やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

序文

 いまや脳の世紀がはじまろうとしている.脳はさまざまなネットワークを介して運動・感覚・知・情・意などの神経・精神活動をつかさどっている.しかし,これらの機能は,古来,謎として神秘的に取り扱われきた.また,神経疾患は難解であり,その治療は手の届かないものとして位置づけられ,治らないものとして,あきらめられてきた.ところが,神経科学の業績が近年,めざましく蓄積してきたため,神経の謎のベールが徐々に取り払われてきている.
 これら神経科学の新しい知見を神経疾患に罹患して苦しんでおられる患者・家族のために役立てることがわれわれに課せられた重大な責務である.このような課題を達成するためには,新しいstate of the artを若い医師や学生諸君に理解していただき,それらのart(手技)を神経疾患に罹患した患者の実地診療のうえに応用し,患者を幸せにすることが必要である.
 一方,種々の学会で認定医制度が近年になって定着してきている.日本神経学会の認定医制度も25年の歴史を刻んでおり,1998年になって,認定医養成のためのカリキュラムも作成された.日本内科学会でも同様な方向に進んでいる.このカリキュラムをマスターした医師が悩める患者に対して適切な医療を行うことを社会は切に期待している.その流れの一環としてカリキュラムを達成するための基本指針となるべき教科書的な冊子が要望されている.
 近年,わが国では急速な高齢化が進み,老年医学の必要性が求められ,介護保険制度も導入されようとしている.高齢者の医療では神経疾患が重要な意味をもち,避けて通ることはできない.たとえ,内分泌,循環器,消化器,呼吸器といった専門を志向したとしても神経疾患が合併する頻度は非常に高く,神経疾患の診療を抜きにしては全人的医療は不可能である.これは内科系分野のみに限らず,外科系分野でも同じであり,高齢者診療を行ううえでは必須の課程であると考えられる.
 さらに,きたる21世紀には医学・医療をはじめ,わが国の社会の多くの分野で大きな変革が行われようとしている.このような変革期には種々の機構改革が行われ,若い医師・学生諸君も自分の将来像が安定せず,漠たる不安感を抱く危険性がある.それらを払拭するには自分自身で確たるart(手技)を身につけることが必要であろう.以上の目標を達成するための適切なガイドラインが求められ,それに応えるために本書が編纂された.
 第1章では神経疾患を理解するための基礎的な病態生理を紹介する.そのなかで,最先端の神経科学に関する知識がどのように疾患の診療に応用されようとしているかを述べる.神経組織の形態学的特徴,機能面での統合,生化学的特性についての紹介に加えて,発生・分化や免疫機能との関連などについても触れられている.さらに,神経成長因子,軸索ガイダンス,記憶,再生といった臨床に結びつく最新の知見も盛り込んだ.
 第2章では神経疾患の診断法について最新の方法を加えて紹介している.近年,画像診断,遺伝子診断などの先端医療が神経疾患にも導入されて,それらの診断法が長足の進歩を遂げている.しかし,それらを支える電気生理学的検査,生検などによる形態学的検査,自律神経機能検査,免疫学的検査の進歩も重要であり,それらについての詳しいart(手技)が述べられる.この章を読まれた方はきっと神経疾患がわからないものとされてきた過去を覆すような思いを抱かれるであろう.
 第3章では精神疾患治療法の進歩が披露されている.従来,治療の圏外にあった神経系の疾患がどの程度治るようになったかが示されている.意識障害,てんかん,痴呆,麻痺,不随意運動,疼痛といった一般的な症状への対処の仕方を紹介する.このような基本的な事項は神経疾患を専門とする医師のみではなく,あらゆる医師や学生諸君に読んでいただきたいものである.その他に,呼吸管理,栄養治療,血液浄化,頭蓋内圧降下療法,抗血小板療法などについても触れている.さらに,γ-グロブリン,抗うつ薬,抗不安薬,睡眠薬といったおもな治療薬の作用機序や使用方法についても述べている.
 第4章では主要な神経疾患の現況・病態・診断・治療を紹介している.脳血管障害,神経感染症,免疫性神経疾患,中毒性神経疾患,神経変性疾患,筋疾患,遺伝性神経疾患,外科的神経疾患,脊髄疾患,発作性神経疾患など各神経疾患について,その現況・病態・診断・治療がコンパクトにまとめられている.第3章までの知識を再構成するのに都合がよいと思われる.専門外の先生方や学生諸君にも,神経疾患に関する情報がかくも広がり深まって患者や家族のために役立っているかを理解されるであろう.
