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エッセンシャル 地域看護学 第2版

エッセンシャル 地域看護学 第2版

(第2版第2刷:2010年1月10日発行)

2010年4 月の「平成22年度診療報酬改定」にともなう内容の変更があります. 本書をお読みいただく際に,以下の表に差し替えてお読みください.

2010年5月31日更新

表4-33 現行の訪問看護制度

実施者 医療機関
法律 高齢者医療確保法(旧老人保健法) 健康保険法 介護保険法
従事者 ・医療機関の保健師・看護師・助産師
・准看護師は,保健師看護師助産師の看護計画と指導のもとに精神科以外の患者に対して訪問可能(介護予防訪問看護は不可)
財源 公費・各種保険者・被保険者の自己負担
対象者 当該医療機関に受診している高齢者(長寿医療制度加入者) 当該医療機関に受診している高齢者(左記)以外の者 ・第1号被保険者のうち,医療保険による訪問看護の適応でない者
・第2号被保険者のうち,老化に伴って生じる特定疾病と診断された者
内容 医師の診療に基づき,訪問して必要な看護,療養指導,医師の指示による医療処置を行う
訪問頻度 週3日まで.末期悪性腫瘍,神経難病,急性増悪期,人工呼吸器装着者は限度なし.精神訪問看護は週5日まで訪問可 ケアプランによる.特に制限はない.
利用者負担 健康保険の1割または3割負担(申請により,高額医療制度の一部負担金は払い戻される:高額医療費の上限は月12,000円または44,400円) 健康保険の3割負担(健康保険の本人・家族か,健康保険の種類によって異なる)3歳未満の乳幼児は2割負担 算定保険料金の1割
算定保険料金
(点数・単位)
在宅患者訪問看護・指導料を1日につき算定 (介護予防)訪問看護費を1回につき算定
週3日まで555点,4日目以降655点  20分未満 230単位
 30分未満 343単位
(精神科訪問看護・指導料は575点または160点*)
*グループホームや社会復帰施設等の入所者を対象とする場合
 30分以上60分未満 550単位
*グループホームや社会復帰施設等の入所者を対象とする場合  60分以上90分未満 845単位
同一建物居住者訪問看護・指導料(1日につき):430点(週4日目以降530点)
交通費 患者が実費負担 負担なし(保険に含まれる)
加算    夜間(18:00〜22;00)25%加算
◯緊急時訪問看護加算 265点  深夜(22:00〜6:00)50%加算
◯在宅患者連携指導加算 300点(月1回)  早朝(6:00〜8:00)25%加算
◯在宅患者緊急時等カンファレンス加算  
200点(月2回)
緊急時訪問看護加算
◯長時間訪問看護・指導加算 520点(週1回)  290単位/月
◯難病等複数回訪問看護加算 特別管理加算 250単位
2回 450点
ターミナルケア加算 2,000単位/月
3回以上 800点
特別地域加算
◯乳幼児加算(3歳未満)50点 離島などの場合,1回の訪問に加算15/100)
◯幼児加算(3歳以上6歳未満)50点  
◯複数名訪問看護加算  
看護師との訪問 430点  
准看護師との訪問 380点  
◯在宅移行管理加算(医療機器使用者:退院後1カ月)  
・在宅悪性腫瘍患者指導管理
500点
 
・気管カニューレを使用している状態  
・留置カテーテルを使用している状態  
・その他
250点
 
◯ターミナルケア加算  
2000点
 
減算 准看護師の訪問の場合,在宅患者訪問看護・指導料を50点減算 准看護師の訪問の場合,訪問看護費を90%に減算
特定疾病受給者証保持者は負担なし(特定セ患登録者証は一部負担)
★1単位の単価は10円に地域区分ごとの割合を乗じた額とする
(2010年4月現在)

