まえがき
人を物と見なせば説明の仕様があっても,人の精神や心を説明するのはかなり困難な作業である.私自身,学生に対して「精神医学」の講義を行っているが,実際に目にしたり耳にしたりすることの少ない学生に対してその病態像を言葉で説明するとき,特にその困難さを痛感する.(1)学生は「精神医学用語は難解でさっぱり意味がわからない」と感じており,(2)「用語が理解できないから精神医学そのものも難解な学問である」という先入観をもつ,(3)その先入観から「精神医学を勉強する気になれない」という構図ができあがり,(4)この悪循環がさらに「精神医学」という学問を遠ざける.しかしそれは「精神医学」にだけいえることではなく,どのような学問であってもテキストを読んだだけでは正しい理解に至るものではない.まずはその分野の基礎学問を学習し,臨床経験を積んで初めて先達の見方・考え方に共感でき,臨床像を共有できるようになり,初めて「なるほど」と納得できるところまで行き着くものである.ただ,「テキストを理解できるところまで読み解くにはそれ相応の臨床経験が必要である.臨床経験がないのだからテキストなんか理解できるはずがない」といったことを大前提においてしまうと,「精神医学」を勉強する前から“触れることのできぬ聖域“におくだけで,結果的には「精神医学」を「理解不能な学問」「身近ではない学問」といった存在にするだけで一向に前には進まない.学習においてこれほどまずいことはない.理学療法士や作業療法士にとって,臨床の場で「身近」であるはずの治療対象者の“精神や心”が,「精神医学」という学問になることで“遠く手の届かぬさっぱりわからぬ難解なもの“になってしまってはならないのである.私は精神医学を専門に診療する医師として,学生たちに期待したい.人と人とで構成されているこの社会のなかで「身近であるはずの“精神や心”」を常に考えることができる医療スタッフに育ってくれることを.
本書は,理学療法士・作業療法士のための国家試験を目標にした「精神医学」の毎日の学習に利用していただけるように編集したものである.「精神医学」を毎日学習していただくことを目標に,難解と思われている「精神医学用語」をできるだけわかりやすく,なるべくシンプルに,誤解を恐れぬ大胆さで「まとめノート」形式で説明した.また国家試験に対応するために必要不可欠な内容まで盛り込むことにしたため,現行の「DSM-IV」や「ICD-10」だけでは不足しており,古典的旧分類にいたるまで混交せざるをえなかった.当然,専門医家からご批判があるものと覚悟はしているが,そのご批判に耐えられるかどうか定かでない.しかし「身近な“精神や心”」を常に考えることができる医療スタッフの育成のためには,この精神医学ノートを発展させより良いノートにする必要がある.先輩諸氏のご批判を素直に受け入れ改善していく所存である.ぜひ忌憚のないご指導,ご鞭撻をお願いしたい.
最後に,この精神医学ノートを,臨床経験の少ない時点での学習に,またその後の臨床経験で反芻・修正されるための基礎入門学習書として利用していただければ,著者としてこれ以上幸せなことはない.またこの場を借りて医歯薬出版株式会社の編集担当者に心よりお礼申し上げる.
2005年10月
富田 正徳
刊行にあたって
このたび「精神医学ノート」を「PT・OT基礎から学ぶノートシリーズ」臨床医学編の3冊目(病理学ノート,内科学ノートに続いて)として刊行することになりました.毎回説明していますが,このノートシリーズは,(1)一人でも学習できる,(2)わかりやすい単純な用語で説明する,(3)書き込み形式(ノート形式)で知識の確認作業ができる,(4)学校で学習した内容の予習・復習ができる,(5)学校の単位試験対策に利用できる,(6)国家試験対策に利用できる,などを目標に作成しています.
