はじめに
“日本人の美しい笑顔を創造する”プロジェクトチームの皆さまへ
このたび,私が長年にわたり奨めてまいりました,快適な対人関係を創るための表情美学について,ご一読いただけることは,本当に嬉しく思い,感謝いたします.
歯科医療は,“人々の美と健康とハッピーライフ”を約束する素晴らしいかけがえのないドラマです.歯科医院の舞台は,劇場のように,来院した方々が,そのステージに喜んで参加され,スタッフと共に学び,ドラマの進行に沿って,共に喜び合うことのできる,笑顔のある職場にしていけるようにと心から願っています.
その感動的なステージは,高価な最新メカの舞台装置が,観客=患者さんにとって,その価値が単なる恐怖や,痛みの増幅感につながらないように,登場するスター(スタッフ)は,プロフェッショナル・デンタルサービスを提供する,魅力ある存在であることが望まれます.そして何よりも仕事が楽しく,日々が感動のなかで患者さんと,デンタルスタッフのコラボレーションによって,歯科医療の使命を全うできますように祈ります.
時代に沿った,新しいサービス関係を築くことは,患者さんと医療との溝が,コーディネートされて,そこからシナジー効果も生まれることと思います.
人の表情のメッセージ性,例えば,まだ話もしていない相手の顔を見ただけで,“あの人は,私を嫌いなのだ“とか,“私を,ばかにしていた”などということや,人との出会いや,会話中などで,何気ない表情や仕草に,相手が強く反応して時として人間関係をぎくしゃくさせる原因になることもあります.表情美学は,これらのことを踏まえて,心理学的に研究した学問です.また,それを表情コミュニケーション=ノンバーバル(非言語的)・コミュニケーションのスキルとして「人間関係の扉」・「心の扉」・「幸せの扉」を開く,3つの鍵に託しました.
モデリング&エクササイズが,バーバル(言語的)・コミュニケーションとともに患者さんとのコミュニケーションのお役に立てたら幸せです.
デンタルコーディネーター
モデリングディレクター
山田 桂子
“日本人の美しい笑顔を創造する”プロジェクトチームの皆さまへ
このたび,私が長年にわたり奨めてまいりました,快適な対人関係を創るための表情美学について,ご一読いただけることは,本当に嬉しく思い,感謝いたします.
歯科医療は,“人々の美と健康とハッピーライフ”を約束する素晴らしいかけがえのないドラマです.歯科医院の舞台は,劇場のように,来院した方々が,そのステージに喜んで参加され,スタッフと共に学び,ドラマの進行に沿って,共に喜び合うことのできる,笑顔のある職場にしていけるようにと心から願っています.
その感動的なステージは,高価な最新メカの舞台装置が,観客=患者さんにとって,その価値が単なる恐怖や,痛みの増幅感につながらないように,登場するスター(スタッフ)は,プロフェッショナル・デンタルサービスを提供する,魅力ある存在であることが望まれます.そして何よりも仕事が楽しく,日々が感動のなかで患者さんと,デンタルスタッフのコラボレーションによって,歯科医療の使命を全うできますように祈ります.
時代に沿った,新しいサービス関係を築くことは,患者さんと医療との溝が,コーディネートされて,そこからシナジー効果も生まれることと思います.
人の表情のメッセージ性,例えば,まだ話もしていない相手の顔を見ただけで,“あの人は,私を嫌いなのだ“とか,“私を,ばかにしていた”などということや,人との出会いや,会話中などで,何気ない表情や仕草に,相手が強く反応して時として人間関係をぎくしゃくさせる原因になることもあります.表情美学は,これらのことを踏まえて,心理学的に研究した学問です.また,それを表情コミュニケーション=ノンバーバル(非言語的)・コミュニケーションのスキルとして「人間関係の扉」・「心の扉」・「幸せの扉」を開く,3つの鍵に託しました.
モデリング&エクササイズが,バーバル(言語的)・コミュニケーションとともに患者さんとのコミュニケーションのお役に立てたら幸せです.
