「最新臨床検査学講座」の刊行にあたって
1958年に衛生検査技師法が制定され,その教育の場からの強い要望に応えて刊行されたのが「衛生検査技術講座」であります.その後,法改正およびカリキュラム改正などに伴い,「臨床検査講座」(1972),さらに「新編臨床検査講座」(1987),「新訂臨床検査講座」(1996)と,その内容とかたちを変えながら改訂・増刷を重ねてまいりました.
2000年4月より,新しいカリキュラムのもとで,新しい臨床検査技師教育が行われることとなり,その眼目である“大綱化“によって,各学校での弾力的な運用が要求され,またそれが可能となりました.「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野」という教育内容とその目標とするところは,従前とかなり異なったものになりました.そこで弊社では,この機に「臨床検査学講座」を刊行することといたしました.臨床検査技師という医療職の重要性がますます高まるなかで,“技術”の修得とそれを応用する力の醸成,および“学”としての構築を目指して,教育内容に沿ったかたちで有機的な講義が行えるよう留意いたしました.
その後,ガイドラインが改定されればその内容を取り込みながら版を重ねてまいりましたが,2013年に「国家試験出題基準平成27年版」が発表されたことにあわせて紙面を刷新した「最新臨床検査学講座」を刊行することといたしました.新シリーズ刊行にあたりましては,臨床検査学および臨床検査技師教育に造詣の深い山藤 賢先生,高木 康先生,奈良信雄先生,三村邦裕先生,和田骼u先生を編集顧問に迎え,シリーズ全体の構想と編集方針の策定にご協力いただきました.各巻の編者,執筆者にはこれまでの「臨床検査学講座」の構成・内容を踏襲しつつ,最近の医学医療,臨床検査の進歩を取り入れることをお願いしました.
本シリーズが国家試験出題の基本図書として,多くの学校で採用されてきました実績に鑑みまして,ガイドライン項目はかならず包含し,国家試験受験の知識を安心して習得できることを企図しました.国家試験に必要な知識は本文に,プラスアルファの内容は側注で紹介しています.また,読者の方々に理解されやすい,より使いやすい,より見やすい教科書となるような紙面構成を目指しました.本「最新臨床検査学講座」により臨床検査技師として習得しておくべき知識を,確実に,効率的に獲得することに寄与できましたら本シリーズの目的が達せられたと考えます.
各巻テキストにつきまして,多くの方がたからのご意見,ご叱正を賜れば幸甚に存じます.
2015年春
医歯薬出版株式会社
第2版の序
「臨床検査技師国家試験出題基準(令和3年版)」が発表され,令和3(2021)年春の国家試験から適用されている.出題基準は臨床検査技師国家試験の妥当な範囲と適切なレベルを確保するための基準とされている.令和3年版では,「IV章 臨床化学」の分野においても削除された項目や新たに加えられた項目がある.これに伴い,本書を改訂することになった.
本書は主に臨床検査技師養成校で教科書として使用していただいており,教科書として必要な基礎的事項はもちろん,新たに出題基準に加えられた項目についても記載を追加している.さらに,時代の流れによって変化していく臨床検査技師の役割を意識し,「第4章 各種病態と疾患マーカー」および「第5章 生化学検査データの読み方」は前版と同様に掲載することとした.また,新たな編者・著者を迎えて新鮮な観点での記述をお願いし,本書が,現在そして4〜5年先の学生の教科書としてだけでなく,近未来の学生の教科書としての役割を果たしていくための新たなスタートを切ったと考えている.
臨床検査の最新知識や技術が急速に進歩していることは間違いないし,前述のようにそれに伴って臨床検査技師の業務も当然変化していく.現場に出た臨床検査技師は臨床経験を積んで知識や技術を増やしていくが,その基礎となるのは学生時代の基礎学習である.生化学検査担当の臨床検査技師の成長を木に例えるならば,本書「臨床化学検査学」で得た知識は,大きな木に成長していくための「根」にあたるかもしれない.根は地上から見ることはできないが,それがしっかりしていなければ枝先やそこに茂る葉が健全に成長することはあり得ない.学生の皆さんには,臨床検査技師養成課程においてしっかり根づくりをしていただきたい.また,筆者を含めて,すでに臨床現場に在籍する臨床検査技師は,時々は自らの根をチェックすることも必要である.そんな時に本書が役立つのであれば,編集に携わった者として,そして著者の皆さんにとっても大変喜ばしいことである.
編集にあたっては細心の注意を払ったつもりであるが,不十分な面がある可能性は否定できない.学生の皆さん,そして学生を指導される先生方には,忌憚のないご意見,ご指摘をいただき,本書がさらに磨かれて,有能な臨床検査技師育成のほんの一端でも担えることを期待する.
2022年 初春
著者を代表して 戸塚 実
序
2013年の「国家試験出題基準平成27年版」の発表を受けて「最新臨床検査学講座」シリーズが刊行されることになり,臨床化学検査学も,今回,改訂新版のはこびとなった.
本書編集委員会では,まず,「出題基準」に臨床化学と生化学が混在している問題を検討した.学生には臨床化学が分かりにくく,教員には教えにくくなっている.そこで大項目の「生命のメカニズム」は生化学に譲り,「ビタミン」は臨床化学として重要な部分を記載することにした.