このノートを作成するにあたり「精神医学」という学問について学生たちに聞いてみますと,「精神医学=難解」というイメージが強いように感じます.それは(1)学生には臨床経験がない,(2)精神医学用語が難解なため症状・病態像がイメージできない,(3)精神疾患の分類がよくわからない,などが原因と思われます.しかし実際には毎年国家試験で,PT・OT共通分野で約10問,OT専門分野で約20問前後が出題されており,厚生労働省が規定する国家資格取得のための基準において,PT・OTにかかわらず「精神医学」を臨床医学として十分理解するように義務づけられていることがわかります.ですから「精神医学=難解」と簡単に切り捨ててしまうことはできません.そこでこの精神医学ノートでは以下のことに主眼をおいて構成しました.
まず精神障害の分類については,(1)WHOの国際疾病分類第10版(ICD-10)と(2)米国精神医学会分類と診断の手引き第4版(DSM-IV)を基本に引用しました.しかし上述の分類では当てはまりにくい一部の疾患については,(3)米国精神医学会分類と診断の手引き第3版改訂版(DSM-III-R)や(4)古典的旧分類などの古い説明を引用しました.これについては専門医家からご指摘・ご意見があるものと思われますが,より良い分類・説明等がありましたらご助言・ご指導いただきたいと思います.
次に,一部の精神医学用語について新用語を使用しました.(1)統合失調症(旧:精神分裂病),(2)気分(感情)障害(旧:躁うつ病)(しかしこれについてはICD-10分類を用いて,旧来の躁うつ病の考え方ではなく,気分(感情)障害を5つに分類し(躁病エピソード,双極性感情障害,うつ病エピソード,反復性うつ病性障害,持続性感情障害),単純な病名変更だけではなく,疾患の分類の変更も理解できるようにしています),(3)認知症(旧:痴呆症)(「〜性痴呆症」を「〜性認知症」に変更)などです.また難解な精神医学用語についてはサイドメモ欄に解説を入れました.
また精神障害の症状や病態像については,(「心の状態」を表しているため)残念ながら図や絵やイラスト等で表すことができません.そこでできるだけわかりやすい「説明文」を用いて「心の状態」を表現しました(例:離人症=「首から上が自分のもののような感じがしない」,例:多幸=「何ものにも換えがたいすばらしい快感」など).一つ一つの疾患については表形式でまとめました.また表内の語句をできるだけ暗記しやすいように単文(ほとんどの書籍の説明文が長文論述であるため学生さんは読むことをあきらめてしまいます)にしました.ただし単文にした分だけ情報量は少なくなりますので,精神医学ノートで勉強した後にはぜひレベルアップした書籍を読んで知識の補強をしていただきたいと思います.
以上,この「精神医学ノート」を用いた学習方法と構成のポイントを簡単に述べました.できるだけたくさんの学生さんが喜んで使用してくれることを期待して作成していますが,まだまだ不足する点があると思います.著者・編集者一同,皆様のお役に立つ学習ノート作りを目指して今後発展させていくつもりです.ノートを使用しての感想や工夫したほうがよい点などがありましたら,どうぞご遠慮なく編集部までご一報ください.皆様のご意見をお待ちしています.
最後に,精神医学ノートのためにご尽力いただいた医歯薬出版編集部の方々に心より感謝申し上げます.
2005年10月
中島 雅美
松本 貴子
人を物と見なせば説明の仕様があっても,人の精神や心を説明するのはかなり困難な作業である.私自身,学生に対して「精神医学」の講義を行っているが,実際に目にしたり耳にしたりすることの少ない学生に対してその病態像を言葉で説明するとき,特にその困難さを痛感する.(1)学生は「精神医学用語は難解でさっぱり意味がわからない」と感じており,(2)「用語が理解できないから精神医学そのものも難解な学問である」という先入観をもつ,(3)その先入観から「精神医学を勉強する気になれない」という構図ができあがり,(4)この悪循環がさらに「精神医学」という学問を遠ざける.しかしそれは「精神医学」にだけいえることではなく,どのような学問であってもテキストを読んだだけでは正しい理解に至るものではない.まずはその分野の基礎学問を学習し,臨床経験を積んで初めて先達の見方・考え方に共感でき,臨床像を共有できるようになり,初めて「なるほど」と納得できるところまで行き着くものである.ただ,「テキストを理解できるところまで読み解くにはそれ相応の臨床経験が必要である.臨床経験がないのだからテキストなんか理解できるはずがない」といったことを大前提においてしまうと,「精神医学」を勉強する前から“触れることのできぬ聖域“におくだけで,結果的には「精神医学」を「理解不能な学問」「身近ではない学問」といった存在にするだけで一向に前には進まない.学習においてこれほどまずいことはない.理学療法士や作業療法士にとって,臨床の場で「身近」であるはずの治療対象者の“精神や心”が,「精神医学」という学問になることで“遠く手の届かぬさっぱりわからぬ難解なもの“になってしまってはならないのである.私は精神医学を専門に診療する医師として,学生たちに期待したい.人と人とで構成されているこの社会のなかで「身近であるはずの“精神や心”」を常に考えることができる医療スタッフに育ってくれることを.
