2004年版 推薦のことば
2004年版では,時代に即応して,ACLS,精神症状,SARS等の項が追加されただけでなく,EBMを重視し,「Clinical Evidence(EMJ)」に該当項目があれば*印で明示するなどの工夫がなされている.
本書は,1988年の初版以来,第一線病院の若い当直医を念頭において版を重ねてきた.白衣のポケットに収まるこの小さな宝物は,皆さんの先輩からの貴重な贈り物である.救急外来や準夜帯・深夜帯の病棟で直面する状況や病態に則して,患者さんとの接し方,まず何を考え,何をなすべきか,さらに,「これだけは決してしてやってはいけない」など,貴重な「とっさのアドバイス」がぎっしり詰まっている.勿論,マニュアルに書かれていることはあくまでも指針(ガイドライン)であり,実践の場では経験ある看護師,薬剤師,各種技師の助言に耳を傾ける謙虚さが大きな失敗から自分を守ることになる.
卒後臨床研修必修化を目前に控え,研修病院における指導体制が大きな課題となっているが, 現実には第一線救急病院の若い当直医の判断が患者さんの生死を左右しかねない.確かに臨床医としての成長のためには過大とも思える責任を自ら進んで引き受ける積極性が必要であるが,どんな時でも「患者さんから学ばせて頂いている」という慎みの気持ちを忘れないでほしい.
医療技術の飛躍的進歩と裏腹に医療ミスが社会問題化する現実を前にして,組織としての医療機関には高い技術水準と患者の安全を実現する「質改善」のためのマネジメントが強く求められている.一方,自立した市民の自己決定権を基本とする新しい医師患者関係は,情報技術の普及と相俟って,一人一人の医師に患者のQOL向上をアウトカムの指標とする「根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine:EBM)」の実践を強く促している.時代の潮流は医療界全体に説明責任と透明性を厳しく求めているといえよう.
当然のことながら,若い当直医の肩にもこの重い責任はずっしりとのしかかってくる.次第に近づいてくる救急車のサイレンに不安が募るのも故なしとしない.
臨床医の仕事とは,患者の問題解決(problem solving)のために行う刻々の決断(Decision making)と行動の連鎖であり,そこに医師としての責任がついて回る.研修医の皆さんには,検査であれ,処置であれ,処方であれ,当直医として自分が下した判断について振り返る習慣を,是非,身に付けて頂きたい.さっき自分のやったことは正しかったか,いま自分のやっていることは適切か,これからやろうとしていることは本当に患者さんの役に立つだろうか,と常に自問自答する習慣をつけることはEBMの「ステップ1:疑問の定式化」にそのままつながる.こうして暖めておいた疑問について,時間の余裕を見つけて教科書や文献(エビデンス)を探すなり,上級医に質問するなり,納得のゆく答えを自分自身で見つけてゆくことによって,不安な気持ちで過ごした当直での体験を臨床医としての実力の向上に反映させることができる.
第一線臨床医の情熱から生まれたこのマニュアルが今後も改版を重ね,後輩医師のための手引書として更に充実してゆくことを期待している.
2003年12月佐賀大学医学部附属病院総合診療部
教授 小泉俊三
2004年版の序
卒後臨床研修が必須化される「新しい時代」がいよいよ始まりました.「良い研修」には,いくつかの条件が必要です.症例が多いこと,モデルとなる臨床に熱心な先輩医師がいること,研修プログラムがあること,研修委員会などで定期的に評価がなされていることなどです.本書の初期の編集執筆陣が,必須化される20年も前に市中病院での臨床研修を選んだのは,これらの条件を満たしていると考えたからでした.しかし,研修を始めて3か月もすると,もう1つの条件が必要なことに気づきました.それは,「良いマニュアル」があることでした.先輩やプログラムに支えられるとはいえ,研修医自らの独習が不可欠であり,患者さんに迷惑をかけないよう短時間のうちに適切な対処をすることが求められます.当直となればなおさらで,どこでも学べる携帯性も重要です.これらの条件を満たすべく,仲間と準備を始めたのは1983年7月のことでした.
それから数えて21年目(出版からは16年目),この2004年版も「新しい時代」においても「良いマニュアル」であり続けるために,以下のような改定をしました.(1)若手の編集委員を迎え,全項目を見直しました.(2)新規項目として,ACLS(Advanced cardiac life support),精神症状の鑑別,急性アルコール中毒,そして2003年に世界中で注目され再流行も懸念されているSARSなどを,追加しました.前版までと同様に,(3)新しいevidenceを反映させ,Clinical Evidence(BMJ)に該当項目があれば明示すること,(4)薬剤師と臨床医がすべての薬剤をダブルチェックしました.また,(5)増ページにもかかわらず厚さは抑えるため,特別に薄い紙を使っています.
本マニュアルを『プライマリ・ケア・マニュアル(第5版)』(2003),『臨床医マニュアル(第2版)』(2002)と共に使っていただき,ご意見ご批判をいただければ幸いです.初版以来ご協力をいただいている全日本民主医療機関連合会(民医連)の先生方,編集・出版の労をとっていただいている医歯薬出版株式会社に感謝いたします.
2003年12月
編者一同
序文
本書は,当直医が担当するプライマリケアに焦点を絞った実践的マニュアルです.