 今回,良き医師の養成を目標としたガイド・ブックを企画し,本冊子にハンディーにまとめてみた.本書がわが国における神経・精神医学の実地診療をグレード・アップし,近づきつつある高齢化社会において,これらの疾患で悩める者の福音になれば幸いである.
 1999年11月 編者 中村重信 (なかむらしげのぶ)
神経疾患研究の進歩  (柳澤信夫)

第1章 神経疾患理解のための病態生理
 1.シナプスの形態学―non-synaptic transmission  (水野昇)
 2.脳幹・脊髄の機能  (松本博之)
 3.小脳の機能  (川口三郎)
 4.旧い脳―大脳辺縁系の機能  (和中明生)
 5.認識の形成  (山鳥重)
 6.睡眠と覚醒  (井上昌次郎)
 7.情動の発現と制御  (小野武年・永福智志)
 8.軸索内輸送とその病態  (田代朋子)
 9.シナプス小胞のエクソサイトーシスとエンドサイトーシス  (小山眞也・菊池章)
 10.グリア細胞の細胞生物学  (森田光洋・工藤佳久)
 11.脳と免疫機能  (田平武)
 12.脳と性衝動  (椛秀人)
 13.脳の内分泌調節  (越村邦夫・他)
 14.細胞膜における情報の変換  (東田陽博・横山茂)
 15.神経細胞イオンチャネル・受容体と細胞内分布  (倉智義久・藤田秋一)
 16.細胞膜とトランスポーター  (島田昌一)
 17.脳細胞内の情報伝達と機能  (野村靖幸)
 18.脳とニューロステロイド  (筒井和義)
 19.脳とニューロトロフィン   (古川昭栄・他)
 20.視覚野の回路網形成  (田中繁)
 21.シナプス可塑性  (高橋正身)
 22.脳と記憶  (田中康文)
 23.神経細胞とアポトーシス  (割田仁・阿部康二)
 24.中枢神経伝導路の再生  (井上辰志・栗栖薫)

第2章 診断法─現況と最近の進歩
〔脳脊髄液〕
 25.脳脊髄液の産生・灌流とその異常  (新井雅信)
 26.Oligoclonal bandとIgG indexの臨床的意義  (黒田康夫)
 27.ウイルス・細菌・真菌の同定  (綾部光芳・庄司紘史)
 28.ウイルスの抗体価比と抗体価指数  (亀井聡)
〔神経放射線学的検査〕
 29.骨格筋CTと筋肉疾患  (高橋桂一)
 30.血管撮影―MRAと脳血管造影  (山上宏・成冨博章)
 31.脊髄造影と脊髄MRI診断法  (平田温)
 32.脳血流測定の判定とその異常  (小林祥泰)
 33.脳の代謝測定の判定とその異常  (入江克実・井林雪郎)
〔電気生理学的検索〕
 34.針筋電図  (三森康世)
 35.表面筋電図  (勝岡宏之)
 36.神経伝導検査―所見解釈の原理と新しい方法論  (馬場正之)
 37.神経反復刺激  (森田洋)
 38.睡眠脳波  (辻貞俊)
 39.体性感覚誘発電位   (西山毅彦・黒岩義之)
 40.事象関連電位  (大澤美貴雄)
 41.脳幹聴覚誘発電位(brainstem auditory evoked potential)  (和田伸一)
 42.神経疾患における視覚誘発電位   (柴田興一)
 43.磁気刺激検査  (魚住武則)
〔神経筋バイオプシー〕
 44.筋線維タイプとその異常  (埜中征哉)
 45.中心核の臨床的意義  (久留聡・松岡幸彦)
 46.筋炎における炎症細胞浸潤と結合織の増生  (中野智)
 47.赤色ぼろ線維(ragged-red fiber)  (石田千穂・福原信義)
 48.ネマリン小体の歴史・病理・病態  (佐橋功・衣斐達)
 49.筋生検でみられる封入体様構造物  (岡本幸市)
 50.節性脱髄の病理  (杉江和馬・錫村明生)
 51.Onion bulb形成  (調輝男)
 52.軸索変性と腫大  (岡伸幸)
 53.血管炎と炎症細胞の浸潤  (齋藤豊和)
〔自律神経機能検査法〕
 54.起立試験とヘッドアップ・ティルト試験  (田村直俊・島津邦男)
 55.心電図R-R間隔変動検査  (栃木捷一郎・川上正人)
 56.サーモグラフィによる自律神経機能評価  (原田俊英・岡崎正典)
 57.発汗検査―その方法と留意点  (斎藤博)
 58.血圧日内変動  (山本康正)
 59.排尿機能試験  (榊原隆次・服部孝道)
 60.薬物点眼試験  (田村直俊)
〔遺伝性神経疾患の検索〕
 61.遺伝性神経疾患の遺伝子解析法  (宮地隆史)