本書は,理学療法士・作業療法士のための国家試験を目標にした「精神医学」の毎日の学習に利用していただけるように編集したものである.「精神医学」を毎日学習していただくことを目標に,難解と思われている「精神医学用語」をできるだけわかりやすく,なるべくシンプルに,誤解を恐れぬ大胆さで「まとめノート」形式で説明した.また国家試験に対応するために必要不可欠な内容まで盛り込むことにしたため,現行の「DSM-IV」や「ICD-10」だけでは不足しており,古典的旧分類にいたるまで混交せざるをえなかった.当然,専門医家からご批判があるものと覚悟はしているが,そのご批判に耐えられるかどうか定かでない.しかし「身近な“精神や心”」を常に考えることができる医療スタッフの育成のためには,この精神医学ノートを発展させより良いノートにする必要がある.先輩諸氏のご批判を素直に受け入れ改善していく所存である.ぜひ忌憚のないご指導,ご鞭撻をお願いしたい.
最後に,この精神医学ノートを,臨床経験の少ない時点での学習に,またその後の臨床経験で反芻・修正されるための基礎入門学習書として利用していただければ,著者としてこれ以上幸せなことはない.またこの場を借りて医歯薬出版株式会社の編集担当者に心よりお礼申し上げる.
2005年10月
富田 正徳
刊行にあたって
このたび「精神医学ノート」を「PT・OT基礎から学ぶノートシリーズ」臨床医学編の3冊目(病理学ノート,内科学ノートに続いて)として刊行することになりました.毎回説明していますが,このノートシリーズは,(1)一人でも学習できる,(2)わかりやすい単純な用語で説明する,(3)書き込み形式(ノート形式)で知識の確認作業ができる,(4)学校で学習した内容の予習・復習ができる,(5)学校の単位試験対策に利用できる,(6)国家試験対策に利用できる,などを目標に作成しています.
このノートを作成するにあたり「精神医学」という学問について学生たちに聞いてみますと,「精神医学=難解」というイメージが強いように感じます.それは(1)学生には臨床経験がない,(2)精神医学用語が難解なため症状・病態像がイメージできない,(3)精神疾患の分類がよくわからない,などが原因と思われます.しかし実際には毎年国家試験で,PT・OT共通分野で約10問,OT専門分野で約20問前後が出題されており,厚生労働省が規定する国家資格取得のための基準において,PT・OTにかかわらず「精神医学」を臨床医学として十分理解するように義務づけられていることがわかります.ですから「精神医学=難解」と簡単に切り捨ててしまうことはできません.そこでこの精神医学ノートでは以下のことに主眼をおいて構成しました.
まず精神障害の分類については,(1)WHOの国際疾病分類第10版(ICD-10)と(2)米国精神医学会分類と診断の手引き第4版(DSM-IV)を基本に引用しました.しかし上述の分類では当てはまりにくい一部の疾患については,(3)米国精神医学会分類と診断の手引き第3版改訂版(DSM-III-R)や(4)古典的旧分類などの古い説明を引用しました.これについては専門医家からご指摘・ご意見があるものと思われますが,より良い分類・説明等がありましたらご助言・ご指導いただきたいと思います.