執筆者らが研修し勤務した病院は中小病院ではありますが,年間数百から千台以上の救急車を受け入れ,夜間にはその数倍に及ぶ救急車以外で来院する患者の診療を行っている第一線の病院です.
そこでの当直業務に必要なポイントを,みずから得た教訓と多数の文献を参考として整理し,下記の特色をもたせました.
(1) 時間的猶予のない場面でも,その場で役立つ携帯性と実践性を備えた
(2) 頻度の多い疾患を診療科を越えて網羅した
(3) 専門医と連絡をとるべき基準を示した
(4) 臨床経験の乏しい医師,看護婦をはじめとするcomedical にも使いやすいよう配慮した
(5) 各自が書き込むメモスペースを確保した
本書は,抽象的論議にとどまりがちなプライマリケアの技術的基準について,第一線医療の現場から提案するひとつの試みでもあります.
しかし,あふれる医学情報を集積することではなく,プライマリケアに必要な情報を選択しコンパクトにまとめる作業は予想以上に困難でした.いまだ不十分な個所を残していると思われます.今後さらに多くの人々から御意見をいただき,第一線医療の現場で役立つ実践的マニュアルにしていきたいと思います.
最後に,推薦の言葉をお書きいただいた浜松医科大学の植村研一教授,執筆・推敲の段階で御協力いただいた全日本民主医療機関連合会の先生方,そして出版に御尽力くださった医歯薬出版株式会社に深く感謝いたします.また,88〜93頁の項につきましては,日本福祉大学の二木 立教授(前代々木病院リハビリテーション科医長)に御指導いただきました.厚くお礼申し上げます.
1988年3月
東京都リハビリテーション病院 太田喜久夫
京都民医連中央病院 小畑達郎
耳原総合病院 小松孝充
船橋二和病院 近藤克則
2004年版では,時代に即応して,ACLS,精神症状,SARS等の項が追加されただけでなく,EBMを重視し,「Clinical Evidence(EMJ)」に該当項目があれば*印で明示するなどの工夫がなされている.
本書は,1988年の初版以来,第一線病院の若い当直医を念頭において版を重ねてきた.白衣のポケットに収まるこの小さな宝物は,皆さんの先輩からの貴重な贈り物である.救急外来や準夜帯・深夜帯の病棟で直面する状況や病態に則して,患者さんとの接し方,まず何を考え,何をなすべきか,さらに,「これだけは決してしてやってはいけない」など,貴重な「とっさのアドバイス」がぎっしり詰まっている.勿論,マニュアルに書かれていることはあくまでも指針(ガイドライン)であり,実践の場では経験ある看護師,薬剤師,各種技師の助言に耳を傾ける謙虚さが大きな失敗から自分を守ることになる.
卒後臨床研修必修化を目前に控え,研修病院における指導体制が大きな課題となっているが, 現実には第一線救急病院の若い当直医の判断が患者さんの生死を左右しかねない.確かに臨床医としての成長のためには過大とも思える責任を自ら進んで引き受ける積極性が必要であるが,どんな時でも「患者さんから学ばせて頂いている」という慎みの気持ちを忘れないでほしい.
医療技術の飛躍的進歩と裏腹に医療ミスが社会問題化する現実を前にして,組織としての医療機関には高い技術水準と患者の安全を実現する「質改善」のためのマネジメントが強く求められている.一方,自立した市民の自己決定権を基本とする新しい医師患者関係は,情報技術の普及と相俟って,一人一人の医師に患者のQOL向上をアウトカムの指標とする「根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine:EBM)」の実践を強く促している.時代の潮流は医療界全体に説明責任と透明性を厳しく求めているといえよう.
当然のことながら,若い当直医の肩にもこの重い責任はずっしりとのしかかってくる.次第に近づいてくる救急車のサイレンに不安が募るのも故なしとしない.
臨床医の仕事とは,患者の問題解決(problem solving)のために行う刻々の決断(Decision making)と行動の連鎖であり,そこに医師としての責任がついて回る.研修医の皆さんには,検査であれ,処置であれ,処方であれ,当直医として自分が下した判断について振り返る習慣を,是非,身に付けて頂きたい.さっき自分のやったことは正しかったか,いま自分のやっていることは適切か,これからやろうとしていることは本当に患者さんの役に立つだろうか,と常に自問自答する習慣をつけることはEBMの「ステップ1:疑問の定式化」にそのままつながる.こうして暖めておいた疑問について,時間の余裕を見つけて教科書や文献(エビデンス)を探すなり,上級医に質問するなり,納得のゆく答えを自分自身で見つけてゆくことによって,不安な気持ちで過ごした当直での体験を臨床医としての実力の向上に反映させることができる.
第一線臨床医の情熱から生まれたこのマニュアルが今後も改版を重ね,後輩医師のための手引書として更に充実してゆくことを期待している.
2003年12月佐賀大学医学部附属病院総合診療部
教授 小泉俊三
2004年版の序
卒後臨床研修が必須化される「新しい時代」がいよいよ始まりました.「良い研修」には,いくつかの条件が必要です.症例が多いこと,モデルとなる臨床に熱心な先輩医師がいること,研修プログラムがあること,研修委員会などで定期的に評価がなされていることなどです.本書の初期の編集執筆陣が,必須化される20年も前に市中病院での臨床研修を選んだのは,これらの条件を満たしていると考えたからでした.しかし,研修を始めて3か月もすると,もう1つの条件が必要なことに気づきました.それは,「良いマニュアル」があることでした.先輩やプログラムに支えられるとはいえ,研修医自らの独習が不可欠であり,患者さんに迷惑をかけないよう短時間のうちに適切な対処をすることが求められます.当直となればなおさらで,どこでも学べる携帯性も重要です.これらの条件を満たすべく,仲間と準備を始めたのは1983年7月のことでした.
