やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第4版の推薦のことば
 ハーバード大学名誉教授で,心臓病学の最前線を切り開き,また核戦争防止国際医師会議を代表してノーベル平和賞を受賞したバーナード・ラウン博士は,1996年『The Lost Art of Healing(失われた癒しの技)』(『治せる医師,治せない医師』『医師はなぜ治せないのか』小泉直子訳)という名著を著しているが,その中で次のように述べている.
 「以前は不治の病だったものも,今日では多くが治療できるようになった.人々はかってないほど健康で長寿だ.それでも医師に対する患者の不満がこれほど高まっている時代もない.病気の治療も進歩し,長生きできるようになってきたにもかかわらず,アメリカ人は医師に対してますます猜疑心,不信感,敵対心をいだくようになった.医師たちは不安になり,驚き,憤慨し,怒り,だれもが医療の危機を認識している」
 約10年前に書かれたものであるが,この状態は現在の日本にそのままあてはまる.日本は平均寿命,平均健康寿命ともに世界一である.また,誰でも,どこでも,いつでも一定の水準以上の医療が受けられる.にもかかわらず,医療に対する患者の不満,不信は毎日の報道にみられるとおりである.
 ラウン博士はさらに「現代では,医療と科学が近づき,医療も科学も同じものだという幻想が持たれるようになった.医師は病床での接し方を軽視するようになり,問診を丁寧にすることを怠り,患者と人間的に接する努力をしなくなった.癒し(healing)と治療(curing)は,補いあうものではなく,対立するものであるかのように考えられ,癒しから治療に重点が移った」と述べている.
 近年の科学技術の進歩は瞠目すべきものがあり,また,それをいち早く医学・医療に取り入れている.その結果,多くの医師は意識するしないにかかわらず医療も科学だという錯覚をもつようになった.医師は患者を診ないでコンピューターの画面のみを見,問診を丁寧にすることを怠り,患者と人間的に接する努力をしなくなったように思う.つまり,オスラー博士が“Listen to the patient,he is telling you the diagnosis”と教え,高木兼寛先生が「病気を診ずして,病人を診よ」と諭したものをなおざりにする傾向があるように思われてならない.
 ひるがえってこの『臨床医マニュアル第4版』はどこまでも癒し(healing)に重点が置かれている.科学に限りなく近づいた現代の医療とは違った癒しの技に重きが置かれ,また大変現実的に記載されている.例えば第3章の「高齢者・要介護者のケア」など,筆者が繙いたいかなる医学書よりも詳しく実際的である.
 本書の特徴の一つはケアの部分にかなりのページが割かれていることである.それは従来ならば看護の領域とみなされるところにまで及んでいる.今日の医療はその多くがチーム医療である.医師,看護師,薬剤師,その他コメディカルとの協力の下に医療は成立している.本書を用いて診療を行えば,医師の役割,看護師の役割が理解でき望ましいチーム医療を行うために何を為すべきかが自ずから分かってくると思う.
 本書の使用にあたって心掛けておくべきことを述べておきたい.本書は書名に示すようにどこまでも「マニュアル」である.日常の診療にあたってはこれで事足りるかも知れないが,後に必ず『Harrison's Principles of Internal Medicine』や『Cecile Textbook of Medicine』で確かめ,知識を正確にし,より深い理解を得るよう努めていただきたい.
 本書の編集者,執筆者は一人も「象牙の塔」にこもった医師はいない.すべて第一線の病院で日夜診療に従事している医師たちである.それが本書の強みであろう.しかし一方,病理・病態・要因・疫学などについての記載に乏しい傾向がなきにしもあらずである.そこまで望むのは望みすぎであるかもしれない.しかし,臨床医は常に批判的な思考(critical thinking)ができなければならない.本書の著者たちならば,そこまで望んでも将来かなえてくれるかもしれないと期待を抱いている.
 とまれ本書が一人でも多くの医師,特に研修医やその指導医たちによって活用されることを願って止まない.
