2版序文
一般社団法人日本障害者歯科学会が,さまざまな障害のある人を対象にした歯科医学の新しいテキスト,『スペシャルニーズデンティストリー 障害者歯科』を発行してから7年が過ぎました.その間,日本では著しいグローバリゼーションと世界に類をみない超高齢かつ少子化社会への突入という,極めて大きな変化が進行しています.
障害者歯科医療において,全国に110か所以上に及ぶ障害者歯科(口腔保健)センターも,当初の障害児中心の診療から高齢化,重症化と発達障害児の増加への対応が求められるようになっています.一方,障害者歯科の教育,研修が拡張はしているものの,障害者歯科学講座の少ないことに大きな変化はみられません.
本改訂版は,1999年に刊行された『障害者歯科ガイドブック(医歯薬出版)』の後継版である『スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科』初版を見直したものです.改訂作業にあたっては,以下のような点を編集方針としました.
・歯学教育コアカリキュラムに沿って行われるCBTおよび国家試験出題基準に準拠した基本的情報を包含する.また歯学教育教授要綱も参考にしながら,障害児・者を対象として口腔の衛生と機能に関わる多職種の人にも有用な知識,技法を解説する.
・高齢者歯科学,小児歯科学,歯科麻酔学等,関連分野の授業内容との棲み分けを意識し項目を整理するとともに,障害者歯科領域に特化した内容を厚くする.
・執筆者については,「今後の教科書改訂と編集作業の継承」という視点から検討する.
・DSM-5改訂版への対応については,ICD-11の正式発表と日本語版の発行を待って本格的に本書に取り込む.
当初予定より時間はかかりましたが,初版から7年余りで第2版を発行できたことに,執筆者各位と医歯薬出版に改めて謝意を表します.
この間に初版の編集委員として,またスペシャルニーズデンティストリーの領域で,アジアを基盤に国際的にもリーダーシップを発揮し,本書の改訂でも中核としてご活躍いただけると期待されていた妻鹿純一先生を失ったことは痛恨の極みです.この第2版が上梓できたことは,妻鹿先生にもきっと喜んでいただけるものと思います.
短期間で現れては消えていくものが多く,成書の出版がたいへん厳しい時代ではありますが,本書がこれからも障害者歯科の分野で頼りにされる情報源として愛され,息長く育っていくことを願ってやみません.
2017年1月吉日
編集委員(五十音順,*:編集代表)
小笠原 正
緒方 克也
野本たかと
弘中 祥司
福田 理
森崎市治郎*
初版序文
わが国の障害者歯科診療は1960年代から全国各地で取り組まれるようになり,今日では地域の障害者歯科(口腔保健)センターをはじめ,開業歯科医院,病院歯科,歯科大学・大学歯学部附属病院などで広く行われています.また,このような障害者歯科に携わる人材育成の必要性から,歯学教育においても障害者歯科に関する講義,実習と研修が行われるようになってきました.この間,障害者歯科の臨床に関しては日本障害者歯科学会が大きく発展し,国内外での学術研究と交流を活発に行ってきていますが,歯科医師を養成する大学においては障害者歯科学として独立した講座が少ないため,障害者歯科の教育は多くのところで関連の臨床系歯科学講座が授業の一部として教授せざるを得ないのが現状です.加えて,歯学生や歯科医師のためのまとまった障害者歯科の成書は,わが国においても外国においてもきわめて少数しかありません.そのため,今日の急速な高齢化と少子化の進行,疾病診断と治療法の著しい進歩に伴って増大するスペシャルニーズのある人に対応した新しい障害者歯科のテキストが必要になってきました.
そこで,2005年に日本障害者歯科学会として新たな教本の編集をめざし,学術・教育検討委員会(小笠原正委員長)のもとで歯学部学生に教授すべき領域と項目の選定を行いました.その内容は「歯科医学教授要綱 平成19年改訂」にも反映されています.この歯科医学教授要綱を参考にして,歯学生はもとより卒後も活用できる本格的な障害者歯科テキストの編集を企画しました.また「これからの障害者歯科の使命は,障害のある人という狭義の枠を超えて,スペシャルニーズのある人を対象として行われる包括的な生活支援において,歯と口腔機能の面で専門的立場から,また超職種的にも関与していくことである」ことを基本的な理念としました.それに基づいて編集作業を行い,ここに『スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科』を医歯薬出版から刊行する運びとなりました.本書はスペシャルニーズのある人を対象として,歯科医療を実践するときの基本的な考え方,知識と治療法を解説したものです.編集責任者がそれぞれに担当領域を分担し,各分野に精通した執筆者の選定と記述内容の調整をくり返しながら上梓することができました.