それから数えて21年目(出版からは16年目),この2004年版も「新しい時代」においても「良いマニュアル」であり続けるために,以下のような改定をしました.(1)若手の編集委員を迎え,全項目を見直しました.(2)新規項目として,ACLS(Advanced cardiac life support),精神症状の鑑別,急性アルコール中毒,そして2003年に世界中で注目され再流行も懸念されているSARSなどを,追加しました.前版までと同様に,(3)新しいevidenceを反映させ,Clinical Evidence(BMJ)に該当項目があれば明示すること,(4)薬剤師と臨床医がすべての薬剤をダブルチェックしました.また,(5)増ページにもかかわらず厚さは抑えるため,特別に薄い紙を使っています.
本マニュアルを『プライマリ・ケア・マニュアル(第5版)』(2003),『臨床医マニュアル(第2版)』(2002)と共に使っていただき,ご意見ご批判をいただければ幸いです.初版以来ご協力をいただいている全日本民主医療機関連合会(民医連)の先生方,編集・出版の労をとっていただいている医歯薬出版株式会社に感謝いたします.
2003年12月
編者一同
序文
本書は,当直医が担当するプライマリケアに焦点を絞った実践的マニュアルです.
執筆者らが研修し勤務した病院は中小病院ではありますが,年間数百から千台以上の救急車を受け入れ,夜間にはその数倍に及ぶ救急車以外で来院する患者の診療を行っている第一線の病院です.
そこでの当直業務に必要なポイントを,みずから得た教訓と多数の文献を参考として整理し,下記の特色をもたせました.
(1) 時間的猶予のない場面でも,その場で役立つ携帯性と実践性を備えた
(2) 頻度の多い疾患を診療科を越えて網羅した
(3) 専門医と連絡をとるべき基準を示した
(4) 臨床経験の乏しい医師,看護婦をはじめとするcomedical にも使いやすいよう配慮した
(5) 各自が書き込むメモスペースを確保した
本書は,抽象的論議にとどまりがちなプライマリケアの技術的基準について,第一線医療の現場から提案するひとつの試みでもあります.
しかし,あふれる医学情報を集積することではなく,プライマリケアに必要な情報を選択しコンパクトにまとめる作業は予想以上に困難でした.いまだ不十分な個所を残していると思われます.今後さらに多くの人々から御意見をいただき,第一線医療の現場で役立つ実践的マニュアルにしていきたいと思います.
最後に,推薦の言葉をお書きいただいた浜松医科大学の植村研一教授,執筆・推敲の段階で御協力いただいた全日本民主医療機関連合会の先生方,そして出版に御尽力くださった医歯薬出版株式会社に深く感謝いたします.また,88〜93頁の項につきましては,日本福祉大学の二木 立教授(前代々木病院リハビリテーション科医長)に御指導いただきました.厚くお礼申し上げます.
1988年3月
東京都リハビリテーション病院 太田喜久夫
京都民医連中央病院 小畑達郎
耳原総合病院 小松孝充
船橋二和病院 近藤克則
2004 年版推薦のことば……小泉俊三
2004 年版の序
2001 年版の序
序文
本マニュアル使用の前に
本マニュアル 2004 年版の
主な改訂・追加項目一覧
■印は Clinical Evidence 7に出ている項目
第1章 研修医のために
●当直医の心得
●小児患者への接し方
●高齢患者への接し方
●女性患者への接し方
●外科患者への接し方
●精神的問題をもつ患者への接し方
●眼疾患患者への接し方
第2章 救命救急処置
●救命救急処置
全身管理に必要なモニタリング/バイタルサイン
救命救急処置のポイント(図)
中心静脈圧(CVP)/血圧/尿量/PaO2,SaO2
PaCO/base excess(BE)/心電図/その他
●心肺蘇生法
BLS(primary ABCD)
心室細動(図)
無脈性電気活動(図)/心静止(図)/ACLS(advanced cardiovascular life spport)
●心静止
心静止/気管内挿管
静脈路確保
●ショック
心原性ショック/循環血液量減少性ショック/アナフィラキシーショック
敗血症性ショック/神経原性ショック
●心原性ショック
●循環血液量減少性ショック
出血量の推定(表)
●アナフィラキシー・敗血症性・神経原性ショック
アナフィラキシーショック
敗血症性ショック
神経原性ショック
●全身性炎症反応症候群(SIRS)
SIRSの診断基準(表)