〔免疫神経疾患の検索〕
 62.抗アセチルコリン受容体抗体  (高守正治)
 63.抗神経抗体の種類と特徴  (村井弘之・吉良潤一)
 64.抗ガングリオシド抗体  (楠進)
 65.抗リン脂質抗体症候群の診断  (西丸雄也)
 66.リンパ球サブセットと神経疾患  (野村恭一・大野良三)

第3章 治療法をめぐる最近の進歩
 67.意識障害患者の処理  (山本紘子)
 68.てんかん治療の最近の進歩  (松本理器・他)
 69.痴呆患者の治療  (武田雅俊・他)
 70.失語症の治療  (入野誠郎・久保浩一)
 71.頭痛疾患の病態と治療  (岡部多加志)
 72.めまい患者の処置と治療  (宇高不可思)
 73.視力障害・眼球運動障害患者の処置と治療  (金久禎秀)
 74.嚥下障害と構音障害の処置と治療  (峠哲男・市原典子)
 75.運動麻痺患者の処置と治療  (小坂健二)
 76.運動失調患者の処置と対応  (長岡正範・中村隆一)
 77.不随意運動患者の処置と治療  (宮下暢夫・今井壽正)
 78.疼痛のある疾患の処置と治療  (川村純一郎)
 79.しびれのある患者をどうみるか  (井上聖啓)
 80.ミオグロビン尿症―横紋筋融解症の病態と治療  (高木昭夫)
 81.副腎皮質ステロイドによる神経疾患の治療  (中島健二)
 82.筋萎縮性側索硬化症の呼吸管理による治療  (林秀明)
 83.経管栄養による神経疾患の栄養管理  (長谷川一子・楠淳一)
 84.食事療法による神経疾患の治療と予防  (栗原照幸)
 85.血液浄化療法による神経疾患の治療  (渋谷統寿)
 86.頭蓋内圧降下療法による治療  (伊佐勝憲・山口武典)
 87.神経疾患における線溶療法  (山畑仁志・丸山征郎)
 88.抗血小板薬による神経疾患の治療  (松本昌泰・堀正二)
 89.虚血性脳血管障害の抗凝固療法  (内山真一郎)
 90.抗痙攣薬・筋弛緩薬  (平田幸一)
 91.神経感染症における抗菌薬・抗ウイルス薬  (呉幹人・塩澤全司)
 92.γ-グロブリン大量静注法  (川浪祥子)
 93.新規抗うつ薬の開発と抗うつ薬の適応拡大   (井上猛・小山司)
 94.睡眠薬  (野村聡一郎)
 95.抗精神病薬  (松島英介)
 96.脳血管障害後遺症の機能訓練  (土田隆政・眞野行生)
 97.運動機能のgradingと介護保険法  (飯島節)
 98.神経筋疾患と在宅人工呼吸療法  (姜進)
 99.神経難病ケア・システム  (木村格)

第4章 主要疾患─現況・病態・診断・治療
 100.脳動脈瘤破裂の予防と処置  (片岡大治・橋本信夫)
 101.皮質下出血の原因と対策  (大谷良・秋口一郎)
 102.脳血栓の危険因子察知とその対策  (平井俊策)
 103.脳塞栓の原因とその対応―とくに心房細動例に関して  (山之内博)
 104.一過性脳虚血の原因・予後と対応策  (野川茂・福内靖男)
 105.脳静脈・静脈洞血栓症  (中島健二)
 106.血管炎の原因と対応策  (片山泰朗・神谷達司)
 107.血管性痴呆の危険因子とその対応策  (高橋智・東儀英夫)
 108.脊髄血管障害の原因と診断  (天野隆弘)
 109.中枢神経系の細菌感染症  (森松光紀)
 110.ウイルス性神経感染症とその治療法  (亀井聡)
 111.真菌性髄膜脳炎―誘因・原因菌・治療  (加藤智信・松本理器)
 112.多発性硬化症―治療と病因の新展開  (齋田孝彦)
 113.急性散在性脳脊髄炎  (古谷博和・三好甫)
 114.重症筋無力症―その病態と臨床  (中村龍文)
 115.皮膚筋炎と多発筋炎  (小林高義)
 116.傍腫瘍性症候群―種類・原因腫瘍・治療  (廣瀬源二郎)
 117.膠原病に伴う神経症状  (宇宿功市郎)
 118.高アンモニア血症による症状と治療法  (矢崎正英・池田修一)
 119.内分泌疾患に伴う神経疾患  (矢澤省吾・大井長和)
 120.電解質異常による神経疾患と治療法  (法化図陽一・永松啓爾)
 121.ビタミン欠乏症による神経疾患と治療法  (濱野忠則・栗山勝)
 122.アルコールによる神経疾患とその発症機序  (山本悌司・本間真理)
 123.薬物の副作用による神経症状とその対応策  (葛原茂樹)
 124.金属中毒による神経症状とその対応策  (井上尚英)