世界中で愛用されている医学書の一つに『メルクマニュアル』があります.これには医療従事者に必要なすべての医学情報がコンパクトに収載されており,1899年の発刊以来,100年以上にわたり18版(2006年)まで刷新されています.これには及ばずとも『スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科』も,日本障害者歯科学会が責任編集を行うことによって,医学,歯学の最新情報と社会の変化を取り入れて刷新され,歯学生の教本として,またスペシャルニーズのある人の歯科的支援に関わるすべての人びとの参考書として,長く愛されるテキストに成長することを願ってやみません.
2009年9月 編者代表 森崎市治郎
一般社団法人日本障害者歯科学会が,さまざまな障害のある人を対象にした歯科医学の新しいテキスト,『スペシャルニーズデンティストリー 障害者歯科』を発行してから7年が過ぎました.その間,日本では著しいグローバリゼーションと世界に類をみない超高齢かつ少子化社会への突入という,極めて大きな変化が進行しています.
障害者歯科医療において,全国に110か所以上に及ぶ障害者歯科(口腔保健)センターも,当初の障害児中心の診療から高齢化,重症化と発達障害児の増加への対応が求められるようになっています.一方,障害者歯科の教育,研修が拡張はしているものの,障害者歯科学講座の少ないことに大きな変化はみられません.
本改訂版は,1999年に刊行された『障害者歯科ガイドブック(医歯薬出版)』の後継版である『スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科』初版を見直したものです.改訂作業にあたっては,以下のような点を編集方針としました.
・歯学教育コアカリキュラムに沿って行われるCBTおよび国家試験出題基準に準拠した基本的情報を包含する.また歯学教育教授要綱も参考にしながら,障害児・者を対象として口腔の衛生と機能に関わる多職種の人にも有用な知識,技法を解説する.
・高齢者歯科学,小児歯科学,歯科麻酔学等,関連分野の授業内容との棲み分けを意識し項目を整理するとともに,障害者歯科領域に特化した内容を厚くする.
・執筆者については,「今後の教科書改訂と編集作業の継承」という視点から検討する.
・DSM-5改訂版への対応については,ICD-11の正式発表と日本語版の発行を待って本格的に本書に取り込む.
当初予定より時間はかかりましたが,初版から7年余りで第2版を発行できたことに,執筆者各位と医歯薬出版に改めて謝意を表します.
この間に初版の編集委員として,またスペシャルニーズデンティストリーの領域で,アジアを基盤に国際的にもリーダーシップを発揮し,本書の改訂でも中核としてご活躍いただけると期待されていた妻鹿純一先生を失ったことは痛恨の極みです.この第2版が上梓できたことは,妻鹿先生にもきっと喜んでいただけるものと思います.
短期間で現れては消えていくものが多く,成書の出版がたいへん厳しい時代ではありますが,本書がこれからも障害者歯科の分野で頼りにされる情報源として愛され,息長く育っていくことを願ってやみません.
2017年1月吉日
編集委員(五十音順,*:編集代表)
小笠原 正
緒方 克也
野本たかと
弘中 祥司
福田 理
森崎市治郎*
初版序文
わが国の障害者歯科診療は1960年代から全国各地で取り組まれるようになり,今日では地域の障害者歯科(口腔保健)センターをはじめ,開業歯科医院,病院歯科,歯科大学・大学歯学部附属病院などで広く行われています.また,このような障害者歯科に携わる人材育成の必要性から,歯学教育においても障害者歯科に関する講義,実習と研修が行われるようになってきました.この間,障害者歯科の臨床に関しては日本障害者歯科学会が大きく発展し,国内外での学術研究と交流を活発に行ってきていますが,歯科医師を養成する大学においては障害者歯科学として独立した講座が少ないため,障害者歯科の教育は多くのところで関連の臨床系歯科学講座が授業の一部として教授せざるを得ないのが現状です.加えて,歯学生や歯科医師のためのまとまった障害者歯科の成書は,わが国においても外国においてもきわめて少数しかありません.そのため,今日の急速な高齢化と少子化の進行,疾病診断と治療法の著しい進歩に伴って増大するスペシャルニーズのある人に対応した新しい障害者歯科のテキストが必要になってきました.
そこで,2005年に日本障害者歯科学会として新たな教本の編集をめざし,学術・教育検討委員会(小笠原正委員長)のもとで歯学部学生に教授すべき領域と項目の選定を行いました.その内容は「歯科医学教授要綱 平成19年改訂」にも反映されています.この歯科医学教授要綱を参考にして,歯学生はもとより卒後も活用できる本格的な障害者歯科テキストの編集を企画しました.また「これからの障害者歯科の使命は,障害のある人という狭義の枠を超えて,スペシャルニーズのある人を対象として行われる包括的な生活支援において,歯と口腔機能の面で専門的立場から,また超職種的にも関与していくことである」ことを基本的な理念としました.それに基づいて編集作業を行い,ここに『スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科』を医歯薬出版から刊行する運びとなりました.本書はスペシャルニーズのある人を対象として,歯科医療を実践するときの基本的な考え方,知識と治療法を解説したものです.編集責任者がそれぞれに担当領域を分担し,各分野に精通した執筆者の選定と記述内容の調整をくり返しながら上梓することができました.
