序
若い歯科医師は,厳しいといわれ続けている歯科の現状において,これからどのように自院を進化させていくべきなのかを真摯に考えているはずである.患者さんに喜ばれ,歯科医師として納得のできる治療をし,他院との差違化をはかり,経営的にも良好であることを望み,そこで指向するのが審美やインプラントといった領域なのだろう.
ベーシックとされるエンドや充.処置からアドバンス領域へのステップアップを図ろうとするとき,ややもすると上記のような領域を取り入れようとするのであろうが,テクニックセンシティブな領域でもあり,高度な患者さんの要求をクリアーして,満足のいく結果を出すのはかなり難しく,また,インプラントなど外科処置を伴う場合,未熟な手技のもとで施術すれば,アクシデントや術後のトラブルという望ましくない事態も想定しなくてはならない.
一方,エンド,ペリオといった領域と比べて,欠損補綴では,咬合や技工への知識不足も否めず,術後対応の経験の少ない若手歯科医師にとって,自身の行った補綴のフォローアップを含め,予後に対する不安も少なくないだろう.また,種々の自費補綴のオプションにおいても,自ら手さぐりで臨床応用に踏み切ることの難しさもあって,義歯に取り組むことに何か忌避感があるようにも思う.
本書は,あえて少数歯残存症例に絞って,その対応をまとめた.それは,結果も出しやすく,患者さんとの意識のずれも起こりにくい,また良好な予後をもたらす領域をと考えたからである.
第1編では,まず,少数歯残存症例へのトライアルが,診療室の提供できるサービスの拡大をもたらし,噛むことや審美性などで苦労してきた患者さんであるが故に,「歯の重要性」を如実に感じてもらいながら,限られた本数の天然歯を大切に治療し,審美性と機能を回復するという,臨床医としての喜びを味わえる分野であることを声を大にして伝えたいと考えた.天然歯があることで,患者さんは少ない歯を大切にしたいとメインテナンスにも熱心に通ってくださるし,その結果,十分に咬合の管理も行え,マイナーな修復で長期にわたる安定を得られている事実をデータも示して呈示した.
少数歯残存症例の患者さんは,やはり高齢の方が多い.この先の四半世紀を眺望してみるとき,圧倒的に高齢者の比率が高まり,また歯科疾患実態調査のデータなどを見ても,かなりの比率で欠損歯を有している現状のなかで,「治療してよかった」という患者さんの口コミは侮れない.
不十分な歯科治療しか受けられなかった方々に対して,的確なアプローチとニーズに応えられる技能があれば,セルフケアに熱心で,定期的に通院してくださる好意的な患者さんを数多く獲得でき,患医双方にとって無理のない自費診療ができるのが,少数歯残存症例の分野なのだと考えている.
第2編では診査・診断,第3編では咬合位の設定法を,第4編では少数本のインプラントも含めた各種維持装置の使い方と作製法,第5編では手技編としてのゴシックアーチ描記法,印象,咬合器付着,人工歯の選択といった手技的なことを,第6編では術後の評価とメインテナンスについて述べ,第7編では掲載した症例の設計解説を記した.
本書にご登場いただいた患者さんには,顔写真の掲載も快くご承諾していただけた.深く感謝の意を表したい.
本書を通して,高齢者,なかでも少数歯残存症例への理解が深められ,治療によってよりよい機能と審美の回復が行われることで,超高齢社会となる日本の健やかさに少しでもお役に立てばと願っている.
東日本大震災の年に 永田省藏
若い歯科医師は,厳しいといわれ続けている歯科の現状において,これからどのように自院を進化させていくべきなのかを真摯に考えているはずである.患者さんに喜ばれ,歯科医師として納得のできる治療をし,他院との差違化をはかり,経営的にも良好であることを望み,そこで指向するのが審美やインプラントといった領域なのだろう.
ベーシックとされるエンドや充.処置からアドバンス領域へのステップアップを図ろうとするとき,ややもすると上記のような領域を取り入れようとするのであろうが,テクニックセンシティブな領域でもあり,高度な患者さんの要求をクリアーして,満足のいく結果を出すのはかなり難しく,また,インプラントなど外科処置を伴う場合,未熟な手技のもとで施術すれば,アクシデントや術後のトラブルという望ましくない事態も想定しなくてはならない.
