はじめに
難易度が高くなっても,合格は十分に可能です
平成17年度第41回理学療法士・作業療法士国家試験(平成18年3月5日に実施)の受験者数は,理学療法士(以下PT)6,155名,作業療法士(以下OT)4,571名であり,昨年度と比較するとPTは約1,050名,OTは約680名増加しています.実際に合格した人数は,PTは6,002名,OTは4,185名で,PT・OTを合計した人数は,ついに10,000名/年を超えました.
国家試験(以下,国試)の合格率は,PT97.5%,OT91.6%と大変高い水準になっています.第40回国試の合格率と比較すると,PTでは94.9%から2.6ポイント,OTでは88.4%から2.8ポイント上昇しており,PT・OT国試受験者の学習意欲が非常に高いことがわかります.21世紀の日本の超高齢社会と政府の自由化政策により,平成10年度以降PT・OTの養成校は激増し,国試受験者も今後さらに増加するでしょう.
厚生労働省は「養成校認可の自由化により国家試験受験者は増加するであろうが,国家試験そのものにおいて理学療法士・作業療法士の質を問う」とはっきりと打ち出しています.その証拠に第39回国試から専門分野の「実地問題」(問題1〜40番まで)において,五者二択(「“正しい“あるいは“誤っている”ものを2つ選べ」)の問題が4題出題されました.第40回および第41回の国試においても専門分野の「実地問題」で五者二択の問題が,同じように4題出題されました.厚生労働省はさらに「今後は五者複択問題を実地問題以外にも出題する」と発表していますので,第42回以降の国試では五者複択の問題の出題数が多くなると思われます.
上述のように,PT・OT国試問題は今後,徐々に難易度が高くなり,合格点数獲得が困難になる傾向にあります.しかし本書を基本にして受験対策をしっかりと立てて,着実に一歩一歩学習を進めていけば,合格は十分可能になるでしょう.
合格を確実にするための本書の特徴
本書は,PT・OT国試対策用の参考書として,基礎から臨床まで十分に理解できるように構成しています.合格を確実にしたい受験者のために,以下のような項目を網羅しました.
(1)国試の過去問題(第29回〜第41回までの13年間分,1,300問)を分析し,「傾向と対策」を円グラフや棒グラフで表示した.
(2)各科目をさらに小項目に細分類し,学習項目を絞り込んだ.
(3)分野ごとに過去13年間の「出題傾向分析表」を提示し,頻出問題に印を付けた.
(4)専門分野における「実地問題=高得点(3点)問題」には実マークを示した.
(5)最重要問題は番号を赤色(1)で,重要問題は番号をピンク色(2)で提示した.
(6)国試問題の設問中に,受験者への注意をうながすため,アンダーラインを付した.
(7)基本的に1分野1ページ終了形式を基本とした(ただし「実地問題」や「図示問題」等はイラストが多いため2ページ形式もある).
(8)問題直下の「必須ポイント」欄には「暗記するための表」を掲載し,最低限暗記しなければならない内容を提示した.
(9)同じく「必須ポイント」には,数多くの「写真やイラスト」を掲載し,「視覚学習・イメージ学習」方式を採用した.
(10)図表中の暗記項目は,赤字で提示した.
(11)問題の右側には「解答記入」欄を設定し,設問文ごとに正しい(○)や誤っている(×)を記入できるようにした.
(12)ページ最下段に「解答」欄を示し,すぐに正解を確認できるようにした.
(13)参考資料として「かんたんチェックポイント」欄を設け,応用力の育成を図れるようにした.
(14)巻末に「自己評価テスト」100問を加え,実力養成を図れるようにした.
(15)さらに「第40回および第41回国家試験問題」を「付録」として挿入し,実際の問題にチャレンジして,さらに実力養成を図れるようにした.
少ない時間で効率よく合格に到達できます
国試に合格するためには,幅広い出題範囲をより深く学習しなければならないため,受験者は分野別にたくさんの参考書や問題集をそろえなければなりません.しかもできるだけ少ない時間で効率よく合格に到達しなければなりません.本書はこの一冊が受験者にとって最適書となるように,考えながら作成しました.
本書をしっかりと活用し,有意義に学習され,来たる3月の国試受験当日は,最後の最後まであきらめずにがんばり抜いてください.本書を手にとっていただいた全員の方が,無事に国試合格を勝ち取られることを,編集部一同,心より応援しています.がんばってください.
難易度が高くなっても,合格は十分に可能です
平成17年度第41回理学療法士・作業療法士国家試験(平成18年3月5日に実施)の受験者数は,理学療法士(以下PT)6,155名,作業療法士(以下OT)4,571名であり,昨年度と比較するとPTは約1,050名,OTは約680名増加しています.実際に合格した人数は,PTは6,002名,OTは4,185名で,PT・OTを合計した人数は,ついに10,000名/年を超えました.
国家試験(以下,国試)の合格率は,PT97.5%,OT91.6%と大変高い水準になっています.第40回国試の合格率と比較すると,PTでは94.9%から2.6ポイント,OTでは88.4%から2.8ポイント上昇しており,PT・OT国試受験者の学習意欲が非常に高いことがわかります.21世紀の日本の超高齢社会と政府の自由化政策により,平成10年度以降PT・OTの養成校は激増し,国試受験者も今後さらに増加するでしょう.
厚生労働省は「養成校認可の自由化により国家試験受験者は増加するであろうが,国家試験そのものにおいて理学療法士・作業療法士の質を問う」とはっきりと打ち出しています.その証拠に第39回国試から専門分野の「実地問題」(問題1〜40番まで)において,五者二択(「“正しい“あるいは“誤っている”ものを2つ選べ」)の問題が4題出題されました.第40回および第41回の国試においても専門分野の「実地問題」で五者二択の問題が,同じように4題出題されました.厚生労働省はさらに「今後は五者複択問題を実地問題以外にも出題する」と発表していますので,第42回以降の国試では五者複択の問題の出題数が多くなると思われます.