 2008年2月
 奈良県立医科大学学長,京都大学名誉教授
 吉田 修

第4版の序
 2004年から臨床研修必須の時代となり,新臨床研修制度も4年がたとうとしています.マッチングの結果を見るまでもなく,大学病院中心だった卒後研修がプライマリケア重視の臨床研修指定病院中心の研修に変わりました.一方で,特に地方の病院でのマンパワー不足が露呈し,医療供給体制の「崩壊」から「医療崩壊」(国民・患者と医療関係者の間の信頼関係の崩壊が著明)に向かう傾向が濃厚な情勢にあります.この「医療崩壊」(特に産科・小児科・麻酔科などの科に集中的に表現される)の原因を,新臨床研修制度発足による医局講座制の「医師供給体制の崩壊」に帰する議論があります.
 はたして,臨床研修必修化が医療供給体制の崩壊を招いたのでしょうか(旧来型のストレートに専門医に向かう大学での卒後研修のままであったほうがよかったのでしょうか).この問いに答えることが『臨床医マニュアル』の任務ではありませんが,本書の構成・内容がこのような困難な医療情勢にあって,いかなる医師教育が必要であるかという問いに対する回答になっていると自負しています.
 専門分化した現代医療の中にあって,患者を「病をもつ人間」として捉えることは,より一層重要になってきているといえます.さらに社会的存在である病人の全体像を捉える姿勢が臨床医にますます求められてくるでしょう.この,自然科学的観点にとどまらず「生物・心理・社会モデル」で患者を捉えていく視点は,大学病院や大病院で行われていた研修では欠けていた部分,いや,教えられる教官がいなかった部分ではないでしょうか.第1章から第5章にまとめた,新臨床研修制度で「行動目標」にあたるこれらの部分は,いかなる臨床医を育てるべきかというわれわれの実践的回答と考えています.
 第4版の特徴は,以下のようなものです.
 (1)各項目のトップにClinical chartを新設し,このチャートを読むだけでその項目のエッセンスがわかるように編集しました.また,臨床医の視点から診断のコツを記載する努力をしています.
 (2)第1章から第5章までの臨床研修の「行動目標」にあたる部分では,各章の項目を調整し,第4章では「院内感染対策」の中から「職業感染予防」を独立させました.第5章では「喫煙・禁煙」「アルコール依存症」それに「ドメスティック・バイオレンス」の項目を新設または移動させています.「アルコール依存症」は精神・神経科領域の章から第5章に移動した項目ですが,長年この分野の臨床で活躍していた医師により内容を一新しています.
 (3)EBM(根拠に基づく医療)を重視する路線は第4版でも踏襲しています.第6章以降,臨床研修の「経験目標」にあたる,従来の医学書における症候・疾患編では,国内外の診療ガイドラインを参考にするだけでなく,批判的な吟味に努めています.海外でのエビデンスが,わが国の患者相手には当てはまらないことがしばしばあることは,第一線臨床医には周知のことでしょう.
 (4)全項目を見直し,大幅に新しい項目を追加しました.そのため約300ページ増となりました.
 (5)薬剤師の協力を得て,全薬剤の量・配合禁忌などについて引き続きダブルチェックをしています.
 第一線の臨床医が中心となり,編集・執筆していることが『臨床医マニュアル』の最大の特徴であり強みです.しかしそのことは,多忙な日常の合間を縫っての執筆・編集作業であることを意味します.複数の編集委員で繰り返し原稿に手を入れてきましたが,いまだ不十分な点を残していることを危惧しています.願わくば今後も改訂を続け,より多くの第一線で活躍の臨床医に使っていただけるマニュアルに育てていきたいと考えています.率直なご意見・ご批判をお寄せいただければ幸いです.また,本書の母体となった,to do listである『当直医マニュアル』『外来医マニュアル』(いずれも医歯薬出版)ともどもご愛用いただければ幸甚です.
 最後に,ともすれば挫けそうになったわれわれを励まし続けてくださった医歯薬出版に深謝します.