 125.有機溶媒中毒による神経症状とその対応策  (片山禎夫・山村安弘)
 126.筋萎縮性側索硬化症の原因と新しい治療法  (中野今治)
 127.脊髄小脳変性症―分類・原因・治療法  (水澤英洋)
 128.Alzheimer病の原因と治療  (東海林幹夫)
 129.びまん性Lewy小体病の原因・診断・治療法   (小阪憲司)
 130.プリオン病―コンフォメーション病の代表的疾患  (堂浦克美)
 131.ミトコンドリア脳筋症  (中川正法)
 132.筋ジストロフィー  (林由起子・荒畑喜一)
 133.周期性四肢麻痺―イオンチャネル病として  (鎌倉恵子)
 134.筋強直性ジストロフィー  (望月温子・清水輝夫)
 135.球脊髄性筋萎縮症  (小林靖・祖父江元)
 136.脊髄小脳変性症  (佐々木秀直・田代邦雄)
 137.Huntington病―triplet repeat病  (郭伸)
 138.若年性Parkinson病  (水野美邦・服部信孝)
 139.Wilson病  (市川桂二)
 140.Charcot-Marie-Tooth病  (大西晃生)
 141.家族性アミロイドポリニューロパチー  (中里雅光)
 142.白質ジストロフィー  (山下順章 )
 143.スフィンゴリピドーシス  (衛藤義勝)
 144.脳腱黄色腫症  (郡山達男)
 145.糖蛋白代謝異常  (鈴木義之)
 146.アミノ酸代謝異常症  (黒田d弘)
 147.核酸代謝異常と神経筋疾患  (佐倉伸夫)
 148.急性ポルフィリン症  (大門真)
 149.フロッピーインファントの種類・原因  (瀬川昌也)
 150.Arnold-Chiari奇形の種類と治療法  (森惟明)
 151.脳腫瘍の種類と治療法の進歩  (福井仁士・稲村孝紀)
 152.悪性リンパ腫と神経障害  (向井栄一郎・内海眞)
 153.頭部外傷の治療・管理法―最近のトピックス  (重森稔)
 154.頸椎症の診断と治療法  (柳務・勝野雅央)
 155.正常圧水頭症の診断と治療法  (北川泰久)
 156.脊髄性筋萎縮症の診断と治療法―若年性一側上肢筋萎縮症をめぐって  (菊地誠志・田代邦雄)
 157.脊髄空洞症―古くて新しい疾患,その原因はいまだに明らかでない  (小山素麿)
 158.HAMの原因,診断と治療法  (納光弘)
 159.Guillain-Barre症候群  (古賀道明・結城伸■)
 160.慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー  (荒賀茂)
 161.糖尿病性末梢神経障害  (梶龍兒)
 162.絞扼性(圧迫性)末梢神経障害  (幸原伸夫)
 163.ミオパチーの分類と治療法  (木下真男)
 164.てんかんの国際分類―“症状群・症候群”から“疾患”へ  (池田昭夫・柴崎浩)
 165.失神の原因と対処法  (竹岡常行・篠原幸人)
 166.頭痛の国際分類  (楠見公義・中島健二)
 167.心身症の診断と治療  (筒井末春)
■サイドメモ
脳幹と脊髄の機能解剖
計算論からみた小脳の機能
みかけの怒り(sham rage)
睡眠物質―ウリジンと酸化型グルタチオン
扁桃体と表情認知
微小管の極性と神経突起の分化
GTP結合蛋白質(G蛋白質)
容量性カルシウム流入
感染症における脳の発熱反応
性行動の実行系をなす神経回路
一酸化窒素(NO)の神経に対する作用
前初期遺伝子であるアンカー蛋白Homer1aの働き
小胞型神経伝達物質トランスポーター
脳におけるNOの産生と機能
ニューロステロイド
スパイン
生のシグナル―アポトーシスの抑制
中枢神経再生誘導実験の歴史
遺伝子医学と神経疾患
1日当りの髄腔内(血液-脳関門内)IgG生成量(mg/day)
不特定な菌種の遺伝子診断法
脳神経超音波検査
MRI用語の頭文字語
Misery perfusion(貧困灌流)とluxury perfusion(ぜいたく灌流)
N-acetyl aspartate(NAA)と脳代謝
漸増(recruitment)
荷重負荷による振戦のPower array分析
F波の臨床応用
ノンレム睡眠のmicro architecture
N20に重なる高周波信号
処理資源とP300
遠隔電場電位