上述のように,PT・OT国試問題は今後,徐々に難易度が高くなり,合格点数獲得が困難になる傾向にあります.しかし本書を基本にして受験対策をしっかりと立てて,着実に一歩一歩学習を進めていけば,合格は十分可能になるでしょう.
合格を確実にするための本書の特徴
本書は,PT・OT国試対策用の参考書として,基礎から臨床まで十分に理解できるように構成しています.合格を確実にしたい受験者のために,以下のような項目を網羅しました.
(1)国試の過去問題(第29回〜第41回までの13年間分,1,300問)を分析し,「傾向と対策」を円グラフや棒グラフで表示した.
(2)各科目をさらに小項目に細分類し,学習項目を絞り込んだ.
(3)分野ごとに過去13年間の「出題傾向分析表」を提示し,頻出問題に印を付けた.
(4)専門分野における「実地問題=高得点(3点)問題」には実マークを示した.
(5)最重要問題は番号を赤色(1)で,重要問題は番号をピンク色(2)で提示した.
(6)国試問題の設問中に,受験者への注意をうながすため,アンダーラインを付した.
(7)基本的に1分野1ページ終了形式を基本とした(ただし「実地問題」や「図示問題」等はイラストが多いため2ページ形式もある).
(8)問題直下の「必須ポイント」欄には「暗記するための表」を掲載し,最低限暗記しなければならない内容を提示した.
(9)同じく「必須ポイント」には,数多くの「写真やイラスト」を掲載し,「視覚学習・イメージ学習」方式を採用した.
(10)図表中の暗記項目は,赤字で提示した.
(11)問題の右側には「解答記入」欄を設定し,設問文ごとに正しい(○)や誤っている(×)を記入できるようにした.
(12)ページ最下段に「解答」欄を示し,すぐに正解を確認できるようにした.
(13)参考資料として「かんたんチェックポイント」欄を設け,応用力の育成を図れるようにした.
(14)巻末に「自己評価テスト」100問を加え,実力養成を図れるようにした.
(15)さらに「第40回および第41回国家試験問題」を「付録」として挿入し,実際の問題にチャレンジして,さらに実力養成を図れるようにした.
少ない時間で効率よく合格に到達できます
国試に合格するためには,幅広い出題範囲をより深く学習しなければならないため,受験者は分野別にたくさんの参考書や問題集をそろえなければなりません.しかもできるだけ少ない時間で効率よく合格に到達しなければなりません.本書はこの一冊が受験者にとって最適書となるように,考えながら作成しました.
本書をしっかりと活用し,有意義に学習され,来たる3月の国試受験当日は,最後の最後まであきらめずにがんばり抜いてください.本書を手にとっていただいた全員の方が,無事に国試合格を勝ち取られることを,編集部一同,心より応援しています.がんばってください.
はじめに
得点力アップ(本書のページ構成)
合格のための学習テクニック
1. 整形外科疾患
関節リウマチ(1)/評価
スタインブロッカーのステージ分類
スタインブロッカーのクラス分類
ランズバリー指数(評価法)
関節リウマチ(2)/拘縮・変形
関節リウマチの変形
関節リウマチ(3)/生活指導
関節リウマチ患者の生活指導
関節リウマチ患者に指導する正しいADL動作
関節リウマチ患者に指導する正しいADL動作
関節リウマチ患者に禁止する不良なADL動作
関節リウマチ(4)/理学療法・装具療法
関節リウマチの理学療法
他疾患に用いる装具
関節リウマチ(5)/症例問題
ムチランス変形(オペラグラス変形)
関節リウマチの疼痛に対する物理療法
変形性膝関節症(1)/理学療法
変形性膝関節症
変形性膝関節症(2)/(高位骨切り術・人工膝関節置換術)術後理学療法
術後理学療法プログラム
前十字・後十字靭帯損傷/理学療法
前十字(ACL)・後十字(PCL)靭帯損傷
前十字・後十字靭帯損傷患者の運動療法
膝関節障害・下腿部障害/理学療法
膝・下腿部の整形外科疾患に対する理学療法
スポーツ障害/理学療法
スポーツ障害と理学療法
人工骨頭置換術(大腿骨頚部内側骨折)・人工股関節全置換術(変形性股関節症)/術後理学療法
大腿骨頚部内側骨折
人工股関節全置換術,大腿骨人工骨頭置換術
大腿骨頚部外側骨折/術後理学療法
大腿骨外側骨折
大腿骨骨幹部骨折/術後理学療法
大腿骨骨幹部骨折
腰痛症/理学療法と生活指導
腰痛症の運動療法
腰椎椎間板ヘルニア/症候・理学療法
L4〜S1神経根障害による機能不全
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアのCT所見,MRI所見
側彎症/特徴・評価・装具療法・運動療法
側彎症
その他の装具
側彎の運動療法
末梢神経障害/損傷神経と症状,筋力増強訓練
末梢神経障害とその症状
末梢神経障害に対する理学療法
手部の末梢神経障害/橈骨神経損傷・尺骨神経損傷
手部の筋の神経支配
橈骨神経麻痺と尺骨神経麻痺
前頁3の問題の場合
末梢性顔面神経麻痺/症状と理学療法
末梢性顔面神経麻痺
熱傷/変形拘縮と理学療法
熱傷
熱傷と変形拘縮
熱傷による変形
血友病性関節症/理学療法
血友病性関節症
その他の整形疾患/痙性斜頚,頚椎症性脊髄症,肩関節周囲炎,無腐性壊死,悪性腫瘍の理学療法
その他の整形外科疾患とその理学療法
整形外科疾患に用いる牽引療法/目的と適応
整形外科牽引療法
文献(引用文献,参考図書)
2. 脳卒中
脳卒中急性期・回復期/リスク管理(訓練可否基準)
疾患を合併するときの服部の訓練可否基準(Anderson基準に一部追加)
アンダーソン・土肥の基準
座位耐性訓練の基準
