内容紹介
BMIとは“脳と機械の間で直接信号をやりとりしてヒトの神経機能を代行,補完する技術”である.BMIは基礎および臨床神経科学,リハビリテーションならびに各種の情報科学や工学を含む広大な世界に展開しており,本特集ではそのエッセンスを紹介している.
目次
1.Brain-machine interface(BMI)概観
各論
2.BMIの神経生理学
3.脳の信号を解読する技術:脳情報デコーディング
4.頭皮脳波を用いた非侵襲BMI
5.NIRS-EEGを用いた非侵襲BMI
6.BMIニューロリハビリテーション―片麻痺上肢に対するあらたな治療戦略
7.皮質脳波を用いた低侵襲BMI
8.オンデマンド型脳深部刺激(DBS)装置の開発
9.中枢聴覚路刺激による聴力再建
10.視覚BMI
11.認知型ブレイン・マシン・インターフェイス
12.脊髄神経回路への人工神経接続による随意運動機能の再建
13.BMIによるインターネット制御
14.ブレイン-マシン・インターフェイス(BMI)による環境制御
15.ロボティクスによる上肢運動機能再建のためのBMI
16.BMIについての倫理的・社会的問題の概要―脳神経倫理学における議論から
17.デコーディッドニューロフィードバック法などのBMIの今後の展望
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吉峰俊樹 企画