デンタルコーディネーター
モデリングディレクター
山田 桂子
目次
はじめに
第1章 素敵な印象を与える―プロフェッショナルの理想像
ハッピーフェイス & アイ・アム・オーケー・スタンス
人は思いによって,思いのとおりの人になる
心は表情に表れる
EPISODE ステージは自分自身を映し出す
今,どのような人が求められているか
観客は常にプロらしさを求めている
観客をあなたのファンにするには
スタッフ一人ひとりがデンタルクリニックの顔
患者さんは観客,そして,ステージパートナー
メイク・ハッピーフェイス
ハッピーフェイス(=幸福顔)になるためのモデリング
もし,あなたが悩みや迷いを抱えていたら
EPISODE 旅人の出会った幸福
仕事の向こうにある幸福
あなたのタレント性をアップする,サービス精神=スター性
アイ・アム・オーケー・スタンス
プロフェッショナルの条件は,ハッピーフェイス & アイ・アム・オーケー・スタンス
目的のイメージを創りあげる―モデリング
自己モデリングは,自己評価から
プロフェッショナルのコンディション
第2章 表情美学で素敵なあなたに Stage1 大切にしたい出会いと第一印象
心が形に表れるプロセニアム
あらゆるものに表情があり,メッセージ性がある
EPISODE もう二度と行きたくない歯医者さん
それぞれにセレンディピティの時代
患者さん一人ひとりのキャラクター
ほんとうの自分らしさで向き合う
私たちは,何を求め,何を期待しているのか
倫理観と美意識をもって,デンタルステージを魅力的に
ウエルカムの心を形にする
クリニックの外観は劇場入り口,受付・待合室はプロセニアム
出会った瞬間のアイコンタクトは,相互関係の交渉手続き
コミュニケーションの原点はアイコンタクト
第一にインプレッションされるのは?
話したくなる顔って,どんな顔?
心は顔に表れる―表情のもつメッセージ性
人間関係を左右する顔のスイッチ・オン&スイッチ・オフ
人と出会った瞬間の3秒間にスイッチ・オンの顔で「受容」の発信を
受容の顔=スイッチ・オンの顔のモデリング&エクササイズ
挨拶のエクササイズ―挨拶は,敬意をことばと形に表すこと
グリーティング&インタビュー
EPISODE 歯医者さんは「嫌い!」
出会いの受容の顔=スイッチ・オンの顔は,人間関係の扉を開く鍵
第3章 良い姿勢からアイ・アム・オーケーが伝わる Stage2 デンタルスタッフの立ち姿は,美しく健康的なイメージがベスト
EPISODE 大勢の観客の拍手より,一人の幸せそうな笑顔
アシスタントの役割―チェアサイドでのマナー
患者さんを診療室に迎える
立ち姿のモデリング
挨拶&誘導 ―アシスタント・デビュー
腰掛けたときの姿勢も,美しく
腰掛けるときのキーポイント―モデリング&エクササイズ
休むときの足先のマナーのモデリング
アシスタントチェアに腰掛けるときは,安定性が第一
ハイジニストもアシスタントも,患者さんをパートナーとして,立って歩いて迎える
良い姿勢から,正しく美しい歩きが始まる
歩き方の基本 ―オフィシャル・ウォークのモデリング
第4章 笑顔が変える,医院の雰囲気 Stage3 スタッフに望む,キープ・オン・スマイル
誰にでも受け入れられる笑顔とは?
笑顔にもいろんな表情がある
デンタルステージに望ましい笑顔とは?
あなたはどの笑顔を選ぶ?