脳卒中片麻痺の合併症(1)/嚥下障害,誤嚥の対策
合併症の症状とその対策(理学療法)
脳卒中片麻痺の合併症(2)/患側の肩関節障害,肩手症候群
片麻痺患者の肩関節障害
肩手症候群の経過
脳卒中片麻痺の合併症(3)/高次脳機能障害(徴候)
高次脳機能障害の分類と徴候
脳卒中片麻痺の合併症(4)/高次脳機能障害(半側空間無視)
(左)半側空間無視(半側空間失認)の症状と障害部位,その対策
大脳病巣部位
かんたんチェックポイント―CT所見
CTにおける代表的な脳解剖1
CTにおける代表的な脳解剖2(健常者CT所見)
脳出血(高吸収域)のCT(一部MRI)所見
脳梗塞(低吸収域)のCT(一部MRI)所見
その他の疾患のCT(一部MRI)所見
脳卒中片麻痺の合併症(5)/高次脳機能障害(病巣部位)
CT所見
責任病巣別高次脳機能障害
失認と失行の責任病巣
脳卒中片麻痺の合併症(6)/前大脳動脈の閉塞・中大脳動脈の閉塞
前大脳動脈流域,中大脳動脈流域,後大脳動脈流域
責任病巣
脳卒中片麻痺の評価(1)/急性期の評価・回復期の評価
脳卒中片麻痺の評価
他の疾患に対する評価
脳卒中片麻痺の評価(2)/ブルンストローム法ステージ
ブルンストローム法ステージ(上肢)
ブルンストローム法ステージ(手指)
ブルンストローム法ステージ(下肢)
脳卒中片麻痺の運動療法(1)/ブルンストローム法ステージ別運動療法
ブルンストローム法ステージに対応した理学療法
BFOと関節固定装具
脳卒中片麻痺の運動療法(2)/分離運動の促通手技
分離運動促通パターン(右片麻痺)
脳卒中片麻痺の運動療法(3)/誘発する姿勢反応
姿勢反射
脳卒中片麻痺の理学療法(1)/異常歩行と理学療法
片麻痺の痙性歩行の特徴
脳卒中片麻痺の理学療法(2)/装具療法
ステージ別下肢装具
脳卒中片麻痺の理学療法(3)/種々の症状と理学療法
脳卒中片麻痺患者の症状に対する理学療法
脳卒中片麻痺の理学療法(4)/EMGバイオフィードバック療法
EMG(筋電図)バイオフィードバック療法
脳卒中片麻痺の理学療法(5)/早期の理学療法(禁忌・適応・注意点)
脳卒中片麻痺患者の早期理学療法
脳卒中片麻痺の理学療法(6)/回復期の理学療法(症例問題)
回復期の片麻痺の理学療法
反張膝に対する理学療法
脳卒中片麻痺の理学療法(7)/慢性期の理学療法(症例問題)
慢性期(長期)片麻痺の在宅(独居)患者の生活指導
脳卒中片麻痺の慢性期理学療法
脳卒中片麻痺の日常生活活動(ADL)(1)/種々のADL訓練(実地問題)
脳卒中片麻痺のADL動作訓練
脳卒中片麻痺の日常生活活動(ADL)(2)/種々のADL訓練(一般問題),立ち上がり動作訓練,移乗動作訓練
立ち上がり動作訓練・移乗動作手順
外傷性脳損傷の理学療法/急性期・回復期
外傷性脳損傷
びまん性軸索損傷
文献(引用文献,参考図書)
3. 脊髄損傷
かんたんチェックポイント―体幹筋・上肢筋・下肢筋の支配髄節
体幹筋の髄節支配
上肢筋の髄節支配
下肢筋の髄節支配
頚髄損傷(四肢麻痺)患者のADL
脊髄損傷(対麻痺)患者のADL
Zancolliの分類
Zancolliの分類における損傷レベルと最終獲得機能
頚髄損傷(四肢麻痺)患者のレベルごとの各動作の可能性
頚髄損傷・脊髄損傷の残存高位と可能な日常生活活動
障害部位による呼吸筋の残存
第5頚髄損傷/呼吸機能,可能な動作,理学療法
第5頚髄損傷(第5頚髄節まで機能残存)の残存筋
残存筋と残存動作能力,対応する理学療法
第5頚髄損傷(第5頚髄節まで機能残存)の理学療法
第5頚髄損傷(第5頚髄節まで機能残存)患者に用いる補助装具
第5頚髄損傷(第5頚髄節まで機能残存)の呼吸障害
第6頚髄損傷/残存筋,早期理学療法,ADL動作
第6頚髄損傷(第6頚髄節まで機能残存)の残存筋と残存動作能力
第7頚髄損傷/理学療法,ADL訓練
第7頚髄損傷(第7頚髄節まで機能残存)の残存筋
第7頚髄損傷(第7頚髄節まで機能残存)の残存動作能力
第7頚髄損傷(第7頚髄節まで機能残存)では不可能な動作
第8頚髄損傷/ADL訓練(寝返り動作訓練,プッシュアップ介助,トランスファー)
第8頚髄損傷(第8頚髄節まで機能残存)の残存筋と残存動作能力
頚髄損傷/機能残存レベルと可能な動作(組み合わせ問題)
上肢筋支配髄節
呼吸筋の残存
頚髄節健在高位とADL
頚髄損傷機能残存レベルと可能な動作
第1胸髄損傷/重要な残存筋
プッシュアップ(骨盤挙上)の重要性
脊髄損傷の車椅子上プッシュアップ
第6胸髄損傷・第7胸髄損傷/回復期の理学療法とプッシュアップ動作
受傷後4週(回復期前期)より行うべき理学療法
受傷後10〜11週以降(回復期後期)に行うべき理学療法
第12胸髄損傷/運動療法,ADL動作訓練
脊髄損傷(第12胸髄節まで機能残存)患者の理学療法
第1腰髄損傷/回復前期の理学療法,自己管理指導
下肢筋の支配髄節
脊髄損傷の髄節と歩行パターン
完全対麻痺(第1腰髄節まで機能残存)の回復期(3〜9週)における理学療法
脊髄損傷の評価/ASIAの機能障害評価
ASIAの機能障害評価
脊髄損傷合併症(1)/自律神経過反射
自律神経過反射(自律神経緊張性過反射)
脊髄損傷合併症(2)/異所性骨化
異所性骨化について
脊髄損傷合併症(3)/変形・拘縮
脊髄損傷の損傷(機能残存)レベルと変形拘縮
脊髄損傷合併症(4)/褥瘡予防
褥瘡好発部位と褥瘡予防
脊髄損傷合併症(5)/排尿障害と排尿訓練
排尿に関与する神経支配
排尿障害
脊髄損傷合併症(6)/脊髄損傷のあらゆる合併症
脊髄損傷のあらゆる合併症
脊髄損傷合併症(7)/第7頚髄損傷(第7頚髄節まで機能残存)の合併症
呼吸筋の残存レベル
