序文
最近,情報技術(IT)化が急速に浸透しつつあるなかで,医療分野においてもこれを応用したさまざまな機能が診断に治療に活用されている.そのなかでも画像伝送を利用した遠隔病理診断(テレパソロジー)は遠隔医療(テレメディシン)の一つとして,手術中の迅速診断,コンサルテーションあるいは,セカンドオピニオンを求める際に利用されている.厚生労働省も平成13年4月より迅速診断を遠隔医療の一つとして保険診療に組み入れた.この制度はいまださまざまな問題は残しているものの,国が医療におけるIT化を現実的なものとして認可した初めての例であり,時代を象徴する画期的なことといえる.
現在,わが国における病理医の数は医師全体の0.7%と非常に少なく,しかも診断病理医のいる施設は大学の病理学教室および附属病院や県庁所在地にある大きな病院に限定されており,地方都市では大きな病院といえども診断病理医のいない施設が多い.このような状況のなかで急速に浸透してきたのがIT機器の開発と応用である.ハイビジョンや音声多重などの画像,音声機器だけではなく,これらを伝送するデジタル回線,ADSL,光ファイバー,通信衛星などブロードバンド化しつつある通信手段をも含んだ内容となってきている.
今回,この『テレパソロジー2002―実用化と発展をめざして』の発刊を企画したのはテレパソロジーを立ち止まって,ここでちょっと振り返ってみようということであった.テレパソロジーといっても病理医だけではこれを実施することは不可能である.伝送方法や機器の開発が必要であるし,これを医療の現場で実践するためには外科医の他に地方自治体や病院の方々の理解と援助が必要である.テレパソロジーはIT化の分野では,比較的旧くから多くの分野の方々の努力と理解で行われてきたにもかかわらず,本邦においてどのように活用されているかということはほとんど把握されてこなかった.幸い,厚生労働省の遠隔医療研究班(開原成允班長)で行ってきた実績を週刊『医学のあゆみ』誌に「テレパソロジーの実用化と発展をめざして」という題で連載することができ,また財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)との共同で,テレパソロジーに関する実態調査を全国的に行い,わが国の概況をほぼ把握することができた.テレパソロジーが今後,遠隔医療の一貫としてどのような方向へ伸びていけるかについては不透明である.わが国のような狭い国土では遠隔医療の伸びる必要性はそれほどないのかもしれない.また,特別遠隔医療としなくても日常行われる医療一般のなかに吸収されていく可能性もある.この本を読みながら遠隔医療の将来について考えていただければ本望である.
最後のこの本をまとめるに際して,遠隔医療研究班の班長としてこれまでわれわれを支援して頂いたMEDIS-DCの開原成允理事長,アンケート調査をお願いしたアライドジャパンの方々,データの解析をお手伝い頂いた岩手医大病理学教室の岩崎真弓さんに厚く深謝する次第である.
2002年3月
澤井高志 井藤久雄
最近,情報技術(IT)化が急速に浸透しつつあるなかで,医療分野においてもこれを応用したさまざまな機能が診断に治療に活用されている.そのなかでも画像伝送を利用した遠隔病理診断(テレパソロジー)は遠隔医療(テレメディシン)の一つとして,手術中の迅速診断,コンサルテーションあるいは,セカンドオピニオンを求める際に利用されている.厚生労働省も平成13年4月より迅速診断を遠隔医療の一つとして保険診療に組み入れた.この制度はいまださまざまな問題は残しているものの,国が医療におけるIT化を現実的なものとして認可した初めての例であり,時代を象徴する画期的なことといえる.
現在,わが国における病理医の数は医師全体の0.7%と非常に少なく,しかも診断病理医のいる施設は大学の病理学教室および附属病院や県庁所在地にある大きな病院に限定されており,地方都市では大きな病院といえども診断病理医のいない施設が多い.このような状況のなかで急速に浸透してきたのがIT機器の開発と応用である.ハイビジョンや音声多重などの画像,音声機器だけではなく,これらを伝送するデジタル回線,ADSL,光ファイバー,通信衛星などブロードバンド化しつつある通信手段をも含んだ内容となってきている.