一方,エンド,ペリオといった領域と比べて,欠損補綴では,咬合や技工への知識不足も否めず,術後対応の経験の少ない若手歯科医師にとって,自身の行った補綴のフォローアップを含め,予後に対する不安も少なくないだろう.また,種々の自費補綴のオプションにおいても,自ら手さぐりで臨床応用に踏み切ることの難しさもあって,義歯に取り組むことに何か忌避感があるようにも思う.
本書は,あえて少数歯残存症例に絞って,その対応をまとめた.それは,結果も出しやすく,患者さんとの意識のずれも起こりにくい,また良好な予後をもたらす領域をと考えたからである.
第1編では,まず,少数歯残存症例へのトライアルが,診療室の提供できるサービスの拡大をもたらし,噛むことや審美性などで苦労してきた患者さんであるが故に,「歯の重要性」を如実に感じてもらいながら,限られた本数の天然歯を大切に治療し,審美性と機能を回復するという,臨床医としての喜びを味わえる分野であることを声を大にして伝えたいと考えた.天然歯があることで,患者さんは少ない歯を大切にしたいとメインテナンスにも熱心に通ってくださるし,その結果,十分に咬合の管理も行え,マイナーな修復で長期にわたる安定を得られている事実をデータも示して呈示した.
少数歯残存症例の患者さんは,やはり高齢の方が多い.この先の四半世紀を眺望してみるとき,圧倒的に高齢者の比率が高まり,また歯科疾患実態調査のデータなどを見ても,かなりの比率で欠損歯を有している現状のなかで,「治療してよかった」という患者さんの口コミは侮れない.
不十分な歯科治療しか受けられなかった方々に対して,的確なアプローチとニーズに応えられる技能があれば,セルフケアに熱心で,定期的に通院してくださる好意的な患者さんを数多く獲得でき,患医双方にとって無理のない自費診療ができるのが,少数歯残存症例の分野なのだと考えている.
第2編では診査・診断,第3編では咬合位の設定法を,第4編では少数本のインプラントも含めた各種維持装置の使い方と作製法,第5編では手技編としてのゴシックアーチ描記法,印象,咬合器付着,人工歯の選択といった手技的なことを,第6編では術後の評価とメインテナンスについて述べ,第7編では掲載した症例の設計解説を記した.
本書にご登場いただいた患者さんには,顔写真の掲載も快くご承諾していただけた.深く感謝の意を表したい.
本書を通して,高齢者,なかでも少数歯残存症例への理解が深められ,治療によってよりよい機能と審美の回復が行われることで,超高齢社会となる日本の健やかさに少しでもお役に立てばと願っている.
東日本大震災の年に 永田省藏
第1編 なぜ少数歯残存症例に取り組むべきなのか
1章 日本の人口構成の変化と歯科的現状
老年人口は今後増加の一途をたどる
高齢者の口腔内状況
高齢者の豊かな人生のために
2章 少数歯残存症例の治療は患者満足度が高い
少数歯残存症例の患者像
劇的な改善が得られる
約10年の良好な経過が得られる
義歯でも十分満足していただける/できるだけ歯を残す
総義歯に移行させない努力が必要
3章 少数歯残存症例と医院経営/無理のない自費診療
治療介入が必至
費用の面での合意も得やすい
少数歯残存症例では自費補綴を勧めやすい/患医双方にとって無理のない自費診療
紹介患者には説明がしやすい
高いリコール率
患者さんとの心地よい関係/歯の喪失後も信頼関係は続く
4章 自院の臨床の幅を広げる/多様なニーズに応える
義歯の臨床ができることの大切さ
可撤性の補綴物に取り組もう
歯科技工士との協力関係
5章 少数歯残存症例の特徴
患医双方にとって医療介入の必要性が明確
少数歯残存症例に対する治療方針
咬頭嵌合位・顎位の不安定あるいは偏位症例が多い
診査のポイント
是正が行いやすい
天然歯の機能を活かす/患者に学ぶ「歯があること」の利点
6章 義歯による修復の利点
手技・期間・費用ともにリーズナブル
床の利点を活かした審美修復
人工歯で個性的に
多様な設計/複数のプランが提示できるように
用いる維持装置は数種類/テクニックをマスターする
高い清掃性
高齢者の場合は全身状態によっても口腔の変化が起きる
補綴物本体を作りかえずに短時間で対応が可能
第2編 少数歯残存症例の診査と処置方針
1章 診査の流れと手順
診査時の注意点
診査事項と手順
2章 問診と聞きとり
全身状態,基礎疾患と現状把握/患者の全体像とその背景
基礎疾患と治療時の注意点
主訴の聴取
既往歴による病歴の把握
3章 口腔組織・器官の診査
口腔組織・器官の診査のポイント
4章 欠損歯列の病態診査
欠損歯列の診査手順
咬合支持域と残存歯の病態
5章 現義歯の診査
何をみるのか?