脊髄損傷合併症(8)/合併症に対する理学療法
脊髄損傷患者の合併症に対する理学療法
脊髄損傷の運動療法/目的・効果
起立斜面台(チルトテーブル)による起立訓練
脊髄損傷患者の身体運動の効果
脊髄損傷の呼吸理学療法/方法
体幹筋(呼吸筋を含む)の髄節支配
呼吸筋群と胸郭運動に関与する筋群
脊髄損傷の車椅子/車椅子のタイプと移乗動作
脊髄損傷患者の車椅子
トランスファー(移乗動作)のための車椅子の工夫
脊髄損傷のADL動作/(頚損〜腰損)脊髄損傷レベルと可能な動作の組み合わせ
脊髄残存髄節と可能な動作
残存と歩行パターン
下肢筋の支配髄節
その他の脊髄損傷/部分損傷,脊髄髄膜瘤
外側脊髄視床路(温痛覚伝導路)
不完全損傷特殊型
脊髄完全損傷の症状
脊髄髄膜瘤の症状
文献(引用文献,参考図書)
4. 神経筋疾患
かんたんチェックポイント―神経筋疾患の一般的知識
神経筋疾患の分類
パーキンソン病(1)/症状
パーキンソン病の異常歩行とパーキンソン症状
パーキンソン病の特徴
その他の異常歩行
パーキンソン病の自律神経徴候
血管性パーキンソニズム
パーキンソン病(2)/理学療法,歩行訓練
パーキンソン病とその対策(理学療法)
パーキンソン病(3)/ヤール重症度分類・ヤール重症度分類に対する運動療法
ヤールの重症度分類に対応した理学療法
パーキンソン病(4)/ステージIII・Vの運動療法
ヤールの重症度分類のステージIIIの特徴と運動療法
パーキンソン病(5)/ステージVの運動療法
ヤールの重症度分類ステージVの特徴と運動療法
パーキンソン病(6)/退院前指導
パーキンソン病患者のための退院前指導・住宅改修
前輪駆動型車椅子
脊髄小脳変性症(運動失調症)/評価と運動療法
脊髄小脳変性症の症状と理学療法
運動失調症の評価
多発性硬化症(MS)/理学療法
多発性硬化症(MS)の症状と理学療法
筋萎縮性側索硬化症(ALS)/症状と理学療法
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状と理学療法
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の筋萎縮
多発性神経炎(ポリニューロパチー)/理学療法
多発性神経炎(ポリニューロパチー)の症状と理学療法
ギラン・バレー症候群/症状と理学療法
ギラン・バレー症候群の症状と理学療法
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)(1)/ステージ分類(厚生(労)省筋萎縮症研究班機能障害度分類)
デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ(厚生(労)省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)(2)/特徴(実地問題)
登はん性起立(ガワーズ徴候)
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの異常歩行
神経筋疾患の異常歩行
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)(3)/症状と拘縮
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの拘縮とその対策
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの特徴
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)(4)/機能障害度ステージに対応する理学療法
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの機能障害度(厚生(労)省筋萎縮症研究班)のステージに対応する理学療法
多発性筋炎(PM)/理学療法
多発性筋炎(PM)の症状と理学療法
その他の神経筋疾患/理学療法
その他の神経筋疾患の症状と理学療法
文献(引用文献,参考図書)
5. 小児疾患
かんたんチェックポイント―小児の発達(デンバー発達スクリーニング)
正常運動発達(1)/検査
日本版デンバー式発達スクリーニング検査
正常運動発達(2)/正常運動発達月齢
健常児の粗大な運動発達表
背臥位からの起き上がり
腹臥位姿勢での発達
健常児の手指の発達
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(1)
脊髄に中枢がある反射・反応
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(2)
脳幹に中枢がある反射・反応
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(3)
中脳に中枢がある反射・反応
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(4)
大脳皮質に中枢がある反射・反応
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(5)
乳幼児の反射・反応(1)/原始反射
原始反射
立直り反応と保護伸展反射(パラシュート反射)
乳幼児の反射・反応(2)/原始反射の消失時期
原始反射の消失時期
健常児の動作(可能になる時期)
乳幼児の反射・反応(3)/立ち直り反応・姿勢反射とその中枢
迷路性立ち直り反応
乳幼児の反射・反応(4)/新生児・3か月児