スイッチ・オン(=受容)の笑顔 ―モデリング&エクササイズ
人の声と笑顔との関係
声はイメージをつくるマニエール(表現方法)
笑顔で発声してみましょう ―モデリング&エクササイズ
電話美人の応対マナー
電話を受けるときは,「ハッピー・ウエルカム」
電話をかけるときは,「エクスキューズ・ミー」
オフィシャルな電話のかけ方のモデリング
第5章 心の扉を開く,魅力ある会話 Stage4
相手の心をノックする,コミュニケーション美人
EPISODE 同じ「エクスキューズ・ミー」でも
マス・コミュニケーションからインターパーソナル・コミュニケーションへ
会話は,見られている,聞かれている
声の表情,会話のモード
会話は,「話したい」「聞きたい」心の表現
表現力(話力)の自己診断
コミュニケーション美人を目指せ
会話は,声とことばからなる音楽
発声
テンポ:心臓の鼓動=正常テンポ
アクセント:強弱
リズム:軽やかに
イントネーション:抑揚(感情表現)
会話は,デュエットでするテニスプレー
プレーは相手を選ぶ
インターフェースの「受容的」会話の方程式は,
「受容」+「協力」+「称賛」
聞き方のモデリング―「受容」
聞き方のモデリング―「協力」
聞き方のモデリング―「称賛」
「聞き上手」は心の扉を開く
ジェスチャーで会話を楽しく,わかりやすく
ジェスチャーのストライクゾーン
優しさが見える手の動作―モデリング&エクササイズ
第6章 デンタルコミュニケーション Stage5
歯科医療のサービスは,デンタルコミュニケーションP&IC
患者さんの歯科医院に対する要求と不満 ―アンケート調査より
患者さんは,一緒にドラマを演じていくステージパートナー
コンサルテーション&インフォームド・コンセント
P&ICの聞き方・話し方
エクザミネーション&ケース・プレゼンテーションは個室で
大切なのは,助力者としてのスタンス
EPISODE “ハイジニスト=マイ・エンゼル”
助力者としてのスタンスとエンゼル・ハート
フェイスバリュー(face value)を受け入れる―助力的人間関係のアプローチ
フェイスバリューを受け入れる
プラークコントロールについて
EPISODE ハイジニスト悲喜交々
助力的な人間関係で大切なこと
プラークコントロールを達成するためのハイジニストのスタンスと患者さんへのアプローチ
ハイジニストの職業的態度の特質
アプローチ:問題のあるアプローチのタイプ
アプローチ:ノープロブレムのタイプ
第7章 患者さんとの人間関係美学―応用講座
7つのソフト&ジェントル
7つのソフト
7つのソフト&ジェントルは,マナーの基本=リスペクト(尊敬)の表現
EPISODE セルフエスティームは守る
ハイジニストのお困り解決 ―言うことを聞かない子供たち
インディビデュアルの「個人」を受け止める
患者さんの身になって,ステージを観る
コスチュームとアクセサリー vsユニホームとアクセサリー
オフタイムを素敵なあなたで!
おしゃれのマナーTPOの簡単な覚え方
プロフェッショナルは幸福人
EPISODE プロの幸福人
おわりに
はじめに
第1章 素敵な印象を与える―プロフェッショナルの理想像
ハッピーフェイス & アイ・アム・オーケー・スタンス
人は思いによって,思いのとおりの人になる
心は表情に表れる
EPISODE ステージは自分自身を映し出す
今,どのような人が求められているか
観客は常にプロらしさを求めている
観客をあなたのファンにするには
スタッフ一人ひとりがデンタルクリニックの顔
患者さんは観客,そして,ステージパートナー
メイク・ハッピーフェイス
ハッピーフェイス(=幸福顔)になるためのモデリング
もし,あなたが悩みや迷いを抱えていたら
EPISODE 旅人の出会った幸福
仕事の向こうにある幸福
あなたのタレント性をアップする,サービス精神=スター性
アイ・アム・オーケー・スタンス
プロフェッショナルの条件は,ハッピーフェイス & アイ・アム・オーケー・スタンス
目的のイメージを創りあげる―モデリング
自己モデリングは,自己評価から
プロフェッショナルのコンディション
第2章 表情美学で素敵なあなたに Stage1 大切にしたい出会いと第一印象
心が形に表れるプロセニアム
あらゆるものに表情があり,メッセージ性がある
EPISODE もう二度と行きたくない歯医者さん
それぞれにセレンディピティの時代
患者さん一人ひとりのキャラクター
ほんとうの自分らしさで向き合う
私たちは,何を求め,何を期待しているのか
倫理観と美意識をもって,デンタルステージを魅力的に
ウエルカムの心を形にする
クリニックの外観は劇場入り口,受付・待合室はプロセニアム
出会った瞬間のアイコンタクトは,相互関係の交渉手続き
コミュニケーションの原点はアイコンタクト
第一にインプレッションされるのは?
話したくなる顔って,どんな顔?