●播種性血管内凝固症候群(DIC)
DIC診断基準(表)
●熱中症
熱中症の分類(表)
●急性アルコール中毒
第3章 内科
脳神経系
●失神
●意識障害
3-3-9度分類(Japan coma scale)(表)
●頭痛
主な頭痛の鑑別診断(表)
頭痛,頭蓋神経痛,顔面痛の分類(表)
●めまい
回転性めまい(表)
●痙攣
●脳血管障害
●髄膜炎
髄膜炎の鑑別診断(図)
●ヘルペス脳炎
●Guillain-Barre´ 症候群
循環器系
●胸痛
鑑別疾患(表)
●高血圧緊急症
●不整脈
処置の緊急度による不整脈の分類
危険な心室性期外収縮(図)/発作性上室性頻拍(図)/心房細動★(図)/第2度房室ブロック(Mobitz II型)(図)
第3度房室ブロック(図)
致死的不整脈
重篤な不整脈
一時的ペーシング法
致死的不整脈に移行しやすい不整脈/(上室性)頻拍性不整脈
(意識喪失を伴わない)徐脈性不整脈
ジギタリス中毒/帰宅させてよい不整脈
●急性心筋梗塞★
心筋梗塞の心電図経過(図)
急性心筋梗塞後の臨床検査値の推移(図)
Forresterの分類(図)
血栓溶解療法の適応と禁忌(表)
Primary PTCA/STENTの指針(表)
●狭心症★
●急性心不全★
Killip分類:身体所見より心機能を評価する分類(表)
●大動脈解離
●急性動脈閉塞
●肺血栓塞栓症★
呼吸器系
●咽頭痛
●咳,痰
●血痰,喀血
喀血時の体位(図)
●呼吸困難
O2 流量と呼吸マスクの選択(表)
●過換気症候群
●インフルエンザ★
抗インフルエンザウイルス薬の概要(表)
●気管支炎・肺炎★
胸部 X線写真および身体所見による肺炎の重症度判定(表)/ 検査成績による肺炎の重症度判定(表)
市中肺炎
細菌性肺炎群と非定型肺炎群の鑑別(表)
院内肺炎
●気管支喘息急性増悪★
気管支喘息と心臓喘息の違い(表)/ 喘鳴の程度の表現(表)
喘息症状(急性増悪)の管理(治療)(表)
●COPD(慢性閉塞性肺疾患)急性増悪★
COPD急性増悪患者の一般病棟入院の適応(表)
COPD急性悪化の ICU入室の適応(表)
COPD急性増悪患者の管理のためのフローチャート(図)
●気胸★
虚脱度の算出法(図)
●胸水,胸膜炎
漏出液と滲出液の鑑別(表)/ 滲出性胸水の鑑別(表)
●呼吸不全
低酸素血症の酸素投与法(図)
動脈血ガス分析のハンディルール(表)
●人工呼吸器
人工呼吸器の一般的適応基準/人工呼吸器の一般的初期条件/略語一覧
PaO2 を上げたいとき/PaCO2 を下げたいとき
自発呼吸で換気(PaCO2)が安定してきたとき/アラームへの対応/fighting時の対応
鎮静・鎮痛の判定基準(表)
鎮静・鎮痛に使用される薬物(表)
非侵襲的人工呼吸(NIPPV)
●SARSの初期対応
消化器系
●腹痛
●嘔気,嘔吐
●下痢★
細菌性食中毒(表)
●便秘
●下血
●上部消化管出血
S-Bチューブ(図)
●肝炎,肝不全
肝性昏睡の重症度分類(表)
●急性腹症
腹痛部位と主な疾患(図)
●急性胃・十二指腸粘膜病変(胃アニサキス症を含む)
●イレウス
●上腸間膜動脈血栓症
●虫垂炎★
MeBurney点と Lanz点(図)
●胆石症,胆道感染症
●急性膵炎
急性膵炎の臨床診断,重症度スコアとStage分類(表)
重症急性膵炎の ICUにおける集中治療(表)
代謝系
●糖尿病性昏睡
アニオンギャップ(AG) 算出式/血漿浸透圧の予測式/鑑別のポイント(表)
低血糖
糖尿病性ケトアシドーシス
糖尿病性高浸透圧性非ケトン性昏睡
腎・電解質異常
●血尿
●乏尿,無尿,尿閉
無尿(乏尿)の診断手順(図)
無尿(乏尿)の原因部位別検査所見(表)
●腎不全★
急性腎不全の尿所見からの鑑別(表)
緊急透析
●電解質異常
高 Na血症/高 Na血症(表)
低 Na血症
低 Na血症(表)
高K血症
血清K↑+↑異常時の ECG変化(図)
低K血症
高 Ca血症/高 Ca血症の症状と所見(表)
●アシドーシス,アルカローシス
動脈血液ガス分析法(表)
酸塩基平衡障害で予想される代償性変化(表)
酸塩基平衡障害判定のためのノモグラム(図)
呼吸性アシドーシス/呼吸性アルカローシス/代謝性アシドーシス
HCO3 不足量算定式/代謝性アルカローシス
第4章 小児疾患
●発熱
●脱水★
脱水の重症度判定(表)
●下痢
病原性大腸菌O-157による出血性大腸炎
溶血性尿毒症症候群(HUS)
●嘔吐
年齢による嘔吐の鑑別(図)
●腹痛
●痙攣
●呼吸困難
●予防接種