正常発達における小児の反射・反応(出現・消失時期)
鶏歩
乳幼児の反射・反応(5)〜10か月児・11か月児・12か月児
正常発達における小児の反射・反応(出現・消失時期)
かんたんチェックポイント―ボイタの7つの姿勢反射
乳幼児の反射・反応(6)/検査手技
乳幼児の反射の検査手技
「引き起こし反射」と「コリスの水平試行」
乳幼児の運動発達/正常運動発達月齢(一般問題)
健常児の種々の発達(デンバー発達スクリーニングより一部改変)
発達段階の異常/標準的月齢との違い
3か月〜6か月児の正常運動発達
「ランドウ反応」と「腋窩懸垂反応」
両麻痺のキッキング
脳性麻痺児の反射・反応/障害児の姿勢反射(緊張性迷路反射・交叉性伸展反射・はさみ状肢位)
姿勢反射と異常肢位
痙直型両麻痺児/運動療法
バルーン上での健常児の平衡反応
痙直型両麻痺児に対する理学療法
痙直型四肢麻痺児/理学療法
痙直型四肢麻痺児の理学療法(運動療法)の効果
痙直型片麻痺児/運動療法
痙直型片麻痺の特徴と理学療法
アテトーゼ型脳性麻痺児/運動療法
アテトーゼ型脳性麻痺児の不良姿勢パターン
脳性麻痺児の摂食障害/運動療法
摂食障害児の摂食姿勢
二分脊椎(脊髄髄膜瘤)(1)/症候・特徴
二分脊椎(脊椎破裂)の特徴
二分脊椎高位と下肢の運動麻痺との関係
二分脊椎(脊髄髄膜瘤)(2)/理学療法
二分脊椎(第3腰髄節まで機能残存)の残存筋・残存能力と理学療法
その他小児整形外科疾患の理学療法/ペルテス病・先天性多発性関節拘縮症・先天性股関節脱臼
ペルテス病
先天性多発性関節拘縮症
先天性股関節脱臼
未熟児/理学療法とリスク管理
未熟児管理
文献(引用文献,参考図書)
6. 内科疾患
呼吸機能検査/異常値
肺理学療法の評価
呼吸機能検査の正常値
肺理学療法/肺理学療法の目的・効果
肺理学療法の目的と効果
慢性閉塞性肺疾患/慢性閉塞性肺疾患に対する肺理学療法
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
フローボリューム曲線
体位ドレナージ(体位排痰法)/肺区域と適応肢位,禁忌
体位排痰法(体位ドレナージ)
種々の呼吸障害/肺理学療法
肺理学療法のポジショニング
呼吸障害と呼吸理学療法
ボルグ・スケールと新ボルグ・スケールと最大酸素摂取量との対比
慢性呼吸不全/肺理学療法(在宅酸素療法,評価,指標,体位ドレナージ)
慢性呼吸不全とは
慢性呼吸不全を起こす疾患
慢性呼吸不全の評価
在宅酸素療法(HOT:Home Oxygen Therapy)
気管支喘息/肺理学療法
気管支喘息
鍛錬療法と呼吸理学療法
肺気腫/肺理学療法とADL指導
肺気腫
肺癌/術前・術後の呼吸理学療法
開胸術前の呼吸理学療法(術後のための準備と予行演習)
開胸術後の呼吸理学療法
胸部解離性大動脈瘤術後の早期理学療法
人工呼吸器/人工呼吸器からの離脱
人工呼吸器
心電図(1)/正常所見,心拍数の計算
正常心電図
かんたんチェックポイント―異常心電図(1)
かんたんチェックポイント―異常心電図(2)
心電図(2)/異常所見(心室性期外収縮,心室頻拍,その他の異常所見)
異常心電図
虚血性心疾患(1)/運動負荷強度
運動負荷強度の計算
METs
虚血性心疾患(2)/運動療法の効果
虚血性心疾患(心筋梗塞を含む)に対する運動療法の効果
虚血性心疾患(3)/運動処方
虚血性心疾患の運動処方
心筋梗塞/理学療法(ベッドサイドリハ〜生活指導)
(合併症のない)急性心筋梗塞患者のリハビリテーション・プログラム
心筋梗塞患者の日常生活における注意点
上記の問題6の場合
種々の循環障害/閉塞性動脈硬化症,深部静脈血栓症,乳房切除後のリンパ浮腫
閉塞性動脈硬化症(ASO)
深部静脈血栓症
乳房切断術後の患側上肢のリンパ浮腫
浮腫に対する理学療法
糖尿病(1)/運動強度(METS)の計算
上記の問題1の計算
上記の問題2の計算
糖尿病(2)/運動療法
糖尿病の運動療法
文献(引用文献,参考図書)
自己評価テスト
(チェックシート)
(解答シート)
索引
付録 出題傾向と対策の要点 13年間(第29〜41回)
第40回PT・OT国家試験(理学療法 疾患別編)
第41回PT・OT国家試験(理学療法 疾患別編)
国家試験合格率(第30回〜第41回)
得点力アップ(本書のページ構成)
合格のための学習テクニック
1. 整形外科疾患
関節リウマチ(1)/評価
スタインブロッカーのステージ分類
スタインブロッカーのクラス分類
ランズバリー指数(評価法)
関節リウマチ(2)/拘縮・変形
関節リウマチの変形
関節リウマチ(3)/生活指導
関節リウマチ患者の生活指導
関節リウマチ患者に指導する正しいADL動作
関節リウマチ患者に指導する正しいADL動作
関節リウマチ患者に禁止する不良なADL動作
関節リウマチ(4)/理学療法・装具療法
関節リウマチの理学療法
他疾患に用いる装具
関節リウマチ(5)/症例問題
ムチランス変形(オペラグラス変形)
関節リウマチの疼痛に対する物理療法
変形性膝関節症(1)/理学療法
変形性膝関節症
変形性膝関節症(2)/(高位骨切り術・人工膝関節置換術)術後理学療法
術後理学療法プログラム
前十字・後十字靭帯損傷/理学療法
前十字(ACL)・後十字(PCL)靭帯損傷
前十字・後十字靭帯損傷患者の運動療法
膝関節障害・下腿部障害/理学療法
膝・下腿部の整形外科疾患に対する理学療法
スポーツ障害/理学療法
スポーツ障害と理学療法
人工骨頭置換術(大腿骨頚部内側骨折)・人工股関節全置換術(変形性股関節症)/術後理学療法
大腿骨頚部内側骨折
人工股関節全置換術,大腿骨人工骨頭置換術
