やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

超音波検査士認定試験問題集 第3版

超音波検査士認定試験問題集 第3版

(第3版第4刷:2013年12月20日発行)
正誤表

 この度は,上記書籍をご購入下さいまして誠にありがとうございました.
 本問題集p134「問題56」およびその解答・解説(別冊p32)を以下の通り訂正いただきますようお願い申しあげます.

2014年1月28日更新




問題56
正しい組合わせはどれか.
(1)腸閉塞――――――sandwich sign
(2)腸重積――――――multiple concentric ring sign
(3)大腸癌――――――pseudokidney sign
(4)悪性リンパ腫―――keyboard sign
(5)肥厚性幽門狭窄症−beak sign
a(1),(2) b(1),(5) c(2),(3) 
d(3),(4) e(4),(5)     




問題56
正解 :c
(1):sandwich signは上腸間膜動静脈が腫大した腸間膜リンパ節によりサンドイッチ様に取り囲まれる所見で,悪性リンパ腫で認められる.
(4):keyboard signは拡張した腸管内に小腸のケルクリング皺襞がピアノの鍵盤状に描出される所見で,腸閉塞(イレウス)で認められる.
(5):beak signは腫瘤が腎に接して存在する場合,腎皮質と腫瘤との境界部がくちばし状(beak)に描出されればその腫瘤が腎由来であることが診断できる所見で,腎嚢胞や腎細胞癌などで認められる.



問題56     
誤っている組合わせはどれか.2つ選べ.
 腸閉塞 ―――――― sandwich sign
 腸重積 ――――――multiple concentric ring sign
 大腸癌 ―――――― pseudokidney sign
 悪性リンパ腫 ―――keyboard sign
 肥厚性幽門狭窄症 − beak sign




問題56
正解 a,d
解説
:sandwich signは上腸間膜動静脈が腫大した腸間膜リンパ節によりサンドイッチ様に取り囲まれる所見で,悪性リンパ腫で認められる.
:keyboard signは拡張した腸管内に小腸のケルクリング皺襞がピアノの鍵盤状に描出される所見で,腸閉塞(イレウス)で認められる.
:beak signは肥厚した幽門輪状筋が鳥のくちばしのように胃幽門前庭部に突出する所見で,肥厚性幽門狭窄症で認められる.またbeak signは腫瘤が腎に接して存在する場合,腎皮質と腫瘤との境界部がくちばし状(beak)に描出されればその腫瘤が腎由来であることを表す場合にも用いられることがある.

超音波検査士認定試験問題集 第3版

(第3版第1刷:2009年9月10日発行)
正誤表

この度は,上記書籍をご購入下さいまして誠にありがとうございました.
以下の箇所に関して誤りがございましたので,ここに訂正するとともに深くお詫び申し上げます.

2009年10月9日更新

145 「§1 副腎・後腹膜」の問題4の移動 「§3 尿管・膀胱」の末尾へ
別冊
35
「泌尿器−問題4」の解答・解説の変更 正解:c
膀胱結石あるいは膀胱潰瘍は認められない.排尿後ということから,かなりの残尿が認められ,また肉柱と思われる膀胱粘膜の変化を認めるが,膀胱腫瘍も否定はできない.膀胱鏡による確認が望ましい.