 2008年2月
 編集委員一同
 第4版の推薦のことば(吉田 修)
 第4版の序
 第1版の序
 本マニュアル使用の前に
 グリーンページ(スペード)の目次
  NEW……新規項目
第1章 臨床医に求められるもの
 1.臨床医に求められるもの
 2.生物・心理・社会モデルに基づく国際生活機能分類
 3.健康と心理・社会的因子
 4.患者とのコミュニケーション
 5.根拠に基づいた医療
 6.診断基準とガイドライン
 7.マネジメントの基礎知識
 8.クリニカルパス
 9.臨床治験(新GCP)
第2章 患者を支えるために
 1.患者の悲しみや苦悩を理解するために
 2.インフォームドコンセント
 3.緩和ケア
 4.緩和ケアの症状コントロール
 5.患者会・障害者団体・家族会など
第3章 高齢者・要介護者のケア
 1.虚弱高齢者のケア
 2.廃用症候群
 3.誤嚥と嚥下障害(NEW)
 4.高齢者の栄養管理(NEW)
 5.要介護者の排泄管理(NEW)
 6.要介護者の療養場所と社会資源
 7.在宅・往診
 8.介護保険制度
第4章 安全な医療のために
 1.メディカルリスクマネジメント(医療事故防止のために)
 2.院内感染対策
 3.職業的感染予防のために(NEW)
第5章 社会・環境問題への対応
 1.アスベスト(石綿)関連疾患(NEW)
 2.塵肺
 3.喫煙・禁煙(NEW)
 4.アルコール依存症(NEW)
 5.ドメスティック・バイオレンス(NEW)
 6.化学物質過敏症(シックハウス症候群など)
 7.ホームレス患者への対応
第6章 救急医療
 1.救急救命処置の診断と流れ
 2.心肺蘇生法
 3.ショック
 4.多発外傷(NEW)
 5.急性中毒(NEW)
 6.横紋筋融解症・挫滅症候群(クラッシュ症候群)(NEW)
 7.熱中症
 8.偶発性低体温症
 9.軽症患者への対応
 10.急性上気道狭窄(NEW)
第7章 感染症
 1.発熱・不明熱
 2.敗血症
 3.インフルエンザ
 4.細菌学的検査(塗抹検査,培養検査)
 5.発熱性好中球減少症(NEW)
 6.深在性真菌症(NEW)
 7.ニューモシスチス肺炎(NEW)
 8.サイトメガロウイルス感染症(NEW)
 9.カテーテル関連血流感染症(NEW)
 10.AIDS(HIV感染症)
 11.STD/STI(性行為感染症)
 12.届け出が必要な感染症・輸入感染症
 13.SARSの初期対応
第8章 呼吸器疾患
 1.呼吸不全
 2.急性肺傷害・急性呼吸促迫症候群(NEW)
 3.人工呼吸器管理
 4.在宅酸素療法(NEW)
 5.喀血・血痰(NEW)
 6.気管支炎・肺炎
 7.肺抗酸菌感染症(肺結核・非結核性抗酸菌症)
 8.過換気症候群
 9.睡眠時無呼吸症候群
 10.慢性持続性咳嗽(咳喘息・アトピー咳嗽)
 11.気管支喘息
 12.慢性閉塞性肺疾患
 13.びまん性汎細気管支炎
 14.気管支拡張症
 15.好酸球性肺炎(NEW)
 16.過敏性肺臓炎(NEW)
 17.特発性間質性肺炎
 18.薬剤性肺障害(NEW)
 19.気胸
 20.胸水・胸膜炎
 21.縦隔・肺門病変(NEW)
 22.肺癌
第9章 循環器疾患
 1.高血圧
 2.心不全
 3.不整脈
 4.失神(NEW)
 5.狭心症
 6.不安定狭心症
 7.急性心筋梗塞
 8.心タンポナーデ
 9.弁膜症
 10.心筋炎
 11.心膜炎
 12.感染症心内膜炎
 13.肥大型心筋症
 14.拡張型心筋症
 15.特定心筋症
 16.真性大動脈瘤
 17.急性大動脈解離
 18.肺血栓塞栓症
 19.閉塞性動脈硬化症
 20.動脈硬化症
 21.下肢静脈瘤
 22.深部静脈血栓症
 23.表在性血栓性静脈炎
 24.リンパ浮腫
第10章 消化器疾患
 1.腹痛
 2.急性腹症
 3.腸閉塞(イレウス)