大腿骨頚部外側骨折/術後理学療法
大腿骨外側骨折
大腿骨骨幹部骨折/術後理学療法
大腿骨骨幹部骨折
腰痛症/理学療法と生活指導
腰痛症の運動療法
腰椎椎間板ヘルニア/症候・理学療法
L4〜S1神経根障害による機能不全
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアのCT所見,MRI所見
側彎症/特徴・評価・装具療法・運動療法
側彎症
その他の装具
側彎の運動療法
末梢神経障害/損傷神経と症状,筋力増強訓練
末梢神経障害とその症状
末梢神経障害に対する理学療法
手部の末梢神経障害/橈骨神経損傷・尺骨神経損傷
手部の筋の神経支配
橈骨神経麻痺と尺骨神経麻痺
前頁3の問題の場合
末梢性顔面神経麻痺/症状と理学療法
末梢性顔面神経麻痺
熱傷/変形拘縮と理学療法
熱傷
熱傷と変形拘縮
熱傷による変形
血友病性関節症/理学療法
血友病性関節症
その他の整形疾患/痙性斜頚,頚椎症性脊髄症,肩関節周囲炎,無腐性壊死,悪性腫瘍の理学療法
その他の整形外科疾患とその理学療法
整形外科疾患に用いる牽引療法/目的と適応
整形外科牽引療法
文献(引用文献,参考図書)
2. 脳卒中
脳卒中急性期・回復期/リスク管理(訓練可否基準)
疾患を合併するときの服部の訓練可否基準(Anderson基準に一部追加)
アンダーソン・土肥の基準
座位耐性訓練の基準
脳卒中片麻痺の合併症(1)/嚥下障害,誤嚥の対策
合併症の症状とその対策(理学療法)
脳卒中片麻痺の合併症(2)/患側の肩関節障害,肩手症候群
片麻痺患者の肩関節障害
肩手症候群の経過
脳卒中片麻痺の合併症(3)/高次脳機能障害(徴候)
高次脳機能障害の分類と徴候
脳卒中片麻痺の合併症(4)/高次脳機能障害(半側空間無視)
(左)半側空間無視(半側空間失認)の症状と障害部位,その対策
大脳病巣部位
かんたんチェックポイント―CT所見
CTにおける代表的な脳解剖1
CTにおける代表的な脳解剖2(健常者CT所見)
脳出血(高吸収域)のCT(一部MRI)所見
脳梗塞(低吸収域)のCT(一部MRI)所見
その他の疾患のCT(一部MRI)所見
脳卒中片麻痺の合併症(5)/高次脳機能障害(病巣部位)
CT所見
責任病巣別高次脳機能障害
失認と失行の責任病巣
脳卒中片麻痺の合併症(6)/前大脳動脈の閉塞・中大脳動脈の閉塞
前大脳動脈流域,中大脳動脈流域,後大脳動脈流域
責任病巣
脳卒中片麻痺の評価(1)/急性期の評価・回復期の評価
脳卒中片麻痺の評価
他の疾患に対する評価
脳卒中片麻痺の評価(2)/ブルンストローム法ステージ
ブルンストローム法ステージ(上肢)
ブルンストローム法ステージ(手指)
ブルンストローム法ステージ(下肢)
脳卒中片麻痺の運動療法(1)/ブルンストローム法ステージ別運動療法
ブルンストローム法ステージに対応した理学療法
BFOと関節固定装具
脳卒中片麻痺の運動療法(2)/分離運動の促通手技
分離運動促通パターン(右片麻痺)
脳卒中片麻痺の運動療法(3)/誘発する姿勢反応
姿勢反射
脳卒中片麻痺の理学療法(1)/異常歩行と理学療法
片麻痺の痙性歩行の特徴
脳卒中片麻痺の理学療法(2)/装具療法
ステージ別下肢装具
脳卒中片麻痺の理学療法(3)/種々の症状と理学療法
脳卒中片麻痺患者の症状に対する理学療法
脳卒中片麻痺の理学療法(4)/EMGバイオフィードバック療法
EMG(筋電図)バイオフィードバック療法
脳卒中片麻痺の理学療法(5)/早期の理学療法(禁忌・適応・注意点)
脳卒中片麻痺患者の早期理学療法
脳卒中片麻痺の理学療法(6)/回復期の理学療法(症例問題)
回復期の片麻痺の理学療法
反張膝に対する理学療法
脳卒中片麻痺の理学療法(7)/慢性期の理学療法(症例問題)
慢性期(長期)片麻痺の在宅(独居)患者の生活指導
脳卒中片麻痺の慢性期理学療法
脳卒中片麻痺の日常生活活動(ADL)(1)/種々のADL訓練(実地問題)
脳卒中片麻痺のADL動作訓練
脳卒中片麻痺の日常生活活動(ADL)(2)/種々のADL訓練(一般問題),立ち上がり動作訓練,移乗動作訓練
立ち上がり動作訓練・移乗動作手順
外傷性脳損傷の理学療法/急性期・回復期
外傷性脳損傷
びまん性軸索損傷
文献(引用文献,参考図書)
3. 脊髄損傷
かんたんチェックポイント―体幹筋・上肢筋・下肢筋の支配髄節
体幹筋の髄節支配
上肢筋の髄節支配
下肢筋の髄節支配
頚髄損傷(四肢麻痺)患者のADL
脊髄損傷(対麻痺)患者のADL
Zancolliの分類
Zancolliの分類における損傷レベルと最終獲得機能
頚髄損傷(四肢麻痺)患者のレベルごとの各動作の可能性
頚髄損傷・脊髄損傷の残存高位と可能な日常生活活動
障害部位による呼吸筋の残存
第5頚髄損傷/呼吸機能,可能な動作,理学療法
第5頚髄損傷(第5頚髄節まで機能残存)の残存筋
残存筋と残存動作能力,対応する理学療法
第5頚髄損傷(第5頚髄節まで機能残存)の理学療法
第5頚髄損傷(第5頚髄節まで機能残存)患者に用いる補助装具
第5頚髄損傷(第5頚髄節まで機能残存)の呼吸障害
第6頚髄損傷/残存筋,早期理学療法,ADL動作
第6頚髄損傷(第6頚髄節まで機能残存)の残存筋と残存動作能力
第7頚髄損傷/理学療法,ADL訓練
第7頚髄損傷(第7頚髄節まで機能残存)の残存筋
第7頚髄損傷(第7頚髄節まで機能残存)の残存動作能力
第7頚髄損傷(第7頚髄節まで機能残存)では不可能な動作
第8頚髄損傷/ADL訓練(寝返り動作訓練,プッシュアップ介助,トランスファー)
第8頚髄損傷(第8頚髄節まで機能残存)の残存筋と残存動作能力