今回,この『テレパソロジー2002―実用化と発展をめざして』の発刊を企画したのはテレパソロジーを立ち止まって,ここでちょっと振り返ってみようということであった.テレパソロジーといっても病理医だけではこれを実施することは不可能である.伝送方法や機器の開発が必要であるし,これを医療の現場で実践するためには外科医の他に地方自治体や病院の方々の理解と援助が必要である.テレパソロジーはIT化の分野では,比較的旧くから多くの分野の方々の努力と理解で行われてきたにもかかわらず,本邦においてどのように活用されているかということはほとんど把握されてこなかった.幸い,厚生労働省の遠隔医療研究班(開原成允班長)で行ってきた実績を週刊『医学のあゆみ』誌に「テレパソロジーの実用化と発展をめざして」という題で連載することができ,また財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)との共同で,テレパソロジーに関する実態調査を全国的に行い,わが国の概況をほぼ把握することができた.テレパソロジーが今後,遠隔医療の一貫としてどのような方向へ伸びていけるかについては不透明である.わが国のような狭い国土では遠隔医療の伸びる必要性はそれほどないのかもしれない.また,特別遠隔医療としなくても日常行われる医療一般のなかに吸収されていく可能性もある.この本を読みながら遠隔医療の将来について考えていただければ本望である.
最後のこの本をまとめるに際して,遠隔医療研究班の班長としてこれまでわれわれを支援して頂いたMEDIS-DCの開原成允理事長,アンケート調査をお願いしたアライドジャパンの方々,データの解析をお手伝い頂いた岩手医大病理学教室の岩崎真弓さんに厚く深謝する次第である.
2002年3月
澤井高志 井藤久雄
■テレパソロジーの現状
1.遠隔病理診断(テレパソロジー)の現状と問題点 澤井高志
Presence and problem of telepathology
■日本における病理診断医の現状
■マルチメディア機器の発達
■諸外国とわが国にみるテレパソロジーの状況
■臨床側からみたテレパソロジーの有効性
■テレパソロジーの実用化における問題点
■医療分野におけるテレパソロジーの現状とまとめ
■テレパソロジーの今後の進むべき方向性
2.遠隔医療におけるテレパソロジーの位置づけ 開原成允
Telepathology as a field of telemedicine
■わが国における遠隔医療発展の経緯
■伝送の対象および方法と遠隔医療の領域
■遠隔医療の問題点
■遠隔医療実施にあたっての注意点とテレパソロジーの位置づけ
3.テレパソロジーの地域医療に果たす役割 中村眞一・吉田 徹
Role of telepathology in regional medicine
■病理医の現状
■岩手県における病理医と迅速病理診断の現状
■遠隔病理診断(テレパソロジー)
■岩手県におけるテレパソロジーの現状
■岩手医大と久慈病院のテレパソロジー
■久慈病院におけるテレパソロジーの評価
■テレパソロジーの問題点
4.和歌山県における遠隔病理診断の実績―静止画像伝送による術中迅速病理診断 中峯寛和
Result of telepathology in Wakayama prefecture-Intraoperetive pathology diagnosis by static image transmission
5.甲状腺外科からみたテレパソロジーの将来性 野津 長
Usefulness of telepathology in thyroid surgery
■遠隔病理診断(テレパソロジー)の導入
■外科からみた問題点
■検討にさいして
■手術時間の比較
■術中出血量の比較
■誤診率の比較
6.移植医療におけるテレパソロジーの果たす役割 井藤久雄・他
Role of telepathology in the field of clinical organ transplantation
■移植臓器病理診断の特性と意義
■静止画像伝送システム
■テレパソロジーで移植臓器病理組織診断は可能か
■移植臓器生検標本のテレパソロジー
7.テレサイトロジーの現状 土橋康成・真崎 武
Achievements and limitations in telecytology
■テレサイトロジーの領域
■テレサイトロジーの画像技術面からの特殊性
■遠隔診断の時性とテレサイトロジー
■遠隔診断におけるスクリーニングの位置と意味
■診断・コンサルテーションを目的としたテレサイトロジーの経験と課題
■テレサイトロジーの教育,学会活動への利用
8.アメリカにおけるテレパソロジーの現状 八木由香子
Telepathology in US