ワクチン別の副作用の起こり方
●髄膜炎
●気管支喘息(喘息発作)★
●上気道炎★,扁桃炎,気管支炎★,肺炎,マイコプラズマ肺炎,百日咳
上気道炎(かぜ症候群)/扁桃炎/気管支炎,肺炎
マイコプラズマ肺炎
百日咳
●急性細気管支炎,クループ症候群(仮性クループ)★
急性細気管支炎/クループ症候群(仮性クループ)
●発疹,伝染性疾患
突発性発疹/突発性発疹の経過(図)
麻疹★/麻疹の経過(図)
風疹/風疹の経過(図)
水痘★/水痘の経過(図)/流行性耳下腺炎(ムンプス)
伝染性紅斑(りんご病)/伝染性単核症(EBウイルス感染症)/溶連菌感染症(猩紅熱)
手足口病
川崎病(MCLS)
●アセトン血性嘔吐症(自家中毒,周期性嘔吐症)
●異物誤飲
中毒情報センターの電話番号/気道異物/消化管異物
誤飲
●腸重積
●肘内障,ヘルニア嵌【頓】
肘内障/ヘルニア嵌【頓】
肘内障の整復法(図)
第5章 外傷・外科的処置
●受傷部位による観察ポイント
頭部外傷
顔面外傷
胸部外傷/腹部外傷
脊椎・四肢外傷
砂嚢固定(図)
切断指保存法(図)
●挫滅症候群(crush syndrome)
●創傷処置
止血,創傷の評価/洗浄,消毒による【創】の清浄化/De´bridement(壊死組織の切除)
Oberst麻酔法(図)/麻酔
縫合/縫合の仕方(図)
創の被覆・保護/感染予防
対症療法
●軟部組織感染症★
●咬傷,虫さされ
咬傷/虫さされ
●熱傷
熱傷の重症度判定(表)/熱傷の深度の判定(表)
9 の法則(図)/Lund & Browderの図表(図)
●捻挫★,骨折,脱臼
シーネ固定(図)
捻挫★
マレット指(図)
アルミシーネ固定(図)/隣接指とのテープ固定(図)
脱臼・骨折/顎関節前方脱臼整復法(図)
鎖骨固定帯(図)
Hippocrates法(図)
デゾー固定(図)
第6章 女性疾患
●不正性器出血★
●産婦人科急性腹症,急性骨盤腹膜炎
産婦人科急性腹症/重症度の目安(表)
急性骨盤腹膜炎(付属器炎,子宮傍結合織炎)★
●子宮外妊娠,卵巣腫瘤の茎捻転
子宮外妊娠,卵巣腫瘤の茎捻転
●卵巣出血,妊娠と合併した虫垂炎
卵巣出血/妊娠と合併した虫垂炎
●乳腺炎
うっ滞性乳腺炎(乳汁うっ滞症)/急性化膿性乳腺炎
●妊婦と薬
第7章 精神疾患
●不安発作★
●自殺企図
●せん妄状態
Delirium Rating Scale(表)
●アルコール離脱症状
アルコール離脱症状の出現時期(図)
●うつ状態★
●不眠
第8章 眼疾患
●眼の異物
●結膜充血
●急性隅角閉塞性緑内障発作★
●眼打撲,鈍傷
●コンタクトレンズによる角膜障害
第9章 耳鼻咽喉疾患
●鼻出血
●耳痛★
正常鼓膜と病的鼓膜(図)
●難聴
●耳・鼻・のどの異物
気管内挿管あるいは気管切開
ハイムリッヒ(Heimlich) 法(図)
第10章 泌尿器疾患
●尿路結石
●尿路疾患
膀胱炎★
亀頭包皮炎/尿閉
腎盂腎炎★/尿道炎
●精巣捻転症,急性精巣上体炎
精巣捻転症/急性精巣上体炎
第11章 皮膚疾患
●発疹
細菌感染を伴ったもの/真菌感染(白癬症)★
ウイルス性発疹/蕁麻疹,薬疹
接触皮膚炎,虫刺症/紫斑
第12章 当直医に必要な資料
●救急薬剤の使い方
カテコラミン/ジギタリス(ジゴキシン○R)/ミリスロール○R(ニトログリセリン)
ミリスロール○Rの用量(表)
静注用キシロカイン○R(リドカイン)/硫酸アトロピン
プロタノールL○R(イソプロテレノール)/プロタミン
●カテコラミンの使い方
イノバン○R(ドパミン)/ドブトレックス○R(ドブタミン)
ノルアドレナリン/ボスミン○R(エピネフリン)
イノバン○Rとドブトレックス○Rの薬理作用(表)
ドパミン,ドブタミンの用量 (1) 輸液ポンプの場合(表)
ドパミン,ドブタミンの用量 (2) シリンジポンプの場合(表)
ノルアドレナリンの用量(表)
●輸液剤の選択と投与法
輸液剤の選択/輸液剤の種類と適応(表)
輸液量と投与速度日維持必要水分量(表)
●高カロリー輸液(IVH) の実際
高カロリー輸液に伴う合併症(表)/必要な検査とそのスケジュール(表)
IVHS-1(開始液)(表)/IVHS-2(移行液)(表)
IVHS-3(維持液)(表)/皮下注時の slidingscaleの一例(表)
●血液製剤
新鮮凍結血漿
アルブミン製剤
濃厚赤血球
輸血承諾書に関して
●抗生物質の選択と投与法
感染症治療における抗生物質選択の原則/抗生物質の作用機序
殺菌的抗生物質と静菌的抗生物質/嫌気性菌に感受性のある抗生物質/抗生物質の臓器移行性