次に,一部の精神医学用語について新用語を使用しました.(1)統合失調症(旧:精神分裂病),(2)気分(感情)障害(旧:躁うつ病)(しかしこれについてはICD-10分類を用いて,旧来の躁うつ病の考え方ではなく,気分(感情)障害を5つに分類し(躁病エピソード,双極性感情障害,うつ病エピソード,反復性うつ病性障害,持続性感情障害),単純な病名変更だけではなく,疾患の分類の変更も理解できるようにしています),(3)認知症(旧:痴呆症)(「〜性痴呆症」を「〜性認知症」に変更)などです.また難解な精神医学用語についてはサイドメモ欄に解説を入れました.
また精神障害の症状や病態像については,(「心の状態」を表しているため)残念ながら図や絵やイラスト等で表すことができません.そこでできるだけわかりやすい「説明文」を用いて「心の状態」を表現しました(例:離人症=「首から上が自分のもののような感じがしない」,例:多幸=「何ものにも換えがたいすばらしい快感」など).一つ一つの疾患については表形式でまとめました.また表内の語句をできるだけ暗記しやすいように単文(ほとんどの書籍の説明文が長文論述であるため学生さんは読むことをあきらめてしまいます)にしました.ただし単文にした分だけ情報量は少なくなりますので,精神医学ノートで勉強した後にはぜひレベルアップした書籍を読んで知識の補強をしていただきたいと思います.
以上,この「精神医学ノート」を用いた学習方法と構成のポイントを簡単に述べました.できるだけたくさんの学生さんが喜んで使用してくれることを期待して作成していますが,まだまだ不足する点があると思います.著者・編集者一同,皆様のお役に立つ学習ノート作りを目指して今後発展させていくつもりです.ノートを使用しての感想や工夫したほうがよい点などがありましたら,どうぞご遠慮なく編集部までご一報ください.皆様のご意見をお待ちしています.
最後に,精神医学ノートのためにご尽力いただいた医歯薬出版編集部の方々に心より感謝申し上げます.
2005年10月
中島 雅美
松本 貴子
まえがき
刊行にあたって
本書の使い方
第1章 精神医学総論
1 精神医学とは
1 精神医学
2 成因と分類
基礎問題
演習問題
2 思考とその障害
1 思考
2 思路(思考進行)の障害
3 思考体験の障害
4 妄想(思考内容の障害)
基礎問題
演習問題
3 自我意識と自我意識障害
1 自我意識
2 自我意識障害
基礎問題
演習問題
4 知覚と知覚の障害
1 知覚
2 知覚の障害
基礎問題
演習問題
5 感情とその障害
1 感情
2 感情の障害
基礎問題
演習問題
6 意識とその障害
1 正常な意識状態(意識清明)
2 意識の障害
基礎問題
演習問題
7 記憶とその障害
1 記憶
2 記銘減弱(記銘障害)
3 追想障害
基礎問題
演習問題
8 意志・欲動とその障害
1 欲動と意志
2 精神運動興奮
3 精神運動抑止(抑制)
4 昏迷
5 途絶
基礎問題
演習問題
9 性格と性格障害
1 性格
2 性格の分類
基礎問題
演習問題
第2章 統合失調症(精神分裂病)
1 統合失調症とは
1 統合失調症の特徴
2 統合失調症の分類
3 陽性症状と陰性症状
4 経過と予後
5 統合失調症の治療
基礎問題
演習問題
2 統合失調症の思考障害
1 統合失調症の思路障害
2 統合失調症の思考内容の障害(妄想)
基礎問題
演習問題
3 統合失調症の自我障害
1 統合失調症の自我障害
基礎問題
演習問題
4 統合失調症の知覚障害
1 統合失調症の知覚障害
基礎問題
演習問題
5 統合失調症の感情障害
1 統合失調症の感情障害
基礎問題
演習問題
6 統合失調症の意欲障害・行動障害