 4.嘔気・嘔吐
 5.下痢
 6.便秘
 7.吐血・下血
 8.胃食道逆流症
 9.食道・胃静脈瘤
 10.食道癌
 11.消化性潰瘍
 12.Helicobacter pylori感染症
 13.胃癌
 14.胃切除後症候群
 15.機能性ディスペプシア(NEW)
 16.急性虫垂炎(NEW)
 17.ヘルニア(NEW)
 18.過敏性腸症候群
 19.炎症性腸疾患
 20.大腸ポリープ
 21.大腸癌
 22.人工肛門患者のマネジメント
 23.痔
 24.肝障害
 25.急性肝炎
 26.急性肝不全(劇症肝炎を含む)
 27.C型慢性肝炎(NEW)
 28.B型慢性肝炎(NEW)
 29.薬物性肝障害
 30.アルコール性肝障害
 31.NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患/NASH+NAFL)(NEW)
 32.自己免疫性肝疾患
 33.肝硬変
 34.原発性肝癌(肝細胞癌,肝内胆管癌)(NEW)
 35.肝膿瘍(NEW)
 36.胆石症
 37.胆嚢ポリープ(胆嚢隆起性病変)
 38.胆嚢癌
 39.胆管癌,乳頭部癌
 40.急性膵炎
 41.慢性膵炎
 42.膵癌
第11章 腎疾患・電解質異常
 1.尿検査異常(血尿……蛋白尿)と腎機能の評価
 2.乏尿,無尿
 3.急性腎不全
 4.原発性糸球体疾患
 5.ネフローゼ症候群
 6.二次性腎疾患(NEW)
 7.慢性腎不全
 8.血液浄化療法
 9.酸塩基平衡異常
 10.ナトリウム代謝異常
 11.カリウム代謝異常
 12.カルシウム代謝異常
 13.リン代謝異常(NEW)
第12章 代謝・内分泌疾患
 1.糖尿病
 2.糖尿病性神経障害
 3.糖尿病網膜症
 4.糖尿病性腎症
 5.糖尿病性壊疽
 6.糖尿病性昏睡
 7.低血糖
 8.肥満症
 9.高脂血症
 10.高尿酸血症・痛風
 11.メタボリックシンドローム(NEW)
 12.甲状腺機能亢進症
 13.甲状腺機能低下症
 14.甲状腺腫
 15.急性副腎不全症
 16.下垂体疾患
第13章 神経疾患・脳血管障害
 1.意識障害
 2.失神
 3.頭痛
 4.痙攣
 5.感覚障害
 6.頭部外傷
 7.髄膜炎
 8.神経・筋疾患
 9.Parkinson病・パーキンソニズム
 10.脳血管障害
第14章 血液疾患
 1.血液病学総論
 2.鉄欠乏性貧血
 3.溶血性貧血
 4.発作性夜間血色素尿症(NEW)
 5.巨赤芽球性貧血
 6.二次性貧血
 7.赤芽球癆(NEW)
 8.再生不良性貧血
 9.急性白血病
 10.骨髄異形成症候群
 11.慢性骨髄性白血病
 12.慢性リンパ性白血病
 13.悪性リンパ腫
 14.多発性骨髄腫
 15.特発性血小板減少性紫斑病
 16.血栓性血小板減少性紫斑病
 17.抗リン脂質抗体症候群(NEW)
 18.血球貪食症候群(NEW)
 19.サイトカインの使用法(NEW)
 20.播種性血管内血液凝固症候群
 21.骨髄バンク認定施設とホームページ一覧
第15章 膠原病
 1.膠原病
 2.関節リウマチ
 3.全身性エリテマトーデス
 4.全身性硬化症/強皮症
 5.混合性結合組織病
 6.多発性筋炎/皮膚筋炎
 7.Sjo¨gren症候群
 8.結節性動脈周囲炎・結節性多発動脈炎,壊死性血管炎
 9.MPO-ANCA関連血管炎症候群,顕微鏡的多発血管炎,顕微鏡的PN
 10.Behcet病
 11.リウマチ性多発筋痛症(NEW)
第16章 精神・心療内科疾患
 1.睡眠障害
 2.せん妄
 3.認知症
 4.うつ状態・うつ病
 5.アルコール依存・離脱症状
 6.自殺企図
 7.心身症
 8.パニック障害
 9.身体表現性障害
 10.統合失調症
 11.症状・器質精神病(薬剤反応性を含む)