小児における抗生物質選択の注意点
妊婦,授乳中の患者における抗生物質の選択/抗生物質のアレルギー
皮内テストの判定(表)/抗生物質のアレルギー反応の出現頻度/アレルギーの交差反応/抗生物質のアレルギー反応の種類
肝不全における抗生物質使用の注意点/腎不全における抗生物質使用の注意点
Ccrの推定法(表)/バンコマイシンの血中濃度(表)
TEICの投与量(表)/各種感染症の第1選択薬
各種感染症の第1選択薬(表)
●主要抗菌剤
経口薬(外来診療)/ペニシリン系/セフェム系/マクロライド系/ニューキノロン系/静注薬(入院治療)/ペニシリン系
セフェム系
モノバクタム系/カルバペネム系/アミノグリコシド系/マクロライド系
テトラサイクリン系/リンコマイシン系/その他
抗真菌剤
抗ウイルス剤
主要抗菌剤一覧(表)
●細菌学的検査
細菌塗抹検査(グラム染色)/各種迅速診断方法
グラム染色の方法(表)
塗抹検査における良質の痰の判定(図)/白血球などの炎症細胞の所見(図)
グラム染色塗抹検査で診断可能な菌(図)
●注射薬の配合変化
主な配合禁忌(表)
●腎不全,透析患者に対する薬物投与
●小児薬用量と常用処方
呼吸数・脈拍・体温(表)/尿量/救急薬品(表)
抗菌剤(表)/鎮痛・解熱剤(表)/鎮咳・去痰剤(表)
気管支拡張剤(表)
抗ヒスタミン剤/止痢剤/鎮吐剤(表)
●死亡診断書,検案書の書き方
●検査基準値―緊急検査を中心に
血液(表)
尿(表)/髄液(表)
事項索引
薬剤索引
2004 年版の序
2001 年版の序
序文
本マニュアル使用の前に
本マニュアル 2004 年版の
主な改訂・追加項目一覧
■印は Clinical Evidence 7に出ている項目
第1章 研修医のために
●当直医の心得
●小児患者への接し方
●高齢患者への接し方
●女性患者への接し方
●外科患者への接し方
●精神的問題をもつ患者への接し方
●眼疾患患者への接し方
第2章 救命救急処置
●救命救急処置
全身管理に必要なモニタリング/バイタルサイン
救命救急処置のポイント(図)
中心静脈圧(CVP)/血圧/尿量/PaO2,SaO2
PaCO/base excess(BE)/心電図/その他
●心肺蘇生法
BLS(primary ABCD)
心室細動(図)
無脈性電気活動(図)/心静止(図)/ACLS(advanced cardiovascular life spport)
●心静止
心静止/気管内挿管
静脈路確保
●ショック
心原性ショック/循環血液量減少性ショック/アナフィラキシーショック
敗血症性ショック/神経原性ショック
●心原性ショック
●循環血液量減少性ショック
出血量の推定(表)
●アナフィラキシー・敗血症性・神経原性ショック
アナフィラキシーショック
敗血症性ショック
神経原性ショック
●全身性炎症反応症候群(SIRS)
SIRSの診断基準(表)
●播種性血管内凝固症候群(DIC)
DIC診断基準(表)
●熱中症
熱中症の分類(表)
●急性アルコール中毒
第3章 内科
脳神経系
●失神
●意識障害
3-3-9度分類(Japan coma scale)(表)
●頭痛
主な頭痛の鑑別診断(表)
頭痛,頭蓋神経痛,顔面痛の分類(表)
●めまい
回転性めまい(表)
●痙攣
●脳血管障害
●髄膜炎
髄膜炎の鑑別診断(図)
●ヘルペス脳炎
●Guillain-Barre´ 症候群
循環器系
●胸痛
鑑別疾患(表)
●高血圧緊急症
●不整脈
処置の緊急度による不整脈の分類
危険な心室性期外収縮(図)/発作性上室性頻拍(図)/心房細動★(図)/第2度房室ブロック(Mobitz II型)(図)
第3度房室ブロック(図)
致死的不整脈
重篤な不整脈
一時的ペーシング法
致死的不整脈に移行しやすい不整脈/(上室性)頻拍性不整脈
(意識喪失を伴わない)徐脈性不整脈
ジギタリス中毒/帰宅させてよい不整脈
●急性心筋梗塞★
心筋梗塞の心電図経過(図)
急性心筋梗塞後の臨床検査値の推移(図)
Forresterの分類(図)
血栓溶解療法の適応と禁忌(表)
Primary PTCA/STENTの指針(表)
●狭心症★
●急性心不全★
Killip分類:身体所見より心機能を評価する分類(表)
●大動脈解離
●急性動脈閉塞
●肺血栓塞栓症★
呼吸器系
●咽頭痛
●咳,痰
●血痰,喀血
喀血時の体位(図)
●呼吸困難
O2 流量と呼吸マスクの選択(表)
●過換気症候群
●インフルエンザ★