■テレパソロジーの位置づけ―病理情報部
■テレパソロジーの現状とその種類
■各学会の動き
■テレパソロジーの技術とセキュリティー
9.画像および伝送方式の現状と医療情報化の展望 庄司一夫・土田 茂
The present state of picture transmission system and prospects of medical information exchange
■テレパソロジー画像の変遷と課題
■ディスプレイおよびNTSC方式の標準化および通信プロトコールの標準化
■動画像と静止画像
■通信メディア
■将来に向けた展望
10.テレパソロジーにおけるハード面での問題点 小野定康
Hardwares for telepathology
■デジタル撮影装置
■記録装置
■ネっトワーク
■表示装置
■病理画像の特徴
■LCDの色再現性
11.伝送における色の問題 高木幹雄
Problems in transmission
■遠隔医療における色の補正(カラーマネージメント)
■色票を用いた色の補正
12.テレパソロジーシステムの異機種間互換性 東福寺幾夫
Standardization of command protocol for interoperability of telepathology systems
■テレパソロジーとはなにか
■病理診断手順のモデル化
■システム要素の選択
■画像連携コマンドプロトコール
■テレパソロジー異機種間互換性実証実験
13.テレパソロジーとプライバシー保護 山本隆一
Privacy on telepathology
■個人情報保護とテレパソロジー
■プライバシー
■医療とプライバシー保護
■テレパソロジーとプライバシー保護
■テレパソロジーの応用
14.テレパソロジーネットワークの構築とその問題点 白石泰三・他
Establichment of telepathology network among regional pathologists
■三重県下の病理医とパソネット
■使用機器
■三重パソネットの特徴
■専用サーバー設置
■テレサイトロジー
15.テレパソロジーの教育への応用 向井 清・八木由香子
Application of telepathology to education
■コンサルテーションへの応用
■カンファレンス
■画像ファイル
16.テレパソロジーの研究面への応用 宇月美和・澤井高志
The application of telepathology to the research field
■遠隔医療で画像に求められるもの
■病理画像と診断
■病理画像に求められる客観性
■テレパソロジーにおける定量形態学の応用
■テレパソロジーの実際の応用例
■今後の展開
17.テレパソロジーによる海外との交信 藤田美悧
Oversea telepathology via internet
■海外とのテレパソロジーの経緯,目的および方法
■海外との移植病理テレパソロジーの実際
■問題点と今後の展望
18.テレパソロジーを含む総合的なテレメディシンの検討 渡辺みか
Telemedicine system including telepathology
■システムの概要
■各部門における実績と評価
■問題点と今後の展望
■その他
19.国の医療政策からみた遠隔医療 武末文男
Policy of telemedicine in Japan
■遠隔医療とは
■行政の動き
■情報化の流れ
■今後
20.地方自治体における医療情報化の取組み 関山昌人
The autonomy's program on the medical information system
■岩手県の状況
■IT化の効果
■県政の主軸である“IT化”
■本県の医療分野における“IT化”導入のねらい
■“いわて医療情報センター(仮称)”を中心とした医療情報ネットワークシステムの整備
21.IT化が医療を変える 谷田部雅嗣
IT-ization changes medical treatment
■遠隔医療とロボット
■医療用ロボットの背景
■ロボットの種類と操作
■整形外科用ロボット
■遠隔医療と宇宙開発
■ロボット手術の課題
22.ピクチャーテルテレビ会議システムの特徴と医療現場での新しい使用法 中村泰詩
Innovative videoconferencing system in the medical field
■ピクチャーテルテレビ会議システム
■ピクチャーテルィの特徴
■ピクチャーテルィのcapability
■医療現場でのおもな使用法
23.遠隔医療における発展の課題―メディア専門誌の立場から 吉井 勇
The subject of the development in the telemedicine