世界中で愛用されている医学書の一つに『メルクマニュアル』があります.これには医療従事者に必要なすべての医学情報がコンパクトに収載されており,1899年の発刊以来,100年以上にわたり18版(2006年)まで刷新されています.これには及ばずとも『スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科』も,日本障害者歯科学会が責任編集を行うことによって,医学,歯学の最新情報と社会の変化を取り入れて刷新され,歯学生の教本として,またスペシャルニーズのある人の歯科的支援に関わるすべての人びとの参考書として,長く愛されるテキストに成長することを願ってやみません.
2009年9月 編者代表 森崎市治郎
I編 総説
1章 序論
I 歯科医療におけるスペシャルニーズ(森崎市治郎)
1−ニーズとディマンズ 2−国際障害分類から国際生活機能分類に
II 障害のある人のクオリティ・オブ・ライフとノーマライゼーション
1−障害のある人とクオリティ・オブ・ライフ
2−障害のある人のQOLと歯科保健,歯科治療
3−障害のある人とノーマライゼーション
III 障害のある人の社会的および心理的問題
1−障害のある人に対する理解 2−病気と障害
3−障害と受容 4−リハビリテーション
IV 障害者歯科医療の理念と倫理(緒方克也)
1−障害者歯科医療の理念 2−障害のある人の権利と歯科医療
V スペシャルニーズとリハビリテーション(向井美惠)
1−リハビリテーションとハビリテーション 2−医療におけるリハビリテーション
3−スペシャルニーズのある人の歯科におけるリハビリテーション
4−障害者権利条約とリハビリテーション
VI 日本の障害者歯科の歴史(緒方克也)
VII 各国のスペシャルケア・イン・デンティストリー(障害者歯科)の現状(妻鹿純一,弘中祥司)
1−IADH 2−IADH加入国の地域別活動状況
3−スペシャルオリンピックスにおけるスペシャルスマイルズ
2章 スペシャルニーズと社会保障
I 障害のある人の医療,福祉の仕組み(緒方克也)
1−障害者福祉の基本理念 2−障害のある人の医療制度
3−障害のある人の福祉を支える法と施策
II 地域における障害者歯科(長田 豊)
1−障害者歯科における医療体制(医療連携)
2−地域における保健・医療・福祉と介護活動のネットワーク
III 障害者歯科とチーム医療の役割および関連職種
1−チームアプローチの形態 2−障害者歯科と関連職種
IV 地域の現状および障害者歯科と福祉の連携(緒方克也)
1−地域の障害者歯科医療の現状 2−歯科医師会立口腔保健センター
3−障害者歯科医療の地域格差 4−障害者歯科と福祉の連携
II編 スペシャルニーズ各論
1章 精神発達・心理的発達と行動の障害
I 発達と発達障害(有田憲司)
1−発達 2−発達の評価 3−発達障害
II 知的能力障害〔intellectual disability(精神遅滞:mental retardation)〕(`島弘之)
1−総論 2−疫学 3−原因 4−症状 5−歯科治療
コラム 知的障害の呼称の変遷(精神薄弱から知的能力障害へ)
III 自閉スペクトラム症・自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder;ASD)(江草正彦)
1−歴史 2−定義 3−原因と状況 4−心理と行動の特徴
5−口腔所見 6−食行動の問題 7−歯科治療 8−歯科保健
IV 注意欠如・多動症 注意欠如・多動性障害(attention-deficit/hyperactivity disorder;ADHD)(森 貴幸)
1−概要 2−定義と特徴 3−疫学 4−原因 5−治療
6−症状と問題点 7−歯科的問題点と診療室での対応
V 限局性学習症 限局性学習障害(specific learning disorder; SLD)(岡田 貢)
1−定義 2−疫学 3−原因
4−対応 5−歯科治療上の問題点と対応
付 強度行動障害
1−定義 2−歯科治療上の問題点と対応
2章 神経・運動障害
I 運動障害の概要(篠塚 修)
1−運動障害,肢体不自由 2−原因による分類
II 脳性麻痺(cerebral palsy;CP)
1−定義 2−疫学 3−病因 4−臨床分類 5−原始反射
6−合併症 7−医療・療育 8−口腔の特徴 9−歯科医療
III 重症心身障害児・者
1−定義 2−疫学 3−病因と基礎疾患
コラム 動く重症児
4−臨床分類 5−臨床症状 6−医療・療育 7−口腔の特徴
8−歯科医療
IV 二分脊椎(spina bifida)(野本たかと)
1−定義 2−疫学 3−病因 4−臨床分類と症状 5−治療