抗インフルエンザウイルス薬の概要(表)
●気管支炎・肺炎★
胸部 X線写真および身体所見による肺炎の重症度判定(表)/ 検査成績による肺炎の重症度判定(表)
市中肺炎
細菌性肺炎群と非定型肺炎群の鑑別(表)
院内肺炎
●気管支喘息急性増悪★
気管支喘息と心臓喘息の違い(表)/ 喘鳴の程度の表現(表)
喘息症状(急性増悪)の管理(治療)(表)
●COPD(慢性閉塞性肺疾患)急性増悪★
COPD急性増悪患者の一般病棟入院の適応(表)
COPD急性悪化の ICU入室の適応(表)
COPD急性増悪患者の管理のためのフローチャート(図)
●気胸★
虚脱度の算出法(図)
●胸水,胸膜炎
漏出液と滲出液の鑑別(表)/ 滲出性胸水の鑑別(表)
●呼吸不全
低酸素血症の酸素投与法(図)
動脈血ガス分析のハンディルール(表)
●人工呼吸器
人工呼吸器の一般的適応基準/人工呼吸器の一般的初期条件/略語一覧
PaO2 を上げたいとき/PaCO2 を下げたいとき
自発呼吸で換気(PaCO2)が安定してきたとき/アラームへの対応/fighting時の対応
鎮静・鎮痛の判定基準(表)
鎮静・鎮痛に使用される薬物(表)
非侵襲的人工呼吸(NIPPV)
●SARSの初期対応
消化器系
●腹痛
●嘔気,嘔吐
●下痢★
細菌性食中毒(表)
●便秘
●下血
●上部消化管出血
S-Bチューブ(図)
●肝炎,肝不全
肝性昏睡の重症度分類(表)
●急性腹症
腹痛部位と主な疾患(図)
●急性胃・十二指腸粘膜病変(胃アニサキス症を含む)
●イレウス
●上腸間膜動脈血栓症
●虫垂炎★
MeBurney点と Lanz点(図)
●胆石症,胆道感染症
●急性膵炎
急性膵炎の臨床診断,重症度スコアとStage分類(表)
重症急性膵炎の ICUにおける集中治療(表)
代謝系
●糖尿病性昏睡
アニオンギャップ(AG) 算出式/血漿浸透圧の予測式/鑑別のポイント(表)
低血糖
糖尿病性ケトアシドーシス
糖尿病性高浸透圧性非ケトン性昏睡
腎・電解質異常
●血尿
●乏尿,無尿,尿閉
無尿(乏尿)の診断手順(図)
無尿(乏尿)の原因部位別検査所見(表)
●腎不全★
急性腎不全の尿所見からの鑑別(表)
緊急透析
●電解質異常
高 Na血症/高 Na血症(表)
低 Na血症
低 Na血症(表)
高K血症
血清K↑+↑異常時の ECG変化(図)
低K血症
高 Ca血症/高 Ca血症の症状と所見(表)
●アシドーシス,アルカローシス
動脈血液ガス分析法(表)
酸塩基平衡障害で予想される代償性変化(表)
酸塩基平衡障害判定のためのノモグラム(図)
呼吸性アシドーシス/呼吸性アルカローシス/代謝性アシドーシス
HCO3 不足量算定式/代謝性アルカローシス
第4章 小児疾患
●発熱
●脱水★
脱水の重症度判定(表)
●下痢
病原性大腸菌O-157による出血性大腸炎
溶血性尿毒症症候群(HUS)
●嘔吐
年齢による嘔吐の鑑別(図)
●腹痛
●痙攣
●呼吸困難
●予防接種
ワクチン別の副作用の起こり方
●髄膜炎
●気管支喘息(喘息発作)★
●上気道炎★,扁桃炎,気管支炎★,肺炎,マイコプラズマ肺炎,百日咳
上気道炎(かぜ症候群)/扁桃炎/気管支炎,肺炎
マイコプラズマ肺炎
百日咳
●急性細気管支炎,クループ症候群(仮性クループ)★
急性細気管支炎/クループ症候群(仮性クループ)
●発疹,伝染性疾患
突発性発疹/突発性発疹の経過(図)
麻疹★/麻疹の経過(図)
風疹/風疹の経過(図)
水痘★/水痘の経過(図)/流行性耳下腺炎(ムンプス)
伝染性紅斑(りんご病)/伝染性単核症(EBウイルス感染症)/溶連菌感染症(猩紅熱)
手足口病
川崎病(MCLS)
●アセトン血性嘔吐症(自家中毒,周期性嘔吐症)
●異物誤飲
中毒情報センターの電話番号/気道異物/消化管異物
誤飲
●腸重積
●肘内障,ヘルニア嵌【頓】
肘内障/ヘルニア嵌【頓】
肘内障の整復法(図)
第5章 外傷・外科的処置
●受傷部位による観察ポイント
頭部外傷
顔面外傷
胸部外傷/腹部外傷
脊椎・四肢外傷
砂嚢固定(図)
切断指保存法(図)
●挫滅症候群(crush syndrome)
●創傷処置
止血,創傷の評価/洗浄,消毒による【創】の清浄化/De´bridement(壊死組織の切除)
Oberst麻酔法(図)/麻酔
縫合/縫合の仕方(図)
創の被覆・保護/感染予防
対症療法
●軟部組織感染症★
●咬傷,虫さされ
咬傷/虫さされ
●熱傷
熱傷の重症度判定(表)/熱傷の深度の判定(表)
9 の法則(図)/Lund & Browderの図表(図)
