序
生体にやさしく精度の高いパーシャルデンチャーを“誰もが““よりハイレベルに”“より短時間で”製作できる歯科技工システムを,臨床の現場に即して具体的に示したのが本書である.パーシャルデンチャーによる最新の治療の流れの中で,ラボサイドにおける一連の技工操作の要点を,方法,材料,操作手順から実際の臨床に即して,できるだけビジュアルで具体的に伝えることを主眼とした.これまで多くの方がたが抱いてきた歯科技工の問題点に明日からでもすぐに取り入れることができる形でその解決策が明示されている.
本書を通してパーシャルデンチャーによる最新の治療の流れが理解でき,小間切れではないラボサイドにおける一連の技工操作の要点が見えてきて具体的に熟知できる.また,チェアサイドで歯科医師が担当する診査・診断,設計,印象,咬合採得,装着の要点や注意点についても,歯科技工士が十分に認識していることにより,歯科医師との円滑な連携と協力体制がとれるので,併せて簡潔に整理して示した.堅苦しくない,身近で気軽に開ける座右の書であり,しかも各筆者が長年の臨床で培ってきた“理論に裏付けられた知恵”がいっぱい詰まっている.
さらに,歯科技工士のパートナーである歯科医師にとっても,ラボサイドにおける最新の理論と技工操作の要点を臨床に即して理解していることは,円滑な連携と協力体制を作りあげていくうえで欠かせない.そのため,本書は歯科医師ももちろんのこととして対象としており,望ましい歯科医師と歯科技工士のパートナーシップの確立に役立てばと願っている.
なお,本書はパーシャルデンチャーの材料,技工操作,臨床術式を中心とした実践編であり,診査,診断,設計を中心とした先の理論編『基本 クラスプデンチャーの設計』(2002年『補綴臨床』別冊)の姉妹本である.理論編の“青本“,実践編の“赤本”として使っていただければありがたい.
2004年12月吉日
日本歯科大学新潟歯学部歯科補綴学第1講座 教授
小出 馨
星デンタルラボラトリー(新潟市)
星 久雄
生体にやさしく精度の高いパーシャルデンチャーを“誰もが““よりハイレベルに”“より短時間で”製作できる歯科技工システムを,臨床の現場に即して具体的に示したのが本書である.パーシャルデンチャーによる最新の治療の流れの中で,ラボサイドにおける一連の技工操作の要点を,方法,材料,操作手順から実際の臨床に即して,できるだけビジュアルで具体的に伝えることを主眼とした.これまで多くの方がたが抱いてきた歯科技工の問題点に明日からでもすぐに取り入れることができる形でその解決策が明示されている.
本書を通してパーシャルデンチャーによる最新の治療の流れが理解でき,小間切れではないラボサイドにおける一連の技工操作の要点が見えてきて具体的に熟知できる.また,チェアサイドで歯科医師が担当する診査・診断,設計,印象,咬合採得,装着の要点や注意点についても,歯科技工士が十分に認識していることにより,歯科医師との円滑な連携と協力体制がとれるので,併せて簡潔に整理して示した.堅苦しくない,身近で気軽に開ける座右の書であり,しかも各筆者が長年の臨床で培ってきた“理論に裏付けられた知恵”がいっぱい詰まっている.
さらに,歯科技工士のパートナーである歯科医師にとっても,ラボサイドにおける最新の理論と技工操作の要点を臨床に即して理解していることは,円滑な連携と協力体制を作りあげていくうえで欠かせない.そのため,本書は歯科医師ももちろんのこととして対象としており,望ましい歯科医師と歯科技工士のパートナーシップの確立に役立てばと願っている.
なお,本書はパーシャルデンチャーの材料,技工操作,臨床術式を中心とした実践編であり,診査,診断,設計を中心とした先の理論編『基本 クラスプデンチャーの設計』(2002年『補綴臨床』別冊)の姉妹本である.理論編の“青本“,実践編の“赤本”として使っていただければありがたい.
2004年12月吉日
日本歯科大学新潟歯学部歯科補綴学第1講座 教授
小出 馨
星デンタルラボラトリー(新潟市)
星 久雄
序
執筆者一覧
Part 1 顎口腔機能および口腔内の検査・診断
1 検査に必要な顎口腔系の解剖
2 機能検査
3 クラスプデンチャーの一般検査
4 症例の分類
Part 2 パーシャルデンチャー設計原則
1 設計の6要素
2 各構成要素の種類と選択基準
3 義歯製作に関わる材料
Part 3 パーシャルデンチャー設計・製作のチェアサイド・ラボサイドワーク
1 概形印象と診断用模型
2 予備設計
3 個人トレーの製作
4 口腔内前処置
5 最終印象……84
6 作業模型
7 咬合床製作と咬合採得
8 フェイスボウトランスファーと咬合器装着
9 ゴシックアーチとチェックバイトによる咬合器の顆路調節
10 最終設計の実際
11 耐火模型の製作
12 フレームのワックスアップ
13 埋没
14 鋳造
15 フレームの研磨と試適
16 人工歯の排列
17 歯肉形成と試適
18 義歯埋没とレジン重合
19 掘り出しと研磨
20 装着
21 予後の評価とメインテナンス
Part 4 各種症例で見るパーシャルデンチャー製作の流れ
1 下顎症例(76┬567欠損)
2 上顎症例(765┴456欠損)
3 下顎症例(7621┬1256欠損)
4 下顎症例(765┬567欠損)
Part 5 その他のパーシャルデンチャー
1 その他のパーシャルデンチャー
2 インプラント
Part 6 チェアサイドとラボサイドの連携
1 歯科技工指示書のあり方
2 治療の原則を共通のものとする設計チャート
執筆者一覧
Part 1 顎口腔機能および口腔内の検査・診断
1 検査に必要な顎口腔系の解剖
2 機能検査
3 クラスプデンチャーの一般検査
4 症例の分類
Part 2 パーシャルデンチャー設計原則
1 設計の6要素
2 各構成要素の種類と選択基準
3 義歯製作に関わる材料
Part 3 パーシャルデンチャー設計・製作のチェアサイド・ラボサイドワーク
1 概形印象と診断用模型
2 予備設計
3 個人トレーの製作
4 口腔内前処置
5 最終印象……84
6 作業模型
7 咬合床製作と咬合採得
8 フェイスボウトランスファーと咬合器装着
9 ゴシックアーチとチェックバイトによる咬合器の顆路調節
10 最終設計の実際
11 耐火模型の製作
12 フレームのワックスアップ
13 埋没
14 鋳造
15 フレームの研磨と試適
16 人工歯の排列
17 歯肉形成と試適
18 義歯埋没とレジン重合
19 掘り出しと研磨
20 装着
21 予後の評価とメインテナンス
Part 4 各種症例で見るパーシャルデンチャー製作の流れ
1 下顎症例(76┬567欠損)
2 上顎症例(765┴456欠損)
3 下顎症例(7621┬1256欠損)
4 下顎症例(765┬567欠損)
Part 5 その他のパーシャルデンチャー
1 その他のパーシャルデンチャー
2 インプラント
Part 6 チェアサイドとラボサイドの連携
1 歯科技工指示書のあり方
2 治療の原則を共通のものとする設計チャート