6−口腔の特徴 7−歯科医療
V 筋ジストロフィー(muscular dystrophy)
1−定義・疫学 2−病因 3−臨床症状 4−口腔の特徴 5−歯科医療
VI 脊髄損傷(spinal cord injury)(平塚正雄)
1−定義 2−疫学 3−病因と病態 4−臨床症状と医療
5−口腔の特徴 6−歯科医療
VII 関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)
1−定義 2−疫学 3−病因と病態 4−分類 5−臨床症状
6−医療 7−口腔の特徴 8−歯科医療
VIII Parkinson病(Parkinson's disease)
1−定義 2−疫学 3−病因と病態 4−臨床症状 5−医療
6−口腔の特徴 7−歯科医療
IX 脳血管障害(cerebrovascular accident;CVA)後遺症
1−脳梗塞 2−頭蓋内出血 3−脳血管障害のリハビリテーション
X 脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration;SCD)(梅澤幸司)
1−定義・疫学 2−分類 3−症状 4−治療法 5−口腔症状
6−歯科治療時の注意点
XI 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis;ALS)
1−概要 2−分類 3−症状 4−治療法 5−口腔症状
6−歯科治療時の注意点
XII てんかん(epilepsy)(田中陽子,野本たかと)
1−概説 2−定義 3−疫学 4−発症年齢 5−病因
6−てんかんの分類とてんかん発作の分類 7−発作の症状 8−治療法
9−抗てんかん薬の相互作用と副作用 10−歯科治療上の注意点
3章 感覚障害
I 感覚と感覚障害(玄 景華)
1−感覚とは 2−感覚障害とは
II 視覚障害(安田順一)
1−視覚とは 2−疫学 3−原因 4−臨床分類 5−臨床症状
6−支援機器や設備 7−口腔の特徴 8−歯科治療上の注意点
III 聴覚障害(村上旬平)
1−聴覚とは 2−疫学 3−原因 4−分類 5−臨床症状
6−支援機器や設備 7−口腔の特徴 8−歯科治療上の注意点
IV 平衡障害(宮脇卓也)
1−定義 2−疫学 3−病因と病態 4−臨床分類 5−臨床症状
6−医療・療育 7−口腔の特徴 8−歯科治療時の注意点
V 味覚障害(柿木保明)
1−味覚の生理学 2−種類 3−味覚障害の原因 4−診断 5−治療
4章 音声言語障害(武井良子)
I 構音に必要な口腔機能と音声言語障害
II 音声言語障害の検査法
1−鼻咽腔閉鎖機能の評価 2−構音の評価
III 音声言語障害患者に対する歯科的対応
1−外科的治療 2−補綴的治療 3−言語治療
5章 摂食嚥下障害
I 歯科が行う摂食嚥リハビリテーション(植田耕一郎)
II 摂食嚥下リハビリテーションとは(高橋浩二)
III 摂食嚥下障害と歯科医療(弘中祥司,向井美惠)
IV 発達期の摂食嚥下障害(内海明美)
1−摂食嚥下機能の発達 2−発達期における摂食嚥下障害の原因
3−発達期の摂食嚥下障害の特徴
V 中途障害(成人期以降)の摂食嚥下障害(松尾浩一郎)
1−摂食嚥下障害の原因 2−摂食嚥下障害の評価 3−摂食嚥下障害への対応
VI 咀嚼機能の障害(石田 瞭)
1−咀嚼障害 2−咀嚼障害の検査・評価法
3−咀嚼障害に対するリハビリテーション
VII 日常生活における誤嚥,窒息の予防(弘中祥司,向井美惠)
1−窒息の予防 2−窒息への対処法 3−誤嚥の予防
6章 精神および行動の障害
I 精神障害とその分類(豊福 明)
II 統合失調症(schizophrenia)
1−定義 2−疫学 3−病因 4−症状 5−診断
6−治療 7−予後 8−統合失調症と歯科疾患 9−歯科治療上の注意点
III 双極性障害とうつ病
1−双極性障害(bipolar disorder)
2−うつ病(大うつ病性障害)(major depressive disorder)
IV 不安症と強迫症
1−不安症(不安障害)(anxiety disorders)
2−強迫症(強迫性障害)(obessive−compulsive disorder)
V 心身症(psychosomatic disease)
1−定義 2−疫学 3−病因 4−症状 5−診断
6−治療 7−予後
VI 認知症(dementia)(菊谷 武)
1−定義 2−中核症状と歯科にかかわる問題
3−他の問題と歯科にかかわる問題 4−認知症患者の口腔管理
VII 摂食障害(eating disorders)(大津光寛)
1−定義 2−歯科的問題 3−対応と今後の課題