頚髄損傷/機能残存レベルと可能な動作(組み合わせ問題)
上肢筋支配髄節
呼吸筋の残存
頚髄節健在高位とADL
頚髄損傷機能残存レベルと可能な動作
第1胸髄損傷/重要な残存筋
プッシュアップ(骨盤挙上)の重要性
脊髄損傷の車椅子上プッシュアップ
第6胸髄損傷・第7胸髄損傷/回復期の理学療法とプッシュアップ動作
受傷後4週(回復期前期)より行うべき理学療法
受傷後10〜11週以降(回復期後期)に行うべき理学療法
第12胸髄損傷/運動療法,ADL動作訓練
脊髄損傷(第12胸髄節まで機能残存)患者の理学療法
第1腰髄損傷/回復前期の理学療法,自己管理指導
下肢筋の支配髄節
脊髄損傷の髄節と歩行パターン
完全対麻痺(第1腰髄節まで機能残存)の回復期(3〜9週)における理学療法
脊髄損傷の評価/ASIAの機能障害評価
ASIAの機能障害評価
脊髄損傷合併症(1)/自律神経過反射
自律神経過反射(自律神経緊張性過反射)
脊髄損傷合併症(2)/異所性骨化
異所性骨化について
脊髄損傷合併症(3)/変形・拘縮
脊髄損傷の損傷(機能残存)レベルと変形拘縮
脊髄損傷合併症(4)/褥瘡予防
褥瘡好発部位と褥瘡予防
脊髄損傷合併症(5)/排尿障害と排尿訓練
排尿に関与する神経支配
排尿障害
脊髄損傷合併症(6)/脊髄損傷のあらゆる合併症
脊髄損傷のあらゆる合併症
脊髄損傷合併症(7)/第7頚髄損傷(第7頚髄節まで機能残存)の合併症
呼吸筋の残存レベル
脊髄損傷合併症(8)/合併症に対する理学療法
脊髄損傷患者の合併症に対する理学療法
脊髄損傷の運動療法/目的・効果
起立斜面台(チルトテーブル)による起立訓練
脊髄損傷患者の身体運動の効果
脊髄損傷の呼吸理学療法/方法
体幹筋(呼吸筋を含む)の髄節支配
呼吸筋群と胸郭運動に関与する筋群
脊髄損傷の車椅子/車椅子のタイプと移乗動作
脊髄損傷患者の車椅子
トランスファー(移乗動作)のための車椅子の工夫
脊髄損傷のADL動作/(頚損〜腰損)脊髄損傷レベルと可能な動作の組み合わせ
脊髄残存髄節と可能な動作
残存と歩行パターン
下肢筋の支配髄節
その他の脊髄損傷/部分損傷,脊髄髄膜瘤
外側脊髄視床路(温痛覚伝導路)
不完全損傷特殊型
脊髄完全損傷の症状
脊髄髄膜瘤の症状
文献(引用文献,参考図書)
4. 神経筋疾患
かんたんチェックポイント―神経筋疾患の一般的知識
神経筋疾患の分類
パーキンソン病(1)/症状
パーキンソン病の異常歩行とパーキンソン症状
パーキンソン病の特徴
その他の異常歩行
パーキンソン病の自律神経徴候
血管性パーキンソニズム
パーキンソン病(2)/理学療法,歩行訓練
パーキンソン病とその対策(理学療法)
パーキンソン病(3)/ヤール重症度分類・ヤール重症度分類に対する運動療法
ヤールの重症度分類に対応した理学療法
パーキンソン病(4)/ステージIII・Vの運動療法
ヤールの重症度分類のステージIIIの特徴と運動療法
パーキンソン病(5)/ステージVの運動療法
ヤールの重症度分類ステージVの特徴と運動療法
パーキンソン病(6)/退院前指導
パーキンソン病患者のための退院前指導・住宅改修
前輪駆動型車椅子
脊髄小脳変性症(運動失調症)/評価と運動療法
脊髄小脳変性症の症状と理学療法
運動失調症の評価
多発性硬化症(MS)/理学療法
多発性硬化症(MS)の症状と理学療法
筋萎縮性側索硬化症(ALS)/症状と理学療法
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状と理学療法
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の筋萎縮
多発性神経炎(ポリニューロパチー)/理学療法
多発性神経炎(ポリニューロパチー)の症状と理学療法
ギラン・バレー症候群/症状と理学療法
ギラン・バレー症候群の症状と理学療法
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)(1)/ステージ分類(厚生(労)省筋萎縮症研究班機能障害度分類)
デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ(厚生(労)省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)(2)/特徴(実地問題)
登はん性起立(ガワーズ徴候)
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの異常歩行
神経筋疾患の異常歩行
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)(3)/症状と拘縮
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの拘縮とその対策
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの特徴
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)(4)/機能障害度ステージに対応する理学療法
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの機能障害度(厚生(労)省筋萎縮症研究班)のステージに対応する理学療法
多発性筋炎(PM)/理学療法
多発性筋炎(PM)の症状と理学療法
その他の神経筋疾患/理学療法
その他の神経筋疾患の症状と理学療法
文献(引用文献,参考図書)
5. 小児疾患
かんたんチェックポイント―小児の発達(デンバー発達スクリーニング)