1 統合失調症の意欲障害・行動障害
基礎問題
演習問題
第3章 気分(感情)障害
1 気分(感情)障害とは
1 気分(感情)障害の概念
2 病型
3 病前性格
4 気分(感情)障害の経過
基礎問題
演習問題
2 うつ病性障害
1 うつ病性障害の症状
2 うつ病性障害の治療
3 うつ病性障害の病型
基礎問題
演習問題
3 躁病性障害
1 躁病性障害の症状
2 躁病性障害の治療
基礎問題
演習問題
第4章 認知症
1 認知症の概念
1 定義と診断
2 認知症の症状
3 認知症との鑑別症状
4 認知症の経過
基礎問題
演習問題
2 認知症の原因
1 認知症の原因分類
2 原因疾患の特徴
基礎問題
演習問題
第5章 中毒症状
1 アルコール関連障害
1 アルコール関連障害の分類(WHO提唱)
2 アルコール関連障害の精神的変化,身体的変化
3 アルコール依存の分類
4 アルコール依存の症候(1977年WHO発表)
5 アルコール依存を基盤とする精神病
6 治療
基礎問題
演習問題
2 薬物依存による精神障害
1 薬物による精神障害の種類
2 薬物による精神障害の症状
基礎問題
演習問題
第6章 てんかん
1 てんかんの定義と概念
1 定義と分類
2 概念
基礎問題
演習問題
2 てんかんの症状
1 てんかん発作の症状
2 てんかん発作の国際分類(ILAE(国際抗てんかん連盟)による(1981))
3 特殊なてんかん
4 てんかんに伴う精神障害
基礎問題
演習問題
3 てんかんの経過・予後・治療
1 経過と予後
2 治療
基礎問題
演習問題
第7章 心因性精神疾患
1 神経症総論
1 神経症の概念
2 神経症の分類
基礎問題
演習問題
2 神経症各論
1 不安神経症
2 恐怖症
3 強迫神経症
4 解離性(転換性)障害
5 抑うつ神経症
6 離人神経症
7 心気症(心気神経症)
8 神経衰弱症
基礎問題
演習問題
3 心身症
1 心身症の定義と概念
2 心身症の分類とその代表的疾患
基礎問題
演習問題
4 その他の心因性精神障害
1 外傷後ストレス障害(PTSD)
基礎問題
演習問題
第8章 少年期・青年期の精神障害
1 少年期の精神障害
1 少年期の精神発達
2 幼少期または青年期に診断される精神障害の分類
3 自閉性障害(小児自閉症)
4 知的発達障害(精神遅滞)
5 行動障害
基礎問題
演習問題
2 青年期の精神障害
1 青年期の特徴
2 青年期の精神障害・問題行動
基礎問題
演習問題
第9章 精神科治療法
1 薬物療法
1 向精神薬の分類
2 向精神薬の副作用
基礎問題
演習問題
2 精神療法
1 個人精神療法
2 集団精神療法
基礎問題
演習問題
3 精神科作業療法
1 精神科作業療法の意義・目的
2 作業療法の手段
3 作業療法の目的と効果
4 精神科作業療法の目標
基礎問題
演習問題
引用文献
索引
刊行にあたって
本書の使い方
第1章 精神医学総論
1 精神医学とは
1 精神医学
2 成因と分類
基礎問題
演習問題
2 思考とその障害
1 思考
2 思路(思考進行)の障害
3 思考体験の障害
4 妄想(思考内容の障害)
基礎問題
演習問題
3 自我意識と自我意識障害
1 自我意識
2 自我意識障害
基礎問題
演習問題
4 知覚と知覚の障害
1 知覚
2 知覚の障害
基礎問題
演習問題
5 感情とその障害
1 感情
2 感情の障害
基礎問題
演習問題
6 意識とその障害
1 正常な意識状態(意識清明)
2 意識の障害
基礎問題
演習問題
7 記憶とその障害
1 記憶
2 記銘減弱(記銘障害)
3 追想障害
基礎問題
演習問題
8 意志・欲動とその障害
1 欲動と意志
2 精神運動興奮