使用義歯の改造
6章 治療方針の検討
治療計画を立てる
治療方針の説明
第3編 顎位の診査と決定法
1章 垂直的顎位とその決定法/咬合高径
咬合高径の決定法
残存歯や旧義歯によって支えられている咬合高径の正当性は高い
新たな咬合高径を求める場合/安静位・安静空隙を利用する方法
COLUMN1 咬合挙上に対する種々の意見
2章 水平的顎位とその決定法
水平的顎位
力をかけない下顎誘導法をマスターする
ゴシックアーチの読みとりの注意点/エラーの判別法
3章 顎位の確認/変更を行う場合
下顎位のずれを抱えた歯列の修正
治療用義歯を新たに作製する場合の顎位修正のステップ
顎位が不安定で下顎のずれをなおしにくい例での対応
少数歯欠損と多数歯欠損では判断が異なる
COLUMN2 顆頭位ではなく,習慣性の咬合位で位置決めをせざるをえない場合
COLUMN3 夢の咬合力診断装置/一臨床医の願い
COLUMN4 新しく咬合器を購入するなら/選択の要件
4章 生体に調和するガイドと咬合器
義歯床の安定とガイドの重要性
義歯の咬合平衡の定番?/フルバランスドオクルージョン
少数歯残存症例のガイドの設定と咬合器
5章 症例でみる顎位とガイド
少数歯残存症例での咬合性外傷とガイドの改善
前方ガイドと上顎前歯の排列
上顎前歯の歯冠形態の決定基準
第4編 補綴装置の作製
1章 補綴設計の考え方
パーシャルデンチャーと患者の思い
維持装置と補綴設計の考え方
広い選択肢を用意する
2章 クラスプ
クラスプ
レストとマウスプレパレーション
さまざまな状況でのクラスプの適用例
3章 テレスコープ
テレスコープの種類と特徴
COLUMN5 維持(支台)装置の3 要素
AGCテレスコープ義歯の治療/作製ステップ
COLUMN6 義歯設計に正解・不正解はないのだが
4章 アタッチメント
少数歯残存症例で用いる各種アタッチメント
根面アタッチメント義歯の治療/作製ステップ
5章 少数歯残存症例とインプラント
欠損補綴の問題とインプラントの役割
可撤性補綴物の支台歯となるインプラトに組み込む装置
インプラントの効果と周囲環境への影響
インプラント支台の義歯による機能回復
COLUMN7 咬合調整・咬合バランス評価のよき診査材/シートワックス
第5編 ゴシックアーチ・印象・咬合器・人工歯
1章 ゴシックアーチの描記
咬合高径の決定と仮の咬合採得
作業用模型の咬合器への付着・描記装置の作製
口腔内試適の前準備
描記のさせ方
下顎位の決定と咬合器へのトランスファー
ゴシックアーチトレーサーを利用したチェックバイト採得
COLUMN8 ゴシックアーチトレーサー/材質・つけ方・保存法
COLUMN9 ゴシックアーチから読める顎機能・顎運動
2章 印象採得
残存歯部の歯冠補綴や支台装置のための印象
欠損部顎堤の印象,テレスコープ内冠などの取り込み印象
無歯顎の印象
COLUMN10 ノンクラスプデンチャー/患者の評価と術者の評価
3章 咬合器への模型付着
咬合器の種類
フェイスボウトランスファーの実際
ガイドの設定とガイドテーブル
4章 人工歯
