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難病編

 原因が不明で治療方法が確立されていない疾患を総称して難病(特定疾患)といいますが,平成15年10月現在,121の難治性疾患が難病として指定されています.難病の診断,認定には臨床検査が欠かせません.今月は難病編です.

難病情報センター
 http://www.nanbyou.or.jp/
 厚生労働省健康局疾病対策課と財団法人難病医学研究財団が協力して運営を行っているサイトです.難病に関する情報は豊富で,とくに充実しているのは各疾患の診断基準がある診断治療指針です.その他,特定疾患リストとその解説,患者団体の概要,患者団体の一覧,都道府県別の患者団体に関する情報,研究班名簿,研究班報告などがあります.

難病情報データベース
 http://www.nanbyo.or.jp/
 財団法人大阪難病研究財団が運営を行っている難病情報データベースサイト.特定疾患一覧表がわかりやすくおすすめです.

神経筋難病情報サービス
 http://www.saigata-nh.go.jp/nanbyo/
 筋萎縮性側索硬化症,進行性筋ジストロフィーなどの神経難病は,その多くは進行性であり,有効な治療法も少なく,徐々にいろいろな身体機能の障害をきたします.このサイトでは,各種神経筋難病について診断法や治療法などをわかりやすく解説しています.

リウマチ情報センター
 http://www.rheuma-net.or.jp/
 関節リウマチをはじめ,各種リウマチ性疾患について詳しい説明があります.

 普段あまりきいたことのないような疾患を含め,このように多くの難病があるのですね.医療が進歩してもまだまだ原因や治療法が解明されていない病気がたくさんあります.これらの疾患についても臨床検査技師としてしっかり勉強しましょう.

(大阪医大病院 中央検査部 井口 健) http://www3.famille.ne.jp/~kenmie/kensa.html
kns006@poh.osaka-med.ac.jp

(Medical Technology2004年3月号掲載:2004年2月24日)

最新号

寄生虫編(2004年2月号)

セカンドオピニオン編(2004年1月号)

医療用ワークウェア編(2003年12月号)

温泉旅行編(2003年11月号)

グローバルスタンダード編(2003年10月号)

防災対策編(2003年9月号)

Young Medical Technologists編(2003年8月号)

論文作成編(2003年7月号)

SARS編(2003年6月号)

食中毒編(2003年5月号)

インターネット常時接続編(2003年4月号)

情報処理資格取得編(2003年3月号)

クリティカルパス編(2003年2月号)

インフルエンザ対策編(2003年1月号)