●捻挫★,骨折,脱臼
シーネ固定(図)
捻挫★
マレット指(図)
アルミシーネ固定(図)/隣接指とのテープ固定(図)
脱臼・骨折/顎関節前方脱臼整復法(図)
鎖骨固定帯(図)
Hippocrates法(図)
デゾー固定(図)
第6章 女性疾患
●不正性器出血★
●産婦人科急性腹症,急性骨盤腹膜炎
産婦人科急性腹症/重症度の目安(表)
急性骨盤腹膜炎(付属器炎,子宮傍結合織炎)★
●子宮外妊娠,卵巣腫瘤の茎捻転
子宮外妊娠,卵巣腫瘤の茎捻転
●卵巣出血,妊娠と合併した虫垂炎
卵巣出血/妊娠と合併した虫垂炎
●乳腺炎
うっ滞性乳腺炎(乳汁うっ滞症)/急性化膿性乳腺炎
●妊婦と薬
第7章 精神疾患
●不安発作★
●自殺企図
●せん妄状態
Delirium Rating Scale(表)
●アルコール離脱症状
アルコール離脱症状の出現時期(図)
●うつ状態★
●不眠
第8章 眼疾患
●眼の異物
●結膜充血
●急性隅角閉塞性緑内障発作★
●眼打撲,鈍傷
●コンタクトレンズによる角膜障害
第9章 耳鼻咽喉疾患
●鼻出血
●耳痛★
正常鼓膜と病的鼓膜(図)
●難聴
●耳・鼻・のどの異物
気管内挿管あるいは気管切開
ハイムリッヒ(Heimlich) 法(図)
第10章 泌尿器疾患
●尿路結石
●尿路疾患
膀胱炎★
亀頭包皮炎/尿閉
腎盂腎炎★/尿道炎
●精巣捻転症,急性精巣上体炎
精巣捻転症/急性精巣上体炎
第11章 皮膚疾患
●発疹
細菌感染を伴ったもの/真菌感染(白癬症)★
ウイルス性発疹/蕁麻疹,薬疹
接触皮膚炎,虫刺症/紫斑
第12章 当直医に必要な資料
●救急薬剤の使い方
カテコラミン/ジギタリス(ジゴキシン○R)/ミリスロール○R(ニトログリセリン)
ミリスロール○Rの用量(表)
静注用キシロカイン○R(リドカイン)/硫酸アトロピン
プロタノールL○R(イソプロテレノール)/プロタミン
●カテコラミンの使い方
イノバン○R(ドパミン)/ドブトレックス○R(ドブタミン)
ノルアドレナリン/ボスミン○R(エピネフリン)
イノバン○Rとドブトレックス○Rの薬理作用(表)
ドパミン,ドブタミンの用量 (1) 輸液ポンプの場合(表)
ドパミン,ドブタミンの用量 (2) シリンジポンプの場合(表)
ノルアドレナリンの用量(表)
●輸液剤の選択と投与法
輸液剤の選択/輸液剤の種類と適応(表)
輸液量と投与速度日維持必要水分量(表)
●高カロリー輸液(IVH) の実際
高カロリー輸液に伴う合併症(表)/必要な検査とそのスケジュール(表)
IVHS-1(開始液)(表)/IVHS-2(移行液)(表)
IVHS-3(維持液)(表)/皮下注時の slidingscaleの一例(表)
●血液製剤
新鮮凍結血漿
アルブミン製剤
濃厚赤血球
輸血承諾書に関して
●抗生物質の選択と投与法
感染症治療における抗生物質選択の原則/抗生物質の作用機序
殺菌的抗生物質と静菌的抗生物質/嫌気性菌に感受性のある抗生物質/抗生物質の臓器移行性
小児における抗生物質選択の注意点
妊婦,授乳中の患者における抗生物質の選択/抗生物質のアレルギー
皮内テストの判定(表)/抗生物質のアレルギー反応の出現頻度/アレルギーの交差反応/抗生物質のアレルギー反応の種類
肝不全における抗生物質使用の注意点/腎不全における抗生物質使用の注意点
Ccrの推定法(表)/バンコマイシンの血中濃度(表)
TEICの投与量(表)/各種感染症の第1選択薬
各種感染症の第1選択薬(表)
●主要抗菌剤
経口薬(外来診療)/ペニシリン系/セフェム系/マクロライド系/ニューキノロン系/静注薬(入院治療)/ペニシリン系
セフェム系
モノバクタム系/カルバペネム系/アミノグリコシド系/マクロライド系
テトラサイクリン系/リンコマイシン系/その他
抗真菌剤
抗ウイルス剤
主要抗菌剤一覧(表)
●細菌学的検査
細菌塗抹検査(グラム染色)/各種迅速診断方法
グラム染色の方法(表)
塗抹検査における良質の痰の判定(図)/白血球などの炎症細胞の所見(図)
グラム染色塗抹検査で診断可能な菌(図)
●注射薬の配合変化
主な配合禁忌(表)
●腎不全,透析患者に対する薬物投与
●小児薬用量と常用処方
呼吸数・脈拍・体温(表)/尿量/救急薬品(表)
抗菌剤(表)/鎮痛・解熱剤(表)/鎮咳・去痰剤(表)
気管支拡張剤(表)
抗ヒスタミン剤/止痢剤/鎮吐剤(表)
●死亡診断書,検案書の書き方
●検査基準値―緊急検査を中心に
血液(表)
尿(表)/髄液(表)
事項索引
薬剤索引