次に,化学に根ざした臨床検査学(化学的診断学chemical diagnosis)の重要性を確認し,明日の臨床検査技師のあるべき姿を論議した.今後,検査技師には検査データの動的解釈が求められると考えられる.検査技師は解釈を含む検査全般を担当することにより,いっそうの専門性を獲得し,同時にチーム医療の向上に貢献することになろう.そのためには,病態とその変化に対する理解が必須である.
そのような立場から,第4章「臨床化学と各種病態」と第5章「臨床化学検査データの読み方」の関係づけを試みた.第4章では代表的な病態や疾患について臨床化学検査データの異常を述べるようにし,第5章では,限られた症例(数)ではあるが,第4章そして第1章の測定値の変動要因や第3章の各検査項目の異常値・臨床的意義・生理的変動要因の記載を参考に,学生が基本的検査(特に生化学)のデータの取り扱い(時系列,関連項目)と読み方を学ぶようにした.基本的検査は“いつでもどこでも必要な検査”と称され,日常診療において病態のスクリーニングに有用な検査項目を多数含む.その習得が本書のねらいの一つになっている.
編集委員会では,学生の皆さんの“数値を読む”を目標に,編集作業にとりかかったが,まだまだ不十分である.よりよい教科書とするために,お気づきの点があれば,遠慮なく,編集委員会あてお知らせいただくよう,教員の方々にもお願いしたい.
皆さんには,教室そして実習室で本書を開いて読んで,臨床化学という学問を体系的に把握してほしい.そのことは,病気あるいは患者さんを多面的に見て考える態度を養ってくれるはずである.
2016年 初春
著者を代表して 浦山 修
1958年に衛生検査技師法が制定され,その教育の場からの強い要望に応えて刊行されたのが「衛生検査技術講座」であります.その後,法改正およびカリキュラム改正などに伴い,「臨床検査講座」(1972),さらに「新編臨床検査講座」(1987),「新訂臨床検査講座」(1996)と,その内容とかたちを変えながら改訂・増刷を重ねてまいりました.
2000年4月より,新しいカリキュラムのもとで,新しい臨床検査技師教育が行われることとなり,その眼目である“大綱化“によって,各学校での弾力的な運用が要求され,またそれが可能となりました.「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野」という教育内容とその目標とするところは,従前とかなり異なったものになりました.そこで弊社では,この機に「臨床検査学講座」を刊行することといたしました.臨床検査技師という医療職の重要性がますます高まるなかで,“技術”の修得とそれを応用する力の醸成,および“学”としての構築を目指して,教育内容に沿ったかたちで有機的な講義が行えるよう留意いたしました.
その後,ガイドラインが改定されればその内容を取り込みながら版を重ねてまいりましたが,2013年に「国家試験出題基準平成27年版」が発表されたことにあわせて紙面を刷新した「最新臨床検査学講座」を刊行することといたしました.新シリーズ刊行にあたりましては,臨床検査学および臨床検査技師教育に造詣の深い山藤 賢先生,高木 康先生,奈良信雄先生,三村邦裕先生,和田骼u先生を編集顧問に迎え,シリーズ全体の構想と編集方針の策定にご協力いただきました.各巻の編者,執筆者にはこれまでの「臨床検査学講座」の構成・内容を踏襲しつつ,最近の医学医療,臨床検査の進歩を取り入れることをお願いしました.
本シリーズが国家試験出題の基本図書として,多くの学校で採用されてきました実績に鑑みまして,ガイドライン項目はかならず包含し,国家試験受験の知識を安心して習得できることを企図しました.国家試験に必要な知識は本文に,プラスアルファの内容は側注で紹介しています.また,読者の方々に理解されやすい,より使いやすい,より見やすい教科書となるような紙面構成を目指しました.本「最新臨床検査学講座」により臨床検査技師として習得しておくべき知識を,確実に,効率的に獲得することに寄与できましたら本シリーズの目的が達せられたと考えます.
各巻テキストにつきまして,多くの方がたからのご意見,ご叱正を賜れば幸甚に存じます.
2015年春
医歯薬出版株式会社
第2版の序
「臨床検査技師国家試験出題基準(令和3年版)」が発表され,令和3(2021)年春の国家試験から適用されている.出題基準は臨床検査技師国家試験の妥当な範囲と適切なレベルを確保するための基準とされている.令和3年版では,「IV章 臨床化学」の分野においても削除された項目や新たに加えられた項目がある.これに伴い,本書を改訂することになった.
本書は主に臨床検査技師養成校で教科書として使用していただいており,教科書として必要な基礎的事項はもちろん,新たに出題基準に加えられた項目についても記載を追加している.さらに,時代の流れによって変化していく臨床検査技師の役割を意識し,「第4章 各種病態と疾患マーカー」および「第5章 生化学検査データの読み方」は前版と同様に掲載することとした.また,新たな編者・著者を迎えて新鮮な観点での記述をお願いし,本書が,現在そして4〜5年先の学生の教科書としてだけでなく,近未来の学生の教科書としての役割を果たしていくための新たなスタートを切ったと考えている.