正常運動発達(1)/検査
日本版デンバー式発達スクリーニング検査
正常運動発達(2)/正常運動発達月齢
健常児の粗大な運動発達表
背臥位からの起き上がり
腹臥位姿勢での発達
健常児の手指の発達
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(1)
脊髄に中枢がある反射・反応
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(2)
脳幹に中枢がある反射・反応
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(3)
中脳に中枢がある反射・反応
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(4)
大脳皮質に中枢がある反射・反応
かんたんチェックポイント―小児の反射・反応(5)
乳幼児の反射・反応(1)/原始反射
原始反射
立直り反応と保護伸展反射(パラシュート反射)
乳幼児の反射・反応(2)/原始反射の消失時期
原始反射の消失時期
健常児の動作(可能になる時期)
乳幼児の反射・反応(3)/立ち直り反応・姿勢反射とその中枢
迷路性立ち直り反応
乳幼児の反射・反応(4)/新生児・3か月児
正常発達における小児の反射・反応(出現・消失時期)
鶏歩
乳幼児の反射・反応(5)〜10か月児・11か月児・12か月児
正常発達における小児の反射・反応(出現・消失時期)
かんたんチェックポイント―ボイタの7つの姿勢反射
乳幼児の反射・反応(6)/検査手技
乳幼児の反射の検査手技
「引き起こし反射」と「コリスの水平試行」
乳幼児の運動発達/正常運動発達月齢(一般問題)
健常児の種々の発達(デンバー発達スクリーニングより一部改変)
発達段階の異常/標準的月齢との違い
3か月〜6か月児の正常運動発達
「ランドウ反応」と「腋窩懸垂反応」
両麻痺のキッキング
脳性麻痺児の反射・反応/障害児の姿勢反射(緊張性迷路反射・交叉性伸展反射・はさみ状肢位)
姿勢反射と異常肢位
痙直型両麻痺児/運動療法
バルーン上での健常児の平衡反応
痙直型両麻痺児に対する理学療法
痙直型四肢麻痺児/理学療法
痙直型四肢麻痺児の理学療法(運動療法)の効果
痙直型片麻痺児/運動療法
痙直型片麻痺の特徴と理学療法
アテトーゼ型脳性麻痺児/運動療法
アテトーゼ型脳性麻痺児の不良姿勢パターン
脳性麻痺児の摂食障害/運動療法
摂食障害児の摂食姿勢
二分脊椎(脊髄髄膜瘤)(1)/症候・特徴
二分脊椎(脊椎破裂)の特徴
二分脊椎高位と下肢の運動麻痺との関係
二分脊椎(脊髄髄膜瘤)(2)/理学療法
二分脊椎(第3腰髄節まで機能残存)の残存筋・残存能力と理学療法
その他小児整形外科疾患の理学療法/ペルテス病・先天性多発性関節拘縮症・先天性股関節脱臼
ペルテス病
先天性多発性関節拘縮症
先天性股関節脱臼
未熟児/理学療法とリスク管理
未熟児管理
文献(引用文献,参考図書)
6. 内科疾患
呼吸機能検査/異常値
肺理学療法の評価
呼吸機能検査の正常値
肺理学療法/肺理学療法の目的・効果
肺理学療法の目的と効果
慢性閉塞性肺疾患/慢性閉塞性肺疾患に対する肺理学療法
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
フローボリューム曲線
体位ドレナージ(体位排痰法)/肺区域と適応肢位,禁忌
体位排痰法(体位ドレナージ)
種々の呼吸障害/肺理学療法
肺理学療法のポジショニング
呼吸障害と呼吸理学療法
ボルグ・スケールと新ボルグ・スケールと最大酸素摂取量との対比
慢性呼吸不全/肺理学療法(在宅酸素療法,評価,指標,体位ドレナージ)
慢性呼吸不全とは
慢性呼吸不全を起こす疾患
慢性呼吸不全の評価
在宅酸素療法(HOT:Home Oxygen Therapy)
気管支喘息/肺理学療法
気管支喘息
鍛錬療法と呼吸理学療法
肺気腫/肺理学療法とADL指導
肺気腫
肺癌/術前・術後の呼吸理学療法
開胸術前の呼吸理学療法(術後のための準備と予行演習)
開胸術後の呼吸理学療法
胸部解離性大動脈瘤術後の早期理学療法
人工呼吸器/人工呼吸器からの離脱
人工呼吸器
心電図(1)/正常所見,心拍数の計算
正常心電図
かんたんチェックポイント―異常心電図(1)
かんたんチェックポイント―異常心電図(2)
心電図(2)/異常所見(心室性期外収縮,心室頻拍,その他の異常所見)
異常心電図
虚血性心疾患(1)/運動負荷強度
運動負荷強度の計算
METs
虚血性心疾患(2)/運動療法の効果
虚血性心疾患(心筋梗塞を含む)に対する運動療法の効果
虚血性心疾患(3)/運動処方
虚血性心疾患の運動処方
心筋梗塞/理学療法(ベッドサイドリハ〜生活指導)
(合併症のない)急性心筋梗塞患者のリハビリテーション・プログラム
心筋梗塞患者の日常生活における注意点
上記の問題6の場合
種々の循環障害/閉塞性動脈硬化症,深部静脈血栓症,乳房切除後のリンパ浮腫
閉塞性動脈硬化症(ASO)
深部静脈血栓症
乳房切断術後の患側上肢のリンパ浮腫
浮腫に対する理学療法
糖尿病(1)/運動強度(METS)の計算
上記の問題1の計算
上記の問題2の計算
糖尿病(2)/運動療法
糖尿病の運動療法
文献(引用文献,参考図書)
自己評価テスト
(チェックシート)
(解答シート)
索引
付録 出題傾向と対策の要点 13年間(第29〜41回)
第40回PT・OT国家試験(理学療法 疾患別編)
第41回PT・OT国家試験(理学療法 疾患別編)
国家試験合格率(第30回〜第41回)