7章 歯科治療時に配慮すべき疾患・症候群
I 内科的疾患(先天性心疾患)(岡田芳幸)
1−先天性心疾患の病態 2−症候群と先天性心疾患 3−歯科治療中の管理
4−感染性心内膜炎と予防 5−抗血栓療法への対応
II 症候群(村上旬平,森崎市治郎)
1−概要 2−染色体の異常 3−皮膚・神経症状を主徴とする症候群
4−顎骨異常を主徴とする症候群 5−過成長を主徴とする症候群
6−皮膚・毛髪・爪の異常を主徴とする症候群 7−骨格異常を主徴とする症候群
8−咬傷を特徴とする症候群 9−先天性無痛無汗症(久保寺友子,村上旬平,森崎市治郎)
10−その他(村上旬平,森崎市治郎)
III 難病(大渡凡人)
1−難病の概要 2−各疾患の解説
III編 スペシャルニーズのある人の歯科医療
1章 行動調整
I 概要(福田 理)
1−はじめに 2−基本概念 3−行動調整法の選択時に考慮する要因
4−障害のある人の発達の評価(荒木麻美,福田 理)
II コミュニケーション法
1−概要(森崎市治郎) 2−視覚あるいは聴覚障害のある人への対応(村上旬平,森崎市治郎)
3−知的能力障害,自閉スペクトラム症,肢体不自由あるいは重複障害のある人とのコミュニケーション
III 行動療法(小笠原 正)
1−概要 2−行動療法 3−トレーニングの実際
IV 薬物的行動調整
1−概要(福田 理) 2−経口投与鎮静法(前投薬法)(名和弘幸,福田理)
3−笑気吸入鎮静法 4−静脈内鎮静法(一戸達也) 5−全身麻酔
V 物理的な体動の調整法(秋山茂久,森崎市治郎)
1−概要 2−物理的な体動コントロールの目的
3−物理的な体動コントロールの種類と方法 4−開口保持に用いる器具
5−物理的な体動抑制を行うときの注意点
VI 歯科治療時の工夫
1−概要(小松知子) 2−診療内容別の工夫と留意点
3−歯科治療にあたっての留意点と工夫(猪狩和子)
2章 スペシャルニーズのある人の健康支援
I 概要(小笠原 正)
II 口腔ケア
1−セルフケア(小笠原 正) 2−介助による口腔ケア(江草正彦)
3−プロフェッショナルケア(専門的口腔ケア)(名和弘幸,福田 理)
III 予防法
1−齲蝕(白川哲夫) 2−歯周疾患 3−不正咬合(八若保孝)
4−口腔機能障害(向井美惠)
IV スペシャルニーズのある人の健康支援(緒方克也)
1−障害のある人の健康の概念 2−知的能力障害のある人の健康観
3−障害のある人の健康の権利 4−生活環境と口腔ケア
5−世代別の健康支援 6−健康管理のための個別支援計画
V 口腔清掃用具(野本たかと)
1−歯ブラシ 2−清掃補助具 3−歯磨剤,洗口剤,保湿剤
VI スペシャルニーズ別の支援(重要性,指導,支援上の留意点)
1−知的能力障害のある人への支援(小松知子)
2−身体障害のある人への支援(猪狩和子)
3−精神障害のある人への支援(玄 景華)
4−全身疾患の周術期,急性期スペシャルニーズのある人への支援(松尾浩一郎)
5−要介護高齢者への歯科医療(柿木保明)
3章 スペシャルニーズのある人の歯科治療
I 障害者歯科の医療面接(緒方克也)
1−医療面接の実際
II 歯髄処置(森崎市治郎)
1−障害のある人の歯髄診断 2−歯髄処置の特徴と制約
3−歯髄処置とラバーダム防湿 4−歯髄処置と無痛法
5−障害のある人にみられる歯髄病変の特徴
III 歯周治療(秋山茂久)
1−歯肉炎 2−歯周炎 3−歯周治療 4−全身疾患に伴う歯周疾患
IV 歯冠修復(森崎市治郎)
1−歯冠修復の特徴 2−スペシャルニーズに応じた歯冠修復
3−歯冠修復時の工夫
V 補綴的対応(田中陽子)
1−治療計画の立案 2−印象採得 3−咬合採得
4−試適 5−合着,装着 6−継続的な管理
VI 顎顔面領域の外傷(村山高章)
1−初診時の留意事項 2−原因 3−自傷 4−口腔外傷の発生率
5−歯の外傷 6−軟組織の外傷 7−骨折,顎関節脱臼 8−予防
9−車いすでの受傷 10−社会的問題 11−創傷治癒の遅延 12−その他
VII 歯列不正,先天異常への対応(名和弘幸)
1−障害のある人と矯正歯科治療 2−障害のある人の矯正歯科治療に伴う問題と対応
3−精神発達・心理的発達と行動の障害 4−神経・運動障害
5−精神および行動の障害 6−症候群
4章 リスク評価と安全管理
I 概要(緒方克也)
1−障害者歯科におけるリスク評価 2−障害者歯科と安全管理
3−医療事故の背景をさぐる 4−障害者歯科における医療事故の要因
5−医療安全管理
II 医療安全管理体制(白川哲夫)
1−医療安全管理体制を整備することの重要性
2−スペシャルニーズのある人の安全管理と対応
3−スペシャルニーズのある人を対象にした院内感染対策