臨床検査の最新知識や技術が急速に進歩していることは間違いないし,前述のようにそれに伴って臨床検査技師の業務も当然変化していく.現場に出た臨床検査技師は臨床経験を積んで知識や技術を増やしていくが,その基礎となるのは学生時代の基礎学習である.生化学検査担当の臨床検査技師の成長を木に例えるならば,本書「臨床化学検査学」で得た知識は,大きな木に成長していくための「根」にあたるかもしれない.根は地上から見ることはできないが,それがしっかりしていなければ枝先やそこに茂る葉が健全に成長することはあり得ない.学生の皆さんには,臨床検査技師養成課程においてしっかり根づくりをしていただきたい.また,筆者を含めて,すでに臨床現場に在籍する臨床検査技師は,時々は自らの根をチェックすることも必要である.そんな時に本書が役立つのであれば,編集に携わった者として,そして著者の皆さんにとっても大変喜ばしいことである.
編集にあたっては細心の注意を払ったつもりであるが,不十分な面がある可能性は否定できない.学生の皆さん,そして学生を指導される先生方には,忌憚のないご意見,ご指摘をいただき,本書がさらに磨かれて,有能な臨床検査技師育成のほんの一端でも担えることを期待する.
2022年 初春
著者を代表して 戸塚 実
序
2013年の「国家試験出題基準平成27年版」の発表を受けて「最新臨床検査学講座」シリーズが刊行されることになり,臨床化学検査学も,今回,改訂新版のはこびとなった.
本書編集委員会では,まず,「出題基準」に臨床化学と生化学が混在している問題を検討した.学生には臨床化学が分かりにくく,教員には教えにくくなっている.そこで大項目の「生命のメカニズム」は生化学に譲り,「ビタミン」は臨床化学として重要な部分を記載することにした.
次に,化学に根ざした臨床検査学(化学的診断学chemical diagnosis)の重要性を確認し,明日の臨床検査技師のあるべき姿を論議した.今後,検査技師には検査データの動的解釈が求められると考えられる.検査技師は解釈を含む検査全般を担当することにより,いっそうの専門性を獲得し,同時にチーム医療の向上に貢献することになろう.そのためには,病態とその変化に対する理解が必須である.
そのような立場から,第4章「臨床化学と各種病態」と第5章「臨床化学検査データの読み方」の関係づけを試みた.第4章では代表的な病態や疾患について臨床化学検査データの異常を述べるようにし,第5章では,限られた症例(数)ではあるが,第4章そして第1章の測定値の変動要因や第3章の各検査項目の異常値・臨床的意義・生理的変動要因の記載を参考に,学生が基本的検査(特に生化学)のデータの取り扱い(時系列,関連項目)と読み方を学ぶようにした.基本的検査は“いつでもどこでも必要な検査”と称され,日常診療において病態のスクリーニングに有用な検査項目を多数含む.その習得が本書のねらいの一つになっている.
編集委員会では,学生の皆さんの“数値を読む”を目標に,編集作業にとりかかったが,まだまだ不十分である.よりよい教科書とするために,お気づきの点があれば,遠慮なく,編集委員会あてお知らせいただくよう,教員の方々にもお願いしたい.
皆さんには,教室そして実習室で本書を開いて読んで,臨床化学という学問を体系的に把握してほしい.そのことは,病気あるいは患者さんを多面的に見て考える態度を養ってくれるはずである.
2016年 初春
著者を代表して 浦山 修
第1章 総論
I 生化学検査とは
1 生化学検査の目的と歴史
2 生化学検査の特徴
1)生体試料と変動の把握
2)精密性
3)正確性(精確性)
4)迅速性
5)自動化,簡便化,微量化
6)総合性
II 生化学検査の単位と標準物質
1 生化学検査の単位
1)SI単位
2)生化学検査の単位
2 標準物質
III 測定値の管理
1 誤差とその許容限界
1)誤差の分類
2)誤差の許容限界
2 測定法の評価と信頼限界
1)精密さの評価
2)正確さの評価
3)信頼限界
3 不確かさ
IV 基準範囲
1 基準範囲とは
2 基準範囲の計算
3 個人の生理的変動幅
4 基準範囲の設定手順
V 臨床判断値
1 予防医学的閾値
2 治療閾値
3 病態識別値(診断閾値)
VI 生理的変動と測定技術変動
1 生理的変動
1)採血時刻
2)日内変動
3)食事および絶食
4)飲酒
5)運動
6)採血体位
7)性差
8)年齢
2 測定技術変動
1)血清と血漿
2)採血上の変動要因
3)検体保存
VII 生化学検査の標準測定体系
1 検査値の標準化
2 濃度測定の標準体系
3 酵素活性測定の標準体系
4 力価測定の標準体系
第2章 分析法の基礎
I 分析法の選択
1 対象物質と分析法の選択理論
2 分光光度分析法の選択
3 分光光度分析法以外の分析法の選択
II 分光光度分析法
1 原理
1)光と物質の遷移
2)分光光度計の原理
3) 吸光度測定を用いた溶質の濃度の求め方
4)呈色物質と目的物質との関係
5) 反応溶液中の濃度から試料中の濃度への変換
6)モル吸光係数の意味
2 測定の方法
1) 測定の実際(日常検査ではどのように濃度を求めているか)
3 定量に影響を与えるもの
1)共存物質,干渉物質
2)装置が原因となるもの
3)誤差を軽減する分析の工夫
4 化学的分析法
1)化学的分析法の特徴
2)キレート呈色反応
III クロマトグラフィ
1 原理
1)移動相による分類
2)固定相による分類
3)原理(分離モード)による分類
4)固定相の支持体による分類
5)その他
2 高速液体クロマトグラフィ(HPLC)
1)装置の構成
2)分離モード
3)性能
4)HPLCの臨床検査への応用
3 液体クロマトグラフィ―質量分析法(LC-MS)
4 ガスクロマトグラフィ(GC)
5 ガスクロマトグラフィ―質量分析法(GC-MS)
IV 電気泳動法
1 原理
2 支持体
3 検出
1)染色
2)デンシトメトリ
4 電気泳動の応用
1)等電点電気泳動
2)キャピラリー電気泳動
V マススペクトロメトリ
1 マススペクトロメトリの原理
1)試料導入部
2)イオン化部
3)質量分析(分離)部
4)検出部
5)データ処理部
2 MALDI-TOF-MS
3 プロテオーム解析(プロテオミクス)
VI 免疫化学的定量分析法
1 競合法と非競合法
1)競合法
2)非競合法
2 標識抗原抗体反応を用いた免疫測定法の特徴
1)放射免疫測定法
2)酵素免疫測定法
3)蛍光免疫測定法
4)化学発光免疫測定法
5)生物発光酵素免疫測定法(BLEIA)
6)その他
3 免疫測定法の自動化