人工歯の材料
人工歯の選択
第6編 術後の機能評価とメインテナンス
1章 咀嚼機能とその評価
咬合からの咀嚼機能の評価
咀嚼機能と患者側の評価
COLUMN11 割れる義歯は噛める義歯?/総義歯の対顎の残存歯の功罪
患者の食の希望から行った義歯の修正/上顎コーヌス義歯・下顎総義歯
総義歯のガイドの安定性と咀嚼運動/上顎総義歯・下顎フルブリッジ
2章 少数歯残存症例の術後変化への対応
経年的変化と術後のフォローアップ
長期経過したクラスプ義歯のリベースと人工歯の交換
COLUMN12 オクルーザルキャストに対する評価
偏咀嚼と術後の義歯の変位/コーヌス義歯のリラインと留意点
維持装置のメインテナンス
歯周病を伴う少数歯残存症例における一次固定/術後の対応性が悪い
少数歯残存症例では加齢変化を考えることが必要
COLUMN13 バリアフリーの診療室
第7編 パーシャルデンチャーデザイニング
1章 ラボとのコラボレーション
パーシャルデンチャーの技工指示
歯科技工士との連携
2章 パーシャルデンチャーの設計
文献
COLUMN目次
1章 日本の人口構成の変化と歯科的現状
老年人口は今後増加の一途をたどる
高齢者の口腔内状況
高齢者の豊かな人生のために
2章 少数歯残存症例の治療は患者満足度が高い
少数歯残存症例の患者像
劇的な改善が得られる
約10年の良好な経過が得られる
義歯でも十分満足していただける/できるだけ歯を残す
総義歯に移行させない努力が必要
3章 少数歯残存症例と医院経営/無理のない自費診療
治療介入が必至
費用の面での合意も得やすい
少数歯残存症例では自費補綴を勧めやすい/患医双方にとって無理のない自費診療
紹介患者には説明がしやすい
高いリコール率
患者さんとの心地よい関係/歯の喪失後も信頼関係は続く
4章 自院の臨床の幅を広げる/多様なニーズに応える
義歯の臨床ができることの大切さ
可撤性の補綴物に取り組もう
歯科技工士との協力関係
5章 少数歯残存症例の特徴
患医双方にとって医療介入の必要性が明確
少数歯残存症例に対する治療方針
咬頭嵌合位・顎位の不安定あるいは偏位症例が多い
診査のポイント
是正が行いやすい
天然歯の機能を活かす/患者に学ぶ「歯があること」の利点
6章 義歯による修復の利点
手技・期間・費用ともにリーズナブル
床の利点を活かした審美修復
人工歯で個性的に
多様な設計/複数のプランが提示できるように
用いる維持装置は数種類/テクニックをマスターする
高い清掃性
高齢者の場合は全身状態によっても口腔の変化が起きる
補綴物本体を作りかえずに短時間で対応が可能
第2編 少数歯残存症例の診査と処置方針
1章 診査の流れと手順
診査時の注意点
診査事項と手順
2章 問診と聞きとり
全身状態,基礎疾患と現状把握/患者の全体像とその背景
基礎疾患と治療時の注意点
主訴の聴取
既往歴による病歴の把握
3章 口腔組織・器官の診査
口腔組織・器官の診査のポイント
4章 欠損歯列の病態診査
欠損歯列の診査手順
咬合支持域と残存歯の病態
5章 現義歯の診査
何をみるのか?