III リスク評価と医療事故の予防(一戸達也)
1−合併疾患の種類と重症度 2−合併疾患に起因する機能障害
コラム 緩和・終末期医療(ターミナルケア)を必要とする患者の歯科的対応(緒方克也)
付表1 身体障害者障害程度等級表
付表2 障害者歯科に関連の深いおもな疾患と症候群(村上旬平・森崎市治郎)
文献
索引
1章 序論
I 歯科医療におけるスペシャルニーズ(森崎市治郎)
1−ニーズとディマンズ 2−国際障害分類から国際生活機能分類に
II 障害のある人のクオリティ・オブ・ライフとノーマライゼーション
1−障害のある人とクオリティ・オブ・ライフ
2−障害のある人のQOLと歯科保健,歯科治療
3−障害のある人とノーマライゼーション
III 障害のある人の社会的および心理的問題
1−障害のある人に対する理解 2−病気と障害
3−障害と受容 4−リハビリテーション
IV 障害者歯科医療の理念と倫理(緒方克也)
1−障害者歯科医療の理念 2−障害のある人の権利と歯科医療
V スペシャルニーズとリハビリテーション(向井美惠)
1−リハビリテーションとハビリテーション 2−医療におけるリハビリテーション
3−スペシャルニーズのある人の歯科におけるリハビリテーション
4−障害者権利条約とリハビリテーション
VI 日本の障害者歯科の歴史(緒方克也)
VII 各国のスペシャルケア・イン・デンティストリー(障害者歯科)の現状(妻鹿純一,弘中祥司)
1−IADH 2−IADH加入国の地域別活動状況
3−スペシャルオリンピックスにおけるスペシャルスマイルズ
2章 スペシャルニーズと社会保障
I 障害のある人の医療,福祉の仕組み(緒方克也)
1−障害者福祉の基本理念 2−障害のある人の医療制度
3−障害のある人の福祉を支える法と施策
II 地域における障害者歯科(長田 豊)
1−障害者歯科における医療体制(医療連携)
2−地域における保健・医療・福祉と介護活動のネットワーク
III 障害者歯科とチーム医療の役割および関連職種
1−チームアプローチの形態 2−障害者歯科と関連職種
IV 地域の現状および障害者歯科と福祉の連携(緒方克也)
1−地域の障害者歯科医療の現状 2−歯科医師会立口腔保健センター
3−障害者歯科医療の地域格差 4−障害者歯科と福祉の連携
II編 スペシャルニーズ各論
1章 精神発達・心理的発達と行動の障害
I 発達と発達障害(有田憲司)
1−発達 2−発達の評価 3−発達障害
II 知的能力障害〔intellectual disability(精神遅滞:mental retardation)〕(`島弘之)
1−総論 2−疫学 3−原因 4−症状 5−歯科治療
コラム 知的障害の呼称の変遷(精神薄弱から知的能力障害へ)
III 自閉スペクトラム症・自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder;ASD)(江草正彦)
1−歴史 2−定義 3−原因と状況 4−心理と行動の特徴
5−口腔所見 6−食行動の問題 7−歯科治療 8−歯科保健
IV 注意欠如・多動症 注意欠如・多動性障害(attention-deficit/hyperactivity disorder;ADHD)(森 貴幸)
1−概要 2−定義と特徴 3−疫学 4−原因 5−治療
6−症状と問題点 7−歯科的問題点と診療室での対応
V 限局性学習症 限局性学習障害(specific learning disorder; SLD)(岡田 貢)
1−定義 2−疫学 3−原因
4−対応 5−歯科治療上の問題点と対応
付 強度行動障害
1−定義 2−歯科治療上の問題点と対応
2章 神経・運動障害
I 運動障害の概要(篠塚 修)
1−運動障害,肢体不自由 2−原因による分類
II 脳性麻痺(cerebral palsy;CP)
1−定義 2−疫学 3−病因 4−臨床分類 5−原始反射
6−合併症 7−医療・療育 8−口腔の特徴 9−歯科医療
III 重症心身障害児・者
1−定義 2−疫学 3−病因と基礎疾患
コラム 動く重症児
4−臨床分類 5−臨床症状 6−医療・療育 7−口腔の特徴
8−歯科医療
IV 二分脊椎(spina bifida)(野本たかと)
1−定義 2−疫学 3−病因 4−臨床分類と症状 5−治療
6−口腔の特徴 7−歯科医療
V 筋ジストロフィー(muscular dystrophy)
1−定義・疫学 2−病因 3−臨床症状 4−口腔の特徴 5−歯科医療
VI 脊髄損傷(spinal cord injury)(平塚正雄)
1−定義 2−疫学 3−病因と病態 4−臨床症状と医療
5−口腔の特徴 6−歯科医療