VII 電気化学分析
1 イオン選択電極法
1)原理
2)電極の種類と測定
3)測定の正確さ
2 電量滴定法
3 酵素電極法
VIII 酵素的分析法
1 基質濃度の酵素的分析法
1)酵素法の原理と理論
2)酵素法における共通検出反応
3)その他の酵素法
2 酵素活性測定法
1) 酵素はなぜ活性として測定するのか
2)酵素活性測定の原理
3)国際単位
4)酵素活性を変動させる因子
5) 多段酵素反応による酵素活性測定時のラグ
IX 自動分析法
1 自動分析装置
1) ディスクリート方式の自動分析装置
2) シングルマルチ型の自動分析装置の特徴
3) 自動分析装置による分析法の分類
4) 自動分析装置が備えている主なチェック機能
5)反応タイムコースモニタの活用
2 ドライケミストリ
第3章 生化学検査法各論
I 電解質と微量元素
1)体液の分類と電解質の濃度
2)アニオンギャップ
3)微量元素
1 ナトリウム
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
2 カリウム
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 クロール
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
4 重炭酸イオン
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
5 カルシウム
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
6 無機リン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
7 マグネシウム
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
8 鉄
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
9 銅
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
10 亜鉛
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
11 その他の微量元素
II 糖質
1 グルコース
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
2 グリコヘモグロビン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 グリコアルブミン
1)化学と代謝
2)分析法と分析上の変動因子
3)基準範囲と異常値
4)臨床的意義
5)生理的変動要因
4 1,5-アンヒドログルシトール
1)化学と代謝
2)分析法と分析上の変動因子
3)基準範囲と異常値
4)臨床的意義
5)生理的変動要因
5 乳酸およびピルビン酸
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
III 脂質とリポタンパク
1 リポタンパク
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
2 コレステロール
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 トリグリセライド
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
4 リン脂質
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
5 遊離脂肪酸
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
6 過酸化脂質
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
7 エイコサノイド
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
8 ケトン体
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
9 胆汁酸
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
IV タンパク質
1 総タンパク
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
2 アルブミンおよびA/G比
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 血清膠質反応
1)化学
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
4 血清タンパク分画
1)化学
2)分析法
3) セルロースアセテート膜電気泳動による血清タンパク分画定量法の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
5 免疫グロブリンおよびベンス ジョーンズタンパク
A 免疫グロブリン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
B ベンス ジョーンズタンパク
6 急性期タンパク
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
7 その他の血漿タンパク
1)トランスサイレチン
2)トランスフェリン
3)フェリチン
4)β2-ミクログロブリン
5)α1-ミクログロブリン
6)レチノール結合タンパク
V 非タンパク性窒素化合物
1 非タンパク性窒素成分の種類
2 アンモニア
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 尿素
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
4 クレアチニンおよびクレアチン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
5 尿酸
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
6 ビリルビン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