3 精神運動抑止(抑制)
4 昏迷
5 途絶
基礎問題
演習問題
9 性格と性格障害
1 性格
2 性格の分類
基礎問題
演習問題
第2章 統合失調症(精神分裂病)
1 統合失調症とは
1 統合失調症の特徴
2 統合失調症の分類
3 陽性症状と陰性症状
4 経過と予後
5 統合失調症の治療
基礎問題
演習問題
2 統合失調症の思考障害
1 統合失調症の思路障害
2 統合失調症の思考内容の障害(妄想)
基礎問題
演習問題
3 統合失調症の自我障害
1 統合失調症の自我障害
基礎問題
演習問題
4 統合失調症の知覚障害
1 統合失調症の知覚障害
基礎問題
演習問題
5 統合失調症の感情障害
1 統合失調症の感情障害
基礎問題
演習問題
6 統合失調症の意欲障害・行動障害
1 統合失調症の意欲障害・行動障害
基礎問題
演習問題
第3章 気分(感情)障害
1 気分(感情)障害とは
1 気分(感情)障害の概念
2 病型
3 病前性格
4 気分(感情)障害の経過
基礎問題
演習問題
2 うつ病性障害
1 うつ病性障害の症状
2 うつ病性障害の治療
3 うつ病性障害の病型
基礎問題
演習問題
3 躁病性障害
1 躁病性障害の症状
2 躁病性障害の治療
基礎問題
演習問題
第4章 認知症
1 認知症の概念
1 定義と診断
2 認知症の症状
3 認知症との鑑別症状
4 認知症の経過
基礎問題
演習問題
2 認知症の原因
1 認知症の原因分類
2 原因疾患の特徴
基礎問題
演習問題
第5章 中毒症状
1 アルコール関連障害
1 アルコール関連障害の分類(WHO提唱)
2 アルコール関連障害の精神的変化,身体的変化
3 アルコール依存の分類
4 アルコール依存の症候(1977年WHO発表)
5 アルコール依存を基盤とする精神病
6 治療
基礎問題
演習問題
2 薬物依存による精神障害
1 薬物による精神障害の種類
2 薬物による精神障害の症状
基礎問題
演習問題
第6章 てんかん
1 てんかんの定義と概念
1 定義と分類
2 概念
基礎問題
演習問題
2 てんかんの症状
1 てんかん発作の症状
2 てんかん発作の国際分類(ILAE(国際抗てんかん連盟)による(1981))
3 特殊なてんかん
4 てんかんに伴う精神障害
基礎問題
演習問題
3 てんかんの経過・予後・治療
1 経過と予後
2 治療
基礎問題
演習問題
第7章 心因性精神疾患
1 神経症総論
1 神経症の概念
2 神経症の分類
基礎問題
演習問題
2 神経症各論
1 不安神経症
2 恐怖症
3 強迫神経症
4 解離性(転換性)障害
5 抑うつ神経症
6 離人神経症
7 心気症(心気神経症)
8 神経衰弱症
基礎問題
演習問題
3 心身症
1 心身症の定義と概念
2 心身症の分類とその代表的疾患
基礎問題
演習問題
4 その他の心因性精神障害
1 外傷後ストレス障害(PTSD)
基礎問題
演習問題
第8章 少年期・青年期の精神障害
1 少年期の精神障害
1 少年期の精神発達
2 幼少期または青年期に診断される精神障害の分類
3 自閉性障害(小児自閉症)
4 知的発達障害(精神遅滞)
5 行動障害
基礎問題
演習問題
2 青年期の精神障害
1 青年期の特徴
2 青年期の精神障害・問題行動
基礎問題
演習問題
第9章 精神科治療法
1 薬物療法
1 向精神薬の分類
2 向精神薬の副作用
基礎問題
演習問題
2 精神療法
1 個人精神療法
2 集団精神療法
基礎問題
演習問題
3 精神科作業療法
1 精神科作業療法の意義・目的
2 作業療法の手段
3 作業療法の目的と効果
4 精神科作業療法の目標
基礎問題
演習問題
引用文献
索引