VII 関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)
1−定義 2−疫学 3−病因と病態 4−分類 5−臨床症状
6−医療 7−口腔の特徴 8−歯科医療
VIII Parkinson病(Parkinson's disease)
1−定義 2−疫学 3−病因と病態 4−臨床症状 5−医療
6−口腔の特徴 7−歯科医療
IX 脳血管障害(cerebrovascular accident;CVA)後遺症
1−脳梗塞 2−頭蓋内出血 3−脳血管障害のリハビリテーション
X 脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration;SCD)(梅澤幸司)
1−定義・疫学 2−分類 3−症状 4−治療法 5−口腔症状
6−歯科治療時の注意点
XI 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis;ALS)
1−概要 2−分類 3−症状 4−治療法 5−口腔症状
6−歯科治療時の注意点
XII てんかん(epilepsy)(田中陽子,野本たかと)
1−概説 2−定義 3−疫学 4−発症年齢 5−病因
6−てんかんの分類とてんかん発作の分類 7−発作の症状 8−治療法
9−抗てんかん薬の相互作用と副作用 10−歯科治療上の注意点
3章 感覚障害
I 感覚と感覚障害(玄 景華)
1−感覚とは 2−感覚障害とは
II 視覚障害(安田順一)
1−視覚とは 2−疫学 3−原因 4−臨床分類 5−臨床症状
6−支援機器や設備 7−口腔の特徴 8−歯科治療上の注意点
III 聴覚障害(村上旬平)
1−聴覚とは 2−疫学 3−原因 4−分類 5−臨床症状
6−支援機器や設備 7−口腔の特徴 8−歯科治療上の注意点
IV 平衡障害(宮脇卓也)
1−定義 2−疫学 3−病因と病態 4−臨床分類 5−臨床症状
6−医療・療育 7−口腔の特徴 8−歯科治療時の注意点
V 味覚障害(柿木保明)
1−味覚の生理学 2−種類 3−味覚障害の原因 4−診断 5−治療
4章 音声言語障害(武井良子)
I 構音に必要な口腔機能と音声言語障害
II 音声言語障害の検査法
1−鼻咽腔閉鎖機能の評価 2−構音の評価
III 音声言語障害患者に対する歯科的対応
1−外科的治療 2−補綴的治療 3−言語治療
5章 摂食嚥下障害
I 歯科が行う摂食嚥リハビリテーション(植田耕一郎)
II 摂食嚥下リハビリテーションとは(高橋浩二)
III 摂食嚥下障害と歯科医療(弘中祥司,向井美惠)
IV 発達期の摂食嚥下障害(内海明美)
1−摂食嚥下機能の発達 2−発達期における摂食嚥下障害の原因
3−発達期の摂食嚥下障害の特徴
V 中途障害(成人期以降)の摂食嚥下障害(松尾浩一郎)
1−摂食嚥下障害の原因 2−摂食嚥下障害の評価 3−摂食嚥下障害への対応
VI 咀嚼機能の障害(石田 瞭)
1−咀嚼障害 2−咀嚼障害の検査・評価法
3−咀嚼障害に対するリハビリテーション
VII 日常生活における誤嚥,窒息の予防(弘中祥司,向井美惠)
1−窒息の予防 2−窒息への対処法 3−誤嚥の予防
6章 精神および行動の障害
I 精神障害とその分類(豊福 明)
II 統合失調症(schizophrenia)
1−定義 2−疫学 3−病因 4−症状 5−診断
6−治療 7−予後 8−統合失調症と歯科疾患 9−歯科治療上の注意点
III 双極性障害とうつ病
1−双極性障害(bipolar disorder)
2−うつ病(大うつ病性障害)(major depressive disorder)
IV 不安症と強迫症
1−不安症(不安障害)(anxiety disorders)
2−強迫症(強迫性障害)(obessive−compulsive disorder)
V 心身症(psychosomatic disease)
1−定義 2−疫学 3−病因 4−症状 5−診断
6−治療 7−予後
VI 認知症(dementia)(菊谷 武)
1−定義 2−中核症状と歯科にかかわる問題
3−他の問題と歯科にかかわる問題 4−認知症患者の口腔管理
VII 摂食障害(eating disorders)(大津光寛)
1−定義 2−歯科的問題 3−対応と今後の課題
7章 歯科治療時に配慮すべき疾患・症候群
I 内科的疾患(先天性心疾患)(岡田芳幸)
1−先天性心疾患の病態 2−症候群と先天性心疾患 3−歯科治療中の管理
4−感染性心内膜炎と予防 5−抗血栓療法への対応
II 症候群(村上旬平,森崎市治郎)
1−概要 2−染色体の異常 3−皮膚・神経症状を主徴とする症候群