VI 酵素
1 酵素活性測定の実際
1) 酵素の基質特異性とその活性測定に用いられる基質との関係
2)酵素活性測定の共通検出反応
3) 酵素活性測定の標準化とその活性測定法
2 血中酵素の特性
1)試料と生理的変動
2) 血清中酵素の由来とそれを変動させる要因
3 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
4 アラニンアミノトランスフェラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
5 乳酸デヒドロゲナーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
6 クレアチンキナーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
7 アルカリホスファターゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
8 γ-グルタミルトランスフェラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
9 血清コリンエステラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
10 アミラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)アミラーゼアイソザイム分析法
7)臨床的意義
8)生理的変動要因
11 リパーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
12 その他
A アンギオテンシン変換酵素
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
B アデノシンデアミナーゼ
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
C アルドラーゼ
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
D 酸ホスファターゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
E N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
VII ホルモン
1 化学構造による分類(種類とその性質)
1)アミノ酸誘導体ホルモン
2)ペプチドホルモン
3)ステロイドホルモン
2 ホルモンの作用と調節
3 視床下部・下垂体系
1)成長ホルモン
2)ゴナドトロピン
3)甲状腺刺激ホルモン
4)副腎皮質刺激ホルモン
5)プロラクチン
6)バソプレシン
7)オキシトシン
4 甲状腺系
1) サイロキシン,トリヨードサイロニン
5 カルシウム調節系(副甲状腺ホルモンとカルシトニン)
1)カルシトニン
2)副甲状腺ホルモン
3)副甲状腺ホルモン関連タンパク
6 副腎皮質・髄質系
1) グルコ(糖質)コルチコイド:コルチゾール
2) ミネラル(電解質)コルチコイド:アルドステロン
3) 副腎アンドロゲン:デヒドロエピアンドロステロンサルフェート,デヒドロエピアンドロステロン
4)カテコールアミン
5) メタネフリン,ノルメタネフリン,バニリルマンデル酸
7 膵系
1)インスリン
2)C-ペプチド
3)グルカゴン
8 消化管系
1)ガストリン
2)インクレチン
9 性腺・胎盤系
1)エストロゲン
2) テストステロン・ジヒドロテストステロン
3) ヒト絨毛性ゴナドトロピン・ヒト胎盤性ラクトゲン
10 ナトリウム利尿ペプチド
11 アディポサイトカイン
1)レプチン
2)アディポネクチン
3)TNF-α(腫瘍壊死因子)
VIII ビタミン
1 ビタミンの種類
2 ビタミンの作用と欠乏症
1)脂溶性ビタミン
2)水溶性ビタミン
第4章 各種病態と疾患マーカー
I 肝・胆道・膵系
1 構造と機能
1)肝臓
2)胆道
3)膵臓
2 肝臓・胆道・膵臓の機能評価
1)肝臓の機能測定
2)胆道の機能測定
3)膵臓の機能測定
3 急性肝障害
4 慢性肝炎
5 肝硬変・肝がん
6 胆道系疾患
7 膵疾患
II 呼吸器系
1 構造と機能
2 間質性肺炎
3 サルコイドーシス
4 胸水貯留
III 心・循環器系
1 構造と機能
2 心筋梗塞
1)病態生理
2)診断
3 心不全
1)病態生理
2)診断
4 脂質異常症
1)病態生理
2)診断
5 高血圧症
1)病態生理
2)診断
IV 腎
1 構造と機能
1)糸球体機能評価
2)尿細管機能評価
3)腎血流量評価
2 糸球体腎炎
1)急性糸球体腎炎
2)急速進行性糸球体腎炎
3)慢性糸球体腎炎
3 ネフローゼ症候群
4 腎不全
1)AKIの検査
2)CRFの検査
5 慢性腎臓病
V 酸塩基平衡
1 体内の酸
2 pHの調節
3 重炭酸イオンの調節
4 血液ガス分析から酸塩基平衡をどう分析するか
5 代謝性アシドーシスと代謝性アルカローシス
6 呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
VI 内分泌系
1 構造と機能
2 視床下部・下垂体前葉疾患
1) 下垂体前葉機能亢進症:下垂体性巨人症,先端巨大症
2) 下垂体前葉機能低下症:成長ホルモン分泌不全性低身長症
3 視床下部・下垂体後葉疾患
1) 下垂体後葉機能障害:中枢性尿崩症
4 甲状腺疾患
1) 甲状腺機能亢進症:Basedow病(Graves病)
2) 甲状腺機能低下症:粘液水腫,クレチン症
3)慢性甲状腺炎(橋本病)
5 副甲状腺(上皮小体)疾患
1)副甲状腺機能亢進症
2)副甲状腺機能低下症
6 副腎皮質疾患
1) 機能亢進症:アルドステロン症,Cushing症候群
2)機能低下症:Addison病
3)急性副腎不全(副腎クリーゼ)
7 副腎髄質疾患
1)副腎髄質機能障害:褐色細胞腫
8 性腺機能異常
1)多嚢胞性卵巣症候群
2)性腺機能低下症
9 小児科領域・高齢者の内分泌機能異常
1)小児科領域の内分泌機能異常
2)高齢者の内分泌機能異常
VII 栄養・代謝
1 化学
1)栄養のかたより
2)体格指数
3) 栄養状態評価のための生化学的指標
2 やせ
3 肥満
4 糖尿病
1)糖尿病とは
2)糖尿病の成因
3)臨床診断
4)病態・病型診断
5)合併症