■“遠隔医療“はいつも“ニューメディア”からラブコール
■転機となった日本生まれの“ハイビジョン“と“光ファイバー”
■新構想“電子政府”の推進こそ遠隔医療発展のチャンス
■ブロードバンド社会の医療情報システムづくり
24.データ編 テレパソロジーに関する全国的なアンケート調査―結果
厚生労働省遠隔医療研究班,財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)
サイドメモ
術中迅速診断
拒絶反応の分類
テレパソロジー臨床運用ガイドライン
画像圧縮と画像処理
デジタルカラーカメラの種類
MEDIS-DCとIS&C委員会
個人情報保護法案
閉じたネットワークと開かれたネットワーク
ストリーミング技術
術中迅速病理診断および移植病理診断
DICOM/光ファイバー
ピクチャーテル社
1.遠隔病理診断(テレパソロジー)の現状と問題点 澤井高志
Presence and problem of telepathology
■日本における病理診断医の現状
■マルチメディア機器の発達
■諸外国とわが国にみるテレパソロジーの状況
■臨床側からみたテレパソロジーの有効性
■テレパソロジーの実用化における問題点
■医療分野におけるテレパソロジーの現状とまとめ
■テレパソロジーの今後の進むべき方向性
2.遠隔医療におけるテレパソロジーの位置づけ 開原成允
Telepathology as a field of telemedicine
■わが国における遠隔医療発展の経緯
■伝送の対象および方法と遠隔医療の領域
■遠隔医療の問題点
■遠隔医療実施にあたっての注意点とテレパソロジーの位置づけ
3.テレパソロジーの地域医療に果たす役割 中村眞一・吉田 徹
Role of telepathology in regional medicine
■病理医の現状
■岩手県における病理医と迅速病理診断の現状
■遠隔病理診断(テレパソロジー)
■岩手県におけるテレパソロジーの現状
■岩手医大と久慈病院のテレパソロジー
■久慈病院におけるテレパソロジーの評価
■テレパソロジーの問題点
4.和歌山県における遠隔病理診断の実績―静止画像伝送による術中迅速病理診断 中峯寛和
Result of telepathology in Wakayama prefecture-Intraoperetive pathology diagnosis by static image transmission
5.甲状腺外科からみたテレパソロジーの将来性 野津 長
Usefulness of telepathology in thyroid surgery
■遠隔病理診断(テレパソロジー)の導入
■外科からみた問題点
■検討にさいして
■手術時間の比較
■術中出血量の比較
■誤診率の比較
6.移植医療におけるテレパソロジーの果たす役割 井藤久雄・他
Role of telepathology in the field of clinical organ transplantation
■移植臓器病理診断の特性と意義
■静止画像伝送システム
■テレパソロジーで移植臓器病理組織診断は可能か
■移植臓器生検標本のテレパソロジー
7.テレサイトロジーの現状 土橋康成・真崎 武
Achievements and limitations in telecytology
■テレサイトロジーの領域
■テレサイトロジーの画像技術面からの特殊性
■遠隔診断の時性とテレサイトロジー
■遠隔診断におけるスクリーニングの位置と意味
■診断・コンサルテーションを目的としたテレサイトロジーの経験と課題
■テレサイトロジーの教育,学会活動への利用
8.アメリカにおけるテレパソロジーの現状 八木由香子
Telepathology in US
■テレパソロジーの位置づけ―病理情報部
■テレパソロジーの現状とその種類
■各学会の動き
■テレパソロジーの技術とセキュリティー
9.画像および伝送方式の現状と医療情報化の展望 庄司一夫・土田 茂
The present state of picture transmission system and prospects of medical information exchange
■テレパソロジー画像の変遷と課題
■ディスプレイおよびNTSC方式の標準化および通信プロトコールの標準化
■動画像と静止画像
■通信メディア
■将来に向けた展望
10.テレパソロジーにおけるハード面での問題点 小野定康
Hardwares for telepathology
■デジタル撮影装置
■記録装置
■ネっトワーク
■表示装置
■病理画像の特徴
■LCDの色再現性
