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アナフィラキシー編

 即時型アレルギーのアナフィラキシーは頻脈,低血圧,呼吸困難などを起こす危険なアレルギーで早期の処置が必須です.RAST などの IgE アレルギー検査も重要です.今月はアナフィラキシー編です.

アナフィラキシー対策フォーラム
 http://www.anaphylaxis.jp/
 ハチ毒,食物,薬物など,アナフィラキシーに関する知識のターミナルサイト.“アナフィラキシーとは”に始まり,相談を受け付けてくれる医療機関リスト,関連リンクなど盛りだくさんです.「アナフィラキシー危険度」を推定するためのアナフィラキシー自己チェックは,一度確認しておきたいですね.

EPIPEN.jp
 http://www.epipen.jp/
 ハチ毒,食物,薬物などによるアナフィラキシーの既往のある人やアナフィラキシーを発現する危険性の高い人が,アナフィラキシー発現時に使用する補助治療剤であるエピペンのサイト.使用上の注意や Q and A などがあります.

都市のスズメバチ
 http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/
 日本で年間数十人が死亡するハチ毒によるアナフィラキシー.このサイトでは,ハチの生態を詳しく解説しています.とくに“ハチに刺されないために”“刺されたときの対処法”のコーナーは,ぜひ一読しておきたいですね.

日本小児アレルギー学会
 http://www.iscb.net/JSPACI/
 食物アレルギーのメカニズムや新しいタイプの食物アレルギーなどをわかりやすく解説している“食物アレルギーによるアナフィラキシー学校対策マニュアル”をダウンロードすることができます.

The Food Allergy & Anaphylaxis Network
 http://www.foodallergy.org/
 アメリカの食物アレルギー・アナフィラキシーネットワークのサイト.アナフィラキシーの機序をわかりやすいアニメーションでみることができます.

 10 月はハイキングに最適のシーズンですが,スズメバチは営巣活動の真っ最中.刺激をしないよう注意しましょう.

(大阪医大病院 中央検査部 井口 健)
http://www3.famille.ne.jp/~kenmie/kensa.html
kns006@poh.osaka-med.ac.jp

(Medical Technology2005年10月号掲載:2005年10月1日)

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