4−顎骨異常を主徴とする症候群 5−過成長を主徴とする症候群
6−皮膚・毛髪・爪の異常を主徴とする症候群 7−骨格異常を主徴とする症候群
8−咬傷を特徴とする症候群 9−先天性無痛無汗症(久保寺友子,村上旬平,森崎市治郎)
10−その他(村上旬平,森崎市治郎)
III 難病(大渡凡人)
1−難病の概要 2−各疾患の解説
III編 スペシャルニーズのある人の歯科医療
1章 行動調整
I 概要(福田 理)
1−はじめに 2−基本概念 3−行動調整法の選択時に考慮する要因
4−障害のある人の発達の評価(荒木麻美,福田 理)
II コミュニケーション法
1−概要(森崎市治郎) 2−視覚あるいは聴覚障害のある人への対応(村上旬平,森崎市治郎)
3−知的能力障害,自閉スペクトラム症,肢体不自由あるいは重複障害のある人とのコミュニケーション
III 行動療法(小笠原 正)
1−概要 2−行動療法 3−トレーニングの実際
IV 薬物的行動調整
1−概要(福田 理) 2−経口投与鎮静法(前投薬法)(名和弘幸,福田理)
3−笑気吸入鎮静法 4−静脈内鎮静法(一戸達也) 5−全身麻酔
V 物理的な体動の調整法(秋山茂久,森崎市治郎)
1−概要 2−物理的な体動コントロールの目的
3−物理的な体動コントロールの種類と方法 4−開口保持に用いる器具
5−物理的な体動抑制を行うときの注意点
VI 歯科治療時の工夫
1−概要(小松知子) 2−診療内容別の工夫と留意点
3−歯科治療にあたっての留意点と工夫(猪狩和子)
2章 スペシャルニーズのある人の健康支援
I 概要(小笠原 正)
II 口腔ケア
1−セルフケア(小笠原 正) 2−介助による口腔ケア(江草正彦)
3−プロフェッショナルケア(専門的口腔ケア)(名和弘幸,福田 理)
III 予防法
1−齲蝕(白川哲夫) 2−歯周疾患 3−不正咬合(八若保孝)
4−口腔機能障害(向井美惠)
IV スペシャルニーズのある人の健康支援(緒方克也)
1−障害のある人の健康の概念 2−知的能力障害のある人の健康観
3−障害のある人の健康の権利 4−生活環境と口腔ケア
5−世代別の健康支援 6−健康管理のための個別支援計画
V 口腔清掃用具(野本たかと)
1−歯ブラシ 2−清掃補助具 3−歯磨剤,洗口剤,保湿剤
VI スペシャルニーズ別の支援(重要性,指導,支援上の留意点)
1−知的能力障害のある人への支援(小松知子)
2−身体障害のある人への支援(猪狩和子)
3−精神障害のある人への支援(玄 景華)
4−全身疾患の周術期,急性期スペシャルニーズのある人への支援(松尾浩一郎)
5−要介護高齢者への歯科医療(柿木保明)
3章 スペシャルニーズのある人の歯科治療
I 障害者歯科の医療面接(緒方克也)
1−医療面接の実際
II 歯髄処置(森崎市治郎)
1−障害のある人の歯髄診断 2−歯髄処置の特徴と制約
3−歯髄処置とラバーダム防湿 4−歯髄処置と無痛法
5−障害のある人にみられる歯髄病変の特徴
III 歯周治療(秋山茂久)
1−歯肉炎 2−歯周炎 3−歯周治療 4−全身疾患に伴う歯周疾患
IV 歯冠修復(森崎市治郎)
1−歯冠修復の特徴 2−スペシャルニーズに応じた歯冠修復
3−歯冠修復時の工夫
V 補綴的対応(田中陽子)
1−治療計画の立案 2−印象採得 3−咬合採得
4−試適 5−合着,装着 6−継続的な管理
VI 顎顔面領域の外傷(村山高章)
1−初診時の留意事項 2−原因 3−自傷 4−口腔外傷の発生率
5−歯の外傷 6−軟組織の外傷 7−骨折,顎関節脱臼 8−予防
9−車いすでの受傷 10−社会的問題 11−創傷治癒の遅延 12−その他
VII 歯列不正,先天異常への対応(名和弘幸)
1−障害のある人と矯正歯科治療 2−障害のある人の矯正歯科治療に伴う問題と対応
3−精神発達・心理的発達と行動の障害 4−神経・運動障害
5−精神および行動の障害 6−症候群
4章 リスク評価と安全管理
I 概要(緒方克也)
1−障害者歯科におけるリスク評価 2−障害者歯科と安全管理
3−医療事故の背景をさぐる 4−障害者歯科における医療事故の要因
5−医療安全管理
II 医療安全管理体制(白川哲夫)
1−医療安全管理体制を整備することの重要性
2−スペシャルニーズのある人の安全管理と対応
3−スペシャルニーズのある人を対象にした院内感染対策
III リスク評価と医療事故の予防(一戸達也)
1−合併疾患の種類と重症度 2−合併疾患に起因する機能障害
コラム 緩和・終末期医療(ターミナルケア)を必要とする患者の歯科的対応(緒方克也)
付表1 身体障害者障害程度等級表
付表2 障害者歯科に関連の深いおもな疾患と症候群(村上旬平・森崎市治郎)
文献
索引

