使用義歯の改造
6章 治療方針の検討
治療計画を立てる
治療方針の説明
第3編 顎位の診査と決定法
1章 垂直的顎位とその決定法/咬合高径
咬合高径の決定法
残存歯や旧義歯によって支えられている咬合高径の正当性は高い
新たな咬合高径を求める場合/安静位・安静空隙を利用する方法
COLUMN1 咬合挙上に対する種々の意見
2章 水平的顎位とその決定法
水平的顎位
力をかけない下顎誘導法をマスターする
ゴシックアーチの読みとりの注意点/エラーの判別法
3章 顎位の確認/変更を行う場合
下顎位のずれを抱えた歯列の修正
治療用義歯を新たに作製する場合の顎位修正のステップ
顎位が不安定で下顎のずれをなおしにくい例での対応
少数歯欠損と多数歯欠損では判断が異なる
COLUMN2 顆頭位ではなく,習慣性の咬合位で位置決めをせざるをえない場合
COLUMN3 夢の咬合力診断装置/一臨床医の願い
COLUMN4 新しく咬合器を購入するなら/選択の要件
4章 生体に調和するガイドと咬合器
義歯床の安定とガイドの重要性
義歯の咬合平衡の定番?/フルバランスドオクルージョン
少数歯残存症例のガイドの設定と咬合器
5章 症例でみる顎位とガイド
少数歯残存症例での咬合性外傷とガイドの改善
前方ガイドと上顎前歯の排列
上顎前歯の歯冠形態の決定基準
第4編 補綴装置の作製
1章 補綴設計の考え方
パーシャルデンチャーと患者の思い
維持装置と補綴設計の考え方
広い選択肢を用意する
2章 クラスプ
クラスプ
レストとマウスプレパレーション
さまざまな状況でのクラスプの適用例
3章 テレスコープ
テレスコープの種類と特徴
COLUMN5 維持(支台)装置の3 要素
AGCテレスコープ義歯の治療/作製ステップ
COLUMN6 義歯設計に正解・不正解はないのだが
4章 アタッチメント
少数歯残存症例で用いる各種アタッチメント
根面アタッチメント義歯の治療/作製ステップ
5章 少数歯残存症例とインプラント
欠損補綴の問題とインプラントの役割
可撤性補綴物の支台歯となるインプラトに組み込む装置
インプラントの効果と周囲環境への影響
インプラント支台の義歯による機能回復
COLUMN7 咬合調整・咬合バランス評価のよき診査材/シートワックス
第5編 ゴシックアーチ・印象・咬合器・人工歯
1章 ゴシックアーチの描記
咬合高径の決定と仮の咬合採得
作業用模型の咬合器への付着・描記装置の作製
口腔内試適の前準備
描記のさせ方
下顎位の決定と咬合器へのトランスファー
ゴシックアーチトレーサーを利用したチェックバイト採得
COLUMN8 ゴシックアーチトレーサー/材質・つけ方・保存法
COLUMN9 ゴシックアーチから読める顎機能・顎運動
2章 印象採得
残存歯部の歯冠補綴や支台装置のための印象
欠損部顎堤の印象,テレスコープ内冠などの取り込み印象
無歯顎の印象
COLUMN10 ノンクラスプデンチャー/患者の評価と術者の評価
3章 咬合器への模型付着
咬合器の種類
フェイスボウトランスファーの実際
ガイドの設定とガイドテーブル
4章 人工歯
人工歯の材料
人工歯の選択
第6編 術後の機能評価とメインテナンス
1章 咀嚼機能とその評価
咬合からの咀嚼機能の評価
咀嚼機能と患者側の評価
COLUMN11 割れる義歯は噛める義歯?/総義歯の対顎の残存歯の功罪
患者の食の希望から行った義歯の修正/上顎コーヌス義歯・下顎総義歯
総義歯のガイドの安定性と咀嚼運動/上顎総義歯・下顎フルブリッジ
2章 少数歯残存症例の術後変化への対応
経年的変化と術後のフォローアップ
長期経過したクラスプ義歯のリベースと人工歯の交換
COLUMN12 オクルーザルキャストに対する評価
偏咀嚼と術後の義歯の変位/コーヌス義歯のリラインと留意点
維持装置のメインテナンス
歯周病を伴う少数歯残存症例における一次固定/術後の対応性が悪い
少数歯残存症例では加齢変化を考えることが必要
COLUMN13 バリアフリーの診療室
第7編 パーシャルデンチャーデザイニング
1章 ラボとのコラボレーション
パーシャルデンチャーの技工指示
歯科技工士との連携
2章 パーシャルデンチャーの設計
文献
COLUMN目次