第17章 整形外科・形成外科疾患
 1.皮膚・軟部組織損傷,異物(NEW)
 2.皮膚・軟部組織感染症(NEW)
 3.骨折・脱臼(NEW)
 4.大腿骨頸部・転子部骨折
 5.頸肩腕痛
 6.腰痛
 7.下肢痛(NEW)
 8.骨粗鬆症
第18章 小児疾患
 1.小児診療の心得
 2.発熱
 3.熱性痙攣
 4.てんかん
 5.嘔吐
 6.腹痛
 7.腸重積症
 8.脱水
 9.下痢
 10.異物誤飲
 11.咳と喘鳴
 12.かぜ症候群
 13.扁桃炎
 14.クループ症候群(仮性クループ)
 15.百日咳
 16.急性細気管支炎
 17.肺炎
 18.よくみられる感染症
 19.麻疹
 20.風疹
 21.水痘
 22.流行性耳下腺炎
 23.伝染性紅斑
 24.アデノウイルス感染症(NEW)
 25.突発性発疹(NEW)
 26.手足口病
 27.伝染性単核症
 28.溶連菌感染症
 29.髄膜炎
 30.気管支喘息
 31.アトピー性皮膚炎
 32.小児の心疾患
 33.川崎病
 34.学校検尿異常所見者の扱い
 35.尿路感染症
 36.急性腎炎症候群
 37.ネフローゼ症候群
 38.特発性血小板減少性紫斑病
 39.起立性調節障害
 40.蟯虫症
 41.予防接種
 42.児童虐待
 43.小児の心身症
第19章 女性疾患
 1.女性科診療の心得
 2.女性科領域の急性腹症
 3.不正出血
 4.無月経(原発性・続発性)
 5.更年期障害
 6.性器の感染症:帯下・陰部掻痒感
 7.月経困難症と子宮内膜症
 8.子宮筋腫
 9.子宮頸癌と子宮体癌
 10.卵巣腫瘍と卵巣癌
 11.性器脱(子宮脱・膀胱脱・直腸瘤)(NEW)
 12.尿失禁(腹圧性・切迫性・溢流性・混合性)(NEW)
 13.受胎調節と避妊指導
 14.妊娠中の患者への生活指導
 15.流産・早産(切迫症状を含む)
 16.妊娠高血圧症候群
 17.乳腺炎
 18.乳癌
第20章 泌尿器疾患
 1.排尿障害
 2.尿閉
 3.神経因性膀胱
 4.勃起障害
 5.前立腺肥大症
 6.急性前立腺炎
 7.尿路疾患
 8.尿路結石
 9.尿路感染
 10.精巣(睾丸)捻転症,急性精巣上体炎(副睾丸炎)
 11.泌尿器系(膀胱,前立腺,腎,精巣)の癌
第21章 眼疾患
 1.眼の見方
 2.眼科救急
 3.全身疾患と眼
 4.糖尿病網膜症(NEW)
 5.前眼部疾患
 6.白内障
 7.緑内障
 8.網膜・ぶどう膜疾患
 9.屈折・調節異常
 10.その他の眼疾患
第22章 耳鼻咽喉疾患
 1.鼻出血
 2.耳痛
 3.めまい
 4.急性の難聴
 5.異物症
 6.鼻アレルギー
 7.急性副鼻腔炎
 8.慢性副鼻腔炎
 9.アデノイド
 10.顔面神経麻痺
 11.Bell麻痺
 12.急性喉頭蓋炎(NEW)
第23章 皮膚疾患
 1.皮膚科診療の心得と基礎知識
 2.湿疹・皮膚炎群
 3.急性発疹症
 4.皮膚掻痒症
 5.蕁麻疹
 6.脱毛症
 7.爪疾患
 8.帯状疱疹
 9.白癬
 10.皮膚カンジダ症
 11.皮膚悪性腫瘍
 12.熱傷
 13.凍瘡(しもやけ)
 14.褥瘡管理
第24章 薬物使用法
 1.輸液剤の選択と投与法
 2.高カロリー輸液の実際
 3.カテコラミンの使用法
 4.抗菌薬
 5.輸血と輸血製剤
 6.抗凝固療法(ワルファリン)
 7.ステロイドの使い方
 8.ステロイド外用薬の使い方
 9.小児の薬用量
 10.妊娠中の薬
 11.授乳中の薬
 12.薬物血中濃度
 13.副作用・薬剤相互作用
 14.薬疹
 15.配合禁忌
第25章 検査
 1.心エコー
 2.腹部エコー
 3.冠動脈造影読影のポイント
第26章 資料
 1.診断基準とガイドライン一覧
 2.肺区域
 3.肝区域
 4.関節可動域抜粋

 事項索引(和文)
 事項索引(欧文)
 薬剤索引