実施者 訪問看護ステーション
法律 高齢者医療確保法(旧老人保健法) 健康保険法 介護保険法
従事者 ・訪問看護ステーションのの保健師・看護師・助産師・准看護師(介護予防訪問看護は不可),理学療法士,作業療法士,言語聴覚士
*管理者は保健師・看護師
財源 公費・各種保険者・被保険者の自己負担
対象者 長寿医療制度加入者で要支援・要介護に該当しない者または介護保険サービスを利用しない者.または厚生労働大臣が定める疾病等*の者 長寿医療制度に加入しない全年齢層の者 ・第1号被保険者のうち,医療保険による訪問看護の適応でない者
・第2号被保険者のうち,老化に伴って生じる特定疾病と診断された者
・(介護予防)特定施設入所者(准看不可)
内容 医師の診療に基づき,訪問して必要な看護,療養指導,医師の指示による医療処置を行う
訪問頻度 週3日まで.末期悪性腫瘍,神経難病,急性増悪期,人工呼吸器装着者は限度なし.精神訪問看護は週5日まで訪問可
癌末期,神経難病等については3箇所までのステーションからの訪問可
ケアプランによる.特に制限はない.
利用者負担 1割または3割負担(申請により,高額医療制度の一部負担金は払い戻される:高額医療費の上限は月12,000円または44,400円) 健康保険の3割負担(健康保険の本人・家族か,健康保険の種類によって異なる)3歳未満の乳幼児は2割負担 算定保険料金の1割
算定保険料金
(点数・単位)
基本療養費を1日につき算定
週3日まで5,550円,4日目以降6,550円
(介護予防)訪問看護費を1回につき算定
訪問看護基本療養費V(同一建物居住者へ):4,300円(4日目〜5,300円)  20分未満 285単位
(精神障害者社会復帰施設に入所している複数の者への訪問の場合,1日1,600円)
 30分未満 425単位
 30分以上60分未満 830単位
管理療養費:初日7,300円,2日目以降2,950円  60分以上90分未満 1198単位
気管カニューレ使用者,重度の褥瘡のある者には,特別指示書2回/月 交付可  サービス提供体制強化加算 6単位/回
交通費 実費徴収可能 負担なし(保険に含まれる)
加算 ◯難病等複数回訪問看護加算  夜間(18:00〜22;00)25%加算
末期癌・難病・急性増悪期患者への1日2回の訪問に対し,4,500円/日加算  深夜(22:00〜6:00)50%加算
1日3回以上の訪問に対して 8,000円/日加算  早朝(6:00〜8:00)25%加算
時間外の訪問:事業所ごとの料金設定による  
特別地域加算:15% 緊急時訪問看護加算:
◯退院時共同指導加算:6,000円(末期がん:2回算定可)  540単位/月
◯退院時支援指導加算:6,000円(末期がん等) 特別管理加算:250単位
◯在宅患者指導加算:3,000円(月1回) 長時間訪問看護加算:300単位/回
◯在宅患者緊急時等カンファレンス加算: 2,000円(月2回) (特別管理加算の対象者に1時間30分以上の訪問)
◯長時間訪問看護加算:5,200円(2時間以上,週1回加算) ターミナルケア加算:2,000単位/月
◯乳幼児加算(3歳未満):500円 特別地域加算(離島などの場合,1回の訪問に加算15/100)
◯幼児加算(3歳以上6歳未満):500円
◯複数名訪問看護加算: 複数名訪問看護加算:
看護師との訪問 4,300円  254単位/回(30分未満)
准看護師との訪問 3,800円  402単位/回(30分以上)
◯重症者管理加算 2,500円/5,000円(重症度等の高いもの)  
◯24時間連絡体制加算 2,500円  
◯24時間対応体制加算 5,400円(月1回)  
   
訪問看護情報提供療養費:1,500円  
ターミナルケア療養費: 20,000円  
減算 准看護師の訪問の場合,基本療養費を500円減算 准看護師の訪問の場合,訪問看護費を90%に減算
特定疾病受給者証保持者は負担なし(特定疾患登録者証は一部負担)
★1単位の単価は10円に地域区分ごとの割合を乗じた額とする
(2010年4月現在)