置,音響試験箱を使用する.
・音響カプラとして,2cm
3カプラを使用して測定する.
319 必修ポイント「JIS C 5512:2015補聴器」基本特性の測定 2 「規準の状態(=初期化状態)」の補聴器を使用して測定・検査する.
 →・音質調整器はメーカーが定めた代表的音質を使用する.
  ・出力制限装置の作用は最小にする.
「標準動作条件」で計測を行う.
 →自動利得調整機能を最小にし,測定の正確さに影響を与える可能性のあるその他の適応機能,たとえば騒音抑制機能,フィードバック抑制機能などは無効にする.
319 必修ポイント「JIS C 5512:2015補聴器」基本特性の測定 3 90dB 最大出力音圧レベルの周波数レスポンスを測定する.
 →・規準の状態で,利得調整器(補聴器のボリューム)を利得最大に設定する.
  ・90dBSPL の音を入力し,出力音圧レベルの周波数レスポンスを測定する.
  ・最大出力音圧レベルの代表値は,1,000 Hz,1,600 Hz,2,500 Hz の平均値とする.
90dB入力最大出力音圧レベルの周波数レスポンス曲線を測定する.
 →・補聴器の全体利得の調整を利得最大に設定する.
  ・90dBSPLの音を入力し,出力音圧レベルの周波数レスポンスを測定する.
  ・高周波数平均値(HFA)=1,000Hz,1,600Hz、2,500Hzの平均値を代表値とする.
320 必修ポイント「JIS C 5512:2015補聴器」基本特性の測定 4 最大音響利得周波数レスポンスを測定する.
 →・規準の状態で,利得調整器を利得最大に設定する.
  ・50dBSPL の音を入力し,音響利得の周波数レスポンスを測定する.
  ・最大音響利得の代表値は,1,000Hz,1,600Hz,2,500 Hz の平均値とする.
最大音響利得周波数レスポンス曲線を測定する.
 →・補聴器の全体利得の調整を利得最大に設定する.
  ・50dBSPLの音を入力し,音響利得の周波数レスポンスを測定する.
  ・高周波数平均値(HFA)=1,000Hz,1,600Hz,2,500Hzの平均値を代表値とする.
320 必修ポイント「JIS C 5512:2015補聴器」基本特性の測定 5 規準利得状態における規準周波数レスポンスを測定する.
 →・規準の状態で,利得調整器(補聴器のボリューム)を規準の状態に設定する.
  ・利得調整器の規準の状態とは,60dBSLPでの出力音圧が90dBSPLでの出力音圧よりも17dB低くなるように利得調整器が調整された状態をいう.
  ・その状態で,60dBSPLの音を入力し,出力音圧レベルの周波数レスポンスを測定する.
  ・規準周波数レスポンスの代表値は,1,000Hz,1,600 Hz,2,500 Hz の平均値とする.
規準利得状態における規準周波数レスポンスを測定する.
 →・利得調整を規準の状態に設定する.
  ・利得調整の規準の状態とは,60dBSPL入力での出力音圧が90dBSPL入力での出力音圧よりも17dB低くなるように利得調整器が調整された状態をいう.
  ・その状態で、60dBSPLの音を入力し,出力音圧レベルの周波数レスポンスを測定する.
  ・高周波数平均値(HFA)=1,000Hz,1,600Hz,2,500Hzの平均値を代表値とする.