VIII 骨
1 構造と機能
1)化学
2)骨代謝とその動態
2 骨代謝マーカー
1)骨形成マーカー
2)骨吸収マーカー
3 骨粗鬆症
4 悪性腫瘍の骨転移
IX 炎症
1 化学
1)炎症の経過
2) 炎症性サイトカインを中心とした炎症の分子機構
3)急性期タンパク
2 炎症活動性の指標(炎症マーカー)とその特徴
1)経時変化
2)炎症特異性
3)炎症の大きさと質
3 感染症
1)エンドトキシンとグルカン
2)プロカルシトニン
3)プレセプシン
4 炎症としての血管傷害
X 腫瘍
1 化学
1)腫瘍マーカーとは
2)腫瘍マーカーの種類
3)検体
4)分析法と分析上の変動因子
5)基準範囲
6)生理的変動要因
2 臨床応用
XI 毒物・薬物
1 検査の目的
2 生体内の薬物動態
1)薬物の吸収・分布・代謝・排泄
2)薬物動態を変動させる因子
3 血中薬物測定法
1) 血中薬物濃度モニタリング(TDM)
2)薬物の有効血中濃度と採血時間
4 毒物・乱用薬物の分析
第5章 生化学検査データの読み方
I 診療支援
II 基本的検査の有用性
III 具体例
1 腫瘍熱とCRPの増加
2 血糖とHbA1c
3 脂質
4 A/G比の低下
5 尿素・クレアチニン
6 逸脱酵素の上昇
7 甲状腺ホルモン
付-1 原子量表
付-2 SI単位換算表
付-3 JCCLS共用基準範囲
付-4 主な生化学検査項目の基準範囲と測定法
付-5 主なホルモンの基準範囲と測定法
付-6 分析に利用される主な化学物質
付-7 日常検査に使用する各種緩衝液
索引
I 生化学検査とは
1 生化学検査の目的と歴史
2 生化学検査の特徴
1)生体試料と変動の把握
2)精密性
3)正確性(精確性)
4)迅速性
5)自動化,簡便化,微量化
6)総合性
II 生化学検査の単位と標準物質
1 生化学検査の単位
1)SI単位
2)生化学検査の単位
2 標準物質
III 測定値の管理
1 誤差とその許容限界
1)誤差の分類
2)誤差の許容限界
2 測定法の評価と信頼限界
1)精密さの評価
2)正確さの評価
3)信頼限界
3 不確かさ
IV 基準範囲
1 基準範囲とは
2 基準範囲の計算
3 個人の生理的変動幅
4 基準範囲の設定手順
V 臨床判断値
1 予防医学的閾値
2 治療閾値
3 病態識別値(診断閾値)
VI 生理的変動と測定技術変動
1 生理的変動
1)採血時刻
2)日内変動
3)食事および絶食
4)飲酒
5)運動
6)採血体位
7)性差
8)年齢
2 測定技術変動
1)血清と血漿
2)採血上の変動要因
3)検体保存
VII 生化学検査の標準測定体系
1 検査値の標準化
2 濃度測定の標準体系
3 酵素活性測定の標準体系
4 力価測定の標準体系
第2章 分析法の基礎
I 分析法の選択
1 対象物質と分析法の選択理論
2 分光光度分析法の選択
3 分光光度分析法以外の分析法の選択
II 分光光度分析法
1 原理
1)光と物質の遷移
2)分光光度計の原理
3) 吸光度測定を用いた溶質の濃度の求め方
4)呈色物質と目的物質との関係
5) 反応溶液中の濃度から試料中の濃度への変換
6)モル吸光係数の意味
2 測定の方法
1) 測定の実際(日常検査ではどのように濃度を求めているか)
3 定量に影響を与えるもの
1)共存物質,干渉物質
2)装置が原因となるもの
3)誤差を軽減する分析の工夫
4 化学的分析法
1)化学的分析法の特徴
2)キレート呈色反応
III クロマトグラフィ
1 原理
1)移動相による分類
2)固定相による分類
3)原理(分離モード)による分類
4)固定相の支持体による分類
5)その他
2 高速液体クロマトグラフィ(HPLC)
1)装置の構成
2)分離モード
3)性能
4)HPLCの臨床検査への応用
3 液体クロマトグラフィ―質量分析法(LC-MS)
4 ガスクロマトグラフィ(GC)
5 ガスクロマトグラフィ―質量分析法(GC-MS)
IV 電気泳動法
1 原理
2 支持体
3 検出
1)染色
2)デンシトメトリ
4 電気泳動の応用
1)等電点電気泳動
2)キャピラリー電気泳動
V マススペクトロメトリ
1 マススペクトロメトリの原理
1)試料導入部
2)イオン化部
3)質量分析(分離)部
4)検出部
5)データ処理部
2 MALDI-TOF-MS
3 プロテオーム解析(プロテオミクス)
VI 免疫化学的定量分析法
1 競合法と非競合法
1)競合法
2)非競合法
2 標識抗原抗体反応を用いた免疫測定法の特徴
1)放射免疫測定法
2)酵素免疫測定法
3)蛍光免疫測定法
4)化学発光免疫測定法
5)生物発光酵素免疫測定法(BLEIA)
6)その他
3 免疫測定法の自動化
VII 電気化学分析
1 イオン選択電極法
1)原理
2)電極の種類と測定
3)測定の正確さ
2 電量滴定法
3 酵素電極法
VIII 酵素的分析法
1 基質濃度の酵素的分析法
1)酵素法の原理と理論
2)酵素法における共通検出反応
3)その他の酵素法
2 酵素活性測定法
1) 酵素はなぜ活性として測定するのか
2)酵素活性測定の原理
3)国際単位
4)酵素活性を変動させる因子
5) 多段酵素反応による酵素活性測定時のラグ
IX 自動分析法
1 自動分析装置
1) ディスクリート方式の自動分析装置
2) シングルマルチ型の自動分析装置の特徴
3) 自動分析装置による分析法の分類
4) 自動分析装置が備えている主なチェック機能
5)反応タイムコースモニタの活用
2 ドライケミストリ
第3章 生化学検査法各論
I 電解質と微量元素
1)体液の分類と電解質の濃度
2)アニオンギャップ
3)微量元素
1 ナトリウム
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
2 カリウム
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 クロール
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
4 重炭酸イオン
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
5 カルシウム
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
6 無機リン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
7 マグネシウム
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