11.伝送における色の問題 高木幹雄
Problems in transmission
■遠隔医療における色の補正(カラーマネージメント)
■色票を用いた色の補正
12.テレパソロジーシステムの異機種間互換性 東福寺幾夫
Standardization of command protocol for interoperability of telepathology systems
■テレパソロジーとはなにか
■病理診断手順のモデル化
■システム要素の選択
■画像連携コマンドプロトコール
■テレパソロジー異機種間互換性実証実験
13.テレパソロジーとプライバシー保護 山本隆一
Privacy on telepathology
■個人情報保護とテレパソロジー
■プライバシー
■医療とプライバシー保護
■テレパソロジーとプライバシー保護
■テレパソロジーの応用
14.テレパソロジーネットワークの構築とその問題点 白石泰三・他
Establichment of telepathology network among regional pathologists
■三重県下の病理医とパソネット
■使用機器
■三重パソネットの特徴
■専用サーバー設置
■テレサイトロジー
15.テレパソロジーの教育への応用 向井 清・八木由香子
Application of telepathology to education
■コンサルテーションへの応用
■カンファレンス
■画像ファイル
16.テレパソロジーの研究面への応用 宇月美和・澤井高志
The application of telepathology to the research field
■遠隔医療で画像に求められるもの
■病理画像と診断
■病理画像に求められる客観性
■テレパソロジーにおける定量形態学の応用
■テレパソロジーの実際の応用例
■今後の展開
17.テレパソロジーによる海外との交信 藤田美悧
Oversea telepathology via internet
■海外とのテレパソロジーの経緯,目的および方法
■海外との移植病理テレパソロジーの実際
■問題点と今後の展望
18.テレパソロジーを含む総合的なテレメディシンの検討 渡辺みか
Telemedicine system including telepathology
■システムの概要
■各部門における実績と評価
■問題点と今後の展望
■その他
19.国の医療政策からみた遠隔医療 武末文男
Policy of telemedicine in Japan
■遠隔医療とは
■行政の動き
■情報化の流れ
■今後
20.地方自治体における医療情報化の取組み 関山昌人
The autonomy's program on the medical information system
■岩手県の状況
■IT化の効果
■県政の主軸である“IT化”
■本県の医療分野における“IT化”導入のねらい
■“いわて医療情報センター(仮称)”を中心とした医療情報ネットワークシステムの整備
21.IT化が医療を変える 谷田部雅嗣
IT-ization changes medical treatment
■遠隔医療とロボット
■医療用ロボットの背景
■ロボットの種類と操作
■整形外科用ロボット
■遠隔医療と宇宙開発
■ロボット手術の課題
22.ピクチャーテルテレビ会議システムの特徴と医療現場での新しい使用法 中村泰詩
Innovative videoconferencing system in the medical field
■ピクチャーテルテレビ会議システム
■ピクチャーテルィの特徴
■ピクチャーテルィのcapability
■医療現場でのおもな使用法
23.遠隔医療における発展の課題―メディア専門誌の立場から 吉井 勇
The subject of the development in the telemedicine
■“遠隔医療“はいつも“ニューメディア”からラブコール
■転機となった日本生まれの“ハイビジョン“と“光ファイバー”
■新構想“電子政府”の推進こそ遠隔医療発展のチャンス
■ブロードバンド社会の医療情報システムづくり
24.データ編 テレパソロジーに関する全国的なアンケート調査―結果
厚生労働省遠隔医療研究班,財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)
サイドメモ
術中迅速診断
拒絶反応の分類
テレパソロジー臨床運用ガイドライン
画像圧縮と画像処理
デジタルカラーカメラの種類
MEDIS-DCとIS&C委員会
個人情報保護法案
閉じたネットワークと開かれたネットワーク
ストリーミング技術
術中迅速病理診断および移植病理診断
DICOM/光ファイバー
ピクチャーテル社