高頻度頭部磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation:rTMS)
先天性ミオパチー
X-linked myotubular myopathy(XLMTM)
Inside-outとoutside-inシグナル
SDH-strong reactive blood vessels(SSV)
Floppy infant
神経生検の実際
偽性onion bulb
軸索とSchwann細胞の相互依存
起立後超早期の心拍数変動
心電図R-R間隔のスペクトル解析
サーモグラフィとは
ラップフィルムを用いた定性的発汗検査用紙の作成法
排尿機能とpositron emission tomography(PET)
低濃度トロピカマイド点眼試験
DIRECT法
リアノジン受容体と重症筋無力症
抗糖脂質抗体
フローサイトメトリー
意識障害の原因を考える
迷走神経刺激法
失語症と治療開始時期
片頭痛の分子生物学的・遺伝学的発症機序
Meniere病の原因
筋緊張性ジストロフィー(My.Dy.)の眼球運動障害
代表的神経疾患での嚥下障害の特徴
ファシリテーション・テクニック
廃用症候群
高齢者にみられる一過性ミオクローヌス様不随意運動
痛みの種類と原因
神経疾患とかゆみ
ミオグロビン尿症(myoglobinuria)
パルス療法
気管切開間欠的陽圧呼吸と気管切開によらない人工呼吸の経鼻間欠的陽圧呼吸
ビタミンE欠乏症と神経症状
アフィニティ吸着材の作用機序と吸着特異性
頭蓋内圧モニタリング
Therapeutic window
抗血小板療法のモニタリング
新しい抗てんかん薬
川崎病とγ-グロブリン大量静注法
セロトニン症候群
身体依存と精神依存
受容体が関与すると考えられる抗精神病薬のおもな副作用
脳血管障害の早期離床に関するcontroversy
HMVと遠隔医療
全身性障害者介護人派遣事業
未破裂動脈瘤は本当に治療するべきか
皮質下出血と遺伝子
脳血栓の一次予防の重要性
ワーファリンと他剤との相互作用
TIAの概念の変遷―病型から病期へ
ANCA関連血管炎(ANCA related vasculitis)
Binswanger型血管性痴呆とその成因
Adamkiewicz動脈
Bright central core
多発性硬化症の病型頻度の変化と疫学的特徴
分子相同性・分子生物学的類似性(molecular mimicry)
先天性筋無力症候群
DM/PMと悪性腫瘍
傍腫瘍性症候群の発症機序
膠原病の主訴,好発年齢,性差
成人型シトルリン血症への肝移植療法
甲状腺眼症と喫煙
高ホモシスティン血症
脳症(encephalopathy)
薬物による末梢神経障害(neuropathy)と脊髄障害(myelopathy)
金属中毒と神経症状
Dying back型軸索変性
ALS病変の選択性と進行性
FTDP-17
Lewy小体病とは
ヘテロ二量体モデルと核依存性蛋白質重合モデル
ミトコンドリアと遺伝子
遠位型ミオパチー/インテグリンα7欠損症/眼咽頭遠位型ミオパチー(OPDM)
Channelopathy
Conformational disease
トリプレットリピート病における多彩な病像の分子機構
Triplet repeat病
Parkin遺伝子とRING-finger構造
Wilson病遺伝子と誘導蛋白(ATP7B)
Charcot-Marie-Tooth病の遺伝子診断
トランスサイレチン
Lorenzo油
スフィンゴリピドーシスの遺伝子異常
ムコリピドーシスと糖蛋白代謝異常
わが国における代表的なアミノ酸代謝異常症
DNA修復障害
潜在者
ヒトの抗重力運動の発達
Chiari第2型奇形の脳幹機能
新しい放射線治療―ガンマナイフ
脳神経外科手術の進歩
EBウイルスと悪性リンパ腫
頭部外傷の現状と問題点
Double crush syndrome
Flexion myelopathy関連用語の整理
脊髄空洞症とは?原因疾患は?
HAM発見の経緯
Guillain-Barre症候群における痛み
二重膜濾過法,免疫吸着法
脱髄性ニューロパチーと易圧迫部位
過剰筋収縮の分類
てんかんの臨床診断における脳波の役割
Vasovagal syncope,vasodepressor syncope and neurocardiogenic syncope
前兆と前駆症状
アレキシサイミア