8 鉄
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
9 銅
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
10 亜鉛
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
11 その他の微量元素
II 糖質
1 グルコース
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
2 グリコヘモグロビン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 グリコアルブミン
1)化学と代謝
2)分析法と分析上の変動因子
3)基準範囲と異常値
4)臨床的意義
5)生理的変動要因
4 1,5-アンヒドログルシトール
1)化学と代謝
2)分析法と分析上の変動因子
3)基準範囲と異常値
4)臨床的意義
5)生理的変動要因
5 乳酸およびピルビン酸
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
III 脂質とリポタンパク
1 リポタンパク
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
2 コレステロール
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 トリグリセライド
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
4 リン脂質
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
5 遊離脂肪酸
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
6 過酸化脂質
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
7 エイコサノイド
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
8 ケトン体
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
9 胆汁酸
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
IV タンパク質
1 総タンパク
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
2 アルブミンおよびA/G比
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 血清膠質反応
1)化学
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
4 血清タンパク分画
1)化学
2)分析法
3) セルロースアセテート膜電気泳動による血清タンパク分画定量法の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
5 免疫グロブリンおよびベンス ジョーンズタンパク
A 免疫グロブリン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
B ベンス ジョーンズタンパク
6 急性期タンパク
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
7 その他の血漿タンパク
1)トランスサイレチン
2)トランスフェリン
3)フェリチン
4)β2-ミクログロブリン
5)α1-ミクログロブリン
6)レチノール結合タンパク
V 非タンパク性窒素化合物
1 非タンパク性窒素成分の種類
2 アンモニア
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
3 尿素
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
4 クレアチニンおよびクレアチン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
5 尿酸
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
6 ビリルビン
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
VI 酵素
1 酵素活性測定の実際
1) 酵素の基質特異性とその活性測定に用いられる基質との関係
2)酵素活性測定の共通検出反応
3) 酵素活性測定の標準化とその活性測定法
2 血中酵素の特性
1)試料と生理的変動
2) 血清中酵素の由来とそれを変動させる要因
3 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
4 アラニンアミノトランスフェラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
5 乳酸デヒドロゲナーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
6 クレアチンキナーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
7 アルカリホスファターゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲と異常値
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
8 γ-グルタミルトランスフェラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
9 血清コリンエステラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
10 アミラーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲(JSCC標準化対応法)
6)アミラーゼアイソザイム分析法
7)臨床的意義
8)生理的変動要因