心は顔に表れる―表情のもつメッセージ性
人間関係を左右する顔のスイッチ・オン&スイッチ・オフ
人と出会った瞬間の3秒間にスイッチ・オンの顔で「受容」の発信を
受容の顔=スイッチ・オンの顔のモデリング&エクササイズ
挨拶のエクササイズ―挨拶は,敬意をことばと形に表すこと
グリーティング&インタビュー
EPISODE 歯医者さんは「嫌い!」
出会いの受容の顔=スイッチ・オンの顔は,人間関係の扉を開く鍵
第3章 良い姿勢からアイ・アム・オーケーが伝わる Stage2 デンタルスタッフの立ち姿は,美しく健康的なイメージがベスト
EPISODE 大勢の観客の拍手より,一人の幸せそうな笑顔
アシスタントの役割―チェアサイドでのマナー
患者さんを診療室に迎える
立ち姿のモデリング
挨拶&誘導 ―アシスタント・デビュー
腰掛けたときの姿勢も,美しく
腰掛けるときのキーポイント―モデリング&エクササイズ
休むときの足先のマナーのモデリング
アシスタントチェアに腰掛けるときは,安定性が第一
ハイジニストもアシスタントも,患者さんをパートナーとして,立って歩いて迎える
良い姿勢から,正しく美しい歩きが始まる
歩き方の基本 ―オフィシャル・ウォークのモデリング
第4章 笑顔が変える,医院の雰囲気 Stage3 スタッフに望む,キープ・オン・スマイル
誰にでも受け入れられる笑顔とは?
笑顔にもいろんな表情がある
デンタルステージに望ましい笑顔とは?
あなたはどの笑顔を選ぶ?
スイッチ・オン(=受容)の笑顔 ―モデリング&エクササイズ
人の声と笑顔との関係
声はイメージをつくるマニエール(表現方法)
笑顔で発声してみましょう ―モデリング&エクササイズ
電話美人の応対マナー
電話を受けるときは,「ハッピー・ウエルカム」
電話をかけるときは,「エクスキューズ・ミー」
オフィシャルな電話のかけ方のモデリング
第5章 心の扉を開く,魅力ある会話 Stage4
相手の心をノックする,コミュニケーション美人
EPISODE 同じ「エクスキューズ・ミー」でも
マス・コミュニケーションからインターパーソナル・コミュニケーションへ
会話は,見られている,聞かれている
声の表情,会話のモード
会話は,「話したい」「聞きたい」心の表現
表現力(話力)の自己診断
コミュニケーション美人を目指せ
会話は,声とことばからなる音楽
発声
テンポ:心臓の鼓動=正常テンポ
アクセント:強弱
リズム:軽やかに
イントネーション:抑揚(感情表現)
会話は,デュエットでするテニスプレー
プレーは相手を選ぶ
インターフェースの「受容的」会話の方程式は,
「受容」+「協力」+「称賛」
聞き方のモデリング―「受容」
聞き方のモデリング―「協力」
聞き方のモデリング―「称賛」
「聞き上手」は心の扉を開く
ジェスチャーで会話を楽しく,わかりやすく
ジェスチャーのストライクゾーン
優しさが見える手の動作―モデリング&エクササイズ
第6章 デンタルコミュニケーション Stage5
歯科医療のサービスは,デンタルコミュニケーションP&IC
患者さんの歯科医院に対する要求と不満 ―アンケート調査より
患者さんは,一緒にドラマを演じていくステージパートナー
コンサルテーション&インフォームド・コンセント
P&ICの聞き方・話し方
エクザミネーション&ケース・プレゼンテーションは個室で
大切なのは,助力者としてのスタンス
EPISODE “ハイジニスト=マイ・エンゼル”
助力者としてのスタンスとエンゼル・ハート
フェイスバリュー(face value)を受け入れる―助力的人間関係のアプローチ
フェイスバリューを受け入れる
プラークコントロールについて
EPISODE ハイジニスト悲喜交々
助力的な人間関係で大切なこと
プラークコントロールを達成するためのハイジニストのスタンスと患者さんへのアプローチ
ハイジニストの職業的態度の特質
アプローチ:問題のあるアプローチのタイプ
アプローチ:ノープロブレムのタイプ
第7章 患者さんとの人間関係美学―応用講座
7つのソフト&ジェントル
7つのソフト
7つのソフト&ジェントルは,マナーの基本=リスペクト(尊敬)の表現
EPISODE セルフエスティームは守る
ハイジニストのお困り解決 ―言うことを聞かない子供たち
インディビデュアルの「個人」を受け止める
患者さんの身になって,ステージを観る
コスチュームとアクセサリー vsユニホームとアクセサリー
オフタイムを素敵なあなたで!
おしゃれのマナーTPOの簡単な覚え方
プロフェッショナルは幸福人
EPISODE プロの幸福人
おわりに