11 リパーゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
12 その他
A アンギオテンシン変換酵素
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
B アデノシンデアミナーゼ
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
C アルドラーゼ
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
D 酸ホスファターゼ
1)化学
2)代謝
3)分析法
4)分析上の変動因子
5)基準範囲
6)臨床的意義
7)生理的変動要因
E N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ
1)化学と代謝
2)分析法
3)分析上の変動因子
4)基準範囲
5)臨床的意義
6)生理的変動要因
VII ホルモン
1 化学構造による分類(種類とその性質)
1)アミノ酸誘導体ホルモン
2)ペプチドホルモン
3)ステロイドホルモン
2 ホルモンの作用と調節
3 視床下部・下垂体系
1)成長ホルモン
2)ゴナドトロピン
3)甲状腺刺激ホルモン
4)副腎皮質刺激ホルモン
5)プロラクチン
6)バソプレシン
7)オキシトシン
4 甲状腺系
1) サイロキシン,トリヨードサイロニン
5 カルシウム調節系(副甲状腺ホルモンとカルシトニン)
1)カルシトニン
2)副甲状腺ホルモン
3)副甲状腺ホルモン関連タンパク
6 副腎皮質・髄質系
1) グルコ(糖質)コルチコイド:コルチゾール
2) ミネラル(電解質)コルチコイド:アルドステロン
3) 副腎アンドロゲン:デヒドロエピアンドロステロンサルフェート,デヒドロエピアンドロステロン
4)カテコールアミン
5) メタネフリン,ノルメタネフリン,バニリルマンデル酸
7 膵系
1)インスリン
2)C-ペプチド
3)グルカゴン
8 消化管系
1)ガストリン
2)インクレチン
9 性腺・胎盤系
1)エストロゲン
2) テストステロン・ジヒドロテストステロン
3) ヒト絨毛性ゴナドトロピン・ヒト胎盤性ラクトゲン
10 ナトリウム利尿ペプチド
11 アディポサイトカイン
1)レプチン
2)アディポネクチン
3)TNF-α(腫瘍壊死因子)
VIII ビタミン
1 ビタミンの種類
2 ビタミンの作用と欠乏症
1)脂溶性ビタミン
2)水溶性ビタミン
第4章 各種病態と疾患マーカー
I 肝・胆道・膵系
1 構造と機能
1)肝臓
2)胆道
3)膵臓
2 肝臓・胆道・膵臓の機能評価
1)肝臓の機能測定
2)胆道の機能測定
3)膵臓の機能測定
3 急性肝障害
4 慢性肝炎
5 肝硬変・肝がん
6 胆道系疾患
7 膵疾患
II 呼吸器系
1 構造と機能
2 間質性肺炎
3 サルコイドーシス
4 胸水貯留
III 心・循環器系
1 構造と機能
2 心筋梗塞
1)病態生理
2)診断
3 心不全
1)病態生理
2)診断
4 脂質異常症
1)病態生理
2)診断
5 高血圧症
1)病態生理
2)診断
IV 腎
1 構造と機能
1)糸球体機能評価
2)尿細管機能評価
3)腎血流量評価
2 糸球体腎炎
1)急性糸球体腎炎
2)急速進行性糸球体腎炎
3)慢性糸球体腎炎
3 ネフローゼ症候群
4 腎不全
1)AKIの検査
2)CRFの検査
5 慢性腎臓病
V 酸塩基平衡
1 体内の酸
2 pHの調節
3 重炭酸イオンの調節
4 血液ガス分析から酸塩基平衡をどう分析するか
5 代謝性アシドーシスと代謝性アルカローシス
6 呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
VI 内分泌系
1 構造と機能
2 視床下部・下垂体前葉疾患
1) 下垂体前葉機能亢進症:下垂体性巨人症,先端巨大症
2) 下垂体前葉機能低下症:成長ホルモン分泌不全性低身長症
3 視床下部・下垂体後葉疾患
1) 下垂体後葉機能障害:中枢性尿崩症
4 甲状腺疾患
1) 甲状腺機能亢進症:Basedow病(Graves病)
2) 甲状腺機能低下症:粘液水腫,クレチン症
3)慢性甲状腺炎(橋本病)
5 副甲状腺(上皮小体)疾患
1)副甲状腺機能亢進症
2)副甲状腺機能低下症
6 副腎皮質疾患
1) 機能亢進症:アルドステロン症,Cushing症候群
2)機能低下症:Addison病
3)急性副腎不全(副腎クリーゼ)
7 副腎髄質疾患
1)副腎髄質機能障害:褐色細胞腫
8 性腺機能異常
1)多嚢胞性卵巣症候群
2)性腺機能低下症
9 小児科領域・高齢者の内分泌機能異常
1)小児科領域の内分泌機能異常
2)高齢者の内分泌機能異常
VII 栄養・代謝
1 化学
1)栄養のかたより
2)体格指数
3) 栄養状態評価のための生化学的指標
2 やせ
3 肥満
4 糖尿病
1)糖尿病とは
2)糖尿病の成因
3)臨床診断
4)病態・病型診断
5)合併症
VIII 骨
1 構造と機能
1)化学
2)骨代謝とその動態
2 骨代謝マーカー
1)骨形成マーカー
2)骨吸収マーカー
3 骨粗鬆症
4 悪性腫瘍の骨転移
IX 炎症
1 化学
1)炎症の経過
2) 炎症性サイトカインを中心とした炎症の分子機構
3)急性期タンパク
2 炎症活動性の指標(炎症マーカー)とその特徴
1)経時変化
2)炎症特異性
3)炎症の大きさと質
3 感染症
1)エンドトキシンとグルカン
2)プロカルシトニン
3)プレセプシン
4 炎症としての血管傷害
X 腫瘍
1 化学
1)腫瘍マーカーとは
2)腫瘍マーカーの種類
3)検体
4)分析法と分析上の変動因子
5)基準範囲
6)生理的変動要因
2 臨床応用
XI 毒物・薬物
1 検査の目的
2 生体内の薬物動態
1)薬物の吸収・分布・代謝・排泄
2)薬物動態を変動させる因子
3 血中薬物測定法
1) 血中薬物濃度モニタリング(TDM)
2)薬物の有効血中濃度と採血時間
4 毒物・乱用薬物の分析
第5章 生化学検査データの読み方
I 診療支援
II 基本的検査の有用性
III 具体例
1 腫瘍熱とCRPの増加
2 血糖とHbA1c
3 脂質
4 A/G比の低下
5 尿素・クレアチニン
6 逸脱酵素の上昇
7 甲状腺ホルモン
付-1 原子量表
付-2 SI単位換算表
付-3 JCCLS共用基準範囲
付-4 主な生化学検査項目の基準範囲と測定法
付-5 主なホルモンの基準範囲と測定法
付-6 分析に利用される主な化学物質
付-7 日常検査に使用する各種緩衝液
索引














